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Arsenal, Emery, Transfer

エメリ祭り

なんという大騒ぎ。突然降って湧いたウナイ・エメリのアーセナル監督就任の件。

もちろんまだアーセナルから公式発表があったわけではないのでこれが最終決定かどうかは不明ながら、エメリの名前はとにかく藪から棒にいきなり来たのでアルテタ以上の騒ぎになっている。

カソルラの退団も含めて、最近のアーセナルニュースをそろそろまとめようとしていたんだけど全部後回しにするくらいのインパクトはある。この波に乗っておきたい。

ちなみにアーセナルが下したこの最終的?な選択においては、われわれが信じていたようにミケル・アルテタがポールポジションで、最後の最後で180度の急転換があったようだ。そして、アルテタ本人はこの仕事に乗り気で自分から身を引いたわけではなかったというので、交渉過程でヴィエラサイドと一悶着あったアーセナルがアルテタサイドとも関係にヒビが入るのではないかと少し心配である。ここまで本命視されていたからには、アルテタもそれなりに本気にしていたに違いないのだから。

BBCレディオ5でのオーンステインとイアン・ライトのやりとり。オーンステインのリポートを聞いたライトが呆れたように「どうなってんのこれ、アーセナルで何が起きてんの?!」と混乱を隠せない様子がわかる。「オッズ66:1だった」という、いかに意外な人選だったかについて語ったオーンステインのコメントには一同がwowとどよめいている。

それと、いち早くエメリのロンドン入りを伝えていた、SKYのバラゲもエメリのアーセナル監督就任について、自分のYouTubeアカウントからコメントを寄せている。

こちらはあとで訳すかもしれない。



ウナイ・エメリについてのツイート

さまざまなコメントをTwitterから拾っていこう。

ウナイ・エメリの成果:

  • アルメリアを初めてラ・リーガに昇格させ、そのシーズンを8位で終える
  • ヴァレンシアをラ・リーガで3連続3位に導く
  • セヴィーリャで3連続ヨーロッパリーグのタイトルを取る
  • PSGで今季国内トレブルを達成

ホアキン、ウナイ・エメリについて:

エメリにはポップコーンが足りないくらいのヴィデオを渡された。彼はフットボール気狂いだね。まあ病気ですわ。彼はぼくが仕事をしたなかで最高のマネージャーのひとりだよ。

エメリはヴィデオ分析をすごいやる人で、ヴァレンシア時代、選手たちに戦術的なヴィデオが入ってるから観ろとUSBスティックを渡していた。彼はそのヴィデオを観ない選手がいるかもと疑って、ある選手には空のUSBを渡してどんな内容だったか訊いていたよ。

この「宿題」の件、こちらにも詳しく書いてある。

Unai Emery’s grasp of detail can succeed at Arsenal after PSG problems

学校みてえだな(笑)

エメリはJuan Carlosという、ずっと同じアシスタントを使い続けている。彼は完全にアレだ。試合中も叫び続けているような人だ

エメリが来るとなるとボールドの席はなさそう。

エメリは戦術的な点でも周到な計画を立てる点でも、ヴェンゲル時代からとても大きな変化を及ぼすだろう。アーセナルのトレーニンググラウンドは劇的に変わろうとしている

それは待ってましたとしかいいようがない。

以下、バラゲの連続ツイート。

エメリは何よりもまずコーチだ。彼はチームと彼の選手に適応する。しばらくアーセナルFCに欠けていた完全/周到に準備するというやり方をする。彼はまた組織/目的を設定する。選手たちは彼らの義務と責任を学ぶことになるだろう。それは生ぬるい場所からの脱却になる

彼は英語を上達させる必要があるが、この何年かは勉強を続けている。英語の習得が重要な理由は、彼は選手たちと面と向かうというのが彼のマジックの一部だからだ。彼は彼が与える戦術的な情報をなるべく少なくしてやること、トレーニングセッションも変化に富んだ/面白いものでなきゃならないと学習している

彼は一辺倒なスタイルのコーチではないが、たくさんの弁護士とチームを変化に富んだものにする。彼のインテンシティはベンチから観る試合を通したものだ。ヴィデオを観ろ!

弁護士って?

ヘッドコーチタイプを求めていたアーセナルにはもってこいの人材であると。

OBのアラン・スミスもコメント。

とても納得できるものだね。具体的な組織のなかで選手たちが成長するということは証明されている。祈るよ。

ひとまずこの辺で。

アルテタからエメリに切り替えられないぼくら

多くのひとがエメリの就任を歓迎するなかで、こんなツイートも。

アーセナル:まったくマネージャー経験のない36才のOBを、この4年でふたつの国内トレブルとヨーロッパのトロフィを勝ち取った男のせいで獲得できなかったと嘆くファンがいる、世界でたったひとつのクラブ。

これな。

でも気持ちの切り替えが出来てないってだけだと思うんだ。だって世界中のファンがもう9割方アルテタで決まりだと思っていて、経験がないとかいろいろ思うところはありながら、アーセナルがそう決めたんなら全力で応援しようぜ、ってとこからの突然のエメリだから。そりゃ複雑だろう。エメリの名前を聞いて彼の実績を知っていたとしても、アルテタのが良かったという人がいてもおかしくはない。

ぼくの所感では、アーセナルのファンの間では次期マネージャーにはやはりアレグリやエンリケといった、ビッグネイムを望んでいる人が多かったように思う。アルテタは、あくまでセカンドオプションあるいはトリッキーなオプションとしてで、それが現実味を帯びてきて、やっとこさ自分を納得させたところだったのだ。

しかし冷静に考えれば、経験のあるマネージャーに託すべきだというのはまったくの正論だろう。だってビッグクラブなんだから。

エメリは46才とまだ若いが13年のマネージャー経験があるそうだ。アルテタよりももっと若いときから監督キャリアを積んできたという人材である。

まだ彼のことをよく知らないが、いろいろな報道や識者のコメントを総合的に判断するに、アーセナルに必要な「戦術」があり「チームマネージメント」がもたらされると考えてよさそうだ。

金満のPSGからシブチンのアーセナルへの転職ということで、経済的には正反対のコンセプトを持ったクラブをどうマネージしていけるのか心配するのも当然だろう。しかし、彼はPSG以前にはヴァレンシアやセヴィーリャといったクラブでも結果を残しているので、与えられた範囲で最大限の効果を発揮できる資質を持ったマネージャーだともいえる。

オーンステインによればクラブの正式発表は今週中だというが。



4 Comments on “エメリ祭り

  1. むしろ経済的に制約がものすごくあった当時のバレンシア
    フロント(モンチ他)主導なクラブなのは周知の感じのセビージャ

    とこれら2クラブで指導経験あるっていうのは
    アーセナル(経済的制約がある+新フロント陣が主導したい)にとってはドンピシャというか

    ただとにかく手堅い、堅実な選択な感じ。
    この姿勢がガジディスたちの基本姿勢なんだなあ~と改めて感じました

    1. どもども。
      そういうことですね。そうかそうかモンチSD。
      どちらかというとPSGにいたことのほうがむしろって感じか。なるほどっす。
      いまエメリを勉強中です。

  2. 守備組織がボロボロのアーセナルにとっては戦術家の監督はありがたい。
    セカンドレグで逆転されたとはいえ、バルサに大勝したこともある監督ですし。
    とにかく早く監督決めて、移籍市場へGO!ですね。
    カソルラの退団はとても悲しいです。
    もう一度エミレーツのピッチでプレーする姿を見たかった。

    1. こんにちは。
      YouTubeでこの人の戦術解説のヴィデオなんか観ると、中盤3人はわりと注意深くポジショニングさせるという感じみたいすね。
      ま、ジャカをどうするかだけ間違えないでいただければ。

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