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【マッチレビュー】17/18EPL アーセナル vs マンチェスター・ユナイテッド (2/12/2017) 奇妙な負け試合

奇妙な試合だったとしかいいようがない。マンチェスター・ユナイテッドというワールズベストのメガクラブを相手に怒涛のラッシュ。90分近くがむしゃらに殴り続けたにも関わらず、結果は1-3で敗戦。一説によるとxG的には最終スコアは5-2だっという(xGについて詳しくはこちらの過去エントリをご参照)。公式にそんなことをいわせるほど珍しい試合だったということだ。いくつもの予想外が重なったようにも思えて、じつはすべて自業自得というのが非常にアーセナルらしいともいえる一戦だった。

Expected goals? 5-2. Actual goals? 1-3



昨日の今日ではさすがにまだちょっと脱力してしまっているので、フォーマット通りに書く気力がない。

この敗戦はムスタフィ、それにコシエルニというここ数試合の大黒柱ともいえる選手たちの愚かなミスが招いたものであるということに疑いはない。エジル、サンチェス、ラカゼット、ラムジーといった攻撃陣の活躍やその後の押し込み具合を見れば、あのミスさえなければ戦前の予想どおりにまともな試合だった可能性がある。ミスがすべてを台無しにしたといってもいい。

けれど、試合を観たあとでは負けるべくして負けたという側面もわれわれは認めなければならないだろう。

たとえばこの大事な一戦に際し、アーセナルの選手たちはToT戦のような緊張感・集中力を持って試合に臨んだだろうか。否。ムスタフィがあの危険な場所であんなふうに馬鹿げたミスをやらかすなんて集中力を欠いていた証拠だし、先制点のきっかけとなったコシエルニのサイドチェンジのパスもいかにも軽率だった。ホーム12連勝で自分たちの力を過信していたのかもしれない。

少なくともToT戦では身体が暖まる前の時間帯は自陣でボールを回すリスクを避けてロングボールを選んでいた。たとえホームであってもビッグマッチではそのように慎重に試合に入っていくのは正しいやり方だろう。ヴェンゲルは、マンU攻撃陣の危険性を事前にしっかりとDFの選手たちに叩き込んでおいただろうか? ビッグマッチの作法を選手たちに思いださせていただろうか? このクソみたいに大事な試合でたった10分で2ゴール取られたのだ。戦う準備ができていたようにはまったく思えない。

マンUはしたたかだった。アーセナルのDFにプレスをかけるとき、サイドチェンジでプレスが無効化されないよう、彼らはしっかりと逆サイドまでプレッシャーをかけてきた。先制点のパスカットの場面はまさにそれだ。それはアーセナルが得意にしているプレイをスカウティングしてきた賜物だろう。モウリーニョはアーセナルをちゃんとリスペクトしてしっかりと準備してきたということだ。そして彼らにはそれをきっちり実行できる優秀な選手たちがいる。相手チームに対して尊敬が足りないのは一体どちらなのか?

先制点はふたりの股の間をすり抜けたゴールでxGはかなり低かったと思われるし、終盤明らかなペナルティも見逃された。たとえ残り5分でももしあの場面で1点返していたなら奇跡が起こったかもしれない。0-2で前半が終わったときでさえブーイングよりも選手たちを鼓舞するチャントが大きく聞こえたし、スタジアムは最後まで奇跡を信じたファンたちの声援であふれていて、TVで観ていただけでも一体感を感じた。

アーセナルにとって不運はあった。100%でやりきった感はあるし、最後まで諦めなかった選手たちを誇りにも思う。

 

でも勝たないと。

 

トップ6、しかもマンUに勝てる試合というのはこれからもなかなかないはず。マンUのようなチームを攻撃で圧倒した試合に敗れるという奇妙な出来事を今後に向けてどう評価すればいいのかよくわかんない。



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