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Arsenal, Behind The Scene

アーセナルの「55人解雇」はやはり一般従業員だった?

クラブに55人解雇を考え直させよう!

ということで、この件は草の根の署名運動にまで発展していたのです。

Action that you can take over Arsenal’s recent decision to lay off 55 staff members. from r/Gunners

以下署名ページ(Change.org)のコメントより。Jack Kerrigan氏。

Following the news that the club plans to make 55 staff members redundant, there are undoubtedly evident levels of hypocrisy on behalf of the senior executives of the club.

クラブが55人のスタッフを余剰人員にする計画であるというニュースを受けて、クラブの上級幹部を代表して偽善のレベルが明らかになっています。

This club has put in place values which have survived years upon years of testing and confrontation, and to see these abandoned is as troublesome as it is deplorable.

このクラブは長年のテストと対立の上に生き残ってきた価値観を置いてきましたが、これらの放棄されたものを見るのは、それが哀れであるのと同じくらい厄介です。

The club said at the start of this coronavirus campaign that, they were ‘proud and grateful to our players and staff (for agreeing to wage cuts) for pulling together to support our club, our people, and our community in these unprecedented times’. Despite the admirable actions taken by the players, the only apparent guardians of the clubs values in this situation, senior executives have seemingly acted in complete disregard for ‘our people, and our community in these unprecedented times’, giving every support a sense of angst at the morals which the club has depicted.

クラブは、このコロナウイルスキャンペーンの開始時に、それを言った、彼らは ‘私たちのクラブ、私たちの人々、そしてこれらの前例のない時代に私たちのコミュニティをサポートするために一緒に引っ張るために私たちの選手とスタッフ(賃金カットに同意するために)に誇りと感謝しています’。このような状況でクラブの価値観の唯一の明白な保護者である選手たちによって取られた立派な行動にもかかわらず、上級幹部は一見、「私たちの人々、そしてこれらの前例のない時代の私たちのコミュニティ」のために完全に無視して行動しているようで、クラブが描いてきたモラルへの怒りの感覚をすべてのサポートを与えている。

As transfer business is undoubtedly continued, and agent fees undoubtedly are being paid, the club fails to recognise the guardians which they are for the values inherently attached to the club.

移籍ビジネスが間違いなく継続され、エージェント料も間違いなく支払われている中で、クラブはクラブが本来持っている価値観のための保護者の存在を認識していない。

As a reminder to said executives, the fans do not support a business, but rather a community – a family whom seek to champion the club, not pull it down.

幹部への注意喚起として、ファンはビジネスをサポートしているのではなく、むしろコミュニティをサポートしている。

以上。

アーセナルのファンであり、すべての労働者の味方であるかたは、ぜひ署名ページ(Change.org)で賛同されてください。ぼくはもうしました。

現時点で、あともうちょっとで3000人。

また、最初のエントリに戻るのだけど、この55人の解雇でカットできるコストはいったいどれほどなのかと。それくらいほんとにクラブやオーナーは払えないのかと。多くのファンに疑問を持たれているわけだ。

それと、この署名運動のコメントにもあるように、要するにこれはモラルとか尊厳とか、クラブの根っこの部分に深く関わる問題で、このままほんとうに55人のスタッフが解雇されてしまえば、クラブが非常に神経を使っているであろうPR上の損失も決して小さくない。誰だって偽善だなんて云われたくはないものだ。

ぼくらが望んでいるのは「さすがアーセナル」と云われるクラブであり、それは歴史であり伝統であり、クラスな振る舞いであり。スポーツ面だけにとどまらないのは云うまでもない。

この署名で55人を救いたいという気持ちももちろんあるが、それと同じかそれ以上に、愛するクラブに自らの価値をおとしめるようながっかりな振る舞いをしてほしくない、やめさせたいという思いも強い。

ライティ怒りのtweetでこのエントリを〆よう。

おわり



※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

10 Comments on “アーセナルの「55人解雇」はやはり一般従業員だった?

  1. 恭敬にして信、なんて事を孔子さんが言ったそうですが。
    人として当たり前のこと。それを治世者が率先してやらないと下はついてこない。

    選手に減給を求めておいてスタッフを切る。
    土壇場で下の人間ほど苦しいのを知ってて、幹部である自分ではなく下の人間を切る。

    普段のムダな出費を誰も反省しない。
    幹部の誰もがその責を負わずに、苦しくなったからと言って場当たり的に末端の労働者を切る。
    そのリスクを管理するのは幹部の仕事じゃなかったのか?
    そのために巨額の年俸を貰ってるんじゃないのか?

    ダメでしょ、これ。

    1. 僕も。
      普段は署名とかしないんだけど、これはないだろって感じ。

  2. コロナウイルス禍に伴う変化によって、会社の中で消滅した業務があり、それに従事していた人が他の業務に回せない場合、解雇されてしまうこともあるのではないでしょうか。私の感覚では厳しいと思いますが、例えば米国の経営者の感覚ではそうではないかもしれません。
    55人の労働者の首を切るというニュースはショッキングですが、世界の変化によりクラブに使いようのない人が生まれてしまったのなら、彼らを解雇するのは残念ながら最も現実的な手のようにも思います。クラブで使いようのなくなった人のために、オーナーのポケットマネー、エージェントに払う費用、強化費用、選手の給料の問題を持ち出すのは、次元が異なる議論と感じます。同様に、彼らの給料が額として大したことがないのに何故それくらい、、という論調も異様に感じます。高い安いの問題ではないのだと思います。オーナーが金を出せば美談にはなるかもしれませんが、社内で業務を失った人、社内で必要とされなくなった人に、期限を切らずに給料を出し続けるのは、本当に正しいことなのでしょうか。
    状況が不透明なことにもやもやするのはそうですが、しかし会社側が個々人を解雇した理由を公表する義務もないように思います。

    もちろんショッキングなニュースです。ですがこの件について経営陣を叩きすぎることにも違和感を感じるのです。

  3. 自分も55人の解雇に関してそこまでemotional な反応はしたくない
    shivba さんが述べてるが、コロナによってサッカー面というより生活面そのもので大きな変化がある。
    想像にすぎないが、コロナ対策で清掃スタッフが消毒もする必要がでたため外部の専門に頼む必要がでたかもしれない etc .. いろんなことが想像できるし、自分の身の回りでもそういった人員整理は目に付く。
    ただ言えるのは手厚い福利厚生をその解雇者たちへ、そしてクラブとしての説明を選手にも、そしてサポーターにも怠らないでほしい。
    自分が好きなアーセナルというクラブにかかわった人全員が幸せになってほしい という理想の押し付けにすぎないのもわかっているが、、そういうクラブであって欲しい。。

  4. コストカット云々ではなく不要な従業員を解雇するだけではないですか。
    強いて言えばタイミングが悪いですが取り立てて問題にするほどのことではないと思います。

  5. やあブログ主です。

    いや、みんなAFCのステイトメントを読んでくれたまえ。最初から最後までしているのは金がないという話。

    もちろんほんとはほかの理由もあるかもしれないので、クラブにより詳しい説明を求めたいが、少なくとも55人の解雇提案はコスト削減のためだと理由がちゃんと書いてある。だからemotionalになった5000人ものファンが署名して困惑を表明してるんでしょ。取り立てて問題にするほどのことなんだよ。

    「ここ数年、私たちはクラブを前進させるために一貫してスタッフの追加投資を行ってきましたが、収入の減少が予想される中、持続可能で責任ある方法で運営されていることを確認し、チームへの継続的な投資を可能にするためには、さらにコストを削減しなければならないことが明らかになりました。

    私たちの目的は、可能な限り社員の仕事と基本給を守ることでした。残念なことに、今では55人の解雇を提案するところまで来ています。」

    1. 私が申し上げたいことは、お金がないからコストカットをする、それは非難されるべき決定なのでしょうか、ということです。
      本件に関してはこの署名の文面も、例えばarseblogの記事も、感情的には分かるのですが、どうにも今ひとつピンと来ないのです。コロナ以前のクラブ経営モデルはそれほどまでに壊れたのかというショックはあります。コロナ後のモデルをどう構築するかという段階で、必要な解雇(や別の部分の雇用)は行われるだろうと思います。アーセナルがそうあってほしくない、という気持ちは分かるのですが、いささかコロナ以前の世界、価値観への郷愁を、アーセナルという概念に被せすぎているようにも感じます。
      これだけの世界の変化が起きたなら、選手の給料体系やエージェントの手数料などもいつか変わるのでしょう。選手の給料カット時に、雇用確保を口約束したのが本当なら、先行き分からないのに下手打ったなぁと思います。しかしそれはまた別の話だと思います。

      署名に応じる人に対して非難する意図はなく、今回の署名にどこか冷めた気持ちになる人が存在することをご理解いただければという気持ちです。なんとも、ヴェンゲルアウトを成功させた過去が私にはちょっとしたトラウマなのかもしれません。

  6. 本件の解雇は、目に見えるコストカット以上の副作用があると思います.
    お金が無くて、コストカットだけが唯一それを救える道なのなら、それもやむなしと思えるかもしれませんが、明確な説明がない中では、他の選択肢があるのではないかと疑ってしまいます。(当然クラブは検討したのでしょうが)
    このような危機を、工夫して乗り越えられてこそ、クラブへのロイヤリティやクラブのカルチャーが深化していくのでは.
    (全く逆のことも言えうると思いますが)
    とにかくより明解な説明が欲しいですね

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