試合について
アーセナルのファースト11
『Sky Sports』より。
3-4-3
ペペ、ラカゼット、ネルソン
サカ、ジャカ、トレイラ、セドリック
ティエニー、ダヴィド・ルイス、ホールディング
エミマル
まずオバメヤンが外れたのが予想外。ネルソンが入ったのもの予想外。ここでホールディングの起用も読めなかったなあ。
ぼくの予想どおりだったのは、CMにセバーヨスではなくトレイラが入ったところくらい。
試合前にはローテイションをするのではないかという憶測はあったが、結局そのとおり(前の試合から5人の変更)となった。
サブは、セバーヨス(57 トレイラ)、ウィロック(57 ラカゼット)、オバメヤン(58 ネルソン)、AMN(76 セドリック)、コラシナツ(85 サカ)。
58分というアルテタにしては比較的早い時間帯に一気に3人を交替。そしていつも5人すべては使わないアルテタが90分内で5人使い切ったのは、やはり週末のFAのカップが意識されていたのかもしれない。
あるいは前半のうちに逆転してしまい、あとは45分猛攻から守るだけみたいな試合になってしまっていたので、余計に疲労したという理由もあったのだろうか。
いずれにせよ、全員で守りきったまさに総力戦であった。
そういえば、エジルはサブにも入っていなかった。じゅんびでけたはずなんだが。
マッチスタッツ
『BBC Sports』より。
むしろアーセナルがやられそうなスタッツ。
ボールは約7割持たれた。シュートの数は8倍(笑い)。SoTは4倍。コーナーはは6.5倍。よく勝ったな。
Understat.comによる総xGは、1.32 v 2.22。チャンスのクオリティではびっくりするほどの差はついていない。
それもそのはず、アーセナルは3本のシュートを放って、なんとそのすべてがビッグチャンス(BC)だったのだから。そしてBCシュート3本で2点。なんというコンヴァージョン。。もしJWが最後のチャンスを決めていれば驚異の100%コンヴァージョン達成だったという。
Expected Goals
Arsenal 0.9
Liverpool 2.4xG per shot
Arsenal 0.3
Liverpool 0.1Quality > Quantity today
— Orbinho (@Orbinho) July 15, 2020
量より質である。
それにしてもランニングxGを見ると、序盤はまるきり静かで(リヴァプールは15分すぎまで、アーセナルは30分すぎまでシュートなし)、得点をきっかけに試合が動いたことがよくわかる。
そして、リヴァプールの後半のxGが漫勉なく上りつづけているのが、この試合の厳しさを物語っている。このチャートが示しているのは、セカンドハーフはほとんど常時シュートを打たれ、危険にさらされていたということだ。その間アーセナルのxGは真っ平ら。防戦一方だった。よく勝ったなあ(リプライズ)。
<おもしろスタッツ>
冒頭に書いたように、この試合はおもしろいスタッツがたくさんある。まとめよう。
- アーセナルがPLでリヴァプールに勝ったのは2015年4月以来
- アーセナルがPLテーブルでトップのチームに勝つのは2016年2月以来
- ユルゲン・クロップのリヴァプールがアーセナルに敗けるのは今回が初めて(W5 D3 L1)
- リヴァプールのエミレーツステディアムでの勝率は12%(17試合でW2、すべてのコンペティション)で10試合以上プレイしている場所では最低
- リヴァプールはPLで逆転敗けするのは2017年4月以来。先行した試合ではそれまで83連勝
- リヴァプールはPLアーセナル戦でウィニングポジションから35ポインツを落としている。最大
われらって意外にリヴァプールキラーだったのかな?(誤解)
そしてこちらお笑いスタッツ。
- アーセナルのPL試合での「ポゼッション31%」は過去最低
- アーセナルのPL勝利試合で「パス成功61%」は過去最低(09/10シーズンからのデータ)
- アーセナルのPL勝利試合で「シュート3本」は過去最低(03/04シーズンからのデータ)
- アーセナルのPL勝利試合でシュート本数差「21(3 v 24)」は過去最大(〃)
まるでボトムチームがトップサイド相手にジャイアント・キリングをやるときみたいなスタッツ。
CLでバルサとかバイエンとやったときに劇的に低いポゼッションだった気はするけど、たしかに国内ではそこまでボールを持たれることはそこまでなかったか。
朝起きて結果見て驚愕しました(笑)
ポゼッションでやられようともスキをついて勝ち逃げという、前節スペシャルワンさんから学んだ事を早速生かしたわけですね。さすがアルテタ監督。
それにしてもレノが復帰したらGKどうするんでしょう。
スタメンを争う力を証明し続けるエミマルと、レギュラークラスを二人抱える事になるのか。
どちらかが移籍を志願したり、もしくはお金ないアーセナルはどっちか売るとかないんですかね。比較的高く売れそうなレノを、とか。考えすぎかな。
1Hで綺麗にマネにぶちこまれてから、”こりゃー、4、5点は覚悟だな・・・”と失望しして席外して戻ってきたら2点入れててびっくり。2Hは正座して観戦しました・・・。エミマルは勿論、ティアニーとホールディングが良かった!ムスティとコラシナツだったら、多分無理だったと思う。右も今は、ペジェリンよりもスアレスのほうが安定しているし、AMNが必殺仕事人みたいに登場するのもしびれました。なんか、2HはCL決勝トーナメントのような意気込みでしたが、世界最強チームもプライドかけてきたし、なんだかんだ結果を出したことはチームに自信をつけたと思います。返す返す、レスターとNLDの5ポイントが痛い・・・が、週末シティ、全力で応援しましょう!COYG
序盤のやられ方から、先取点後は一気に大差になっちゃうんではないかと、寝る準備をしてましたよ。
2点は取りましたが、相手コートに運べない湘南・山王戦みたいな嫌な感じ。
終盤のウィロック、決めて欲しかった。アーセナルって、あーいった勝負を決める場面でよく外しますね。
そして、追いつかれる・・・
来季こそは改善して欲しいです。
あと4戦(facup込み)頑張れ!
COYG!
リーグ中断時にDAZNで4ー4リバプール戦見てたから、この支配のされ方は結構堪えました。なぜ、どうしてこうなった…と自問自答する後半の45分間。それでも前を向いて勝利を掴み取った選手やアルテタはさすがですね。私とは違う。
でもこれ、ベンゲルだったら正面切って試合を支配しに行って玉砕してたよね。。。
ここまでスタッツが悪くても、勝ったんだから何が悪い?って割り切れるところにアルテタの凄みがあると思う。
実際これしか勝つ方法はなかったはずで、ここまでみっともない試合でなければ勝てなかったはず。
過去の栄光に浸ってたら出来ないことだし、そういう意味でも価値ある勝利だと思う。
選手はすごく戦ってた。それが嬉しい。
よく勝てたというのが正直なところなのかもしれないけど、守り切ったというのは良かったですね。
交代が早かったのも良かった。ウォルヴズ戦に続き中2日で試合が続く時であらかじめ試合前から予定されていた交代プランのようなときは決断早く交代してる印象受けますねぇ。
意図的なのかどうなのか前半3-4-3ではなく3-4-1(ラカ)-2のようになってることが多く、
ビルドアップでもサイドの守備という点でもかなり負担になっていた印象を受けました。
あれがネルソンの言うハイプレスによるものなのか…個人的には単純に守備に戻っていない、ビルドアップ時に受けに来ないだけのように見えたんだけど。。最近の3-4-3でのビルドアップ~ファイルサード付近までの前線の両サイドの選手の決められたような動きもなかったのでどうだったんかな。後半は守備に戻るようになってたけど。
意図的なのだったとしたらそれはそれで興味深いかもしれない。
個人的にはナイルズがアルテタ以降初と言っていいくらいポジショニングミスがなかったと思うのでよかった。
この試合は攻める時間がなかったのもあるから何とも言えないけどアルテタの信頼を勝ち取れたらいいなと期待。