ノリッチについて

アルテタじゃないけど、ぼくもじつはノリッチにはずっと悪くない印象がある。

基本的にはポゼッションベイスで、フィジカリティを生かした伝統的イングリッシュフットボールとは違うフットボールをやろうとしている。そして、それがずっと変わらない。まあずっと観ているわけではないのでぼくが知っている範囲にすぎないが。チームとしてのカラーもわかりやすく、アーセナルのファンとしては好感が持てるスタイルだなあと。

現在PLでは19位。20位のアーセナルと同じく0ポインツでGDが-9。

ただし、スタートの3試合はぶっちゃけアーセナルのそれよりもタフだった。リヴァプール（H）、シティ（A）、レスター（H）。PLのスタートとしては最悪のフィクスチャだっただろう。そして、それでもレスターでは1得点しているだけアーセナルよりマシ。

アーセナルは、この試合に楽勝できるとは思わないほうがいいかもしれない。

チームニュース

フースコによると。

Sam Byram、Bali Mumba、Przemyslaw Plachetaがアウト。

Christos Tzolisがダウト。

キープレイヤーズ

なんだかんだいまも優秀な選手たちが残っている。

Todd Cantwell、Teemu Pukki、Max Aarons。

マッチファクツ by Opta

Optaの中の人、@Orbinhoのtweetsより

Arsenal average the highest points per game of any team in Premier League history during September

2.17 Arsenal
1.95 Man Utd
1.81 Wimbledon
1.76 Chelsea
1.67 Liverpool
1.59 Man City
1.58 Leeds

— Orbinho (@Orbinho) September 6, 2021

PL史上、9月の平均ポインツでもっとも高いのはアーセナル。

Norwich have failed to win any of their last 23 Premier League matches in London (D6 L17).

— Orbinho (@Orbinho) September 6, 2021

ノリッチは直近のロンドンでのPL23試合で勝っていない。

Pierre Emerick Aubameyang has scored four goals in two games against Norwich

— Orbinho (@Orbinho) September 7, 2021

オバメヤンはノリッチ戦2試合で4ゴールズ。

Arsenal have kept just four clean sheets in their last 20 Premier League matches.

— Orbinho (@Orbinho) September 7, 2021

アーセナルはPLの直近20試合で4つしかクリンシーツをキープできていない。

Worst ever English top flight starts after three games

1906-07 Man City 0 pts -13 GD
1888-89 Notts Co. 0 pts -12 GD
1890-91 WBA 0 pts -10 GD
1962-63 West Ham 0 pts -10 GD
1953-54 Man City 0 pts -9 GD 0 goals
2021-22 Arsenal 0 pts -9 GD 0 goals

— Orbinho (@Orbinho) September 8, 2021

英国トップフライト史上最悪のスタート3試合。

Arsenal have only ever lost their first four matches of a league season on one occasion and that occurred in 1923-24.

— Orbinho (@Orbinho) September 9, 2021

アーセナルがリーグでスタートから4連敗したのは1923-24シーズンに一度だけ。

Alex Lacazette has scored five goals in his last six Premier League starts

— Orbinho (@Orbinho) September 9, 2021

ラカゼットはPLの直近スタート6試合で5ゴールズ。

The worst start in Premier League history after four matches was Swindon Town with 0 points and -12 goal difference.

Arsenal and Norwich meet next week and both have 0 points and -9 goal difference, so a big win for either side could see this record broken

— Orbinho (@Orbinho) September 9, 2021

スタート4試合でのPL史上最悪のスタートはスウィンドン・タウン（0ポインツ -12GD）。アーセナルとノリッチのどちらかが大勝すると記録が破られるかも。

試合結果予想　※追記あり

BBC Sports (Lawro’s prediction)  2-0

Sky Sports (Jones Knows)  N/A

WhoScored.com  3-1

現時点で、各メディアのプレヴュー記事がアップされていない。あとで追記するかもしれない。

ロウロ：アーセナルはここまでひどいときを過ごしている。しかし、このボトムテーブルクラッシュでは彼らは必ず得るものがあるだろう。

ノリッチも長くハードなシーズンを過ごしてきたことは知っているが、アーセナルのファンは当然かなりマシなものを期待している。

もしガナーズがこの試合、多くのひとが降格すると予想しているようなチーム相手にホームで勝たなければ、アルテタへのプレッシャーは急激に上がるだろう。

ところで今回気づいたのだけど、アーセナルの試合なのにメディアでプレヴュー記事が出るのが遅かったり、内容が薄かったりで、テーブルで低迷している影響がそこらへんにもあるのかなあと。フースコなんかは、その週のめぼしい試合へのリンクがトップペイジに並ぶのだけど、この試合が入ってなかった。。

試合のみどころ

この試合のアーセナルのみどころはいっぱいある。

ホワイトとガブリエルの初スタート。パーティの復帰とジャカのいないMF。トミヤスのライトバック。チェルシーではまったく見せ場もなかったオーデガードも。それぞれが興味深い。

でももっとも興味深いのは、アルテタが「道具が揃った」と云っているように、本来のあるべき姿のアーセナルになったときのケミストリ。各ポジションがどう各ポジションにポジティヴな効果を与えるか。11の総和がどのように11を超えていくか。チームってそういうものでしょう？ もちろん、まだ完全に理想型ではないにせよ、この試合のアーセナルは現時点ではかなり理想に近い11人がプレイするはずなので、結果以上にいいパフォーマンスへの期待は高い。

そういう意味ではアーセナルはもうしばらくずっと悪循環のサイクルのなかにいたように思う。悪いことが、悪い影響を及ぼして、また悪くなっていくみたいな。

だから、この試合を最高のリセットの機会にしてもらいたい。

ただいっぽうでは、そこまで楽観的になれない部分もある。なにしろようやく選手が揃ったとはいっても、まだやっと選手が揃っただけなのだ。チームがチームとしてプレイできるようになるには、それなりにともに過ごす時間も必要だろう。この試合の一部の選手にとっては、ほとんど初めての環境であり、ここでうまく連携がいくようなことがあれば、そっちのほうが驚くべきことかもしれない。（試合後のトミヤスのチームへの溶け込み具合が称賛されている未来が見える笑）

しかし、この状況では、悠長にチームがまとまるまで待っている時間はあまりなく、それをいますぐやらなきゃいけないのがキツい。

 

キックオフは、日本時間9/11（土）23:00。

今度こそ新シーズンのスタートになりますように。なむなむ

COYG

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