目には目を。。プレッシングゲイムにはプレッシングゲイムで対応したアーセナル。
中二日での同じ場所・相手との難しい試合だったが、これでしっかりと借りを返した。
先日のFAカップ敗退で無敗(すべてのコンペティション)は途切れてしまったが、PLではボクシングデイから6試合無敗(W5 D1 L0)とそれを継続している。苦しくても結果を維持できたことが大きい。ビッグウィンだった。
試合を振り返ろう。
Southampton 1-3 Arsenal: Gunners up to eighth as Premier League run continues
アルテタの試合後コメント「失っていた一貫性を取り戻している」
試合直後のコメント。オフィシャルサイトより。
アルテタ:(なぜぺぺを左で起用?)ゲイムプランが多少あった。相手がどうプレイしてくるか、彼らのどこをつけ入れることができるか。ニコは右でプレイしているが、今日は左でプレイしとてもよかったと思う。彼はとても慣れてきていて説得力があるように見える。自信もつけてきた。だから概ねわたしは満足しているよ。
とてもよいチーム相手にとても力強いパフォーマンスだった。われわれは試合にとても力強く入っていき、ラカにキーパーとのワンオンワンになるビッグチャンスもつくった。彼はそれをミスしてしまってとてもがっかりではあった。そこからピッチの反対エンドではセットピースで失点してしまった。でもチームは自分たちのやり方でリアクトした。
彼らはとても自信をもってプレイしたし、たくさんのレジリエンスもあった。わたしの意見だが相手よりもよかったよ。よく攻撃もし、ビルドアッププレイもよかった。相手ボックスでの攻撃ディスプレイはほんとによかった。ハイプレスでもよかったし、深く守った。サウサンプトンのようなチームを倒したいのなら、そういうところでとてもよくなければならない。
われわれはとても難しいときを過ごしてきた。チームのスピリットと団結を維持するのに苦労してきた。試合に敗けるというのはイージーなことでは決してないんだ。それはそこにあって、育っている。それが毎日調整しなきゃならないことだ。
全員の自信が適応する。プレイしていようがベンチだろうがケガだろうが。スタッフも同じ。わたしにはひとつの道しかない。強固な基礎をもって、チームとしても個人としても少しづつよくしていく。いまわれわれがやっているやり方で競いつづけていくんだ。
プレスカンファレンスでのコメント。オフィシャルサイトより。
(パフォーマンスについて……)
アルテタ:3得点したことは誇るべきだと思う。ここでこのチームと戦うのは簡単なことじゃないから。
(チームの前進にどれだけ満足……)
土曜はハイプレスに苦しんだが今日はそれを解決した。彼らのプレッシングをうまいこと破ったし、だからいいポジションにいられ、クオリティーズを示すスペイスをつくれた。大きな進歩。守備でもハイプレスがとてもよかった。危険なエリアでボールを奪った。守らねばならないときは深く。よくやった。
(6試合ポッシブル18で16ポインツ……)
フットボールはいつでも結果で判断される。それが自信にも影響する。これまではいい試合をやって敗けることもあった。勝ち始めたら自信が向上して進歩を始めた。お互いを理解し始めた。何人かの選手が戻り、スピリットは上がってきた。だんだんよくなっている。
(ニコぺぺがサブのときにカード……)
ニコとガビを交代しようとしていたが、エミルがケガをし、すぐに変更しなきゃならなかった。あのサブは使いたくなかった。レフェリーはわれわれが時間稼ぎをしていると思ったんだろう。
(マルティン・オディガード?……)
すごく近づいていると思う。だがまだ完了はしていない。わたしの知るかぎり。数時間はエドゥともクラブとも話していないが、その取引は完了できると思っている。
(トップ4フィニッシュがまだ可能だと?……)
わたしはテーブルを見たくない。自分たち自身を見たいし、どうよくなっていけるか、なぜわれわれがいいパフォーミングをしだして、試合に勝てるようになったのか理由を見たい。なぜ失っていた一貫性を取り戻したのかを。ただチームとして進歩しようとしているだけ。明日は試合をレヴューし、トレインして、改善を必要としているたくさんのエリアを進歩させる。そこからだ。
(エミール・スミフ・ロウ?……)
彼はFAカップのときはケガをしていた。だから起用しなかった。今日も試合全体はプレイできないだろうことはわかっていた。彼は筋肉に違和感があって、だからまた下げねばならなかった。
(ブカヨ・サカとラヒーム・スターリングの比較?……)
ブカヨはとてもよくやっていて、いつももっとトレインしたがるし、改善できる可能性あるエリアで進歩したがっている。彼はボックス内で得点かアシストかを生み出せるひとりで、それをさらに頻繁にやるようになっている。彼がピッチ上で見せている知性とワークでああいうことができる。そして違うポジションでも試合を理解するキャパシティがある。ほんとに完成された選手になっている。
(今後もサカを前で使いつづける?……)
彼は攻撃のラストラインでプレイするときにとてもいいと思う。左足のフルバックがひとりしかいない現実があるので、ときにはそこで使う必要もある。彼の成長にもいいことだ。昨シーズンはそこでたくさんプレイしとてもよくなった。
彼にはタレントがあるし違うポジションでもプレイする意欲がある。しかしある時期には、われわれも彼のポジションを見つけねばならない。彼と一緒に向かっているところに集中する必要がある。
(サカがピッチ上でのリーダーになっている?……)
彼にはそれがある。とても謙虚でとても尊重するが同時にピッチではボールを要求するキャラクターがある。彼の年齢ではあのアクションや意思決定は全然ふつうじゃない。そのことがグレイトなのは、われわれにはリーダーシップが必要だから。そして彼はチームのなかで自分のパフォーマンスとアティチュードでそれを身につけている。
(なぜにぺぺを左で?……)
攻撃でスペイスを利用したかったから。彼はそのスペイスを利用できるし、実際とても効果的だった。いつだったか彼はとてもいい試合をやり、攻撃の一番いいときにも関与していた。彼のトレイニングからすればチャンスに値した。今日彼はとてもいい仕事をした。
(守備ラインが高かった……)
サウサンプトンにボールを持つ時間を与えれば、彼らはインサイドにたくさんの選手を入れ、危険なエリアをオーヴァーロードしてくる。われわれはそのことにとても注意しなければならず、そういったエリアではよりアグレッシヴにボールを奪い返そうとした。
われわれにわかっていたのは、彼らの攻撃のやり方とトランジションでさらすときがあるということ。われわれはそこでとても効果的だったし大部分でうまくやっていた。フィジカリーにはとても要求されたし、ときに深く守った。だからわれわれは彼らのようなチームを倒すことができた。
(深く守らねばならないときの集中とリーダーシップ……)
われわれは少しばかり深く守ることもできるし、少しばかり力強くなることもできる。しかしアグレッシヴになってスペイスを支配せねばならない。今日それができていたと思う。全員がスーパーブリーハードにワークした。そうなればご褒美があるものだ。
(パーティとティアニー……)
土曜から、5人の選手がプレイできなくなっている。7人の変更を行ったがそのうち5人は試合でプレイできなかった。KTはそのうちのひとりで、トーマスもそう。今日見たように彼は60分はもたなかった。だからそうした選手をやりくりせねばならず。
(パーティは足をつった……)
わからない。彼には違和感があった。なんでもないといいのだが。彼は苦しんでいた。
(ティアニーはマンU戦に復帰できる……)
わからない。彼はケガをしていてFAカップのサウサンプトンにも起用できなかった。マン・ユナイテッドとの試合に向けてどうなるか見てみよう。
(オバメヤン……)
新しい情報はない。しかしわたしは彼らがお互いにサポートしあい、お互いに守りあおうとしていることを愛す。オーバは難しいときにいる。われわれ全員が彼とともにいる。この勝利は彼に捧げる。
(ラカゼットはボクシングデイ以来なぜハマってきたのか?……)
そのとき以来チームのダイナミックはよくなっている。彼はフォームを見つけた。彼は連続して試合に出ているし得点もしだしている。思うにあれはどんな選手にとってもとても力強いコンビネイションだ。とくに彼のようなゴールスコアラーには。彼はスコアシートに載っている必要がある。
以上
バメやんには何があったんだ。。パーソナルマターだというのだから他人が余計な詮索はすべきじゃないんだろうが、アルテタや選手たちのトリビュートっぷりを見ていると、逆に事態の深刻さが示唆されているようで、心配になっちゃう。
ブカヨ・サカのコメント「アーセナルでプレイできるのは夢」
ゴール1アシスト1でMOTM。もう輝きすぎてまぶしくなっているサカの試合後コメント。オフィシャルサイトより。
サカ:アーセナルでプレイできることがただもううれしい。夢だから。だからピッチに入ればパッション。ボスはぼくになんでもクリアにしてくれる。そして同時に自由にやらせてくれる。ファイナルサードでやりたいことをすればいいと。スタットにはとても満足さ。毎試合で進歩していきたいね。
今日はよくなっていた。土曜はFAカップからノックアウトされてがっかりだった。ぼくらはホルダーだったのだから真剣だった。ぼくらは彼らの弱みもわかっていて、そこを悪用した。ぼくらにふさわしい勝利さ。
試合の前にはラカとぼくのゴールについて話していたんだ。彼がボールを受けたらすぐ、ぼくが裏に走るからと。そして彼はそれを聴いてゴールになった。うれしかった。
試合ごとにぼくらは得ている。みんながいつも云っていることは知っているが、それをやらなきゃならない。今シーズンのPLは変化がすごく急だから。2ヶ月くらい前にはぼくらはボトムハーフにいて、いまはトップハーフにいる。すごく早く変われるということだ。ぼくらはただ毎試合に集中してどれも勝とうとトライする。
「アーセナルでプレイするのが夢」。フロ・バロガンよ聴いてるか!
セドリックのコメント「ぼくらのほうが強かったしハードワークしていた」
この試合の勝利の立役者のひとり。隠れMOTMのセドリック・ソアレス。試合後コメント。オフィシャルサイトより。
セドリック:早くに失点してすら、チームはやる気を失わなかったし最初からパフォームしたがっていた。今日はたくさんのジュエルで勝っていて、チームのパフォーマンスからすれば自然な結果だ。
ぼくにはすべての試合が重要で、アーセナルにとってもそうだけど。チームにとってグレイトだったと思う。ぼくはここでよくプレイしていたが、いつでもとてもタフな試合だった。サウサンプトンはグレイトなチームだよ。彼らはとてもうまくやっているのはわかっていたから、ハードな試合になることも予想していた。でも思うにぼくらはより強かったし、よりハードワークしていた。
PLでは何でも起きる。いまぼくらはいいときにある。ぼくらはこれを使わなきゃいけない。なぜならどのポイントも重要で、どのポイントにもどの試合にもファイティングしていかなきゃならないのだから。これがいまぼくらがやっていることで、シーズンをすごくよく始められなかったこともわかっている。しかしいまはうまくいっていて、チームはグレイトなフォームにある。つづけたい。
世界でベストなリーグなのだから、グレイトなのさ。ぶっちゃけ。フットボールはより競争力が増していて勝つのが難しくなっている。しかしアーセナルは競うためにここにいる。ぼくらにはリーグでも高いポジションに行くという目標がある。それを達成するためにワーキングしつづけないと。
ロブ・ホールディングのコメント「100試合は誇らしかった」
これでアーセナルで100試合。現時点でチームのベストCB。契約更新から非常にノッている漢の試合後コメント。オフィシャルサイトより。
ロブホ:セットピースから失点してがっかりだった。あれは土曜の試合のあとに観ていたものだった(※訳注:映像での試合レヴュー?)。ぼくらは自分たちのボックスのエッジで弱さがあって、そこを彼らに悪用された。だから受け入れるのがキツかったよ。でも、週末の試合後には仕返しをしたかった。彼らは祝福をしていて、ぼくらはFAカップ敗退でがっかり。よきリヴェンジになったね。
ぼくらは週末の結果には腹を立てていて、彼らには仕返しをしたかった。だからみんな燃えていたよ。
ぼくらはすぐにブロックを抜け出して、ラカはアンラッキーだった。でも彼は終盤にゴールして、あれはうれしかっただろう。今日の彼の努力とワークレイトはトップだった。だから彼はゴールにふさわしい。
(100試合出場)ぶっちゃけ知らなかった。ピッチに出ていく前にトンネルでプレスとダンから、ぼくが100 clubに入ると聞いて。だからぼくと家族にとっては、とても誇らしい瞬間だった。もう100試合がんばるぞい!
がんばるぞい☆
ぺぺが左で機能する理由は分からないだけど、今のぺぺなら右でも機能するだろうとは思う。
FAカップもぺぺにボールが入ってなかっただけで、ここ数試合ぺぺはずっといいプレーをしてる。
ポジション修正をサボらなくなったから相手のパスミスをカットできるのだし、毎回身体を当てて競ってるからたまに目の前にボールがこぼれるんだと思う。
ぺぺは決して寄せが速くもなければ強くもないが、このリーグではそこをサボると全部相手に持っていかれる。
結果が出たのもそうだけど、ぺぺがこういうプレーを続けてるのが嬉しい。
(ほんの4ヶ月はこんな選手じゃなかった!)
こういうプレーを怠らないなら、僕はぺぺのボールロストが多いのはある程度許容すべきだと思う。
サカにしても高確率で攻撃が完結してるのは得意のプレーに持ち込んでるからで、ぺぺもそうすればいいと思う。ボールがない時にサボりさえしなければ。
いい試合でしたねー!サカ本当に恐ろしい子・・・。もう好調時のアレクと肩を並べるくらい。セドリック→サカは明らかに、弱点をつく意思がはっきり感じられて胸がすかっとしました。パーテイがいると本当に周りがいかされますね。ああ、あとは怪我だけが心配・・・マンU戦、お互いがいいフォームで対戦するのは久しぶりな感じがしますが、無論2タテしたいですね。ESR→オーデゴール、あるかもしれませんね。週末楽しみです!COYG
3ゴールとも素晴らしかったですね!
それにしても、キーパーと一対一になる場面がこんなに見れるとは…いつもは静かな前半が嘘みたいでした!
ディフェンスに関してはレノの奮闘振りには頭が上がりません!
あとセドリックのサイドチェンジ?はFAカップのときもぺぺに通してましたし、今後も有効活用してほしいです!
早起きして見た甲斐がありました笑
良い勝利でしたね。
ペペはどうでしょうね。ボール持っていない時の前へのランの意識がより強く出てたのと、中央寄りにポジションを取る頻度が多かった印象ですね。走りながらボールを受ける意識は前から少し出てきてましたけどペナルティーエリアの中にそういう動きをするのが得点シーンでは印象的でしたね。
得点シーン以外でもランの意識や中央寄りのポジションというのは割と多くサイドに追い込まれるというシーンが少なかった。サイドで受けたときも常にESRがサポートですぐそばにフォローに来ていたのも大きい。
ペペが中央寄りの時はESRがサイド、ペペがサイドにいる時はESRがすぐ内側でフォロー。セドリックのフォローもあったり。でもESRのフォローはすごく大きかったと思います。他の選手だったら遅れることがありそうな場面でもそこにいるというくらい。
あとは相手の守備の傾向も影響したかな。中央にそれなりにスペースが出来ることもあったし、ボールがあるサイドに全体のブロックが寄る傾向も(まぁこれはペペへの影響は微妙かもですが)。
ペペが中央寄りにいる頻度が多かった(サカと似ていた印象も)、もしくは適切だったのは指示なのかどうか。もしくはシュートコース確保の為の癖なのかもしれない(妄想レベルですが)。
右サイドにいるとカットインからシュートという選択肢があるので外よりからプレイを始めてもシュートを狙う選択肢がある。
けど左サイドからだとカットインからのシュートを狙うという選択肢が取りにくいので最初からシュートの角度がある位置に位置取りたくなるのかもしれない。
またカットインからのシュートの選択肢がないのでサイドからのプレイに無理なプレイの選択肢が減ったというのもあるかもしれない。サイドからプレイをスタートするときは必然的にパスが選択肢となる。
単純に左利きなのでサイドから内側のフォローに来たESRやセドリックにパスを出しやすいというのもあったでしょうね。
リール時代のゴールシーンの動画見たことありますが、彼のプレイスタート位置がほぼ中央か左サイドなんですよね。だから元々そっちの方がプレイしやすいのかもしれない。
以前から何度かトップ下とかインサイドハーフでの起用を試して欲しいという主旨のコメントしていたのはそういうところからでもあったりも。まぁそれもこの試合はESRのフォローがあって成り立っていたのかもしれない。現段階では。そんな印象を受けました。