こんにちは。やっとアーセナルの時間が来た。最近アーセナルライフは暇だったなあ。
ところでここ数日のアーセナル界隈は、アルテタのバルサ行きの噂でもちきりでしたね。
バルサではXaviが辞めることがわかって、そのニュースがKloppの直後だったから、なんだかこの世界全体がざわざわした感じになっていたが、そのドサクサでアルテタがつぎのバルサのマネジャーになるというニュースだったので、XaviやらXabiやらNagelsmannやらミケルやらマンUやらバイエルンやら誰がどこへ行くとかなんとかで、なにがなんだかぐちゃぐちゃしていた。
もっとも、あれだけ騒がれながら、アーセナルのファンでアルテタが夏にバルセロナに行くなんて信じたひとはほとんどいなかっただろう。むしろ新契約について噂されていたほどなんだから。彼の日々のコメントを読んでいるファンならそんな噂を信じる根拠がまるでない。今回の試合前会見はその騒動についても、ちゃんと答え合わせがある。
今日の試合、PLノッティンガム・フォレスト(A)をプレビューしてゆこう。
アルテタの試合前コメント「(バルサ行きの噂)まったくのフェイクニュース」
昨日のアルテタの試合前プレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。
(ケガ人の情報……)
アルテタ:遅れらせて決めるものがいくつかある。トーマスはそこに含まれないが、最後の試合でいくらか問題があった選手が何人かいる。彼らはまだ不確かだ。
(パーティはスクワッドに含まれる?……)
トーマスはスクワッドには入らない。ノーだ。全員にいてほしいし、彼もチームにとりトッププレイヤーであり、とても重要な選手だが、現時点ではまだフィットしていない。
(ライスも決断が遅れるひとり?……)
彼もそのひとりだ。いくらかワークはしてきたが、回避したワークもある。できれば彼には問題なしでいてもらいたい。
(ガブリエルは?……)
彼もまたそのうちのひとりになる。
(パーティは週末のリヴァプールには間に合う?……)
どうだろう。今後どうなるかだ。早すぎるのか、それで大丈夫なのか。
(あなたは夏に去るので?……)
わたしのこと? ノー。あれは完全にフェイクニュース。昨日読んだものだろうが、わたしもあれがどこから出たのかわからない。まったく事実でないし、とても困惑している。
(あのリポートについて……)
信じられなかったよ。出処もわからないし、根拠もない。なんの意味もないし、個人のことを話すときや昨日のをああいうふうに発表するのは、とても注意深くいなければならないと思うよ。
(アーセナルでやり残したことがある……)
わたしは正しい場所にいる。正しいひとたちといっしょにいる。わたしはそれにとても満足しているし、何度も云うように、わたしはこのクラブとの旅に夢中なのだ。選手たち、スタッフ、クラブのみんなと。わたしは、彼らにまだおおいに賭けている。
(あなたとバルセロナのかつての関係……)
それは、わたしたちがコントロールできないものだろう。それもフットボールの一部。わたしがやっていることについて、誰かがなにかを云うのとはかなり違うものだ。かなり違う。その他のことは、フットボールとこの業界の一部。それだけ。
(あなたの契約について……)
わたしには、ボード、エドゥ、チーム、オーナーシップと強い関係がある。だから、ことは自然に起きるだろうし、もうわれわれはずっとそうしてきた。とてもうまく。時期が正しければ、そうした議論もするし、わたしもそれについてはベストなやりかたを考える。
(3連敗後のクリスタル・パレス戦のパフォーマンス……)
チームがパフォームしたのに試合に敗ければ、わたしもそれがそんなふうに続かないことを願っていた。だが、それもフットボールであり、今後も起きうることだ。
しかし、わたしには勝つことにとても自信があった。なぜなら、チームを観ていたし、そのプレイ、パフォーミングは観られたから。だから自分たちにふさわしい結果が得られなかったことに困惑したし立腹した。同時に、ブレイクのあと、それを正して元に戻ろうというモチヴェイションにもなった。
(ノッティンガム・フォレストにはAFCONで不在の選手がいる……)
わたしは、自分たちにできるチームの準備のことを観ている。それがあのわたしもよく知るマネジャーが率いるチームに対して、われわれがやろうとしていることだ。
極めて競争力ある試合になるだろうし、この2シーズンでは、われわれもあそこでかなり悪い経験をしてきた。だから、彼らを倒すために、こちらもとてもよくいなければならない。
(マルティネリはパレスでの2ゴールで自信を回復している……)
そのとおり。ゴールをシェアすることは、われわれにとり非常に重要なことだが、選手個人にとっては自信のことがあるし、そこから不安を取り除くことも重要。実際に、美しいふたつのゴールを決めたことは、彼にはとてもポジティヴであるはずだ。
(Jurgen KloppがPLに残した遺産……)
彼はこのリーグをよりよいものにしたと思う。まずなによりも人として、キャラクター、カリスマ、アイディアと情熱をこのゲイムに伝えるやりかた、それは特別なものだ。彼は、このリーグの成長に多大な貢献をし、わたしも彼のやりかたは大好きだった。
彼の感情や人間的側面、それが理由を説明している。それとチャレンジ。すべてがわれわれの仕事と関係している。それは的を射ていたと思う。
このリーグで彼があのクラブにやったようなことは、リスペクトしなければならないし、感謝を云うべきものだ。なぜなら、彼はこのリーグをよくしたと思うし、どのマネジャーをもよくした。このリーグはもっと美しくなり、インテンスになった。
(以前とくらべてもPLのマネジャーとして成功するのは難しくなっている? ファーガソンやヴェンゲルのように……)
その質問にはこたえられない。わたしはアーセンともよく話したが、彼もみんなと同じように自分の仕事を引き受けた。
わたしたちは、かなりの時間と自分たちの人生をそれにかけていて、ときどき、もうこれ以上はできないと感じる。選手にもそれは起きうるし、どんな仕事をしていてもそうで、そしてマネジャーとしては、そのエナジーと自分の時間には慎重にならねばならない。それにどれだけのものをかけるか。なぜなら、ものすごく消耗するからだよ。
わたしはそれが大好きなのは、わたしも若いし、エナジーもまだかなりあるから。でも、何年もたったあとのことは理解できる。ユルゲンは24年間もいろいろな国でいろいろな仕事をしてきた。だから、それは自然に起きることなんだ。
(あなたはどうやって同じレヴェルの情熱とコミットメントを維持していく?……)
自分がやっていることが大好きだからそれができるのだと思う。わたしはここでの1分1秒を愛しているし、毎朝起きるときもすごく楽しみがある。コルニーまで運転して、みんなと会って、彼らとともに過ごす。そして、翌日はもっとよくなるよう準備をしていく。
それが原動力になるんだ。リスペクトされてる、愛されてると思えば。クラブとして、チームとしてほしい、はっきりした方向性と野心があれば。そして、それがまさにわれわれのいまなんだ。
(昨日のあなたの将来に関するリポートになぜ怒ったので? ファンのため?……)
まあ、ひとつはそれ以外のことの結果として。まず第一に、わたしは自分が自分の私的なことについて公の場で語るときは、とても慎重になる。だから、わたしが述べてもいないし、あるいはやってもいないことについて誰かが書けば、それは腹が立つ。
わたしもこの業界にいて理解しているが、もうひとつは、ニュースとしてあんなことを聞かされるのは誰にとっても不当だから。
わたしはいつもとても率直だ。わたしは、あれとはまったく反対のことを云うよ。わたしがいかにハッピーで、感謝していて、いまここでどれだけ楽しんでいるか。それが、わたしが怒っている理由。
(残りシーズン、どうやって全力で走りつづける?……)
われわれは前半の6ヶ月それをやってきた。われわれはいろいろなところにいたし、2位、3位、4位にもいた。クリスマスかクリスマス期間の前までは、1位にもいた。そして、どうやって追いつくか。
それをやるベストなやりかたは、これまでやってきたようにプレイをつづけること。結果を得て、勢いを得て、ワークを通して勝っていく。
現時点では、自分たち次第ではないが、まだたくさんの試合が残っている。
(このクラブでの仕事について……)
ここではたくさんやることがある。みんなで野心をシェアしていて、われわれがもっと望んでいることは観てわかるだろう。われわれは、満足していないし、クラブもさらにプッシュして、いまやっているすべてにおいてさらなるレヴェルを求めている。
それが自分たちのいる場所だ。みんながそれを達成しようとしている。当然わたしもその一員だ。
(あなたの契約の話は?……)
ノーだ。していない。しかし、それが必要ならいずれそうなるだろう。その必要があれば。以上。
(これまでにクラブをどこまで連れてきたと感じている?……)
わたしがいつも感じているのは、これがわれわれのチームであり、わたしのチームだということ。なぜなら、クラブのコーチやマネジャーになると決断したら、その選手たちを自分たちのものにしなければならないから。スタッフとしても同じ。
ほかのマネジャーと契約した選手たちも、なんとか彼らを最大限自分たちの選手にしなければならない。
われわれには、2年のとても困難なCovid状況があり、その後はわたしの仕事も、困難のなかにあってもよりノーマルなものになっていった。わたしは、それは大いに楽しんでいるし、自分たちも正しい道に乗っていると感じている。だが、繰り返すように、われわれはこのクラブとチームのあるべき場所からは、まだほど遠い。
(Covid期間が大きな影響を及ぼしている……)
わからない。難しい時期もなんとかやりくりしてきたし、Covidでのチャレンジもあったが、わたしはそれはとてもパワフルにやったと思う。
わたしの信念は、感情的により力強い結びつきをつくれたことで、クラブを前進させるために正しいひとたちだったということ。それは理由があって起きたことであり、われわれはそれを正しく利用したのだ。
(Kloppが去ることはリーグを支配する大きな機会になる?……)
わからない。わたしは、自分たちのやるべきことをやらなばならないと思う。それはまだたくさんあるから。
他人がやることはわからないし、新しいマネジャーがすぐに大きなインパクトを出すことだってある。それは、このリーグでもかつて起きたことでもあるし、あなたの云うように過渡期になることもある。
それはわれわれにコントロールできないのだから、自分たちができることに集中するとしよう。
(あなたはPL以外でマネジャーをやる自分を想像したことはある?……)
いまはノー! だがわからない。わたしはこの国のふたつの偉大なクラブでプレイし、いろいろなことで動き回った。わたしは、まだかなり若いし、今後なにが起きるかはわからない。
会見の後半は以下。
(アーセナルの成功世代?)それはメインの理由のひとつ。環境を変えるための奉仕。われわれは、もっと大きくなれる。
(クラブのカルチャー)それが、現在の姿。われわれはすべての面倒をみねばならない。規律だっていて、周囲にはよいひとたちが必要。
(マネジャー生活)毎日チャレンジ。毎日ローラーコースター。ひとを触発し、やる気をださせ、コントロールできないことにも対処する必要がある。いかにわれわれがこのゲイムを愛しているか。
(息抜きもしようとしている? 今日はなにをする?)それは必要だ。わたしにも時間はある。100mphでは脳はすべてをはっきり観られない。ときにそれはつくる必要がある。今日は午後に瞑想して、読書する。触発されるものを読む。
(ヴィジョンとは?)どれだけの時間がかかるかわからない。それがずっとやり残した仕事であるとは思わない。進化させねばならないチームがあり、経験は必要なもの。
(パーティはより強くなったように見える?)彼はいつだって強く見えるし、とてもよい。われわれは、大きなインパクトを出すために彼が必要。チームにインパクトを残せる選手だ。
(いま彼は違うことをやっている?)彼はすべてにトライしている。彼は適応しているし進化している。ケガはフットボールにつきもの。
(進歩が必要なものは?)結果。ふたつのボックスでの効率。それをやるためにステップを踏む必要がある。
(去年がどれほど役に立つ?)できればたくさんそうなってほしい。だが、コントロールできないことがある。
今回はこれ以外にも注目コメントがある。TNT Sportsの独占インタビュー via Euro Sport
(冬ウィンドウで動かない?……)
われわれは、リーグでも最薄スクワッドのひとつ。それは間違いない。そして人数について、とくにあるエリアにおいて語るなら、われわれは非常に薄い。
それは可能ではなかったんだ(1月の取引)。われわれがやりたいようなかたちでチームを進歩させるキャパシティはなかった。だから、なにかしようとはしないことに決めた。
(ESRについて……)
彼にはいっせいにやってきた。もちろん、彼はふたたび難しいケガをしてきたし、難しい期間だった。そして、彼はいまは非常によくトレインしている。
わたしが思うに、彼はもっともっとプレイするためにかなりプッシュしている。われわれもそれをしようとしている。なぜなら彼はファンタスティックな選手だから。
以上