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【マッチプレビュー】20/21EPL アーセナル vs マンチェスター・シティ(21/Feb/2021)プランAでちからを試す

マンシティについて

現在PLテーブルでトップ。2位のユナイテッドには10ポインツ差をつけている。ほぼ独走中である。それもそのはずPLでは12連勝中という。化物語。

アーセナルにとっては、彼らがオイルマニーで潤ってミッドテイボーチームでなくなってしまって以来、天敵とも云える相手のひとつになっていることはアーセナルのファンにはすでに云うまでもない。

アーセナルはシティに直近10試合のうち9試合で敗け。2点・3点・4点など複数得点を取られることも毎度のこと。引き分けることすらできない。フットボールのクオリティでも雲泥の差があるのは明白で、敗けたところで文句のつけようがない。

だから去年FAカップのセミファイナルで彼らに勝ったことはまことにすばらしかった。

だが、その後にはまたPLで敗けていて、残念ながら彼らに勝てるような強いチームになっているという実感はまだない。

フォーム

シーズン序盤の不安定さ。10月のアーセナルもドロウになっていてもおかしくないくらいの試合だった。

そして12月なかばからの快進撃。12連勝中。今シーズンは2敗で、最後に敗けたのは11月のToT。

シティはベストディフェンスチーム?

特筆すべきは、やはり失点の少なさ。

ここまでの24試合で15失点はリーグでダントツのベスト(最少)。失点ランクではアーセナル(25)も3位だが、それでも彼らと10点も差がある。

シティはシーズン序盤にレスターに5失点して敗けているが、それ以外では2失点したのはToTのみ。この2試合は、ともに彼らが敗けた試合だ。この2試合で7失点ということは、シーズン中の失点のおよそ半分がこの試合でのもの。それだけ彼らから得点するのは簡単ではない。

ちなみに彼らが「ベストディフェンスなチーム」とはアルテタのことばだが、これに若干語弊があるように感じるのは、彼らのプレイスタイルからして守備が優れているというよりは、守備の必要のないプレイをしているということではないかと。あるいは「攻撃は最大の防御」を地で行っているチーム。以下FBrefのデータより。

彼らは今シーズン、チームとして

  • 被xG「17.7」※リーグベスト
  • ポゼッション「64.8」※リーグベスト

というスタッツを残している。

つまり、これらのデータは、そもそもシュートを打たれていないし、つねにボールを持ち続けていて、そのような状況自体に陥らないということを示しているだろう。

彼らのスタッツでもっとも興味深いのは「プレッシャー」で、彼らのプレッシングはリーグで19位(※アーセナルは18位)。エリアでは、ディフェンシヴサードで20位、ミドルサードで19位、ファイナルサードではこれが5位に跳ね上がる。

このデータから読み取れるのは、圧倒的に相手エリアでプレイする姿であり、攻撃される機会自体が少ないということ。

ベストディフェンスチームというよりは、やはりベストアタッキングチームと評すほうが、実情に合っているように思われる。

ちなみに「プレッシャー」のリーグランキングを見ると、ピッチを縦3分割したエリアごとのランキングでは、シティとアーセナルはわりと似た位置にいる(アーセナルは、それぞれ16位・20位・7位)。アーセナルはシティほど極端ではないものの、逆にそれがミケルを「ミニ・ペップ」のように見せているかもしれない。「劣化ペップ」というワードが思い浮かんじゃったひとはあとで職員室まで来るように!

チームニュース

Ilkay Gundoganがトレイニングに復帰。

Nathan Akeがアウト。

彼らもアーセナルと同様にケガによる離脱者がかなり少ない。

しばらく離脱していたKDBやギュンドアンが戻ってくるというニュースには、アーセナルのファンたちのため息がよく聞こえた。どのチームもアーセナルが相手だととたんにキープレイヤーが戻ってくるという。どちて?

マイケル・コックスのスカウティング

オフィシャルサイトより。

<デインジャーマン>

最近のスターマンはギュンドアン。彼は突如得点するCMになった。ペナルティボックスに遅れて入ってきてカットバックスから近距離フィニッシュで決める。彼はこの2ヶ月リーグのトップスコアラーになっている。

<狙うべきエリア>

いまのシティにはとくに弱みはない。しかしレフトバックのポジションには大きなクエッションマークがある。

右にはスピーディにオーヴァーラップするベンジャミン・メンディ。ドリフティングプレイメイカーのジンチェンコ。めっさヴァーサタイルなカンセーロ、あるいはCBのラポルト。彼らはずっとフィールドにいるが、LBにはファーストチョイスがいない。

前回の対戦について

1-0で敗けて気持ちの入っていないエントリ(笑い)。

【マッチレビュー】20/21EPL マンチェスター・シティ vs アーセナル(17/Oct/2020)評価の難しい試合 | ARSENAL CHANGE EVERYTHING

ウィリアンをCF(フォルス9)で試すなど、チームで試行錯誤していたことがよくわかる。

どんな試合だったかあまり覚えていない。わりと惜しい試合だったのか。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

2 Comments on “【マッチプレビュー】20/21EPL アーセナル vs マンチェスター・シティ(21/Feb/2021)プランAでちからを試す

  1. ここで勝てるとちょっと前の自滅負けを忘れられそう(笑)勝ってほしい。

  2. ボールを保持しに行って保持できる相手かどうか?かなあ。
    リーズ戦でプランAが機能してたのはパス回しで勝ててたからで、そこで負ければこっちがリーズの立場を味わう事になると思う。
    パス回しで負けてボールを前進させられてしまうとどれだけ苦しいか?という。

    最終的にはこういう強敵にプランAで挑むのが目標なんだろうけど、ここは左ぺぺでカウンター狙いのような気がする。

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