ELベンフィカのフラストレションのたまるドロウから中二日。週末PLでは、アーセナルはマンチェスター・シティをエミレーツに迎える。
PLでは、リヴァプールが驚くほど失速しているなか、序盤は冴えなかったマンシティが現在ほとんど一強というほどの強さを見せている。
彼らは去年12月のなかば以降は、なんと17連勝中(※すべてのコンペティション)という驚異的なフォーム。アーセナルじゃなくても、いまの彼らにポインツを落とさせるのはかなり難しそうだ。
アーセナルは先週のリーズでひとまず連敗を脱したが、まだまだ不安定。長い目で見ても、一貫性あるパフォーマンスを見せているとは云えず、いまはまだ発展途上というところだろう。
今回は進化中のアーセナルが、最強チームにどこまで通用するか。興味深いテストになる。
今晩の試合をプレヴューしてゆこう。
アルテタの試合前コメント「現時点ではシティがヨーロッパのベストチーム」
アルテタが来てからは珍しくプレスカンファレンスは実施されなかった模様。ELのローマ遠征から中二日ということもあり、会見よりもこの試合の準備を優先したのかもしれない。オフィシャルサイトに掲載されているインタヴューでのコメントより。
(PLのタイトルレイスは終了?)思うに現時点では彼らがヨーロッパのベストチームだ。彼らのパフォーミング、フットボール、安定した結果。彼らは難しいときにリアクトしてきた。ビッグチームはそういうことができなければならない。みんなから再度競うことができないのではないかと疑われているとき、チームになり、とても確信したやり方でリアクトし、団結し、ベストでプレイし、とても安定して楽に試合に勝っていく。
彼らにもほかのチームのように弱点はある。しかしいまはほかのチームはそれを見つけるのに苦労している。まず守備での彼らはとてもとても強い。間違いなく現在のベストチームだ。日曜の試合について、われわれはとても大きなワクワクするチャレンジが待っている。
われわれのシーズンを決めるときになる。もしこういった試合でギャップを縮められるなら。
自分たちの勢いをつくることだ。それで彼らに近づける。今シーズンはエラーに許されるマージンはとても小さいことはわかっている。それはわれわれのここ数ヶ月にあったこと。だからそれを始める必要がある。
われわれは自分たちになりたい。誰とプレイするかは関係ない。わたしはチームにここ数ヶ月で見せてきたようなキャラクターとパーソナリティを見たい。チームにはそれを維持しつづけてもらいたい。
もしそれができるなら、どんな相手にだって問題を起こせる。だがそれは最初からやる必要がある。こちらが相手チームにリスペクトを示すのは当然だが、われわれもそうされて当然である。
興ざめなエラーとかミステイクをやらない試合を観たい。
オーデガードについてアルテタ「彼の重要性はどんどん増している」
オーデガードについても語っている。『GOAL』より。
アルテタ:レアル・マドリッドから数ヶ月マーティンが来ている。まずは彼のもつすべてのクオリティーズをチームにもたらせるよう彼との時間を最大化しなければならない。シーズンの終了後には関係性を進められるかお互いに話して決めていくことになる。現時点ではわれわれ次第ということはない。
彼はピッチ上で大いにキャラクターとインテリジェンスを見せている。それはリーダーにはなくてはならないキャラクターだ。
彼はまだとても短い期間しかいないが、とてもすぐに適応している。ますます選手やスタッフからもリスペクトされるようになっていて、毎週のようにチームにおける彼のウェイトは増している。
アルテタはよく彼のリーダー適性について話している。
アーセナルとアルテタについてグアルディオラ「毎試合アーセナルは相手よりいいプレイをしている」
今回はアルテタのコメントが少ないので、シティ方面のコメンツをいくつか。
この試合のプレス会見でのコメント。マンシティのオフィシャルサイトより。
グアルディオラ:(コーチングフィロソフィがアルテタに影響を与えている)彼は助けを必要とはしていない。十分準備できている。
彼はわたしの人生においても重要な人物だ。とくにここにいたときにはたくさん連絡を取り合っていた。うまくいっていたとき、彼はわたしをハッピーにしてくれたよ。
わたしは彼をインスパイヤしていない。彼が知っていることは自分で知っていった。わたしはなんの影響も与えていない。彼がやっていることは彼と彼のバックルームスタッフのものだ。
(最近のアーセナル)ここ数ヶ月見ているが、アーセナルは毎試合で相手よりもいいプレイをしている。
ときに勝たないこともあるが、それはコントロールできないものだ。しかし彼がやっていること、この数ヶ月の試合、いつでも相手よりいいね。
彼らは試合をコントロールし、チャンスをつくり、いくつか失点する。彼らのビルドアップは際立っている。すごいエナジーがあり中央からプロセスをつくるクオリティがある。
将来的に彼らはタイトルを競うほんもののコンテンダーになるだろう。
ロドリのコメント「ミケルとペップに教わったのはラッキー」
かなり優勝らしいシティのMFがアーセナルについてコメントしている。『Sky Sports』より。アーセナルに関する部分のみ。
Rodri:ミケルはこの数年はクラブにとってすごく重要だった。ぼくは彼とは6ヶ月一緒で、短いあいだだったけど、彼にはトレイニングでたくさんのことを教えてもらった。試合のなかでどうポジションをとるかとか。彼とペップがMFだったことはぼくにはラッキーだったね。彼らもぼくにプレイのしかたを教えやすかったはず。
彼はとてもナイスガイだった。思うに彼のベストクオリティは選手たちを成長させることにアニマルみたいにワークするところだった。ぼくは彼には感謝している。彼にはマネジャーとして自分のアイデンティティがある。彼のチームをつくっていくには時間も必要だ。
彼にはそれを達成するグレイトな選手たちがいる。PLのレヴェルの高さはわかっているからけして簡単ではないが。日曜はとてもタフな試合になるだろうと思っている。もし勝利のリズムをキープするつもりなら、ぼくらはベストを出す必要がある。
(トマス・パーティ)トーマスとは一緒にプレイしたいい思い出がある。たくさんの試合でプレイした。あのシーズンはぼくと彼でミドフィールドをコントロールした。彼はぼくより2才年上だけど、似たような年齢で、とてもファニーな漢だよ。ぼくらにはいい友人関係がある。以前のチームメイツとまた会えるのはいいことだ。彼が日曜にプレイできるか見てみよう。彼はアーセナルにとってとても重要な選手になるよ。
このひとアトレチコには1年しかいなかったのか。
ここで勝てるとちょっと前の自滅負けを忘れられそう(笑)勝ってほしい。
ボールを保持しに行って保持できる相手かどうか?かなあ。
リーズ戦でプランAが機能してたのはパス回しで勝ててたからで、そこで負ければこっちがリーズの立場を味わう事になると思う。
パス回しで負けてボールを前進させられてしまうとどれだけ苦しいか?という。
最終的にはこういう強敵にプランAで挑むのが目標なんだろうけど、ここは左ぺぺでカウンター狙いのような気がする。