アーセナルミニニュース
ジョシュ・クロンキがAFCファンズフォーラムに登場
さて、ESLの騒動があってからオーナーサイドからの反応が待たれていたが、昨日、アーセナルのファンズフォーラムにKSEからジョシュ・クロンキが参加した。
アーセナルFCからは、ヴェンカテシャンとジョシュのふたりがファンにESLについて直接説明と謝罪をすることになった。
彼の詳しい発言については、チャンスがあればあとでまとめようと思う。
雲隠れ?の父親スタンリーに変わって、ファンの批判の矢面に立たされるようなかたちになったジョシュ。ESLやオーナーシップに怒り心頭のファンからだいぶ厳しいことばも投げかけられて、若干気の毒なところはあった。ぼくもまだすべてのやりとりに目を通したわけではないが、ファンの反応のなかには、オーナー憎しでわりと揚げ足取りみたいな批判も含まれていたので。
現在KSEがやっていることはどうあれ、個人的には、彼がファンと対面するというなんらかのアクションを起こそうとしたことについては、少しくらい評価してもいんじゃないかと思ったりしないでもない。いまファンの前に姿を現せば、四面楚歌になることくらいは当然予想できただろうなか、こうして逃げずに向き合ったのだから。
父親のほうはまるで期待できないが、息子がもっと影響力を持つようになって、なにか改善することがあればいいのだが。
この日のジョシュには「クラブを売るつもりはない」など、いろいろなキー発言があったが、もっとも話題になっていた発言のひとつはこれ。
ジョシュ・クロンキ:わたしたちは自分たち自身に問いかけたんだ。何が最悪かと。ESLか、あるいはアーセナルなしのESLか。こうも自問した。ファンが強く望んでいるものはなんだ?と。
グローバルのファンはアーセナル vs バルセロナの試合をできるだけたくさん観たい。英国のファンはもっとビッグマッチを観たい。だが、一方でストークで寒い夜を過ごすことも望んでいる。
エリートクラブから取り残されたくなかったと。首謀者なのにまるで(以下略
ちなみにチャールズ・ワッツはこの発言にかなり憤慨していた。
First of all, why ask yourselves?? Try asking the actual fans before attempting to force them down this awful route. Urghh!
— Charles Watts (@charles_watts) April 22, 2021
ワッツ:読めば読むほどひどいコメントに見えてくる。だいたい、自分自身に問うってなんだ?? 実際にファンに聞けばいいじゃないか。アー!
バルサ云々のくだりについては、イアン・ライトもティム・スティルマンの「チートを拒否したアーセナルファンが誇らしい」というtweetを引用して反応した。
This is what Josh doesn’t understand!! We want to play Barcelona but we want to EARN the right to play Barcelona!!! https://t.co/mzvS0ATw6j
— Ian Wright (@IanWright0) April 23, 2021
ライト:これこそジョシュが理解していないこと!! われわれはバルセロナとプレイしたいが、バルセロナとプレイする権利を勝ち取りたいんだ!!!
ところで、このジョシュ発言のさいごの“cold nights in Stoke”は、よく知られたキーフレイズだそうで、2010-11シーズンに「メッシだって寒い夜のブリタニアステディアムでは苦労する”He would struggle on a cold night at the Britannia Stadium”(PLで活躍できるわけじゃない)」と云ったAndy Grayのコメントが発端ということ。
“can they do it on a cold rainy night in Stoke”のようによく使われるのだとか。トリヴィア。
ウィリアム・サリバが性的な動画撮影の問題で制裁される
William Saliba sanctioned for filming explicit video of French youth team-mate
今年2月にメディアにリークされたヴィデオの件。
撮影したサリバはFFF(フレンチFA)から1ヶ月のバンということ。これはNTだけで、ニースの選手としてリーグでプレイすることは問題ないらしい。
撮影されたほう(ブライトンの選手)は同じく3ヶ月のバン。こっちは露骨な行為をしていた本人ということで罪が重いってことかな。
わしじつはこの話くわしくは知らんのだよね。
もちろんこのニュースが話題になったことは知っているが、19才だかの未成年者が遊びだったにせよ、そういったヴィデオを撮っていたってのはちょっと生々しくて、映像を観たいとも思わなかった。
この件は、サリバに同情的なファンもけっこう多い。だいたいそれをわざわざリークしたのは誰なんだっていう。
とりあえず被害者がいない(?)のなら、そこまで深刻な問題にしなくてよさげ。
ギュンドアンがUCLの新フォーマットに苦言「選手のことを誰も考えていない!」
アーセナルニュースじゃないけど。
With all the Super League stuff going on… can we please also speak about the new Champions League format? More and more and more games, is no one thinking about us players?
The new UCL format is just the lesser of the two evils in comparison to the Super League…— Ilkay Gündogan (@IlkayGuendogan) April 22, 2021
ギュンドアン:スーパーリーグの件は置いといて…… 新しいCLのフォーマットについても語っていいかい? もっともっともっと試合が増えるんだって。誰もぼくら選手のことなんか考えてないの?
UCLの新フォーマットってのは、スーパーリーグと比べて少し邪悪じゃないってだけだろがい……
試合数の多さに選手が犠牲になっている。
サラリーキャップみたいに、プレイタイムキャップのようなルールを導入する時期かもしれないね。そしてもっと多くの選手で試合をシェアする。そうでもしないかぎりは、選手がつぶれてしまう。
それにしてもESLってますます謎だなと。
選手にもマネジャーにも内緒で、バーンていきなりアイディアをぶちまけて「さあ、みんな一緒にがんばろう」って。それは無理だろう。彼らに受け入れられない可能性を少しも想像しなかったんだろうか。マネジャーはともかく、選手を説得することが難しいなんて、ちょっとでも脳みそがあれば誰でもわかりそうなものだが。頭蓋骨にタケヤ味噌でもつまってんじゃないの。
実際にピッチでプレイする彼らが受け入れるかどうかは、もっとも重要な問題だったはずなのに。
試合のみどころ
この試合は、いちおう来週のELヴィヤレアルの前ということで、その超本番な試合にいいコンディションで臨むためにも、ここで勝って勢いをつけたい。
最近のアーセナルは毎試合で勝ったり敗けたり引き分けたりを繰り返していて、強いんだか弱いんだかよくわからなくなっている。
アーセナルのPL直近8試合のフォームは、LWDWDLWD。1試合とて同じ結果がつづかない。一貫性のなさだけはほんとうに一貫している。
この傾向が今回もつづくなら、ドロウはないので勝ちか敗け。勝てますかね? けっこう不安だ。
とくに具体的にここが不安というのはないのだが(いまのチームならCFがエンケティアだってべつに不安はない)、彼らは理由もなく悪いパフォーマンスをするから。まったくもう。
この試合のみどころはどこだろう。イウォビ?
PLルートからのCLがほぼなくなったいま、ぶっちゃけ観戦のモチヴェイションもだいぶ落ちちゃってる。まあ観るんだけど。
キックオフは、現地フライデイナイトということで、日本時間で明日4/24(土)早朝4:00。
ここで悪い結果だと週末が台無しだ。ふつうに勝っていただきたい。
ではCOYG&KroenkeOut