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【マッチプレビュー】23/24 UCL PSV vs アーセナル(12/Dec/2023)ESR is back? ワニエリがCLデビュー?

Hey.

さて、UCLのグループステイジ最終戦、アーセナルの対戦相手はPSV(A)。アーセナルは前回のランス(H)ですでにグループBのトップを確保しており、今回は試合の勝敗がグループの結果を左右しない消化試合となっている。

とはいえ、先週末はPLでも敗けているし、ここで敗ければ2連敗。日々、勢いについて語っているアルテタがこの試合を敗けたがるはずもなく。

強敵に対しある程度の競争力を保持しつつ、過密日程のなかで、どれだけレギュラーの選手たちを休ませられるか、チームセレクションに注目が集まるところ。

遠征スクワッドには数名の有望アカデミー選手や、ケガから復帰したESRが含まれているのもうれしいニュースだ。

PSVは現状2位を確保しているが、この試合の勝敗とGDによっては、最終戦をホームでプレイする3位のランスと逆転で入れ替わる。それなりの差はあるが、現実味がないわけでもない。したがって、この試合に対する相手のモチヴェイションは高い。

どのような試合になるか。

試合をプレビューしてゆこう。



アルテタの試合前コメント 「イーサンはかつてのジャックをほうふつとさせる」

昨日行われたミケル・アルテタのプリマッチプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。

(ジュリアン・ティンバーの復帰について……)

アルテタ:彼はとてもよくやっている。もちろん、かなりの重症だったが、彼がいまいるステイジを思えばものすごく早い。彼の毎日の取り組みは観ていて、素晴らしく満たされるものだった。とはいえ、残念ながら、まだ長くかかるだろうが。

(彼の回復はどれほど早い?……)

非常に早い。あのケガについては最初のいくつかの段階が決定的で、ヒザの問題を解決するためにはやるべきことがかなりある。いくらかの活動ができて、機動力を取り戻し、強さを築き始めるために。とくに、その期間にあたまの中がどうなっているか。彼は非常によいと思う。

(彼の双子の兄弟がFeyenoordでプレイしている件……)

そうだね。両親がとってもよい仕事をした! わたしもその兄弟のことはすこしだけ知っているんだ。家族と会ったから。とてもいいフットボーラーだ。ふたりの特別な子どもたち。あとの人たちのことは知らないよ。彼らは大家族だから。だが、両親にはおめでとうだ。

(彼のプレイは観たことがある?……)

ある。われわれが取らなかったほうは、もともと欲しくなんてなかったんだと確認するためにね!

(彼らはAjaxでいっしょにプレイしていた……)

知ってる。わたしも全体を知っているよ。彼らが最初にどこへ行き、そのあとどこへ移籍したか。

(今シーズンのPSVについて……)

非常に印象的。彼らのプレイ、安定、試合の勝ちかた。彼らは極めて支配的であり、今シーズンだけじゃなく昨シーズンもそうだった。マネジャー、コーチングスタッフ、選手たちの大きな功績だ。

彼らがここでつくった記録を観れば、それは素晴らしいものだ。だから、われわれは明日彼らを倒すにはとてもうまくやらねばならない。

(リーノ、レウエルとイーサンについて……)

3人の大きな有望株。われわれは、多くの選手をユースシステムから連れてきたいし、彼らはここにいるのにふさわしい。この状況でそれが可能になった。

彼らはまだとてもとても若い。しかし、彼らには経験を与えたい。なぜなら、彼らにはわれわれにかなり近づいていける才能があるから。ふさわしいタイミングで、それができるなら、われわれは彼らに機会を与える。

(トップレヴェルで競っているチームに若い選手たちを入れる難しさ……)

そうだね。それはどんどん難しくなっているから、才能はかなりよいものでなければならないし、それを見つけ、その才能に機会を与えるためにスクワッドのなかにスペイスをつくらなきゃならない。

われわれがそれを忘れるべきでないのは、それが将来的にわれわれがやりたいことの大きな部分を占めるからだ。とくに、それがあるのなら、それを放っておくことはできない。

われわれには、いくらかいいスペイスがあるし、環境のなかでよき才能を育んでいける。

(アーセナルのチームのなかに入っていくにはいかに優秀な選手でなければいけないかは、人々から理解されている?……)

わからない。わたしが思うに、TVでは楽そうに観える。もし、ある日にわれわれが彼らに選手たちとトレインするチャンスを与えたら、彼らもレヴェルがとてもとても高いことをわかってくれるんじゃないか。

いま、試合で要求されることはとてつもなく高くなっているし、コンペティションもそう。なぜなら、われわれは世界中のどこからでも選手を選べるし、それをやる能力もあるから。だが、わたしはいまチームのなかに数人そういう選手がいることをたいへんにポジティヴに思っている。

(バルセロナ時代にファーストチーム昇格を観た経験……)

あれは、とても難しいものだった。国もまったく違う。わたしは二段ベッドの部屋に住んでいた。8人部屋さ。Pepe Reina、Victor Valdes、Andres Iniesta、Thiago Motta、Carlos Puyol、それとわたし。だから、部屋のなかでさえすごい競争があったんだ。

わたしたちは、みんな小さな兄弟みたいだったのだが、競争はヤバかったよ。たぶん、それがそのあとのわたしたちをつくった。

だから、ほかの選手たちと競わねばならないとき、もう準備はできているのだ。しかし、その環境のなかに彼らを入れることは非常にタフなことだ。彼らが将来見つけることになるものにかなり近い。

(アカデミーの観かたを変える必要があるのか、選手売却もまた成功とみなすことができるのか?……)

ときに、それはタイミングであり、彼らのポジションにおける競争だったりする。多くのMFを育成しているときがあるし、そのあとはストライカー。その全員を面倒みきれないこともある。

クラブは、そういうどこかへ行ってしまいそうな選手にスペイスを与えるキャパシティを持つ必要があり、そこは戦略の一部でなければならない。

(エミール・スミス・ロウが精神的にどうケガに対処してきたか……)

彼が経験してきたことは、フットボーラーなら95%が経験することだ。その困難、ケガ、セットバック、違う種類のパフォーマンスもそう。

彼は戻った。そして彼は、その経験をとてもパワフルなやりかたで利用することもできる。彼はもっとよい選手になれる。わたしは、彼は正しい道のりにいると思っている。彼が今回やってきたリハブは、わたしが彼に観たことがないものだった。

復帰した彼がチームメイツからどのような歓迎を受けたかを観たかもしれないが、あれもとてもポジティヴなものだった。

われわれが、彼にプレイするチャンスを与えれば与えるほど、チームもよくなっていく。そうなることを祈ろう。

(リーノ、レウエル、イーサンがチャンスを得るためにやってきたこと……)

なによりもまず、いまのわれわれには、あるポジションに対してあるニーズがあるということ。何人かについては、そのチームにいまある必要性のために決めた。そうした選手たちを明日どのように使えるか。そして、彼らが連れて行くにベストな選手たちだった。

(火曜はシニア選手を休ませることを考える?……)

われわれには、5-6人の大きなケガ人がいて、もうすでに若干薄くなっている。違う状況ならどうなっていたのかわからない。だが、同時にわたしは全員にいてほしい。全員がともに勝利のメンタリティを持ってほしい。わたしは、腹の底から選手たちを観たいのだ。テクニカリーには仕事は完了しているが、完全に終わったわけではない。

われわれの、アーセナルを代表するものとしての責務は、毎試合で勝つこと。明日は非常に難しい相手にビッグパフォーマンスが必要になる。

(若い選手たちを連れていくことはコーチとしてどれほど発奮する?……)

彼らにはなにかがある。ミーティングでの取り組み、あるいは彼らと話しているとき。彼らにはエナジーがあり、刮目しており、とても熱意がある。なにかフレッシュで、なにか新しいもの。わたしもそこにいる。

一度その場所にいれば、そうした時間で大きなシンパシーを感じることになる。みんなが彼らを助けたがるし、わたしも彼らの夢をどうしてもかなえたくなる。それができればよい。

(イーサンのデビューであなたの印象に残ったことは?……)

彼がもっているユニークなもの。わたしは、それが最初から好ましかった。彼のタイトなスペイスでのボールを受ける能力や、ちょっとかつてのジャック・ウィルシャーっぽい逃げ方。彼のパーソナリティ、彼はファーストチームでもU-18やU-16でやるのと同じようにトレインする。わたしが大好きなところだ。

彼がすこし張り切ってもいるのは、彼が毎日自分がどれだけよいか見せたいからだろうし、周囲の人たちに印象づけたがっている。

そのようなものがいるなら、彼には希望を与えねばならないし、それはチームにとっても非常に重要なときだ。なぜなら、われわれはとても彼をキープしたかったし、あれ(PLデビュー)は彼にはおかしなサインだったかもしれない。こここそが、彼が育つ場所なのだという。

(若いタレントたちが大きなことをやることに興奮……)

まだ早い時期だが、われわれはそのマシーンを進めていかねばならない。なぜなら、われわれはもっとそうしたものが欲しいし、そうしたものを生み出さねばならないから。

アカデミーではとても多くのことが進行していて、彼らが日々取り組んでいるワークの量、それは彼らの大きな功績だ。彼らは多くをこなしている。種をまいている。そして、これからは彼らを引き上げる必要がある。

(ブカヨの様子?……)

彼は大丈夫。何人かの選手には、追加で回復するための時間を与えることにした。前の試合はたった48時間前だし、多くの時間プレイしている選手もいる。

われわれは、内部ではすでにやるべきことはやった。だから、今日は彼らを外に出す必要もない。

以上

 

話題に出ているジュリアンの兄弟であるQuinten Timberは、以前アーセナルが彼を欲しがっているという噂もあったが、直近ではフラムが彼を狙っているというニュースがあった。チームに双子いたら面白いから取ってほしいな。

「イーサンのデビューで印象に残っていることは?」の質問部分、会見動画を観たら、プレスのひとが「ン、ム……なんと発音したらいいのかわからないのですが、彼が……」と云うと、ミケルも「わたしもだよ」と会場の笑いを誘っていた。どうもNwaneriの発音は、いまだにみんな困っているみたいだ。

ここでは、ワニエリ表記に決めた。チャールズ・ワッツもワニエリ派。

アレックス・ジンチェンコの試合前コメント

今回の会見は、選手からはジンチェンコが同席。トランスクリプトがないので、動画だけ。

今回のやりとりで、シェアされていたのが最後の質問。「あなたはリタイヤしたあとにレフリーになりますか?」という質問に対し、ジンチェンコ「絶対ない」。フフってなった。わざわざなりたくはない職業。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

2 Comments on “【マッチプレビュー】23/24 UCL PSV vs アーセナル(12/Dec/2023)ESR is back? ワニエリがCLデビュー?

  1. チャンピオンズリーグのグループステージでは、各グループ内で2チーム以上が総勝点で並んだ場合は、直接対決の勝点で順位が決まるらしいですよ
    なのでグループBでは、PSVはランスに対し1勝1分けで、2位が決定していますね
    決定していないのは3位と4位だけのようです

  2. 1位と2位は既に確定済みです。
    ですから両チームとも完全な消化試合です。

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