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Arsenal, Arteta, Behind The Scene

ヴェンカテシャンとエドゥがアーセナルのこれまでとこれからを語る。アルテタはヘッドコーチからマネージャーにステップアップ

EPL20/21シーズンのスタートを間近にひかえた昨日、アーセナルCEOのヴィナイ・ヴェンカテシャンとテクニカル・ダイレクターのエドゥによるヴィデオ会見があったようで、アーセナル情報をカヴァする各メディアがいっせいにその内容を伝えていた。

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トピックは多岐にわたるが、なかでももっとも注目のひとつはミケル・アルテタがヘッドコーチから「ファーストチームマネージャー」にステップアップしたこと。エメリ、ユングバーグ、これまでのアルテタもみなコーチだったので、アーセナルにとっては、今回アーセン・ヴェンゲル以来のファーストチームマネージャー誕生となる。

ヴェンゲル体制以降、ヘッドコーチが変わり、運営体制ではキーマンが何人も辞任するなど、チームもクラブも大きな変化の時期にある。CLを3シーズン連続で逃し、移籍ウィンドウでも劣勢を強いられるなど、今後クラブがどうなっていくのか心配しているファンも多いはずだが、今回のインタヴューは現在の彼らの取り組みをファンに広く説明しようとするものだ。

われらも知っておかねばなりませんね。



ヴェンカテシャンとエドゥのインタヴュー(10/Sep/2020)

『ESPN』のジェイムズ・オリーによれば、少人数のジャーナリストが参加したZoomによるインタヴューだったとのこと。

従業員の解雇と選手への投資について「眠れない夜もある」

ヴェンカテシャン(以下VV):タフ(な決断)だった。わたしはこのクラブに10年いるが、大きな組織ではない。世界中に何百人も何千人もの従業員がいるわけではないんだ。

われわれは30マイルズの範囲のなかに数百人の従業員がいる。わたしは彼らを知っているし、彼らの家族を知っている。彼らはとても親しくしていることも知っている。だからわれわれが解雇提案をせねばならなかったことは、正当な理由があったにせよ、ほんとうにほんとうにタフだった。

われわれは将来を見据えているし、コロナヴァイラス後のそれまでとは違う経済状況を見ている。実際にわれわれが決断を下してからも、いくとものことが起きている。

昨日の政府発表のとおり、われわれは10月1日からファンをステディアムに戻す計画に変更がないことを望んでいる。しかしそれもありうる。それとPLからのチャイナのTVディールが破棄されたニュースも見たと思う。以前とは違う経済になっているために、われわれには組織の再構築が必要になっている。

眠れない夜が続いていたというのはウソではない。決断をしなければならないわたしもタフだったが、もっとタフなのは直接影響を受ける人たちだ。

同時にわれわれはどんな組織とも同様に、長期的なクラブの健全性を見ていかねばならない。投資が必要ということでもある。航空会社なら新しい飛行機が必要だし、レストランなら設備に投資しないと。われわれはチームに投資する。それがいまやっていることだ。選手に投資するのはできるだけ成功したいからだ。

わたしは、解雇して投資するポジションであるという自覚はある。この仕事とポジションがあるのは、つまりすべては人間であり、ほかの組織ならすべては設備だからだと思う。われわれがフットボールで投資するのは、選手になる。

給与総額(wage bill)のやりくりの難しさ

VV:もちろん、選手たちの給与をできるかぎりふさわしいものにすることは、われわれに責任がある。もし新シーズンに出場が限定される選手がいるならば、彼らにとってもわれわれにとっても正しい解決策を見つける必要がある。

しかし、その解決策については、われわれだけに責任があるわけではない。そういった選手たちの(新しい)ホームを見つけなければならないし、そしてコロナヴァイラスによっていまはタフなマーケットになっている。いまはふだんの活発で流動的なマーケットにはなっていない。活動は鈍い。

チャンピオンズリーグへの復帰

VV:われわれはArsenalをCLクラブに戻さねばならない。それがこのクラブの属しているところだ。

それに出られなくてもいいと云うことだってできるだろう(I would say we can afford to miss out)。しかし、われわれが達成せねばならないものを達成したいならば、CLクラブに戻っていかなければならない。

イエス。財政は重要だ。しかしファンの要求もまた重要だ。彼らはわれわれに木曜より、火曜か水曜の夜にプレイしてもらいたがっている。べつにELを悪く云うつもりはない。重要なコンペティションであり、われわれがどれだけシリアスにそれに取り組んでいるかも知っているはず。しかしCLに戻りたいんだ。

アーセナルFCなら、それが野心でなければならない。

スーパーエイジェントへの依存について「エイジェントで選手を選ぶなど狂った戦略だ」

VV:(エイジェントととの付き合いを取りざたされていること)その件は知っている。われわれがエイジェントたちとどう付き合っているか書かれているのをたくさん読んだよ。

われわれはエイジェントが誰かで選手を選んだりしない。補強が必要なポジションで選手を選ぶし、選手が必要なキャラクターを持っているかどうかで選ぶ。

選手のことを決めたあとに、エイジェントが誰だったかわかることもある。エイジェントが誰かに関係なく選手とサインする。(特定のエイジェントへの依存)そんなのは狂った戦略だね。

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エドゥ:ポジション上、わたしはどう選手とサインするか明快なプロセスがほしい。誰が責任を取るか、選手の必要性はどこから始めるか、どのポジションに補強が必要か、どんなキャラクターの選手が必要か。それはいま、内部でとても明快でなければならない。

われわれが下す決断、少しだけインフラストラクチャも変更するが、それはわたしには明快なことだ。

わたしは少人数で働きたい。わたしはもっとStatDNAと働きたい。それはクラブの内部にありとても重要なものだ。わたしがともに働きたい人たち、彼らにはわたしのとても近くにいてほしい。ともに働くグループをつくりたいんだ。

ひとつの国、ひとつのエリアで個人が働くようなことはしたくなかった。グループで働きたい。少人数でひとりひとりにもっと責任があるような。

それがプロセスにおけるわたしのヴィジョンであり、もっとも重要なことは全員が正しい決断を下す責任において、とても明快であるということ。

選手契約のプロセス

VV:それがどういうやり方かといえば、エドゥとミケルがつねにスクワッドの強みと弱みについて話し合っていて、それは1年にわたる会話になっている。そしてわたしはその話し合いに定期的に加わるし、ボードやオーナーも何が起きているか知るためにそこに加わる。

そういった状況を有効につかって、エドゥとミケルがナンバー1ポジションに同意した。それはセンターバック、とくに左足のCBを補強すること。そしてそこから彼らはほしい選手をリストにしていった。左足とかどこでプレイしているだけではなく、選手に要求するキャラクターのセットを彼らが持っているかが重要だった。

そしてエドゥと彼のチームがマーケットで、そこにいるすべての選手をリサーチし、あらゆる基準によって評価し、選手のショートリストをつくる。彼らの獲得可能性、移籍金、給与など。

そして決める。エドゥ、わたし、ボードメンバー、最後にオーナーシップが、われわれの優先リストは何なのか、何をやろうとしているのかを見る。ガブリエルを例に云えば、彼はわれわれのリストのトップにいて、ほしい選手だった。

これがわれわれが行っているプロセスだ。

選手取引の難しさ

エドゥ:わたしにとってクラブの内部でもっとも重要なことは、どの選手をキープしたいか、ローンに出したいか、売りたいか、明快なプランを持っていることだ。

われわれは我慢強くしなければならない。マーケットがどうなるか理解し、正しい決断をする。だから、明快な戦略を持って選手とサインしたいというときと似ているんだ。売却かあるいはローンでも、サインをするときと同じような戦略になる。

しかし、ときどきは我慢しなきゃならないこともあるし、より正しい決断ができるよう待つこともある。

アルテタがヘッドコーチからマネージャーに「彼はヘッドコーチ以上の仕事をしてきた」

VV:彼の9ヶ月は、おそらくはこのクラブにおける134年の歴史のなかでももっともタフなものだったかもしれない。おそらくと云ったが、わたしはKen Friarにこの70年間のことを尋ねたところ、彼もかつてないタフな時期だと云っていた。わたしのことが信じられなくても、彼の云うことなら信じられるだろう。

彼はロンドンコルニーと世界中のアーセナルファンたちのスピリッツとエナジーをアゲアゲにした。まったくもってとんでもない仕事をしているよ。

ミケルはヘッドコーチとして加入し、これはみんなが知っていることだと思うが、彼は初日にドアをくぐってからもうヘッドコーチではなかった。それ以上の仕事をしてきたよ。だからわれわれは彼のジョブタイトルを変えることで前進していくんだ。

彼はヘッドコーチからファーストチームマネージャーに異動する。これは彼が初日からやってきたことの証でもあり、彼の能力の証でもある。

彼はファーストチームのコーチングの仕事をグレイトにこなしており、それが彼の優先的な責任でもある。しかし、彼がもたらしたものはもっとたくさんあり、それが彼を異動した理由だ。

それがどういうふうにワークしていくかといえば、ミケルをエドゥのこの力強いチームに加えることによって、すべてのフットボールオペレイションにおいて、彼らがほんとうに密接に働けるようになること。それがとても重要で、分析、リクルートメント、ハイパフォーマンスあるいはメディカル、こういったエリアを一緒に見ていくことになる。

そして、彼らはわれわれのテクニカルレコメンデイションにおいても、ともに責任を持つことになる。われわれがこれから買う選手、これから売る選手、ローンに出す選手(の推薦)。

もちろん、わたしとも密接に働くことになるし、最終的な決断を下すときにはボードやオーナーともそう。

しかし、それらは彼らの責任範囲であり、思うにわれわれはこのクラブを前進させていくための、とてもダイナミックなチームを持つことになる。

以上。

冒頭に羅列したメディアの記事、それとアーセナルのオフィシャルサイトの記事から翻訳したが、そこに載っているふたりのインタヴュー映像は9分くらいあるので、もっとたくさんのことをしゃべっているようである。このインタヴューとZoomのメディア向け会見は別なのかな?

さて、いかがでしたか。

アルテタの責任範囲がもっと広くなって、リクルートにも影響力を持つようで、それも楽しみ。

ところでぼくは今回何が衝撃だったかって、ヴィナイ・ヴェンカテシャンが39才だったということですかね。びっくり。いや見た目というより、経歴とかポジションとか見たらもっと年くってないとおかしくね? サンレヒとアーセナルの2トップだったときは当然もっと若かったんだから。。

それにしても、アーセナルのボード以下でクラブ(チーム)を運営しているメインマン4人の平均年齢が38.5才とか。

  • マネージングダイレクター(CEO):ヴィナイ・ヴェンカテシャン 39才
  • テクニカルダイレクター:エドゥ 42才
  • ファーストチームマネージャー:ミケル・アルテタ 38才
  • アカデミーマネージャー:ペア・メルテザッカー 35才

なんてこった。

ほかのクラブは知らないが、さすがにこれは若いのではないか。

こんな4人が率いるビッグクラブ。これからも応援しよう。

COYG! ってもう明日PLスタート。



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One Commnet on “ヴェンカテシャンとエドゥがアーセナルのこれまでとこれからを語る。アルテタはヘッドコーチからマネージャーにステップアップ

  1. こういう話はよく分からないですが、アルテタの影響が広い範囲というのはいいことな気がするというか嬉しいというか。それが役職としても認められる反映されるというのはいい事に見えるけどどうなんかな。
    よくわからんのでとにかくアルテタの活躍がどんなになるのか楽しみにします。

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