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【マッチレビュー】24/25 EPL アーセナル vs マンチェスター・シティ(2/Feb/2025)シティに引導を渡す

アーセナルの試合は毎回楽しんでいるおれですけど、こんなに興奮したのはいつぶりか、ほんとうにわからない。深夜にひとり何度もガッツポーズして、そして最後は頭を抱えた。もちろんいい意味で。

まさか、あんな試合になるとはなあ。期待も想像もはるかに越えた。アーセナルはずっと煮え湯を飲まされてきた宿敵に、なんと5ゴールをぶっこんだ。まさに無慈悲な鉄槌。

今シーズン守備がかなり不安定になっているマンシティは、ここまで4失点した試合はいくつかあるものの、さすがに5失点したのは初めて。彼らが最後に5失点した試合は、2020年9月のPLレスター(2-5)らしい。アウェイでは2008年5月ぶり。アーセナルとしては、2003年2月が最後。彼らにオイル資本が入る前のミッドテーブル時代まで遡らねばならないという。

ファンとしては試合前からStay humbleであれだけ盛り上がっていたし、憎い相手にこっぴどくやりかえした気分で痛快そのものだった。アーセナル最☆高!

これでシティは、アーセナルと9ポインツ差、リヴァプールとは15ポインツ差(※ポッシブル18ポインツ差)がついた。もう今後なにかおかしなことでも起きないかぎり、誰も彼らをタイトル候補とはみなさないだろう。フォレストすら6ポインツ上にいる。そして、来シーズンは115違反のヘヴィなペナルティでさようなら。

わたしたちは、不正で成り上がったチータークラブに引導を渡したのだった。あーゆかいゆかい。

この試合を振り返ろう!

Arsenal 5-1 Man City: Myles Lewis-Skelly, Martin Odegaard, Thomas Partey, Kai Havertz and Ethan Nwaneri score as Gunners thrash struggling champions



アルテタの試合後コメント「今日のステディアムの雰囲気にぶっ飛んだ」

試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。

アルテタ:素晴らしい日だ。とても大きな結果。パフォーマンス、チームのやったマナー。とてもうれしいし、選手たちのことがとても誇らしい。ほんとうに誇らしい。ステディアムでつくってくれた雰囲気にもぶっとんだ。記憶に残るよき日だ。

このステディアムで、エナジー、チームとサポーターの一体感で、ともに生きていること。これこそが築いているものだ。

(最初のゴールはアグレッシブなプレスから。最初からトーンをセットした)われわれは、とてもアグレッシヴだった。大いに勇敢にプレイした。

相手はとても才能あるチームで、その解決策も知っているため、それはリスクでもあった。だが、それは報われた。われわれも苦しみ、深く守らねばならない時間帯もあったし、不快を強いられたりもした。ちょっとした運もあった。しかし、チームはスーパーブだったと思う。

プレイに意図があり、前へプレイし、走り、スペイスを攻撃した。ボールをもってリスクをかけた。それがとても報われた。

(2点め)タイミングがとても重要だった。なぜなら、相手にいかなる希望も主導権も渡すことなく、すぐに試合に戻ったのだから。そして、そのあとにもゴールを求めて向かっていった。わたしは、とても満足している。

(ふたりの10代がリーグで同時にゴールするのはアーセナルでほぼ40年ぶり)チーム全体で、個人のビッグパフォーマンスが必要だ。われわれには間違いなくそれがある。マイルズにもそれがあった。彼のゴールはとても意味があり重要だった。

イーサンも同じだ。彼が入ったポジションは彼にはまったく新しいポジションだが、彼は素晴らしいゴールを決めた。

試合後の記者会見。AFC公式サイトより。

(タッチラインからどれほど試合を楽しんだ?……)

アルテタ:試合を観ているあいだは、それなりにだ。最後にはちょっとくらいいつもより楽しんだかな。だが、われわれには素晴らしい日になった。結果、やりかた、とくに相手のレヴェルを考えれば。

(マンシティのようなチームを倒す意味?……)

ああいうふうに彼らを倒すためには、多くのことが自分たちの思い通りにいかねばならない。われわれは非常にアグレッシヴで、ボールがあってもなくてもかなり勇敢にプレイした。そしてハイプレスを行い、とてもとても相手を限定した。

われわれはゴールを決め、さらにもう1点は決めているべきだったし、もっとゴールを決めたかったとしても、深く守ることを強いられたくらいには相手も強かった。苦しみながらも、楽しんだ時間もあった。

ある時間では、われわれには多少運もあっただろうし、そのあとはチャンスがあった。意図があり、ボールを持ったときのアグレッションがあり、相手を苦しめようとした。われわれのフィニッシュは際立つものがあった。

(あなたのマネジャー歴のなかでこの勝利はどこに位置づけられる?……)

わからない。いまはただこの日を楽しむだけだ。同時に、わたしはこれも学びだと考えている。そして、こうして勝つためには多くのことが自分たちの思うようにならねばならないという理解。

重要なことのひとつは、このステディアムでつくりだした信じられないようなエナジーをつくること。われわれは、それを一瞬たりとて無駄にしてプレイはできなかった。なぜなら、それがチームに影響し、チームを変貌させ、相手にとりとても難しいチームにするから。

選手は、自分たちの日ならこのレヴェルでプレイできるし、どんな相手だって競えるという信念をもたらす。個人でも集団でも、われわれはこのレヴェルで競えるのだと。それは将来に向けて、とても役立つものになると思う。

(ガブリエルやMLSのセレブレイションなど前回の試合が今日の試合にどれほど影響を与えた?……)

わからない。わたしはそれを観ていないし、わたしがここで話したいことではない。それは選手たちのことだろう。だが、彼らもわたしの見方をわかっているし、自分たちのことに集中しなければならないとわかっている。

(アーセナルはビッグゲイムを支配できるチームになった……)

このレヴェルでは、感情面の状態が決定的だと思う。自分自身をどう感じるか、チームをどう感じるか。自信、自分の能力への信頼、そして相手をどう見るか。

それには数年はかかるものだったし、これまでに多くのいい判断もあった。そしてそれは選手次第。そういう強さをもってプレイしているのは、彼らに試合に勝てるとか相手と面と向き合えるという信念があるから。それがベストなことだ。

そのあとは、勝つこともあれば敗けることもある。なぜなら、どちらのチームもとても優秀だから。わたしが好きなのはそういう姿勢だ。

(後半はもっと向かっていけと伝えた?……)

そうだね。でも、われわれには前半にもかなりいい時間があった。そして、それをどうしてもやりたいとしても、相手も強いので、やりたいようにはできない。

後半は、相手はあることをやろうとしてきたが、われわれもそれを彼らに許さなかった。そうなれば、こちらがそれを操作しなければならない。ああいう相手とプレイするときは、試合のなかには複数の小さな試合があるのだ。そして、そのどのフェイズでも喜んでプレイする必要がある。そうでなければ、なにも勝ち取ることはない。

(MLSの初ゴール……)

あれは予想していなかった。ちょうど今日スタッフのひとりと、彼がファイナルサードに入っていったときにはもっと脅威になるべきだという話をしていたんだ。リッキーがこの前のウォルヴズでやっていたことでもある。

われわれのフルバックは、いまやああいう状況をつくりだすことができるようになった。ジュリアンも同じで、彼も脅威になれる。彼もまた、相手に違う種類の問題を起こせる。素晴らしいこと。

(明日のデッドラインデイについて……)

わからない。移籍ウィンドウ中はわたしの電話はオフにしてあるし、わたしへの通話やテキストは禁じられている。わたしの集中は、水曜に向けてベストの準備をすることで、それにしか興味がない。

(MLSのピッチ内外でのキャラクターについて……)

それが彼の内側にあるものだ。アカデミーで育まれた。彼はそれを感じ、その表現も非常にうまい。なかにはそれに苦しむ選手もいるが、彼はそれをどのアクションでもやる。ボディラングエッジも使うし、表情を使うこともある。彼がどう試合のなかで生き、ボールを持ったときにどうするか。彼はことを起こしたいと思っている。リスクを取り、主導権を取る。彼の年齢ではまれなものだ。

(ヘイルエンド育ちのタレントが出てきている……)

アカデミーではたくさんのことが行われている。たくさんのひとがそれに貢献している。彼らには、そのことをとても誇りに思ってほしいと思う。なぜなら、彼らの成功の大きな部分は、そのプロセスにおけるたくさんのひとのおかげだから。

(ピッチ上での感情をコントロールすること……)

われわれは、自分たちに集中する必要がある。起きたことすべてに対し対処する必要がある。それもピッチ上での試合の一部であり、間違いなくそこではなんでも起きる。わたしももう長いことフットボールの世界にいるが、あとはそのままにすることだ。そこにはやるべきことはない。

(ダヴィド・ラヤの決定的セイヴ……)

それが、多くのことが自分たちの思い通りにならなければならないと話した理由だ。ああいうときに、とても効果的にならなければいけないし、ちょっとした運も必要になる。個人のアクションも。今日はそのすべてがあった。だからこそ、結果に反映されたのではないか。多くのことが自分たちのほうに向いた。

(なぜそこまでワニエリとMLSに信頼をおける?……)

わたしは彼らを信じているし、われわれとしても彼らを信じている。そして彼らを選手たちのとなりにおいて、彼らは彼らをうまいとか強いとか感じる。それがとてもとても重要なのだ。彼らは大いに目的をもってプレイするようになり、ことを起こすことに貢献しようとプレイする。そこが、わたしが彼らふたりを気に入っているところだ。

(イコライザーに素早く反応することの重要性……)

そうだね。それも自分たちの思い通りにいったことだ。なぜなら、感情的にはあそこはターニングポイントだったから。われわれはすぐに反応し、あのアクションのなかにはちょっと運もあったし、彼らはチームでトーンをセットし、試合に勝とうとした。

そしてその後、チームは違うレヴェルに行ったと思う。自信が増して、試合をもっとよくコントロールし始め、あるエリアをより支配し始めた。あそこから試合に勝ったのだ。

さすがに今回は試合内容についてのやりとりがほとんどだ。試合後の会見は本来こうあるべき。

マーティン・オーデガードの試合後コメント「大きな結果」

今回は予告どおりゴールも決め、大満足のキャプテン。レフリーへの抗議でカードをもらったシーンでは、プレイへの集中と試合へのアツい思い入れが感じられた。試合後のインタビュー。AFC公式サイトより。

オーデガード:そうだね、いい試合だった。とても大きなパフォーマンス、とても大きな結果、雰囲気は信じられなかった。燃えるサポーターといっしょにプレイしたとてもナイスな試合だった。

これはビッグブーストになると思う。でも正直、信念とかそういったものは、試合の前からすでにあったんだ。もちろん、大きな結果がエナジーと信念をみんなにもたらすけど、それはもうそこにあったもの。これがさらなるブーストになることを願う。

早めのゴールを決められたのもよかった。ぼくらのハイプレスはすごくよかったし、いくつかボールを奪ったし、ひとつゴールも決めた。もうひとつ決めるべきだった。だから、いいスタートだった。

失点のあとのぼくらの反応は素晴らしかった。すぐに向かっていき、前掛かりになり、すぐにゴールした。そのあとはもう止まらなかったね。ぼくらのプレイ、試合の終わらせ方、すごかった。

(MLS)ぼくもすごくすごくうれしいよ。あれが彼のビッグパーソナリティさ。ボールを受けて、ことを起こす。レフトバックからあれをやる。彼の年齢からすれば、ボールのあるなしで彼がやっていることは信じがたい。イーサンも入ってきて、すぐにインパクトをもたらした。ぼくらにはそこにふたりいい選手がいる!

マーさんは、なんだか頬がこけていて、精悍な顔つきになったような気がするが、もしかして赤さんがいて夜ちゃんと寝れてないだけだったりして。

デクラン・ライスの試合後コメント「ビッグゲイムではつねにステップアップしたい。それがアーセナルがぼくを買った理由」

L8でアシスト2。攻守に大活躍。間違いなく、この試合で称賛すべき選手のひとり。beIN Sportsの試合後インタビュー。

こちらはSky Sportsの試合後インタビュー。※ライスはSky SportsのMOTM

ライス:5-1とは信じられないスコアライン。ぼくらはシーズンはじめにエティハドで起きたことから闘志を燃やしていたので、どうしてもそれをやりたかった。そしてそれができたと思う。

3点めが入るまではイーヴンな試合だった。彼らがたくさんボールを持ち脅威になり、ぼくらはシットディープしなければならなかった。ぼくらが5-1で勝ったとしても、マンシティはトップチームだね。

(ライバル関係)それはそれなりの時間をかけて築いてこられたものだ。彼らはぼくがいなかったときのアーセナルからタイトルを奪ったし、そのあともぼくらにタイトル争いで勝った。

それを受け入れるのは辛かったし、そしてエティハドで起きたすべてがあった。あれでステディアムに火がついた。選手たちも興奮していた。ぼくらはまだトップに行けるし、それこそがぼくらの望むものだ。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

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