こんにちは。 気になるウクライナ情勢。プーチンが核兵器の使用をほのめかしているというのは、マジヤバですな。BBCのようなメディアすら「誰もが驚いたウクライナ全面侵攻が現実となったいま、ロシアの核使用の可能性も完全に除外できない」と報じているほど。誰の意見も訊かない狂人の独裁者が、ほんとうに大量殺人兵器をぶっぱなしかねないとは。これは現実なのか。事実は小説より奇なりとはよくいったものである。 まさしくパブリックエネミーNo.1になっているロシアについては、フットボール世界も対応しつつある。 昨日づけでFIFAとUEFAが共同で発表した声明では、ロシアのクラブとNTはすべてのコンペティションズから一時的に出場を制限されるということ。クラブにとってはUCLやUELなどからのサスペンション、つぎのワールドカップ予選の試合もキャンセルされたということで、ロシアNTはこのままだとワールドカップにも出られないのだろう(オリンピックのようにロシアチームではなく、名称を変えて、国旗掲揚や国歌斉唱もなしで参加する道はあるのかも。ただしいずれにせよ予選でプレイできないのではそれも難しいか)。 ぼくはこの件では、ロシアの富豪がオーナーのチェルシーがどうなるかが、もっとも気になっていたが、プーチンに近いとされるアブラモビッチはいまだになんら制裁も受けておらず。彼のサイドが出している声明も、フットボールファンが納得できるようなものではないみたいだ(くわしくは追ってないけど、stewardshipがどうたらとか、プーチンの説得を試みるとか? それらについてはいろいろ議論がある)。 ちなみに、かつてアーセナルの株主だった、やはりロシアの富豪ウスマノフはEUで資産凍結されたとBBC Sportsが報じていた。彼はいまエヴァトンにかなり投資しているのですな。 これからアブラモビッチはどうなるか。チェルシーはどうなるか。緊張感をもって注視しよう。彼らになにかあれば、PLにもかなり影響が大きい。 さて、前置きが長くなってしまった。今回は、昨日AFCが発表していた昨シーズンの決算報告について伝えたい。 Covid-19の影響(無観客試合等)がかなり大きく、クラブ史上最大の損失を出したということで、クラブ財政においては記憶されるシーズンになりそう。 ざっと観ていこう。
アーセナルCB、ガブリエルが語ったこと【2022Feb】「アーセナルは強くなっている」
こんにちは。 今シーズン、アーセナルのセンターバックのレギュラーとして大活躍のガブリエル。ベン・ホワイトとのパートナーシップはひきつづき良好で、トップチームのCBにも見劣りしないと云ってもいい過ぎでもないだろう(※現時点で失点の少なさはリーグ5位。トップ5リーグスでは19位)。 また彼のPLでのG3は、メインストライカーであるラカゼットのゴールと同じ。セットピースでは、フィジカリティを活かしてゴール脅威にもなれるという頼れる漢。 もちろん、若さゆえ、ふたりとも完璧というにはまだまだ荒削りなところは否めないものの、GKラムズデイルも含め、これからのよりいっそうの成長が楽しみなディフェシヴユニットである。 そのガブリエルのインタヴュー動画が、先日YouTubeで公開されていた。 この動画がアップされたタイミングは、先日のウォルヴズ戦の前。実際の取材はもっと前かもしれない。フランス語によるインタヴューで、30分ほどの尺がある。 今回はこれを紹介したい。 がんばって自分ですべて日本語に訳そうかとも考えたのだが、ガブリエルの完璧でないだろうフランス語→英語への自動翻訳→自分が日本語に翻訳、では精度に疑問もあるかと思い、ここは潔くr/Gunnres有志のサマリを紹介させてもらう。アーセナルに関する部分だけの抜粋ということ。 端折られているのは、ブラジル~リール時代や、家族のことなど個人的な質問。全部知りたいガビっ子のみんなは、オリジナルのYouTube動画をチェックしよう。 なお、彼の名誉のために、ビッグガビのフランス語はとても流暢らしい。リールからディナモ・ザグレブ(2018~)にローンされていたときに、英語がまったく話せず、フランス人選手たちに助けられているうちにフランス語が上達したのだとか。ブラジル人がクロアチアでフランス語を上達させるという不思議。 いずれ近いうちに、英語も同じくらい流暢になるんでしょうな。 では、Here we go.
【マッチレビューその2】21/22EPL アーセナル vs ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ(24/Feb/2022)劇的逆転勝利【試合の論点】
ドラマティックな逆転勝利で、トップ4へ向けてさらなる自信をつけたウォルヴズ戦。これで彼らにダブル。そして3連勝で2月を終えた。われらは、悲惨な1月からみごとにカムバックしたのである! 試合レヴューエントリの前半につづいて後半を。。
【マッチレビューその1】21/22EPL アーセナル vs ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ(24/Feb/2022)劇的逆転勝利【コメント集とマッチスタッツ】
昨日プレヴューエントリを書いたあとニュースを観ていて、このタイミングでフットボールを楽しんでいていいのか、すっかり複雑な気分になってしまった。 被害にあっているウクライナのひとたちには、ほんとうに同情する。21世紀になっても、こうして暴力で脅迫され蹂躙され、しかも世界中がリアルタイムでそれを目撃しているのに、誰も助けてくれないという。なんという寄る辺なさ。将来の日本の姿と重ねて不安を感じてるひとも多いんじゃないか。まったく他人事じゃない。 力で論理をねじふせることがまかり通る。恐ろしい世界に突入したものだ。 ……というような世界を揺るがす大事件が起きているなかで、ゆうべのアーセナルはロンドンでウォルヴズと6ポインターを戦って、なんと劇的な土壇場での逆転勝利。トップ4を狙ううえで、あまりにも大きな3ポインツを取った。 ウクライナのグーナーがこの試合を観られたかどうかはわからない。でも、すこしでも彼らの慰めになったらよかった。近年のアーセナルでは、まれにみるカタルシスな勝利だったから。 試合を振り返ろう。 Sa’s own goal gives Arsenal dramatic win
【マッチプレビュー】21/22EPL アーセナル vs ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ(24/Feb/2022)リヴェンジ?
EPL21-22アーセナルの24試合めは、ウォルヴズをエミレーツに迎える。 延期された試合のリスケジュールのおかげで、彼らとはこの2週間でPLホーム/アウェイで2回プレイすることに。前回は、もちろんアウェイでひとり減らしながらも、われらがしぶとく3ポインツをもぎとった。 今回は消化試合がひとつ多いウォルヴズが、40ptsの7位。対するアーセナルは42ptsの6位。ひとまずは今回も勝敗で順位が入れ替わる6ポインターとなる。 そしてそして、昨日はもちろんToTが直近5試合で4敗めを喫し(しかも相手はバーンリー)この試合に勝つと消化試合で並ぶアーセナルが、彼らと6ptsをつける。これは格別のモチヴェイションだ。 いまここでヨーロッパを狙うライヴァルに2連勝すること、また宿命のライヴァルに2試合分のポインツ差をつけることは、われわれにとり極めて重要。それができる試合なのだから、まさにビッグチャンス。 ウォルヴズは、前回のアーセナルとの敗戦から以降は2連勝しており勢いにのる。またアウェイも強い。ホームで戦うわれらにはチャンスとはいえ、前回よりももっと厳しい試合になる可能性もある。 ここもまたシーズンに影響する大きなポイントになるかもしれない。 試合をプレヴューしてゆこう。
【マッチレビュー】21/22EPL アーセナル vs ブレントフォード(19/Feb/2022)支配
PLでアーセナルがここまで一方的に支配した試合をやるのは、アルテタの下ではほとんど初めてなのでは。 アーセナルの前半のポゼッションは79%。 というか勢い。アタッキングモメンタムはずっとおれのターン状態。これでなんで最後失点してんのか、よくわからんけども。あれはもしかしてアーセナルで今シーズン初のセットピース失点になるのか? Arsenal – Brentford Live Score いずれにせよ、もしまた悪いパフォーマンスに戻ったらどうしようと、ぼか試合前はほんのすこーしだけ心配をしていたのだが、結局杞憂だった。 シーズン初戦とは、ほんとに別のチームのように見違えていただろう。ブレントフォードに借りはきっちり返した。 試合を振り返ろう。これは楽しい作業。 Arsenal beat Bees for top-four boost
【マッチプレビュー】21/22EPL アーセナル vs ブレントフォード(19/Feb/2022)リヴェンジ
Football is back! 長かった。前回のPLウォルヴズから10日くらいたっているので、これはもうミニブレイク。ヨーロッパなしのこんなスカスカフィクスチャとも今年でお別れかと思うと、なんだか寂しいですね! さあ、トップ4に向けて残り16試合。張り切っていこう。 アーセナルのMD23は、シーズン初戦で衝撃の敗戦をやったブレントフォード。今回はエミレーツで雪辱を果たす。 今日の試合をプレヴューする。
AFCファンズフォーラムでCEOヴィナイ・ヴェンカテシャンが語ったこと【2022Feb】
どうも。 現地おとといの夜、アーセナルFCの定期ファンズフォーラムが行われ、参加していたアーセナルCEO、VVことヴィナイ・ヴェンカテシャンのコメントがtwitterでシェアされていた(スレッド)。 Here’s an update from the Fans Forum at #Arsenal last night. A thread. #AFC Vinai: The new signings have all settled in really well. Really disappointing to go out so early in the FA cup. Carabau Cup much better, but still frustrating to get knocked out. 1/ — Peter Høst (@Peterhoest) February 16, …
夏にアーセナル加入するGKマット・ターナーの紆余曲折すぎる道のり
こんにちは。 また、中途半端にタイミングを逸したニュース。 冬ウィンドウで、アーセナルが夏に獲得することで合意したと報じられた、MLSサイドNew England RevolutionのGKマット・ターナー(Matt Turner 27)の移籍が、彼の所属クラブから発表されていた。5日前に。 Foxborough, Massachusetts ➡️ London, England. The #NERevs have agreed to a Summer transfer of @headdturnerr to join @Arsenal in June of 2022. — New England Revolution (@NERevolution) February 11, 2022 現在USMNT(USサッカー代表)のNo.1であり、2021のMLSのGK of the yearに選手されたGKは、2022夏にアーセナルに加入する。 アーセナルから同時発表があってもよさそうだったが、まだない。 ひとまずは、ようこそマッティ・ターナー!
アーセナルはCLスポットに入れるか。ライヴァルチームと比較もろもろ【21-22シーズン残り16試合】
こんにちは。 先日PLウォルヴズ(A)になんとか勝ったこともあり、アーセナル界隈はいまだいぶポジティヴなムードに包まれている。これで、悪夢のようだった1月を払拭できたと思いたい。 さて、ミッドシーズンのブレイクからリーグが再開されて、プレミアリーグのトップ4争い(CLスポット)がだいぶ各所で話題になっていた。「トップ4」といっても、現時点でもトップ2、あるいはトップ3はほんとんど決まりなので、実質4位争い。 アーセナルを含め、ライヴァルチームスの4位争いについて、残りシーズンの展望をざっとまとめよう。
【マッチレビュー】21/22EPL ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ vs アーセナル(10/Feb/2022)カード地獄
ご利用は計画的に。そっちじゃなくて。 またまたレッドカードとはたまげたね。しかもあんなの初めて観たっていうタイプのレッドカード。なんとしてでもアーセナルに退場者を出したいレフェリーの執念なのか。 そしてアーセナルは今年6試合で4つめのレッドカード。これはもうカード地獄。。 でも試合には勝った。PLでアウェイ3連勝。クリンシート。テーブルではマンUをかわして5位浮上。ウォルヴズには5ポインツ差をつけた。トップ4に向けて、なんという大きな3ポインツなのか。 試合を振り返ろう。 Gabriel scores only goal as Arsenal beat Wolves
【マッチプレビュー】21/22EPL ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ vs アーセナル(10/Feb/2022)リセットされているか
Football is back! アーセナルの試合は何日ぶりだろう。最後のPL試合が1月23日のバーンリーだから、18日? そろそろ禁断症状が出るところだったので危なかった。 さて、アーセナルのMD22はリーグテーブル8位のウォルヴズ(A)。同じ試合消化数(21)でポインツ差は2の6ポインター。来年のヨーロッピアンプレイスを争う直接のライヴァルで、しかも今月は延期試合のリスケの影響で、彼らとはホーム/アウェイの2試合たたかう。 この2試合に勝って、ライヴァルにさらに6ポインツの差をつける絶好のチャンスながら、最近のアーセナルはウォルヴズに全然結果が出ていない(PL直近6試合でわずかW1)。そして最後のモリニューは、昨シーズンを決めたといってもいいあのルイスのレッドカード&ペナルティで逆転された試合。因縁がある場所。 また、それぞれ1月のフォームは好対照で、いまのわれらにはタフな試合になりそうだ。 アーセナルは、このブレイクでバッドフォームをリセットしてトップ4争いに残れるのか。 残り17試合のスタートとして、極めて重要な節目の試合。プレヴューしてゆこう。
21-22シーズン後半に向け、アーセナルスクワッドの現状を評価
昨日のArseblogがおもしろくて、あっしもインスパイヤされてすこし書きたくなった。 What we have | Arseblog … an Arsenal blog 今年は冬ウィンドウの停滞もあり、アーセナルの現在のスクワッドはとかくデプスがないと云われがち。しかしながら、とはいえ、既存スクワッドのクオリティはそこまで悪くもない。 現在のアーセナルのスクワッドが持っているものと、持っていないものを評価しましょうという記事だった。 それをざっと紹介しつつ、ミーの雑感も加えたい。
ドゥバイキャンプの目的、シーズン目標、ファンの重要性。アルテタのインタヴュー
こんにちは。 いつの間にかIBは終わっていたのですな。週末はFAカップや各国リーグも再開。アーセナルはFAカップを早々に敗退していたため試合がなくなり、一回休み状態でIBが2週間以上になっていると。どうりで今回はブレイクがやけに長く感じるわけだ。 FAカップといえば、昨日レスターがノッティンガム・フォレストに大敗したそうで。やっぱり彼らは強かった。RWBでスタートしたDjed Spenceはなんと1ゴール。これはさらに注目が集まりそうな。。彼は子どもの頃にESRと一緒にプレイしていた写真も発掘されていた。アーセナルに来ないだろうか。 そういうわけでシーズン再開でもアーセナル界隈にはめぼしいニュースもなく、非常に静か。移籍ウィンドウが終わったばかりだし。アヤックスのオーフェルマルスが解任されたのがビッグニュースになるくらい。複数の女性従業員に「一線を越えたメッセージを送った」。やっちまった。。 今回はドゥバイキャンプでアルテタがインタヴューにこたえていたので、それをフォロウしておこう。ドゥバイでのトレイニングの様子はArsenal.comでも写真や映像で公開されていて、とても楽しげなのが印象的だった。充実した週になったみたいである。
最近のアーセナルの気になる話題についてAFCライターたちが回答。今シーズンの目標、CFのNo.1ターゲット、オバメヤン契約解除……
こんにちは。 つぎのPL試合まで、まだ一週間もあるとか。ドゥバイから帰国後、レディングとクローズドでフレンドリーをやるらしいので、それが観られるとうれしいんだけど。 さて、がっかりだった冬の移籍ウィンドウが終わって、これからのアーセナルはどうなってしまうのか心配しているファンも多いなか、おなじみ『The Athletic』のアーセナル系ライターたちが、読者の質問に答えるかたちで、さまざまなトピックについて語っていた。 Mailbag: Arsenal and Barca split Aubameyang wages, summer targets, and is top 6 enough for Arteta? これが、最近のアーセナル界隈で共有されていた話題をけっこう幅広くカヴァしていて非常に興味深かったので、ざっと紹介したいと思う。 『The Athletic』は有料会員制サイトであるので、いつものようにここでコンテンツのすべては紹介しない。要約っぽくする。 これを見て、より詳細な内容に興味を持ったかたは、サイトに登録してみてほしい(※内容は英語)。30日ゲストにご招待。数に限りがあるようだ。 では、Here we go.