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【マッチプレビュー】20/21EPL リヴァプール vs アーセナル(28/Sep/2020)楽しい試合を期待

PLが始まって3試合めにして、早くもシーズンで一番タフな試合がやってきた。

アンフィールドのリヴァプール。現在の世界最強チームがもっとも力強く戦う場所。

そして云うまでもなく、この試合はアーセナルにとってはシーズンでもっともタフな連戦の幕開け試合でもある。

  • リヴァプール(A)
  • (リヴァプール(A)※カラバオカップR4)
  • シェフU(H)
  • マンシティ(A)
  • レスター(H)
  • マンU(A)

このなかには今年の有力なタイトル候補が含まれているし、昨シーズンにアーセナルより下位でフィニッシュしたチームは皆無。つまりすべての試合がビッグテストでありビッグチャレンジになる。

もしここをうまく切り抜ければ、目標のトップ4フィニッシュに向けてかなりいいシーズンのスタートになるだろう。また、よりポジティヴになれば、全敗するような最悪の結果でない限りは、多少悪い結果でも落ち込む必要はない。どんなチームにとっても、それくらいに厳しい日程である。

だが、始まる前から悲観しなくてもいい。なぜかって? アルテタが来てからこのチームすべてに勝っているから! こないだレスターにも勝ったばかりではありませんか。強者に強いアルテタのチームだからこそ、こんなフィクスチャでも希望はある。

とにかくまずはリヴァプール。この試合でどんなパフォーマンスを見せるかで、今後も占えそうな気がする。

アーセナルは彼らには2連勝中で、仮にこの試合で勝つようなことがあれば、アルテタはリヴァプールキラーと呼ばれるかもしれない。

このビッグマッチを展望してゆこう。



アルテタの試合前プレスカンファレンス「重要なのはそこで勝てる自信を持つこと」

金曜というかなり早いタイミングで行われたボスの試合前会見。オフィシャルサイトより。

リヴァプール戦について

(アンフィールドでファンがいないのは有利……)

アルテタ:クラウドが彼らを強くしているのは明白だと思う。彼らはアンフィールドでユニークなアトモスフィアをつくりだすから。クラウドがいなくても彼らがどれだけのプレイをするか。われらにはチャレンジだとわかっている。だからエンブレイスしよう。やったろう。いい準備をして勝つ。

(リヴァプール相手の直近2試合でどれだけ自信がついた……)

どれも異なる試合。ひとつはエミレーツでひとつはファイナル。とても違う。だから今回もまた全く違う試合になると思う。われわれは彼らのリーグでのスタンダードを知っている。いかに安定してきたか。それは彼らが試合のどの面においても支配するから。だからこちらもベストを尽くし、戦わねば。月曜にはそれができることを願っている。

(これまでと違いどんな試合になる……)

とても違う。彼らは自分たちのやることに依っていくらか変えてくる。それをどうコントロールするか、われわれもまた違うやり方でどう攻撃するか。彼らはいつでも速い波のようだ。息継ぎをしない。とても速い試合になる。彼らを相手に長いシーケンスのパスは観られないだろう。ベストを尽くす。

(ウェスト・ハムの試合後は何に取り組んでいる?……)

それについては話さない。だがいい準備をしようと取り組んでいることはある。どの試合も異なるチャレンジがあり、このリーグではどんな相手でも解決せねばならない問題を起こしてくる。われわれは進化している。もっとよくなっている。水曜の試合(WHU)ではたくさんよくなっているところがあった。だから進歩をつづけないと。

(一週間に2回同じチームと戦うのはどれだけ難しい?……)

4日の間に同じチームと戦うのはふつうは難しいものだ。とりわけ最初の試合が2試合目に大きなインパクトを与える。短期間に同じ相手を2回倒すのはほんとにタフだ。リヴァプール相手ならそのチャレンジはよりキツいと云うが、わたしは月曜に集中したい。最高の準備をしよう。もっとも重要なことはそこで勝てるという自信を持つことだ。それができると全員が信じなければならない。

(試合を優勢に始めることの重要性……)

イエス。いいスタートをすることはとても重要。しかし、20分、30分、80分、90分のあとに起きることもまたとても重要。なぜなら彼らのパフォーマンスはとても安定しているから。彼らは相手にとてもわずかなことしかさせない。試合で長いあいだ支配できる。だから、正しい機会、正しい瞬間があれば、無慈悲な鉄槌をくださねばならない。また、苦しみも経験せねばならない。なぜならそれを知って経験を重ねていくから。

(リヴァプールの弱点はどこでしょう?……)

彼らはどんどんよくなっていて、弱点はあまりないと思う。ファンタスティックなクラブだ。相手の弱点とは、どれだけ悪用できるか、どれだけたくさんの機会を得られるか。彼らの素晴らしい点すべてにおいて、彼らがやろうとしていること、できることは知られている。だから、わたしは自分たちのやれることに集中したい。なにをやらねばならないか、そして自分たちの面をコントロールする。

(月曜には容赦なくプレイしなければならない……)

こういうビッグゲイムなら、すべてのディーテイルが勝つためにはとても重要になる。試合のなかでたくさんのことを支配せねばならないし、ある面ではなんとかやりくりをしなきゃならない。チャンスがあるなら、そこでネットに入れないと。

(チアゴとサインしようとした?……)

マーケットでどう動こうとしているかについては話さない。

(彼をほしかった?……)

イエア。わたしは彼のことが好きだよ。わたしがバルセロナにいた頃から。素晴らしいパーソナリティの選手だし、グレイトなタレントで、MFでプレイする特別なクオリティがある。リヴァプールにはグレイトなサインだった。

(トップ6クラブにアウェイで勝つ重要性……)

われわれは安定した結果がほしい。どんな場所に行ってもポインツを取れるようにならないと。そしてその信念とともに生きる。

(あなたが来て以来、選手たちはより自分たちを信じるようになった……)

わたしはまだ彼らとアンフィールドには行ったことがないが、わたしが考えているのは、自分たちがどの場所に行っても勝つために準備をすること。それと十分勝てると認識すること。もちろん個人でも集団でもとんでもないパフォーマンスがあってのことだ。試合で要求されるすべてのディーテイルをやりくりせねばならない。

(ウィリアンのビッグゲイムでの経験がどれだけ鍵になる……)

わたしにはより重要なことは、チームのマインドセット全体が正しく、リヴァプール行きの飛行機に乗るときに信念を持っていることだ。自分たちがそこで勝つんだと。もし全員がそれを持てば、よりいいチャンスを持つことになる。

選手について

(エディ・エンケティアについてと、イングランドに呼ばれる可能性……)

わからない。もちろん彼がここまでわれわれとともにやってきたいまのやり方でパフォーマンスを維持するなら、とてもいいチャンスはあるだろう。思うにイングランドは、文化的に、大胆に若いキッズを選ぶ。それは彼ら次第だが、安定してクラブレヴェルでやっていることをつづけていけば、チャンスは自ずと訪れるだろう。

(ニコラ・ぺぺについて……)

彼ははるばるやってきた。われわれはクラブが彼にどれだけを支払ったか知っている。それが余計なプレッシャーになっている。しかし彼は異なるスタイルへの適応が必要な選手だった。彼にはとてもいいアティチュードがある。試合でもたくさんのフェイズで成長が見られる。いまここでとても落ち着いているし、ボーイズたちからも好かれている。とてもいいキャラクターもある。だからわたしは、彼がここで何年も過ごすことになるだろうこと、安定してハイレヴェルでパフォームできるようになるととても楽観的だ。

(ぺぺがガブリエルを助け、ガブリエルもまたぺぺを助ける……)

近くに同胞がいるというのはいつもナイスなことだと思う。明らかにそれが最初の数ヶ月慣れやすくする。ことばが話せないときはとくに。ふたりはお互いをよく知っているし、いまもよく一緒にいる。いいことだと思う。

(オーバとラカの相互理解……)

思うにフロントの選手はお互いであるケミストリをつくらねばならない。お互いを目視して、理解し、ピッチで感じていることをコミュニケイトする。いま彼らとそれをやっているところだと思う。彼らだけではなく、ウィリアンもそう。彼がすぐにチームのなかに入っていったように。ぺぺやブカヨ、リースも。とても重要なことだ。それがわれわれがトレイニングでもやろうとしていること。願わくば、彼らがリンクをキープでき、彼らの関係をよくしていってくれれば。

移籍ウィンドウについて

(ルーカス・トレイラの近況……)

新しい情報はない。ルーカスだけじゃなくほかの選手も。

(チェルシーのジョルジーニョとのリンク……)

われわはチームを進歩させることにオープンである。いまの選手がどうなるかによって違うオプションを探すことになる。だから念の為に準備はしている。

(ジョルジーニョにどんなクオリティを見ているので?……)

悪いがほかのチームの選手については話せない。わたしのほうで彼らのクオリティについて話すのはいいことじゃない。

その他

(ファンはいつステディアムに戻れるのでせう……)

わからない。もちろんニュースや政府のガイドラインによれば、あと数ヶ月はポジティヴにはなれそうもない。われわれの社会の状況も考慮しないと。わたしはそれを尊重するし、われわれは安全な環境をつくろうとがんばってる。とにかくPLを中断させないことだ。いまとてもいいスタンダーズを達成していると思う。陽性者もとても少なく維持している。それが第一目標で、ファンが戻ってこれるようになれば、それはフットボールワールドにとりグレイトではある。

(財政難をどれだけ憂えている?……)

クラブはファン不在でプレイしており、財政的にもその意味合いは、それがどのように持続可能であるかということ。われわれがチームとして達成しなければならないことは、同様に財政を改善しようとすることだ。それはどのクラブにとっても、あまり遅れないようにすることが決定的だと思う。なぜならそうなればチャレンジが前途多難になってしまうから。

以上。

アルテタ発言のポインツ

リヴァプールとの対戦について、何度か繰り返しているのが「自分たちが勝てるという信念を持つこと」。とても重要なことだ。

たしかにこれまでの2勝は、ホームとウェンブリーという中立地だった。アンフィールドで結果を残すのは簡単ではないが、それも信念がなければ達成できないとボスは訴えている。去年の5-5のカラバオカップはアンフィールドだった。あそこで5得点した日のことを思い出せば、信念もさらに強まるかもしれない。

また同じ相手でもすべてが異なる試合だと、これまでとプレイのアプローチを変えてくることも示唆している。どういう戦いかたをするのかも楽しみのひとつだ。

選手についての質問では、ぺぺについてのコメントが興味深い。彼のこれからの成長に楽観的であると。

アルテタはぺぺについて特別にインストラクションをやっているっぽいので、シティでのスターリングのような変貌っぷりを大いに期待したい。

ジョルジーニョの質問については、ここ数日でアーセナルがチェルシーのジョルジーニョを狙っているという報道があって、そのせいである。

ジョルジーニョはナポリからチェルシーに移籍する前、ずっとシティに加入が濃厚だと思われていた選手。当時のアルテタがシティに彼を熱望していたというのはありえそうな話ではある。

このジョルジーニョの件、パーティやアワーの代替オプションだという見方もあるのだろうか? そうとしか思えないが、ぼくはそのような言説は見かけていない。というか彼らより安く買えるのか?

いずれにせよ、個人的にはいまさらで、あまりワクワクはしない。

そういえば、ジョルジーニョの件でいまだにナポリとシティは仲が悪いそうで(笑い)、でもそのおかげでクリバリがシティに行かないと、ソクラティスがナポリに売れない。

2年前のジョルジーニョのせいでわれらが困るというバタフライエフェクト。。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

2 Comments on “【マッチプレビュー】20/21EPL リヴァプール vs アーセナル(28/Sep/2020)楽しい試合を期待

  1. ペペは殴られてもプレイできる。ホントはしたくないだろうが、出たい一心でしてる。アルテタは要求はしない。しかしその姿勢を高く評価している。ンケティアの身長を考えると、将来ペペの居場所はある。

  2. 意外と左サイドはティアニーとAMNのような気もする。あくまでもサイドで数的有利を作ることにこだわるなら。

    おそらくボールを持つ時間は少ないだろうし、この相手なら引いてスペースを消される心配はあまりない。
    こういう試合ならアワーよりもAMNだ!とあえて言い切りたい。(いないしねw)

    いずれにせよ死ぬほど走る必要があるだろうが、やるべき事ははっきりしてる。
    チャンピオンを倒そう!

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