最近のアーセナルはPLでもELでも進歩を見せていてファンのあいだでもだいぶポジティブな空気があるように感じていたが、一方AFC人事部方面では思うような動きができていないようで…… ASローマを退社した(解任された)モンチに、アーセナルがスポーツディレクター(テクニカルディレクター)就任のオファーを断られそうになっていることはすでにこのブログでもお伝えしたとおりで、その後にセヴィーリャがモンチの復帰を公式に発表したのは昨日(おととい)のできごとだ。 そして今度はセカンドオプションとも云われ、モンチがダメなら当然AFCがつぎに引き抜きに向かうであろうと思われていたアヤックスのマルク・オーフェルマルスについて、今日(昨日)アヤックスから新契約を結んだと公式の発表があった。 Laatste nieuws アヤックス公式サイトは画像のリンクも外れまくりで、もうちょいがんばれ。 つまりアーセナルは先月づけで退職したチーフ・スカウトのスヴェン・ミズリンタットのあと、夏にあらたに任命しようとしているテクニカル・ディレクター(あるいはスポーツ・ディレクター)候補、本命ふたりに立て続けにそっぽを向かれたことになる。 その前にはクラブOBのエドゥにもオファーを断られていることを考えれば、痛恨の3連敗。これは痛い。いったい何が起きているのだろう。
【マッチレビューその2】18/19UEL LAST16 アーセナル vs レンヌ(14/Mar/2019)バードキャッチングとワカンダ・フォーエヴァーの巻【マッチスタッツと論点】
勝っちゃいましたな。 これでELはBATEにつづいて、連続での逆転勝利。タフな試合であればこそチームが強くなっていくとエメリは強調していたものの、裏を返せばあきらかな格下相手にいつも先行されてしまうということは、2レグを通して戦う試合への入り方が悪いということ。相変わらずアウェイの苦手が克服できていない。また後半のバウンスバックはPLのシーズン前半と似たような構図でもある。 ただ、それでもここでまたアーセナルが厳しい状況をくぐり抜けたことはポジティブに捉えたい。なぜならここからが強敵が出てくる本当の勝負で、苦しい時間もあろうなかでそれに反発する強靭なメンタリティが試されるからである。 前半のコメント集につづいて、後半エントリではマッチスタッツや試合の論点を語ってまいろう。
【マッチレビューその1】18/19UEL LAST16 アーセナル vs レンヌ(14/Mar/2019)バードキャッチングとワカンダ・フォーエヴァーの巻【コメント集】
昨夜寝落ちしたおかげで今朝のライブ中継を見逃しましてな。 Arsenal 3-0 Rennes (agg: 4-3): Pierre-Emerick Aubameyang inspires Europa League comeback 結果はファーストレグの惨劇をひっくり返す3-0大勝。さすがウーナイという劇的ターンアラウンド。 今回もライブで観なきゃいけない試合だったなあ。前にもこんなのあったような。。もしかしたらぼくがライブ中継を観ないほうがガナーズの皆さんはいいパフォーマンスが出せるのかも。 オバメヤンのBlack Pantherセレブレーションばかりが試合後の話題をさらっている感もあるが、この試合はそれだけじゃないいいところや語りどころがあったと思う。 これで見事大逆転でクオーターファイナル(ラスト8)に進んだ。 レビューはコメント集からお届け。後半で試合を振り返ろう。
【マッチプレビュー】18/19UEL LAST16 アーセナル vs レンヌ(14/Mar/2019)ピンチであればこそ
昨夜(今朝)行われたCLではラスト8チームが出揃い、なんとその8チームのうちPLクラブが半分の4つ。しばらくヨーロッパで強さを見せられなかったイングランド勢の復調を実感するものとなった。。 さすがにこれだけ金と人材が集まっていれば弱いわけがなかったのだ。時代の趨勢からも当然の結果と云えるだろう。 ELでもイングランドの2クラブはタイトルの本命候補だろうがはたして。。 さておれたちアーセナル。フランスでの驚きの敗戦からまだ一週間しかたっていなかった。ビッグゲームがあったからか、とても長い時間がたったように感じるなあ。 UELラスト16のセカンドレグはアーセナルがホームにスタッド・レンヌを迎えるリターンマッチ。 ファーストレグを3-1で落としたアーセナルがつぎのラウンドに進むためには「2-0」以上の結果が必要で、今季無類の強さを誇るエミレーツでの試合とはいえどタフな状況には変わりがない。 アーセナルが実力が発揮できればレンヌは敵ではないが、もし失点するようなことがあればアウェイゴールで状況はがらりと変わる。マンU戦で見せたメンタリティ、勝負強さを期待したい。 Arsenal vs Rennes preview: Gunners seek to overturn two-goal deficit
【マッチレビューその2】18/19EPL アーセナル vs マンチェスター・ユナイテッド(10/Mar/2019)ウィン・トゥゲザー【マッチスタッツと論点】
負けるときも一緒。勝つときも一緒。 レヴューエントリの前半につづいて、マンUをエミレイツに迎えたビッグマッチを振り返ろう。すっかり遅くなってしまった。
【マッチレビューその1】18/19EPL アーセナル vs マンチェスター・ユナイテッド(10/Mar/2019)ウィン・トゥゲザー【コメント集】
最高。 攻めてはソリッド。守ってはタイト。ラッキーでもなんでもいい。とにかく最後は勝つ。 アーセナルはここがほんとの大一番というビッグゲイムにシーズン最高の勝負強さを見せて勝った。そう、まるでユナイテッドのようにね……。 クリンシートでソールシャールのリーグ無敗を終わらせるという大きなおまけつきだ。 Arsenal 2-0 Manchester United ミッドウィークの惨劇からこれ以上ないほど見事なバウンスバック。 ToT、チェルシー、マンUとライヴァルすべてがポイントを落とすなかでの3ポインツ。これがでかいタマというものですよ。 レヴューエントリの前半はコメント集、後半は試合を振り返っていきたい。
【マッチプレビューその2】18/19EPL アーセナル vs マンチェスター・ユナイテッド(10/Mar/2019)トップ4をうらなう決定的な試合【試合展望】
コメント集にひきつづき、アーセナル対マンUの試合展望をお届けしよう。
【マッチプレビューその1】18/19EPL アーセナル vs マンチェスター・ユナイテッド(10/Mar/2019)トップ4をうらなう決定的な試合【コメント集】
プレミアリーグのトップクラブも「ビッグ6」などと呼ばれすっかり群雄割拠の乱世となっているが、世が世ならアーセナルとマンUの2強がリーグの覇権を競いあっていた時代もあったことはご存知のとおり。 いまでは両チームとも競争力ではやや落ちぶれてしまったものの、18-19シーズン終盤のこのタイミングで奇しくも両クラブにとってシーズンを決す可能性のある戦いの相手がお互いにマンUでありアーセナルであるのはおもしろい。 来季のCL出場を賭けた宿命のライヴァルとの6ポインター。ゴクリ。 しかも、昨日スパッズがセインツに敗けた(まさにToT)ことによって、トップ4争いに片足をツッコんでいた彼らがついにこの団子状態に仲良く加わることになり、4位どころかより高みを目指せるようになったのだから否が応でも盛り上がろうというものだ。 Arsenal v Manchester United ここしばらくビッグゲイムのときにやっているように、プレヴューエントリ前半はコメント集、後半は試合展望でお送りしよう。しばらくお付き合いください。
【マッチレビュー】18/19UEL LAST16 レンヌ vs アーセナル(7/Mar/2019)シーズン終了の恐怖
先週末のNLDのプレヴューでは、ToT、レンヌのホーム・アウェイ、マンU、この4連戦がアーセナルにとってのシーズンディサイダーになると書いた。 ぼくはいまのアーセナルなら、ここでシーズン終了までに何かしらポジティヴな結果が得られると信じていた。しかし予想もしなかったこのレンヌでの惨敗でポジティヴな気持ちは完全に反転してしまった。ここまで2戦アウェイとはいえW0 D1 L1。 これで来週レンヌをひっくり返せなければELは終了。 そして今週末6ポインターであるマンU戦に勝てなければ彼らとの差は4ポインツとなり、当然6位に後退、おそらくそこでPLも「蛍の光」が聴こえてくることになるだろう。マンU戦はアーセナルが絶対に落としてはならないホームマッチのひとつだ。 今季最大の目標だった来シーズンのCL出場権獲得が失敗となれば、夏の補強費もなくなり(噂ではCLアリで100M、CLナシで40Mとも)、今季だけでなく来シーズン以降もこれまで同様か、あるいはそれよりももっとダズーンなアーセナルになることが決定する。まだシーズン終了の5月までだいぶ時間があるこのタイミングで。夏の最大の補強が20Mのデニス・スアレスになるといえばこのダズーンさが伝わるだろうか? 一時はデンベレを夢見たおれたちが。。絶望した!! 試合前に感じていたポジティヴな気分は、ソクラティスの退場とともにすっ飛んでしまったのだった。 Rennes 3-1 Arsenal: Ten-man Gunners punished in Europa League
【マッチプレビュー】18/19UEL LAST16 レンヌ vs アーセナル(7/Mar/2019)ラカゼットのために勝つ
今朝起きてCLのハイライト観てびっくり。もうその話題でメディアもSNSももちきりですよ。ミラクルすぎる。。 でもこれがあいつらの悪運の強さとひとことで片付けられないのは、彼らは終盤で試合を決めることが非常に多いのだよね。とくに今季。粘り強いのだ。 そんな彼らとの決戦を週末に控え万全の状態で迎えたいなかで、まさに難しい舵取りを要求されるのがこのミッドウィークのアウェイマッチ、レンヌである。 もちろんいい結果を残してホームでのセカンドレグを楽にしたいが、かといってこの試合をフルストレングスで戦って消耗すれば日曜の試合にさわる。さてどう出るか。 Rennes v Arsenal
【祝アヤックス記念】マルク・オーフェルマルスのインタヴュー@AS
いやあアヤックスには驚かされましたなあ。 まあレアル・マドリッドは去年にCLを取って今年はモチヴェイションを失ってる説もあるけど、それにしても。アウェイで。あんなことになるとは。短いハイライトしか観てないけどフルマッチをあとで観るとしよう。 そんな劇的なタイミングで、アーセナルへの転職も噂されるアヤックスのスポーティング・ディレクターであるマルク・オーフェルマルスのインタヴューがスペイン誌の『AS』に掲載されていた。 オーフェルマルスといえば、アヤックスOBでバルサOBで、もちろんアーセナルOB、オランダを代表する往年の名ウインガーであり、現在は古巣のアヤックスで数々のヤングプロスペクトを獲得・育成して大変に評価されているディレクターである。 マドリッド戦でも活躍したフレンキー・デ・ヨン(今夏バルセロナへ移籍することが内定)、マタイス・デ・リフト。奇しくもモンチのローマに移籍したジャスティン・クライフェルト、ToTに高額で売却されたダヴィンソン・サンチェスといった選手たち。 この世界きっての目利きのひとりであり、もちろん今回クラブ運営の予算でも雲泥の差があるであろう世界最強のレアル・マドリッドを破ったことで、さらなる名声を得るはずである。 今回は、アーセナルだけでなくバルセロナも引き抜きを検討しているという、いま一番ホットなスポーティング・ディレクター、マルク・オーフェルマルスのインタヴューを紹介しよう。 なおこのインタヴューはRM戦の直前に公開されたものだ。
【マッチレビューその3】18/19EPL トテナム vs アーセナル(2/Mar/2019)正しい方向【論点その2】
レヴューエントリがついに3つに分かれてしまった。毎度長くてすみませんね。 NLDのレヴューはコメント集、論点その1につづいて、論点その2。 試合後の話題の中心でもあったレフェリーのジャッジ、それと選手たちについて。