hotいま読まれているエントリ

Arsenal

史上最悪レヴェルの危機的状況のなか、AFCテクニカル・ダイレクターのエドゥが語ったこと

ホームで降格圏にいるバーンリーに敗け、状況はますますひどくなる一方のアルテタアーセナル。このようなタイミングでエドゥがメディアの取材にこたえていた。リーダーとして、積極的に説明していこうという姿勢は買いたいものだが、ぼくの観測範囲ではファンには大不評だった。

彼がどのようなことを語ったのか、ざっと訳してみよう。※ちなみにこのインタヴューはあらかじめ予定されていたもので、とくにこの危機的状況のなかで発作的に行われたものではないということ。



各メディアが報じるAFCテクニカル・ダイレクター、エドゥのコメンツ

※各社で伝える部分が微妙に違っていたりもするので、差分だけピックアップした記事もある。

『Telegraph』より。

エドゥ:クラブにはいますぐ安定が必要だ。

われわれはとてもたくさんの変化と直面している。いまこそ安定したクラブになろうとするべきときだ。外部的にも内部的にもそれが必要である。わたしがここに来てから(2019)われわれはずっと変化してきた。変化して変化して変化してきた。いま落ち着いて団結すべきとき。

われわれは我慢しなければならない。アーセナルで忍耐を強いることはいかにおかしなことかわたしも理解している。なぜならみんなが同じことをこんなにも長い間云い続けているのだから。だが、わたしがここにいるのは、内部ではすべてが問題ないということばを云うためだ。結果は出ていない。だが、それもすぐに変わっていくとだろうと思っている。

もしわれわれがミケルにも忍耐強くいようと云わないのなら、それは彼にとても不公平だと思う。なぜならわれわれが直面した一年があるから。なんという一年だったか。プリシーズンのチャレンジがあり、3カ月試合から離れた。クラブではたくさんの変化があった。

彼はスタートし、そして立ち止まらねばならなかった。そしてスクワッド全員の理解を得て始めたときには、またしても止まることになった。彼にはみんなをよく知るための継続性がなかったんだ。

この年は誰もがチャレンジングだったが、ミケルにはとくにそうだった。彼はクラブに来たばかりなのだから。クラブに2年、3年、4年といるマネジャーがいるならば、状況はもっと簡単になる。それがミケルが、わたしの側から、いつだっていいことばが必要な理由だ。

『Yahoo! Sport』より。

信じてほしい。ここ内部においては、いいかい、われわれはとてもうまくやっている。

わたしのメインのメッセージは、われわれはひとりの人間についてだけ話すということはないということ。ミケルについてや、オバメヤンが得点していないとか、レノがゴールを止めなければならなかったとか、それだけについて話すのはアンフェアだというのだ。

われわれはフットボールチームだ。ひとりについて話すのは不公平だ。われわれは自分たち自身について話す必要がある。「we」であり「him」ではない。それがわたしからのメインのメッセージだ。

わたしのものごとの見方はとてもシンプル。結果で左右されるのはふつうのことであり簡単なことだ。だがわたしには、メインのポイントは、何かを観たときに、どこに未来が見えるか、どこへ行くのか見えるか、どうやってものごとを築いているか、毎日それが観られるようになっているか。

だから、われわれの取り組み方、トレインのやり方、内部での振る舞い方、取り組みのクオリティ、取り巻く人々のクオリティ、毎日ここで何が起きているかちゃんと見えているか。結果と比べるものはなにもない。

(1月の補強)われわれはそれについて外部に話すことはない。

われわれは問題を解決するためにここにいる。チームがあり、スクワッドがあり、マネジャーがいて、スタッフ、全員が正しい場所にいる。変化していくために。

なぜ人々はマジシャンが「Boom! いでよメッシ!Boom!」みたいにしてくれることを期待する? そんなことはありえない。われわれ次第なんだ。

ひとはこんなふうに訊き始めるかもしれない。「冬のウィンドウではどうするつもり?」。もちろんわれわれはトライはする。だが、その変化には責任が伴う。だから外部の人間が内部にやってきてマジシャンになってくれるのを待っていていはいけない。そんなことは起きないからだ。

あるいは20人の選手と契約することだってできる。そんなことはしないが。だが、そうしたところでうまくいかない。だから、主な問題は、わたしにとって主たることだが、われわれがクラブとして、自分たちの問題を理解せねばならないということ。それだけだ。信じてもらいたい。なぜならわれわれが、わたしがそう信じているから。

『Mirror』より。ウィリアンについて。

聞いてほしい。ウィリアンについてはみんなが彼を知っているはずだ。もし彼がいいフットボーラーじゃないなんて云うのなら、フットボールを知らない連中かもしれない。彼はいつだってトップ、トップレヴェルでプレイしてきた。そして彼は移籍したんだ。

わたしには、ウィリアンは、われわれが知る彼のようにパフォーミングするのは時間の問題だ。

彼に何を期待している? すぐにやることを期待している? Boom! ウィリアンがベストなひとりのはずだと? しかし彼は少しばかりの時間を必要としている。そういうふうに云うのはおかしくもあるが。だが一緒にプレイする選手を知るには時間が必要だ。

ボールを受けるポジションがあり、別のポジションで受けることもある。ミケルは前へプレイさせたいし、ほかのものはサイドにプレイしたい。そこには少し適応がある。

選手はどうトレインし、どう取り組み、たくさんのことを理解するには時間が必要だ。だからわたしが彼に伝えたのは、わたしはわかっているし、わたしが望んでいるのは、外部の人たちも同じように理解してくれることだ。

同じく『Mirror』の別記事より。エジルについて。

彼(エジル)とは話している。ミケルは彼のエイジェントと話している。わたしも彼のエイジェントと可能性について話している。ケンカじゃないよ。お互いにトライして助け合えることがあるというだけ。われわれにはこのクラブでの彼の未来についての見方があり、ここにいる彼についてわれわれの見方がある。まったく明快だ。

わたしを落ち着かせてくれているものは、われわれの状況の対処の仕方だ。マントゥマンであり、一方が隠れているなんてこともない。ミケルもキミたちにたくさん説明しているとおりだ。

『Daily Mail』より。※あとから気づいたが、この記事が一番網羅的にやりとりをカヴァしているようだ。始めからここを訳せばよかったずら。。

(昨シーズンから何が変わった……)それは重要な質問だね。われわれの昨シーズンの終わりかたと、今シーズンのスタートを見てもらえば、とても奇妙なのは、いまのわれわれがいるところだ。実際大きく変えたことはほとんどない。ミケルが来てからもやっていることはずっと同じだ。だが繰り返すが、結果で騒いでいる人がいるということだ。

ミケルはグレイトな仕事をしている。彼はほんとうによくやっている。選手たちは信頼し、スタッフは楽しんでいる。全員が信じ、全員が毎日ポジティヴになろうとトライしている。

だからほんとに何も変えていないんだ。アストン・ヴィラからの結果だけ。そこからそれまでやったことのないようなやり方でパフォームしだした。しかしこの2試合の結果を見れば、あるいは直近3試合、敗けこそすれ、とても僅かな差しかなかった。

(選手のディシプリン問題……)それについて述べることも重要だ。なぜならそのためにわたしはここにいるのだし、その状況にも備えておかねばならない。ときに感情的になってしまうものだ。必要のない反応をしてしまいミステイクになる。

ミケルにその責任があるのは当然だ。彼は選手たちと話し、全員が必要だと伝えている。11人に対抗するには11人が必要だ。

(ウィリアム・サリバについて……)彼がここへ来たのはとてもチャレンジングな年のあとだった。ケガをし、たくさんの試合でプレイできず、家族のことで個人的な問題もあった。

そして彼はここで変わった。しかし人々が彼に期待するフォームは彼がトップでプレイする準備ができているということ。だが彼はまだ19才だよ。彼にはもう少し時間が必要で、彼のプレイがもっと見られるまでには、まだ彼の前に3-4人の選手がいるかもしれない。

われわれが彼がプレイするまでにはまだ準備が必要だし、当然彼もトレイニングしている。U-23ではプレイもしているし、いま直面しているのはここに残るか、あるいはローンでしっかり試合でプレイし、戻ってくること。

(ヴェンゲル氏をエミレーツに迎える……)

わたしがそれを云うのはアンフェアだろう。わたしより上のレヴェルの話だ。しかしとてもシンプルなことは、力強い人々やいいキャラクターが必要なら、わたしはアーセンについて何も悪いことは云えない。もし彼が周囲にいるならそれはいいことだろうね。

ふだんのわれわれもときには彼のような人と話すことが必要だ。わたしも電話することがあるし、ミケルもアドヴァイスを求めてそうする。ビッグガイズが周囲にいることはいつだっていいことだ。

以上。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

6 Comments on “史上最悪レヴェルの危機的状況のなか、AFCテクニカル・ダイレクターのエドゥが語ったこと

  1. クラブの上層部は一度降格しないと事の重大さが理解できないでしょう。
    いっそのこと降格してイチから作り直すくらいの事をしないと状況は改善しないとさえ思える。

  2. 最近のアーセナルは上層部がずっとおかしかった。
    アルテタが続投しようがしまいが今シーズンのPLはもはやダメだろうし、ELもTOT とかいて厳しいし何ならベンフィカにやられて終わる恐れもある。
    しかしティアニーとかガブとか懸命に頑張っている選手がいる限り懸命に応援します。そしてクラブの足を引っ張るものは誰であろうと消えてほしい。
    もし万が一2部落ちするようなら、自分勝手な人達は我先にと出ていくでしょう。それでも、セリエでユヴェントスが降格した時にデルピエロやブッフォンが残って戦ったように、本当にアーセナルでやりたいと思う選手だけでやり直すのもいいかなと。ユーベとは状況は違うし立て直してほしいですけどね。

  3. 想像もしたくないですが、万が一降格したらクラブ収入ってどれくらい変わるんですかね。
    エジルの給料が〜とか言ってるのが馬鹿らしくなるくらい減収したら悲惨…。

  4. 降格は困りますね。下だったら試合が見れない。
    どんなに調子がよかろうが、相手はセインツ。
    おれたちのアーセナルが今こそ奮い立つとき。
    誰も助けてくれない。自分たちでなんとかしないと。おれたちは遠い日本から歯を食いしばってみまもりカメラだけ。とにかく、チームが喜ぶ姿がみたい。

  5. 「一度降格してやり直す」というのは実際に降格したことのないクラブの周辺でよく聞かれる話ですが、(Jリーグではありますが)間近で見ていて降格に良いことなんて基本的にありません。
    そもそも降格してやり直せるクラブは降格する前からちゃんと変革しますし、ダメなクラブは降格してもどっちにしろ転機にすることはできません。
    降格すると戦力差から勝利数が増えて錯覚されていることも多いです。
    なので異論はあるとは思いますが、どれだけ醜くともまずは残留してもらいたいと思っています。
    今のご時勢、一度落ちたら経済的にプレミアのトップ水準に戻ってくるまでどれくらいかかるか分かりませんから。

  6. 監督が経験の無さを露呈してますが、それと同等以上にフロントの若さや経験不足はかなり深刻ですね。まずサンジェイやファーミーあたりを切ったのであれば、明らかに経験不足なんだから後任のポストを用意すべきだろう。あと、エドゥがジョーラブシャンとズブズブなのが厄介。彼が深く関与したクラブが崩壊した過去があるので、エドゥごとそこを断ち切って、経験豊富なディレクター連れてくるくらいしないと、現場が若くて混乱してるのを十分な支援なんてできないですよ。改革って言って現場もフロントも単に若くすりゃいいなんて浅すぎるよほんと…。大丈夫かこのクラブ。

Leave a Reply

Your email address will not be published.