今週は水曜と木曜にUEFA大会があって、ビッグクラブの試合が目白押し。 ファンにとってヨーロッパのない日々は、やはり非常に物足りなく、クラブの凋落を痛感せずにはいられなかった。こうしてアーセナルがヨーロッパのない一年を過ごすのは、25年ぶりというのだからもうことばもない。 こんなんじゃダメですねえ。 さて、そういうわけでアーセナルの一週間ぶりの試合はPLバーンリー(A)。いまだにオールドスクールな肉弾戦をやる彼ら。漢なら筋肉同士のぶつかりあいで負けたくありませんなあ! 先週と同じように土曜の試合でも、金曜に各メディアのプレヴュー記事が揃っていなかったりするので、プレス会見と試合展望でエントリを分けよう。今回はアルテタの会見の模様を先にお伝えする。 Arteta’s press conference: read every word
冨安健洋のアーセナルでの初インタヴュー ※Part2を追記
こんにちは。 静かな一週間だと思っていたら、今週の平日は優秀蹴球団体のための大会UCLがあったのですな。われらに関係なしの寂しさったらない。 さて、アーセナル公式のWEBにこの夏に加入した冨安健洋の初めてのインタヴューが公開された。 短い動画ながら、英語で堂々と受け答えしていて、世界中のアーセナルファンたちも好反応。そのあたりも交えてこのインタヴューの様子を紹介したい。 ※インタヴューのPart2が公開されたので、2ページめに追記してありまする
アーセナル2021夏の移籍ウィンドウまとめ
夏の移籍ウィンドウはとっくに終わっているのに、いまさらで。 このまま何も書かないのも気持ち悪かったので、この夏の移籍をざっとまとめておきたい。
【マッチレビュー】21/22EPL アーセナル vs ノリッチ(11/Sep/2021)安堵のシーズン初勝利とトミヤスの大満足デビュー
PL4試合めにして、ようやくアーセナルが勝った。待ちに待った3ポインツ。 試合のなかですごくいい時間と、そうでもない時間があったり、ノリッチのような相手になんとか勝った辛勝の感は否めないけども、勝ちは勝ちである。 誰もがこの勝利に安堵しただろうなかで、誰がもっともそうだったかといえば、やはりアルテタだろうと思う。ひとまずお疲れさまだ。 それとこの試合でアーセナルでのPLデビューとなった、トミヤスとラムズデイル。どちらもスタートはちょっとしたサプライズだった。ラムズデイルもさすが経験を感じさせる安定したパフォーマンスだったが、ファンによりポジティヴな印象を残したのはやはりトミヤス。試合後の反応も「サニャのヴァイブス」「ラ・カブラ ver.2」とすこぶる良好で、とてもイングランドの地で初めてとは思えないほど、攻守に堂々としたプレイだった。 試合を振り返ろう。 Arsenal beat Norwich for first points of season
【マッチプレビュー】21/22EPL アーセナル vs ノリッチ(11/Sep/2021)武器は揃った? ※追記アリ
こんにちは。 昨日は、Covidワクチンの副反応?というやつがてきめんに出てしまった。全身筋肉痛&軽い頭痛で、1日中横になって青空文庫で『三国志』吉川英治を読むくらいしかできず。まったくひどいめにあった。1回めはそこまでじゃなかったから甘く見ていたね。みんなも気をつけよう! さて、アーセナル。このブログもPL中断中に移籍まとめやいろいろ書くつもりが、もうIBが終わってしまった。今回はやけに短く感じたなあ。 2週間ぶりのPLは、リーグテーブルで最下位をアーセナルと争うノリッチをエミレーツに迎える。 アーセナルは離脱したメインメンが戻ってきたりと、ポジティヴな雰囲気はある。リーグスタートからの3連敗をリセットするにはちょうどよい試合。しかしだからこそここで結果がでないと、どんな逆風が吹くかもう想像できないほどだ。ホームでリーグ最弱の相手と戦うということは、38試合中でもっともイージーな試合とも云える。それがよけいな精神的プレッシャーにならなければよいが。 試合をプレヴューしてゆこう。
ニコラ・ぺぺの質的優位性とアーセナルの攻撃問題
おはよう。 昨日、アーセナルの攻撃の問題について、とある戦術解説tweetsにひどく感銘を受けてしまって、拙いだろう翻訳ながら日本語にして紹介したらなかなか反応もよかった。 In soccer, there is something called ‘qualitative superiority’, especially in the offensive phases, where you have a superior player (eg, Mahrez) line 1v1 against an inferior opponent who wins the duel and makes a decisive action (shot, cross, pass) after. (a thread on Arsenal). pic.twitter.com/B6rIerpbnF — AI (@nonewthing) September 5, 2021 彼は当たり前のことを云っているような気もするし、でもそれなのに、これまでになかった重要な気づきがいくつもあったとぼくは感じた。 これまでにも多くのそうしたたぐいの分析を目にしているのに、どうしてそう感じたのだろう?とか、そのあとも、なんだかこのtweetsのことがなかなか頭から離れなくて、しばらく考えていた。 …
エドゥのロングインタヴュー。戦略とスクワッドバランスについて語る「批判は選手全員がフィットするまで待ってほしい」
インターナショナルブレイク中の昨日、アーセナルのテクニカルダイレクター、エドゥがSky Sportsの独占インタヴューに応えていた。 クラブとしては1954年以来67年ぶりというシーズンスタートからの3連敗で(無得点は史上初)、いま窮地に立たされているアーセナルFCのTDとして、インタヴュワーの忌憚ない(あるいは意地悪?)質問に正面から答えていくという非常に興味深い内容。 いまIB中でリーグが中断しており、アーセナル界隈はすごく静かなこともあるし、ぼくもいつもよりはアーセナルから少し離れていて、あまりブログを書く気分でもなかったのだが、さすがにこれをスルーはできなかった。 拙訳でお届けしよう。長いよ。 Edu exclusive interview: Arsenal transfer policy, his technical director role, and Mikel Arteta discussed
アーセナルがフレンドリーマッチでブレントフォードに勝利。ガブリエルとホワイトが復帰。パティーノがシニアデビュー
インターナショナルブレイクのなか、アーセナルは昨日ロンドンコルニ―でブレントフォードと練習試合(非公開)を行った模様で、公式からはマッチリポートやアルテタの試合後コメントが伝えられている。※試合の様子は現時点では写真のみ公開 この試合は、長期離脱していたガブリエルと、Covidに感染していたホワイトが復帰してともにプレイしており、アーセナルのスクワッドにはいいニュースとなっている。 Match report: Arsenal 4-0 Brentford
アーセナル2021夏の移籍ウィンドウ雑感。デッドラインデイを終えて
日本時間の今朝、イングランドの移籍ウィンドウが終了した。デッドラインデイには、F5で疲労困憊のグーナー諸兄姉におかれてはいかがでしたかね。 想像以上に選手が売れなかったとか、ジャカが契約延長したとか、オーデガードが戻ってきたとか、トミヤスがほんとうに来たとか、予想外なこともたくさんあったが、最終的には、(全員フィットすれば)なかなかフレッシュな11人が揃ったというところもあるっちゃある。 ただ、個人的にはやはり大満足というには遠いような気がしている。もっとも残念なのは売れ残り諸君だけど、そこではなく補強のことで。 とくに、2年連続8位フィニッシュで、シーズンスタートから3連敗&無得点をやっている状況からすれば、ディフェンスの補強がメインでチームは進歩できるのか、あるいはリーグワーストのポジションにいる選手たちの気持ちにブーストになるのかどうか。 IN/OUTなど、個々の移籍のまとめエントリはあとでちゃんと書くとして、今回は移籍ウィンドウが終わった直後のぼくの雑感をざっくり書いておきたい。
【ディスカッション】いまのアーセナルはなにが/どこがいけないんだい?(21-22シーズン3連敗スタート)
ぼくは日曜はまったり過ごした(こころを整えるために)。そして今朝急いで書いたシティの内容のうすいレヴューエントリに思いのほか、読者さまのコメンツをいただいた。 ビッグサムが登場したり、「なにもかもジャカのせいにするブログ」認定されたり(たしかにな笑)、けっこうおもしろかった。 ぼくも含めて、アーセナルのファンはみんなあの試合で見た、悲惨な、救いようのない、恥ずかしい、いまのアーセナルに云いたいことがある。ヨシ。 では、シティ戦について、アーセナルについて、アルテタについて、エドゥやKSEについて、いま思っている率直なところを聞かせてほしい。 試合が終わってからもう1日以上たっているので、感情のピークの時期は少し過ぎてしまっているかもしれないが、なあに、この2週間はキミらもあの敗戦を引きずって過ごすのだろう? ぼくもです。 ということで、このエントリのコメント欄が下のほうにあるので、何でも書いてください。誰でも歓迎。 いつものようにコメントするときは名前の欄を空欄にするとみんなAnonymousになってしまうので、twitterアカウントとか、なにかを入れるのを忘れないでくれよな! ありがとう。
【マッチレビュー】21/22EPL マンチェスター・シティ vs アーセナル(28/Aug/2021)悪夢なスタート
やあ、アーセナルのファンにおかれてはひどい土曜の夜でしたね。 まさになぶり殺し。虐殺。両チームスのレヴェルが違いすぎて、もはや不公平に見えるという。あんな試合を観させられるとは、ひどい仕打ちだった。 この日は、2011年8月28日にOTで8-2をやった日からちょうど10年のふしめだったそうで、あれに匹敵する、あるいは上回る大惨事を目にすることになるとは思わなんだ。 5-0と点差こそ今回のほうが小さいが、あの日のアーセナルのショッツは20もあったらしい(SoTは8)。今回はショッツが「1」である。ショッツじゃなくショット。大半を10人でプレイしたとはいえ、一方的にもほどがある。 そして今回も数々の悲惨な記録をつくっている。ミケルはアーセナルの歴史に名前をしっかりと刻んでいる。Trust the process? プロセスとはなんでしょう? Manchester City thrash 10-man Arsenal
【マッチプレビュー】21/22EPL マンチェスター・シティ vs アーセナル(28/Aug/2021)恥ずかしくない試合を
こんにちは。 移籍ウィンドウ盛り上がっていますね。チェルシーにルカク、マンUにロナウドときて、アーセナル界隈はシャマクだサノゴだパク・チュヨンだとすっかり自虐的に。はあ。 さてPL2試合でまだ勝ちのないアーセナル。ここでマンシティ(A)が登場。 ミドウィークのカラバオカップWBAでのシーズン初勝利でチームは一息ついたものの、またここで現実に引き戻されるかもしれないと思うと始まる前からげんなりする。なんとかしてもらいたい。 この試合が終わると2週間のインターナショナルブレイクに入るため、ここで温存するものはない。また、IB後のアーセナルには多くのレギュラー選手も戻るだろう。ということは、ここで納得できるパフォーマンスで、いい余韻を残すことには大変な意味がある。 この試合をプレヴューしてゆこう。
【マッチレビュー】21/22カラバオカップ ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン vs アーセナル(25/Aug/2021)もっとも必要だったもの
こんにちは。今日は暑かったすね。 試合ご覧になられましたか。ここに来ているということはもう結果は知っているでしょうが、まだ観ていないならどこかで観よう。デトックス。 ということで、快勝でござる。 アルテタのアーセナルは5点以上を取ったことがないそうで、ここまでで最高のハイスコアという6-0、そしてクリンシート。ケチャどばだった。 相手が想像以上にBチームだとか、U-23だとか、多くのシニア選手たちがプレイしたアーセナルはこれくらいで勝って当然という試合ではあったが、それでもいまのチームにもっとも必要だったものをここで得ることができたことは大きい。 この結果には、ミケルがいちばん安堵していることだろう。 試合をざっと振り返ろう。 Aubameyang stars as Arsenal thrash West Brom
【マッチプレビュー】21/22カラバオカップ ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン vs アーセナル(25/Aug/2021)シーズン初勝利へ本気チームで
リーグカップことEFLカップことカラバオカップ。今年もやってきた。 今回はラウンド2で、アーセナルは現在はチャンピオンシップのウェスト・ブロムとアウェイで対戦する。 ちなみにアーセナルは例年リーグカップはラウンド3からの登場で、今回ラウンド2から出場するのは、1995年以来ということである。たしかに、云われてみれば毎年こんなにすぐにリーグカップでプレイしていなかった気がする。 アーセナルはシーズンが始まってここまで2戦2敗の無得点。この試合は、PLとは違うレヴェルの試合になるはずだが、チームの勝利へのプレッシャーはますます高まっているところで、勝って当然という難しさもある。もし万が一、ここで敗けてコンペティションから敗退ということになれば、さらに大きな逆風が吹くのは必至。さすがにそんなことはあるとは思えないが、何でも起きるのがミケル・アーセナルでもある。 今晩の試合(※日本時間で明日早朝)をざっくりプレヴューしてまいろう。
ウィリアン、トレイラ、エンケティア…… アーセナル退団が近づく選手たち【2021夏】
おはようございます。 ゆうべは全然眠れなくて、気がついたら外が明るくなっていた。眠るのはあきらめて早朝からtwitterをチェックしていたところ、ウィリアンの移籍が決まりそうだとかで界隈はだいぶ盛り上がっていた。 デッドラインデイが近づくなか、ここ数日で何人かそういう噂が出ているので、ここでまとめておこう。アーセナルのクラブ運営にとって、補強と同じくらい選手の放出は重要で、ようやく本格的にスクワッド整理が始まりそうになっている。