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【マッチレビュー】18/19UELグループステージ アーセナル vs ヴォルスクラ (21/Sep/2018) トレイラの初スタートとレノのデヴュー

快勝で終われませんなあ。

7割近くボールを支配できる相手に2失点。どんなに多く得点してもがっかりである。

イウォビの成長やトレイラの初スタートにレノのお披露目、オバメヤンの2得点などポジティヴな兆しもたくさんあるものの、今シーズンに入ってクリンシートの試合がまだ一度もないという現実は重い。

Arsenal 4-2 Vorskla Poltava: Gunners cruise to Europa League win



スターティングイレヴン

4-2-3-1

オバメヤン

イウォビ、ミキタリアン、ウェルベック

エルネニー、トレイラ

モンレアル、ホールディング、ソクラティス、リヒトシュタイナー

レノ

もっと若手を使ってくると予想していたひとも多かったようだが、ぼくはヨーロッパの初戦ということでローテーションするといってもそこまでしないだろうと思っていたので、やっぱりという感じだった。

注目はもちろん、ベルント・レノとルーカス・トレイラのスタート。

ラムジーやジャカといったとくにリーグでの出場機会の多いレギュラー選手はベンチにも入っていなかった。

ラカゼットはベンチでぶすッたれた様子が何度もカメラに抜かれていた。最後までお冠だったな。まあ週末のエヴァートンでのスタートが約束されたようなものだし、いいじゃないか。

マッチスタッツ

ポゼッションは68%もキープしていながら、シュートを7本も打たれそのうち3本は枠内で2本が得点。これじゃボスも小言をいいたくなるというもの。

ボスの試合後のみことば

(今夜のパフォーマンスに満足してますか……)

エメリ:サポーターの前で最初の重要な試合に勝てたからわれわれは満足してるよ。大会の最初だから、初戦に勝って自信をつけることは重要だった。思うに、最初の60分間はよかったと思う。アイディアを表現できたし、ちょっとづつながら得点に近づくようなバトルに勝ってもいた。4得点というのはなかなかいいと思う。しかしわれわれは90分コンペティティヴでありたかった。ラストの20分でいくつかのチャンスをつくられ、改善の必要があった。今日の失望は2失点したことだ。でも最初の60分はよかったと思うようにしているし、アイディアを表現していくことを続けたい。

(オーバの2ゴール……)

今日のわたしたちの狙いは、選手たちに自信をつけさせることと出場機会を与えることだった。そして(ローテーションは)来週にもたくさんの試合が控えているし必要なことだった。自信をつけることに関しては、オバメヤン、ウェルベック、あとメストもできた。今日は試合のなかでたくさんのポジティヴがあったと思うし、続けていきたい。

(クリンシートがありませんです……)

ひとつのことだ。われわれはいつも試合の前には「簡単にチャンスをつくらせない」という気持ちで臨んでいる。今日は失点しないいい機会だったはずだと思うんだが、最後の30分ではもっとうまくプレイしなければならなかった。

(お客さん少なかったっすね……)

まだこのコンペティションは始まったばかりだ。サポーターにはわたしたちがこのコンペティションにワクワクしていることを示したいし、ELをうまくやっていきたい。しかし、それは徐々に行われることになると思う。サポーターはいずれくるようになる。ちょっとづつね。彼らをステディアムに連れてくることはわれわれの仕事でもあるんだ。

(ヴォルスクラに2ゴール……)

今日のがっかりだ。ニューキャッスル戦みたいにちょっとづつ敵にチャンスをつくらせるようにしてしまった。ここは改善していかねばならない。だってNCは最後の数分だったが、今日はラスト20分はそんな感じだった。2失点してしまったし。われわれの挑戦は90分競争力を持つこと、それが改善すべきひとつの課題だ。

まあそれに尽きるな。4点先行していれば気が緩むのは仕方のないことかもしれないが、とにかく失点しないことがいまのアーセナルにはなにより重要であること。それをもうちょっと選手たちに理解させるべきだと思う。なんかこれ毎回書いてるな。。

トレイラとレノについてもコメントしている。

(トレイラとレノがスタートしました……)

エメリ:ルーカスはもうチームでプレイしているし、われわれのアイディアに合わせて適応もしている。パッションとパフォーマンス。彼がプレイするときはいつもよくやっている。レノに関しては、最初の試合となる。2失点してしまったが、あれは彼の過失ではない。彼にとって試合に出ることで自信をつけてもらいたい、来週もまた出場するだろうからね。

(ルーカス・トレイラの膝の怪我はどうすか……)

どの試合でも、わたしはグループに責任がある。トレイラに関してもだ。今日はルーカスを交代させるのがいいと思った。日曜の試合はOKだと思うよ。

トレイラは先日のウルグアイNTでも大事をとって前半で交代となった。今回も杞憂であるといいのだけど。

オバメヤンのコメント

2得点。2点目はボックス外からだった。ハットトリックほしかった。

(試合は楽しめましたか……)

オバメヤン:ファーストハーフはよかった。セカンドハーフの最初も。得点したし。でも最後に失点しないように改善していかないとね。

(アーセナルはこの大会にマジなんすかね……)

イエス。オフコースさ。とくにぼくにとってはね。だって昨シーズンはELでプレイできなかったんだから。出られてほんとにうれしいよ。ファイナルまで行きたいね。マジで。つぎの試合もがんばるよ。

(PLと比べたらどんなですか……)

そうだな、PLは長いよね、たくさんの試合がある。でもELは勝ち続けないといけない。だからつぎの試合も重要になる。

ミキタリアンのコメント

2アシスト。惜しいシュートもあった。

(チームのパフォーマンス……)

ミキタリアン:重要な勝利だった。ファーストハーフはちょっとタフだったけど、ありがたいことにハーフタイムまで得点することができた。セカンドハーフはもっとイージーになったね。彼らがフットボールをやるようになったから。ボールを持って攻撃しようとしてきた。だから彼らのディフェンシヴラインの裏にスペースが出来てきた。もっとチャンスをつくれたね。

(懐かしい顔がいくつか……)

何人かの友人がいたよ。でも試合のときにはそんなの関係ない。いまは落ち着いておしゃべりもできる。

(ELにおけるエメリがやってきたこと……)

彼は3度このコンペティションに勝っている。そしてそれがわれわれにとっても、アーセナルにとってもとても重要だ。なぜなら優勝するためにこの大会を戦っているのだから。参加してるだけなんて意味がない。勝てばCLに出られる。だから毎試合勝つつもりだ。

(攻撃の流動性……)

みんなこのやり方を楽しんでいると思うよ。まだベストとはいえないけど、このまま続けて、どんどんよくなっていくところを見せられるだろう。

アーセナル vs ヴォルスクラの論点

たくさんある。公式が挙げている4つのポイントも合わせて。

Arsenal 4-2 Vorskla: Four things we noticed

オバメヤンの効率

エミレーツでの10試合出場で12得点に絡む(G9 A3)。

誰もが彼を当然休ませるはずと思っていたにもかかわらず、エメリはオバメヤンをCFでスタートさせ、彼は期待に応えた。

エメリはあえて彼を出場させることで、自信をつけさせる目的があったと思われるので、その策はうまいこといったことになる。

もっともその意味では、ラカゼットにも自信をつけさせたかったけど。。

ミッキーとイウォビが魅せる

2アシストのミキタリアンはもちろん活躍していたが、個人的にはこの試合でとくに印象に残ったのはイウォビ。彼は左サイドでボールを持てばいつも相手の脅威になっていた。

イウォビはいわゆるウインガータイプというよりは、どちらかといえばゲームメイカータイプだが、ワイドポジションでのドリブルとボールキープには非凡なものがあり、このレヴェルの試合だとわりとやりたい放題という感じだった。

この試合ではいつもやりがちながっかりパスもあまりなかったし、判断の遅さを指摘したくなるようなプレイもあまり見られなかった。彼にはこのまま成長してもらいたいものだ。

オバメヤンの最初の得点をアシストしたカウンターアタック(カウンターのカウンター)はお見事だった。

ソクラティスがバックラインを安定させる

この試合でとくによかったと言及したい選手は何人かいるが、そのなかでもマジでとくによかったのはソクラティスではなかったろうか。

たびたびゴールを脅かされるといった試合ではなかったものの、まるでコシエルニのように印象的なタックルやクリアがあった。

またエジルのゴールにつながったリヒトシュタイナーへの浮き玉のパスなんていう、CBながらテクニックを見せるシーンもあった。

彼はNC戦でもだいぶ称賛されていたが、この試合でもフォームを維持していた。

このまま続けてもらおうじゃないか。

トレイラが初スタートで違いを見せる。どうなる今後のCM

この試合のトレイラは、期待どおりというか予想どおりというかCMで安定したプレイを見せた。

エルネニーと役割がややかぶっていたが、CBやFBの空けたスペースをカヴァーするなどよりディフェンスラインをケアしていた。

そして、この試合で印象に残ったのはやはりトレイラのパスレンジの長さで、たびたびサイドを変える正確なミドルレンジ/ロングレンジパスを通していた。

前半は相手が引きこもってアーセナルは攻めあぐねる時間が続いたので、トレイラの長いパスはとくに有効だった。

またフリーキックはゴール前で頭に合わせるかと思いきや、ニアサイドを直接狙うなど(惜しかった)とても野心的だったと思う。きっと彼は今後もセットピースのキッカーを務めるのだろう。楽しみ。

この試合の前に出たSKYの記事では、NC戦の前後半のトレイラとゲンドゥージを比較して、より縦パスの多いトレイラをエヴァートン戦でも起用すべきだとの論を展開している。

Arsenal tactics: How Lucas Torreira can be driving force in central midfield

もっとも、この試合のゲンドゥージも天性の才能を見せたと思う。

57分にエジルとともに入ると(トレイラとの交代)、彼のドリブルとパスでアーセナルの中盤は明らかに活性化したように見えた。彼はまたタックルでボールを奪うなど、精力的に動いてボールウイナーの汚れ仕事もしっかりとやっていた。

もしかしたら、彼はこの試合のように途中出場で攻撃にアクセントをつけるという役割のほうが効果的なのかもしれない。トレイラが文句なしのパフォーマンスを見せていることからも、トレイラがファースト11に入り、ゲンドゥージは状況に応じて途中投入というのは今後ありえそうな気がする。

結果的にトレイラとゲンドゥージのパフォーマンスで、エルネニーの中途半端さが強調されてしまったように思えたのが気の毒だった。

エルネニーはいつものように無難にプレイしていたが、若いふたりに比べると可もなく不可もなくという感じで、ジャカも含めた4人で2つの席を争うという激戦のCMでは序列が一段下がってしまうのも無理からぬパフォーマンスだったかもしれない。このレヴェルではもう無難にプレイできるというだけではダメなんだな。

個人的にエルネニーはきらいな選手ではないが、攻撃あるいは守備でのスペシャルな貢献をしていかないと、いまのアーセナルでは生き残れないだろう。

エルネニーにこんながむしゃらプレイができるだろうか。

デヴューしたベルント・レノの評価

非常に無難なパフォーマンスだった。エメリも試合後にコメントしているように2失点は彼のせいとはいえない。

しかしロングレンジの正確なパスを出すなど、いくつかのいいプレイは見せた。デヴュー戦で緊張もあったのか、さほどプレッシャーを受けていない状況でも単純なロングボールを選択するなど、やや性急に見えるプレイもいくつかはあった。

さっそくSKYが記事にしていた。

How did Bernd Leno do on Arsenal debut against Vorskla Poltava?

彼の真の実力を評価するにはあまりふさわしくない試合だったからか、あまり内容のない記事ではある。

彼にはかわいそうだが、週末のエヴァートン戦はこれまでどおりチェフがスタートする可能性が高いような気がする。そして来週ミッドウィークにはカラバオカップでまた見せ場が訪れる(エミマルの可能性があるか……)。

ウーナイ・エメリがあたらしいEL記録をつくる

さすがEL3連覇の偉業を達成した漢のなかの漢。32回目のELマッチでの勝利。おめでたう。早いとこクリンシートをプレゼントしてやろうぜ。

この試合については以上。

アーセナルはPLよりもELを優先すべきか

Sky Sportsの番組『The Debate』でアーセナルがチャンピオンズに返り咲くためにはリーグよりもELを優先すべきではないかと激論が交わされた模様。この件はこれまでにもたくさんの議論があった。

Europa League is Arsenal’s best hopes of Champions League qualification, say The Debate panel

OBのマシュー・アプスンが語った。

アプスン:可能性を考慮すると、チャンピオンズリーグに戻るにはELのタイトルがファンタスティックなルートだろうね。国内では今シーズン(トップ4フィニッシュ)はタフだろう。たくさんの変化があったし、クラブは大きな移行期にある。

だからリーグでトップ4を目指すことは難しいはずだ。しかし彼らにはELを知り尽くしたマネージャーがいて、勝ち方も知っている。

今夜彼はいくつか変更を加えたが彼にはそれが大丈夫だとわかっている。彼らはそれを追い求めることができるものをもう持ってると思うよ。

現状で何がアーセナルにとって正しいかということ。彼らがトップ4に入れるとは思えないが、カップフットボールはカップフットボールだ。たくさんの(勝てる)試合がある。(後略)

トップ4が難しいなんていわれるまでもねえ。正論てムカつくよね。

イアン・ライトがガジディスの退任に「満足」

アイヴァン・ガジディスCEOが退任する件。辞任の発表以来、これまでわりと当たり障りのないコメントが多かったんだけど(当たり前か)、おれたちのご意見番ライト氏が辛口にコメント

ライト:彼は、いまこそCEOがかじを取ることが必要なときだと思うのに、いまが自分の去り時だと感じたと。わたしは彼の退任が喜ばしいね。だって彼という人間を表しているじゃないか。アーセナルに必要な人材ではなかったんだよ。

彼は自分が新組織に属さないとわかった時点で、自分が退くことについて声明を発表した。それがわたしが彼について知る必要のあるすべてを物語っているね。わたしはただもうアーセナルが、クラブをわれわれが求める方向に導いてくれる誰かを雇ってくれることを願うばかりだ。

うん? これガジディスは自分の意志で辞めていくんじゃなくて、解任みたいなことだったってこと? よくわからないなあ。英語難しいぜ。

彼はどう考えても道半ばでプロジェクトを離脱していくわけで、ライト氏のいうことやファンの失望もわかるけど、クラブ関係者全員がクラブのファンではないし、熱心なクラブのファンでもないビジネスマンにクラブへの忠誠を求めるというのも難しいのかも。まあCEOには昇給でヘッドハントされないくらいには揺るがないクラブ愛がほしかったけどね。その点アーセンはクラブを死ぬほど愛してたなあ。

アーセナル移籍ニュース

2件。

サンレヒがボカのパヴォンを熱望

Arsenal’s new head of football Raul Sanllehi already in talks with Argentina and Boca Juniors striker Christian Pavon

クラブの新ヘッド・オブ・フットボールが、ボカ・ジュニアーズのストライカー、クリスティアン・パヴォンを熱望している件。すでに交渉開始しているという報道も。

以前もパヴォンはリンクされていたはずだけれど、どうもサンレヒが個人的にどうしてもほしいみたいな話しらしい。そんないい選手なのか。

22才のアルゼンチン人ウインガーで移籍金は最低でも44Mポンドあたりになるそうな。どうもバルセロナも狙っているらしい。

買おう。ウスマン・デンベレの半分で済むなら安いもんだ。

エメリがセヴィーリャのバネガを熱望

Arsenal’s new bosses make Ever Banega their first priority as Unai Emery chases Sevilla ace

夏にもだいぶニュースがあって、まだ諦めてなかった系。もう30才だけど。

でもバネガは夏のオファーで本人がセヴィーリャに残りたいと断ったのではなかったか。

昨日のELでもフリーキックぶち込んだりしていたからいい選手なのは間違いなさそうだが。

以上

 

つぎの試合は日本時間、日曜深夜24:00のPLエヴァートン(H)。

エヴァートンはアーセナルにとって最大のカモチーム。大きな勝利を期待したい。勝てばプロジェクト24で4連勝。COYG

おまけ

カソルラがキャプテンをつとめたELレンジャーズ戦は、レンジャーズが二度追いつき、結局引き分け。しぶとい。カソルラはヴィヤレアルの2点目をアシストしているぞ。元気そうでよかった。



One Commnet on “【マッチレビュー】18/19UELグループステージ アーセナル vs ヴォルスクラ (21/Sep/2018) トレイラの初スタートとレノのデヴュー

  1. ラカは終始抜かれてましたね。あの座り方は腰に悪いのでやめてほしいぜ。
    イウォビには今季注目してるので頑張ってほしいな。
    そしてミキ、すばらしい!!

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