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【マッチプレビュー】20/21UEL モルダ vs アーセナル(26/Nov/2020)バウンスバック

今朝起きたらtwitterのタイムラインはRIPディエゴの一色。つい最近までいろんなところに顔出してたと思ったのに。驚いたね。まだ60才だったのかマラドーナ。

Diego Maradona dies aged 60 – tributes and reaction

『BBC Sports』があらゆる反応を時系列にフォロウしているのを見るに、UKでもあらゆるフットボール関係者が彼の死に哀悼の意を表している。それだけ偉大なfootball iconだった。

ぼくはいまのようにフットボール大好き人間になったのはだいぶ大人になってからだから、残念ながら彼の活躍していた時代はリアルタイムではほぼ見ていない。もっとも当時はいまほどプレイの映像を観る機会もなかったわけだけど。

ぼくが子どものころ、マンガの『キャプテン翼』が大ヒットしてサッカーがすごく流行って(年齢バレるっていう)、学校には地元のチーム(スクール)に通ってるやつらもいて、彼らがよく「マラドーナ! プラティニ! ファンバステン!」なんて騒いでいたのを思い出す。部屋に遊びに行くとACミランのでっかいフラッグが飾ってあったりしてな。懐かしいや。

昨日のCLでも試合の前には黙祷の時間があったようなので、おそらくこの試合でもそういった時間は設けられるのだろうと思われる。

ということでRIPディエゴ・マラドーナ。またひとつ時代が終わってしまった。。

さて、ヨーロッパリーグ。グループステイジは3試合を消化して、これからは折返しのセカンドレグに入る。われらはここまで全勝で順当にグループトップ。

今回の相手は先月ホームで対戦したノルウェイのモルダ(Moldeの発音は英語だとやっぱりモルダにしか聞こえないのでジョン万次郎メソッドを信奉する弊ブログでは以後モルダと表記)。苦しみながらも久しぶりの大勝だった。彼らは現在グループ2位で、この試合でアーセナルが彼らに勝ち12ポインツ取ると、一応グループの勝ち抜けが決まることになる。

だが、アウェイマッチ、アーセナルのバッドフォーム、モルダのオーガナイズされた強さ等々を考えると、今回もまたかなり難しい試合になるだろうことが予想できる。

一方でそのような状況をはねのけることができるならば、チームにとっては大きな自信になる。ピンチはチャンス。PLのフラストレイションからバウンスバックするにはいい機会である。

今晩の試合を占ってまいろう。



アルテタの試合前コメント「ぺぺをフルサポートする」

昨日行われた試合前記者会見。オフィシャルサイトのトランスクリプトより。

モルダ戦について

(どんな試合になりそう……)

アルテタ:彼らはタフだろう。このコンペティションはわれわれがずっとワクワクしながらプレイしているもので、強さとタフさを知っているチームと戦う。ファーストレグでは苦戦させられたし、明日は人工芝であり、それもまた難しくする。それに慣れなければいけないので、今日はいい練習になる。

(モルダについて……)

とてもオーガナイズされたチーム。彼らはリーグを支配していて、試合にも勝ち慣れている。明日は彼らはマジで来ると思う。

彼らはわれわれのプレイのある局面ではアグレッシヴになる。オーガナイズされていてカウンターアタックもうまく、セットピースもうまい。われわれは試合に勝てばグループ勝ち抜けになることもわかっている。

(「バッドフォーム」からどう抜け出せる……)

PLの結果を見てほしい。なぜチームが試合に勝ったり敗けたりするのか。マージンは最少だよ。ショッツオンターゲットがひとつかふたつで勝つチームがある。われわれが進歩したいのはそこで、もちろんやるつもりだ。

しかし多くの面でわたしはとても満足もしている。熱狂しているし楽観的である。ここにいるヤングタレンツと彼らのためにわれわれが生み出せる未来について見れば、ほんとうにワクワクする。

この難しいときを乗り越えなきゃならないことはみんなわかっている。なぜなら何年もずっと問題だったことが短い時間で変わることはないのだから。すべてはコンテキストであり、自分たちがどう取り組むかだ。それが難しくもあるが、自分たちはアーセナルであり、われわれの目標はつねにベストであるとみんながわかっている。

(明日勝ち抜けを決めたらどれくらい助かる……)

スクワッドマネジメントからすれば、フットボールでは何かつかめるチャンスがあるならば、そのときに掴まないといけない。1週間単位では何が起きるかわからない。2週間でも、どんな試合でもだ。たくさんのことが起きうる。

わたしがいつも選手たちに伝えているのは「いまやることがあるなら今日やらなきゃだめだ。それを終わらせて忘れること。そして先へ進むのだ」と。

12月から一部ファンがステディアムに戻ってくる件

(ファンについて……)

残念ながら(不在に)慣れつつあるね。イングランドではPLにファンがステディアムに戻ってくるというニュースもあって、それはグレイトなニュースだ。みんなが待ち望んでいたことだし、あとはクラブがどう安全を確保するために最後のツメができるか見ようじゃないか。みんなの最高の安全のために。

(ファンが来週戻ってくるかも……)

感染者の状況次第だろう。しかしステディアムにファンを戻すことができるかもしれないのは、ファンタスティックなニュースだ。われわれはクラブとしてとてもハードに取り組んできたし、とてもいいプロジェクトもある。すべてが準備できそうだ。まだ確認されていない詳細もいくつかあるが、クラブはベストを尽くしている。なぜならわたし自身、選手やスタッフもみな彼らに試合を観に戻ってもらうことを切望しているから。

ニコ・ぺぺ問題

(ぺぺがすぐにチームに戻るにはパーフェクトなタイミング……)

イエス。まったくもって。われわれは誰でもプレイイングキャリアのなかではがっかりリアクションをやることがある。もちろんわれわれはイライラしていた。リーズのようなチームを相手に10人で長い時間プレイせねばならなかったので。それがとても大きな違いになった。それに相手のプレイだってあった。

彼はとてもいいリアクションがあったよ。謝罪もした。彼は自分の責任をわかっていたし願わくば、明日はわれわれが観たい彼であってほしい。このチームを助けるリアクションを見せてほしい。

(ぺぺのアーセナルでのキャリアは終わる可能性がある?……)

ノー。そういうことは絶対ない。そういうことはないし、そういう類の話は好きでもない。わたしはニコをいつだってフルサポートする。彼は自分のどこを進歩させなきゃいけないかもわかっているし、われわれはみんな彼のクオリティーズをわかっている。

彼には責任がある。わたしにはたくさんの責任がある。彼のベストを引き出すこと。彼がボールを持ってできることをやれるよう、彼にベストポジション、ベストエリアを与えること。

わたしは彼の努力をまったく疑っていない。彼がチームのためにしている努力、取り組みの仕方、そういったことは彼がクラブに来てからはベストなものだ。

いくつかの面で、彼はよりよくできるということはある。なぜなら彼には能力があるからだよ。そここそがわたしが彼に自分のできることをチームにもたらすようプレッシャーを与えているところだ。彼にアーセナルでのキャリアが終わるなんて脅しのようなことを…… そんなんじゃ全然ない。

(ぺぺのベストを引き出すこと……)

クラブは彼に巨大な投資をして、みんなが彼に多くを期待している。彼にはクオリティがあるしね。わたしは何回も云っているように、ストライカーズや攻撃の選手は一貫性を持つことは一番難しいことなんだ。クリエイトしなければならないとき、ドアをこじ開けなきゃならないとき、ゴールしてアシストしなきゃならないとき。

だから彼はここにいて、このチャレンジを受け入れて、進まなければならない。われわれは彼がそうできるよう、できる限り最高のシナリオを彼に用意しなければならない。

(ぺぺはチームメイツに謝ったので?……)

謝罪したよ。個人的にもしていたし、みんなにもしていた。それで終了さ。先へ進もう。われわれはみんなミステイクスをやる。アツくなっているときにやる判断だ。だからリアクションなんだ。そこからどう個人で、あるいはチームとして学べるか。以上だ。つぎの試合に集中しないと。

(ぺぺはチームで出たり出なかったりしていることにプレッシャーを感じている……)

われわれは彼をサポートしようとしている。彼もまたわたしやクラブから守られていると感じなければならない。彼には時間を与えていて、彼は去年はPL、新しい街、新しいことば、新しい環境に適応するための時間が必要だった。昨シーズンの終わりには彼がプレイし始めたのが見えただろう。

彼への、彼の能力への要求があるし、わたしはこれからもとても高く要求していく。なぜなら彼にはそれができるとわかっているからだ。彼はそれに対処する必要がある。彼はそれに正しく対処していると思うよ。この前、彼はリアクションしたが、それはピッチにいるときであり、外にいるときはまったく理解が違う。彼はその後に正しいリアクションをした。できれば毎週それを見せてほしいものだ。それは彼次第。彼はわたしのとても好きな選手であり、わたしは彼が何をもたらせるか知っているし、あとは完全に彼次第である。

移籍の噂について

(クリスティアン・エリクセンがわれわれのクリエイティヴィティ問題を解決できる……)

どんなチームだって進歩させられる選手はいくらでもいるよ。個人については話さないって。

(サンダー・バーグについて……)

(リンクされているのは)おそらくアルバート(Albert Stuivenberg※アシスタントコーチ)が彼をよく知っているからだろう。彼の好きな選手だよ。でもわれわれが彼に興味を示したことはない。彼はシェフィールド・ユナイテッドの選手で、われわれとはまったく何もない。

(ジャック・ウィルシャーの復帰の可能性……)

そのシチュエイションはアナライズしていない。わたしが云えるのは、以前にも云ったようにジャックが選手として、チームメイトとして、そしてひととしてわたしがとても高く評価しているということ。残念ながら現時点ではわれわれはそれを考えていない。いまいる選手たちに集中しているし、彼らとベストを出すことをトライしているところ。

(彼をスクワッドのトレイニングに招くかも?……)

繰り返すが、それについてなんのリクエストもない。わたしもクラブもアプローチもしていない。いまキミがわたしに投げかけた質問に過ぎないので、それ以上のことが云えない。

選手について

(ジョージ・ルイスについて……)

彼はとても可能性のある選手。ノルウェイはここ数年はたくさんのタレントを輩出していて、アカデミーがたくさんの正しいことをしているという事実がある。おそらくは政府も。何年もかけてプログラムを改良してきたんだ。いまやいくつかの結果も出ている。そういうことを観るのはうれしいね。なぜならリーグがより競争力が高まって、ヨーロッパ全体でよくなっていくから。

(ブカヨ・サカについて……)

(週末に戻れるか)かなり怪しい。ほかにも何人か怪しい選手がいる。彼はここ数日もかなり痛そうにしていて、だから今日わたしは彼がフィットするだろうとは云えない。ウォルヴズの試合前にどうなっているか診なければならない。しかしほかにもフィットしている選手はいる。ウォルヴズとの試合に向けては、攻撃の選手をなんとかやりくりするよ。

(われわれはオバメヤンのゴールに頼りすぎるようになってしまった……)

彼のような選手がチームにいれば、彼に頼らねばならない。今年に限ったことじゃない。去年だってそうだった。ここ数年は彼の得点に頼りすぎているんだ。だから誰かほかの選手がそこに入ってきて、より責任を果たすようにならなければならない。ミドフィールドからのゴールが必要だし、ディフェンダーにはセットピースで貢献してほしい。

すべての選手がこの時期を通り、オーバーのゴールはまたすぐ戻ってくることはわかっている。

IBと過密フィクスチャについて

(インターナショナルブレイクスがたくさんの問題を起こしている……)

われわれが直面しているチャレンジは、政府、リーグ、いろいろなルール、いろいろなガイドライン。わたしは「予測不可能性」ということばを使おう。なぜならわれわれはナショナルチームスに何人か送っているが、そのうちふたりはまだ帰ってこない。これがどれだけトレイニングにハードに影響するか想像してみてほしい。何人かの選手はフル90分を3回プレイしている。試合数は狂気の沙汰である。

現時点ではマネジャーやクラブができることはとても限られているし、ある試合においては政府のサポートもない。モルダに問題があってもわれわれのものとは違うだろうと思う。だが、われわれはみなこういった状況に苦しまされていると思う。

(スケジュールについて……)

まったく(ひどい)。最低でもあと数時間は与えられるべき。ヨーロッパ周辺で2回アウェイでプレイするというこのスケジュールがとても大きな違いになってくる。リカヴァリータイムについては恐ろしく困難。

だからそうだね、それを踏まえるならば、すべてのパーティーズにとって利益があると考えるようにする。なぜなら結局はこれはエンタテインメントビジネスであり、可能な限りの最良のものを提供しなければならない。ただそれができるのは、選手がパフォームするためのベストコンディションにあること、フィジカリーに準備ができているときだけだ。

(PLでは追加のサブズが使えない件……)

(ルールの変更を)わたしは望んでいる。なぜならセカンドハーフには、ふたりのサブをやったら、あとは祈って待つばかりになる。選手が筋肉のケガや痛み、何らかの違和感があったら3人目のサブを行って最後の15-20分は晒される。思うにマネジャーのほとんどはこの変更がされることを望んでいる。できるだけ早くそれができることを祈ろう。12月にはもっと劇的なことになるのだし。

(それがUELでの選手選びにどう影響をしているか……)

現時点ではあまり選べない。とてもシリアスなケガ人が何人かいるし、長期のケガ人もいる。けが人がいて、サスペンションがいて、Covidの問題もある。だから「OK、彼はプレイできる」と云えない状態にある。われわれはこのケガの量といまの状況に対処しなければならないから。これからの数ヶ月で、いいほうに状況が変わっていくことを願うよ。

バロガンの新契約交渉であらためて動き出した件

(フォラリン・バロガンの新契約を望んでいる?……)

イエス。彼はわたしがほしい選手だ。彼にはクラブにいてほしい。わたしは若い選手たちとの取り組みが大好きだ。タレントがあり、野心があり、彼はわれわれのストラクチャにフィットするし、これから成長していく。彼はDNAの一部であり、わたしもクラブも彼の契約を延長できるようトライしている。いまの彼との状況を変えようとしているんだ。彼にここがふさわしい場所だと説得しようとしている。

(彼をキープしようとしているのはクラブで何か変化があったのか……)

わたしがそれを決めたんだ。わたしがその選手をキープしたいと。選手をよく観るようになり、わたしが反対していたことを変えることになった。そして彼を説得しようと決めた。彼にわれわれから望まれていると示し、なぜ彼がこのクラブでいまやろうとしていることにフィットするのか。

アカデミーで生み出す若いタレントとトップタレントには、最終的にはファーストチームに入れるという目標がある。わたしがこのクラブとサインしたとき、ワクワクさせられたことのひとつがそれで、なぜならわたしは彼らとの取り組みを愛しているからだし、それがこのクラブのDNA、歴史の一部だからだ。彼らがそこにいるなら、彼らがクラブをネクストレヴェルに連れて行ってくれるのだと信じてキープするのだ。

以上。長いっす。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

2 Comments on “【マッチプレビュー】20/21UEL モルダ vs アーセナル(26/Nov/2020)バウンスバック

  1. 更新ありがとうございます。

    マンユーの勝利からガクガクな気持ちでPLに関してはもはや希望の光も見つからないんですけど、怪我なくスカッとやってもらいたいっす。

    COYG

  2. 前節の、前4人の攻撃的な布陣はラカにこそ合ってると思う。
    リンクプレーヤーだから近くに入れ替わる選手がいないと。

    ついでに言うと、件のペペにも合ってると思う。
    入れ替わったりオーバロードが起きやすい布陣で、1人かわしたりクロスで一山越えられる事はすごいアドバンテージだと思うんだけども。
    それだけに前節は「何でここで試合を放り投げるんだ、バカなのか?」って思った。

    2人ともスーパーな所を見せて欲しいですナ。

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