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ヘッドコーチ就任から1.5ヶ月。アルテタ・アーセナルの残した数字。今後の課題

攻撃の停滞=シュート、チャンスの不足

アーセナルの得点が少ないのは、シュートが不足しているからでありチャンスが不足しているからだ。

以下は、17/18から3シーズンのシュート数、SoT、xG、xAの推移。

ヴェンゲル~エメリ(FL、アルテタ)でも、得点機会はずっと減り続けている。

これもエメリ(FL含む)時代を引き継いでいるが、今シーズンのアーセナルの「11.2」という試合平均のシュート数はトップ5リーグ98チーム中76位ということ。ヨーロッパのメイジャーリーグのほとんどのチームはアーセナルより多くシュートを放っている。

またアルテタ時代に入ってからも、FAカップ含む9試合で相手より多くシュートを打った試合は2試合しかないという。9試合の相手を考えれば(このうちビッグ6相手は3試合)、なお憂慮すべきスタッツになる。

こういった今シーズンのひどい数字はアルテタのせいじゃない、エメリの数字を引きずっているからだと主張したいところだが、シュートに関してアルテタ以降においても進歩していない。

アルテタ以降のアーセナルの総シュート数は「68」(※2/2のバーンリーまで)。この間、これよりシュート数が少ないのはシェフィールド・ユナイテッドとクリスタル・パレスのみ。

いまアーセナルはとにかくシュートが少ない。シュートが少ないのだから得点が少ないのも道理であろう。

以下は、今シーズンのなかでエメリ、FL、アルテタの試合ごとシュート/被シュートを比較したデータ。ここでもアルテタがシュートを減らしていることが示されている(被シュートも減らしている)。

つづいて、シュート自体のチャンスのクオリティ。こちらも興味深いデータ。

Optaの中の人であるOrbinho氏の指摘によると、xGにおいてアルテタのアーセナルは若干のラッキーがあるという。得点はxGより少しだけ多く(+0.2)、失点はxGAよりだいぶ少ない(-3.4)。つまり得点には妥当性があるが、失点はもっと多かった可能性がある。そうなればそのせいでドロウの試合が敗けに転じていたかもしれないと。

ラッキーといえばウナイ・エメリの専売特許だが、意外にもアルテタもその傾向を少し引きずっている。

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One Commnet on “ヘッドコーチ就任から1.5ヶ月。アルテタ・アーセナルの残した数字。今後の課題

  1. 夏の移籍市場でアルテタのフットボールにフィットできるいい選手が獲得できることをただただ願う。

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