試合の論点
アーセナル vs ワトフォードのトーキングポインツ。
✅ Three @PremierLeague wins in a row
Here’s how we did it 👇#ARSWAT pic.twitter.com/sjq5hoWldy
— Arsenal (@Arsenal) November 7, 2021
アルテタの100試合めは勝利で
しかもチームは10試合敗けなしのランを継続中。これはもうわが世の春。秋なのに春。
今回はホームで最高のパフォーマンスとまでは云えない内容ながら、それでもしぶとく結果を出したことが重要だ。そうやって勝つことでチームは自信をつけていく。
ほんの数試合前のDAZ~Nとしていたときから比べれば、内容だって雲泥の差がある。
アルテタのチームはずっと2歩進んで3歩下がるみたいなことを繰り返してきて、ようやくいまほんとうにチームは前進しているような気がし始めている。気のせいじゃないよね? 相手が弱かっただけかな。
シーズン3連敗スタートからのこれで、ドキュメンタリ撮影中のAmazon Prime Video様もたいへんに喜んでいるとか。シナリオどおりなら、いまのところできすぎである。
なお、今後のおもしろおかしいドラマチックなシナリオを占うとすれば、シーズン終了までこのままであるはずもなく。必ず訪れる試練がこわい。許してAmazon。
オバメヤンが<幻の3ゴール>にからむ
こういう試合はなかなかないのでは。
1点めは、サカの幻ゴール。サカがオフサイドでゴール取り消し。
試合を観ていたときはなぜにあれがオフサイドなのかわからなかった。試合後に観かけた解説では、GKの位置が問題だったそうで。最後にひとり相手が残っていても、GKより前に出ちゃいけないんだとか。オバメヤンがボールをコントロールして、自分で打っていればオフサイドはなかった。
2点めは、もちろんペナルティのミス。これも幻ゴール。せめてペナルティは入れてほしい。
蹴ったコースを観るに、彼は際どい場所に蹴る自信がなかったみたいで、いかにも防がれそうな甘いコースだった。読み負けもしてるし。オバメヤンといえば、ヴィラでもエミマル相手にペナルティをミスしていて(あのときは、こぼれたボールを押し込んだ)、ペナルティテイカーとしてあまり自信満々には見えず。今後彼がペナルティを蹴るかどうかは、本人次第のようなことをアルテタは述べていた。変わったほうがいいかもしれない。AMNに蹴らせたい。
3点めは、オーデガードのショットをタップインゴールしてオフサイド。オバメヤンが触っていなければ。もっとも、あのショットはけっこう際どかったので、ポストに当たって外れていた可能性はあるかもしれない。それにしても、運悪く余計だった。
よくひとりでX得点にからんだとか、X失点にからんだとかはあるが、「取れたかもしれない3得点にからんだ」というのはあまりないような。
あとは、オバメヤンは67分にもサカの早いクロスに反応して、触っていれば入ったかもという惜しいシーンもあった。
まあ、彼の日じゃなかったということか。
個人的には、オバメヤンのことはあまり心配していなくて、この日もいないほうがよかったなんて思わない。AMNの云うように心配しなくてもゴールするときはするのだし。
このチームにとって重要なことは、この試合でもそうだったように、最近の彼がハイプレッシングにかなり積極的・効果的になっていることで、それが大いにチームのフォーム向上を助けているという。
ラカゼットもインテンスなプレッシャーをやるけれど、彼は試合のなかでわりと消耗が激しくて、60分あたりにはオーデガードと交代するのが最近のルーティーンだ。その点、オバメヤンはラカゼットよりもまだスタミナがある。
オバメヤンには、いまやっていることを継続してもらいたい。チームを助けるプレイをつづけていれば、いずれご褒美ももらえるだろう。
AMNのCMはいかがか
今回パーティがいなかったためMFとしてスタートに抜擢されたAMN。思った以上によかった。
アルテタはここでエルネニーじゃなくAMNを選んでくれてよかったと思う。CMとしての安定度からするとエルネニーを選んでもおかしくない場面だが、チームの将来を考えれば、AMNを選ばねばならなかった。もちろん本人のためにもよかった。少なくとも彼にはメッセージになったはずだ。
Ainsley Maitland-Niles made more ball recoveries than any other player against Watford (9), while no player made more tackles (5) or more interceptions (2).
Making a claim for a starting spot. 💪 pic.twitter.com/I6KjzVUPoS
— Squawka Football (@Squawka) November 7, 2021
先日このブログで書いたアルテタがやりたがっている3MFの件、今回の彼は6/8っぽいポジションと役割だったんじゃなかろうか。基本的にアンカーより前で、攻守にアグレッシヴにプレイするタイプ。
AMNは、ひとまずパーティが戻ってくればまたベンチなのだろうが、チャンスを得たときにこのようなポジティヴなパフォーマンスを見せられるなら、きっと今後もMFとしてチャンスはあるだろう。なんなら1月のパーティ・エルネニー不在の期間は、彼には大きなチャンスになるかもしれない。
ぼくはこの試合が追加時間に入って、彼の時間稼ぎのための小憎らしいボールキープがまた観られたのでとても満足している(笑い)。あの小憎らしさは天下一品。
KTとタヴァーレスのポジション争い
今回もLBとして危なげないパフォーマンスのタヴァーレス。
こうなると、いまのKTがこのチームでどれほどやるか確認したくなってくる。少なくとも、離脱前の彼ならば、いまのタヴァーレスのほうがかなりよさそうである。
アルテタは、今回の彼の起用は、KTのフィットネス理由じゃないとほのめかしていて、であれば、ベルント・レノにもしたように、わりと無慈悲にKTからポジションを奪っていることに。
この2週間でどれほどKTの状況や状態が変わるか。レフトバックの競争は注目しよう。
それにしてもタヴァーレスのチームへの適応は、まったく驚き。
その他試合について
- ガブリエルは最後の敗け試合から218日が経過……
- トミヤスは今回もよかったなあ。54分の守備にしびれた。空中戦は3/3で100%勝
- トミヤスはチームメイツの信頼をだんだん得てきているように見える。周囲からパスが来るようになった(ホワイトからパスが来ないと云われていた?)
- ベンジャミンにごめんなさいしよう
- ESRはレスターのときみたいなゴール。PLで3連発? すご。アーセナルのU-21では4人めだそう。以前の3人はアネルカ、レイエス、ファブレガスとすごいメンツ
- ラムズデイルはこれで今シーズンのクリンシーツが5。今回は珍しくミスもあって失点しなかったのはややラッキー。彼が明白なエラーをやるのは、雨のブライトンと2度めかな。安定感
この試合については以上。
お疲れ様です!まさかの5日連続更新!本日のマッチレビューは厳しいと予想してたので嬉しいサプライズです!笑
勝ち逃げするのにバタバタしなくなってもハラハラはさせてくれるなんて我らがチームはエンターテイナーですね。良くも悪くも退屈しませんでした。笑
ナイルズはボランチ(No6)でやるにはプレーが軽い印象があって不安だったんですが、今回はIH(No8)的な感じで良かったですね!是非覚醒して欲しいです!
感情を表に出す出さないで言えば、レノも不利なキャラクターですよね。。ただそうするとレノとエミマルのチョイスならエミマルの方が好みに合いそうな気もするんですけどね、古い話ですが。あれは単に先に売れたってだけの話だったのかな。
ともあれ次節のレビューではアルテタ信者になったコメントを期待してます!笑 COYG!
また勝ちましたね。すばらしい。
しかし、あのオフサイドにはたまげました。どこがなんだと。試合中でも何度か見返してハーフタイムにも何度見ても意味不明。解説もサラッと流すし。
わからなすぎてベンメイブリーさんにTwitterで質問してしまうほど。丁寧に返信いただきました。
しかしわかりにくいのはいわずもがなで、あの世紀のゴールパフォーマンスを返せと言いたい。
ペナルティは、まぁしかたないっすね、ガブリエルのヘッダーもけっこうやばかったし、サンビのミドルもよかったっすね。8番もけっこういい感じで、キャプテンにじゃまされたシーンもちょっと前に打ってれば違ってたんじゃないかな。
これで5位。まだ信じられませんが、いいパフォーマンスで結果もついてくるってすばらしい。
気を引きしめて、アンフィールドに乗り込んでほしい。COYG
ナイルズよかったー
飄々といなすし裏へのパスもよく狙ってる感じあるしエジル風のセンスを感じる
サッカーやってた身からはあのサカのオフサイドは当然なんですけどねー。
オフサイド≒直接一対一(それがGKでもDFでも)になっちゃいけない、みたいなルールなので。
数年ごとに複雑になるのでよくラインズマンは対応出来てるなと感心します。
サッカーやってた身からはあのサカのゴールはオフサイドで当然ですけどね。
オフサイド≒直接1対1になってはいけない,みたいなルールなので
ここ数年で一番心躍る結果が続いていて一週間の始まりが心地よいです。
Chanさんのブログをチェックするのもウキウキしちゃいます。
勝てて良かった〜。
AMNは波がなければいい選手だと思うんだけどなあ…。
IB明けから前半の山場がきますね。
ここで今シーズン本当にトップ4を狙える地力があるか、試されると思います。
正直リバプールもウェストハムの試合観ましたが、試合のスピード、トランジションの早さが段違いでした。
彼らと対等に戦うにはまだまだ組織力の洗練が必要だと思います。
ナイルズは局面で発揮するフィジカルの強さや妙にリズムの遅いパスが生きる瞬間はあるけれど、ビルドアップ時のポジションニングが悪く、前からの守備時には縦にズレるスライドをサボってしまったりと、使い続けるには厳しい選手に見えました。ラニエリはワトフォードの出来に満足しているようだけれど、それは彼がバカだからであって普通に酷い有様。アーセナルのほとんどプレッシャーのない三列目では、二列目のスペースを作るために相手を引きつける動きが必要なのに取る位置が高すぎたり、開き過ぎたり、そもそもパスコースを作らなかったり、ワトフォードの最悪パフォーマンスにも関わらずビルドアップが停滞しチャンスを作れなかった原因はナイルズ、ロコンガがその多くを負っていると思います。ロコンガに関しては、期待されているロングキックも精度が悪すぎる。冨安のほうが全然上。
短時間でも丁寧に、そして全力でプレーするウーデゴールやマルティネッリ、守備に関してはインテンシティ、理解度ともに高いエルネニーをあんな風に使ってロコンガ、ナイルズをスタメンで使い続けるのはチームのためにもどうなのか?こんなワトフォードに1-0ではなく5-0くらいで勝つチームが見たいじゃないのか?いろいろ疑問が残る試合でした。
オバメヤンのPKキッカーは何とかならないんですかね。
いつぞやのノーロンで外して以来、良い印象はありません。しかもあの失敗はシーズンを左右しましたし。
あと、あのオフサイドは、どなかもコメントしてましたが、そんなに難しいものではありません。
ルールにも明記されてるように、「相手チームの後方から2番目の選手の前に出たらオフサイド」と、コメンタリーが説明すればすぐにわかるほどのものでした。その2番目の選手がキーパーだったので、分かりづらかったのでしょうね。
次のリバプール戦、どこまでやれるか楽しみですね。
AMNが良くてビックリした。
今までは見ててもどこでボールを受けたいのかサッパリ分からなかったけど、ちゃんと「ここでくれ」みたいな動きになってたと思う。接点もなかなか強かった。ポジショニングさえ正しければ、あれだけ速くて上手いんだからそりゃあ有利に決まってる。使い続けた甲斐があった。
チーム全体としても良い感じで試行錯誤してたと思う。パーティがいないのはだいぶ痛いはずなんだけど、協力して何とかしようとする姿勢があった。流動性を重視するならむしろこのほうがいいかも?ってくらい。
しかしまあワトフォードの守備は(フォスター以外は)緩かったし、よくも悪くもこれからだと思う。連携もまだズレが目立つ。現時点で5位は出来すぎだと思う。
いやぁ勝ってなによりですね
ライバルたちがポイント落としてくれたおかげで単独5位ですもんね
ただ得失点差0で5位てのは正直出来すぎな気もします
そろそろ結果だけでなく内容も上げていかないとこっちもポイント落としかねないと思います
今のところ先行逃げ切りのサッカーで勝てていますけど、今後は先行された場合に引き分けでなく勝ちまで持ってこれるかどうかは不安な感じがします
そういう意味ではまさに次節のリヴァプール戦は試金石的な試合なので頑張ってほしいですね
リヴァプールと勝ち点が2しか違わないて考えると不思議な感じもしますが楽しみです
ESRとホワイトが代表に呼ばれず、不謹慎ながら怪我の可能性がグッと減り少しホッとしてしまった、、、
なにはともあれ5位。トップと6ポイント差。得点13は本当に物足りず、今の順位を維持もしくは改善するには、ともかく得点っすね。前の4人だけではなく、セットピースからヘッダー、ミドルシュートなど、あらゆる点を改善していってほしい。ヴラホビッチはセルビアのズラタンなんですかね。それよりガビ―にもっとプライタイム与えたほうがいい気がするのですが。COYG
オフサイドはよく問題になるレベルのヤツですね。ラインは後ろから数えて2番目の選手(GK含めて)
それも含めて、PK失敗に、要らんお節介タッチとオーバはnot his day でしたね
ただ一時期の恐ろしい不調期と比べて相変わらず動きはキレてるので、このまま冬までキープして欲しいですね。(そこからはまあローテーション気味に)
ナイルズが評価を上げてるのはいいことですね!若手の頃からアスリート資質ではトップクラスの選手。中盤で動く役割はもってこいですね。中盤に即戦力補強しないのなら早く契約延長を!
DFラインの安定で勝ち点をもぎとれてるのは素晴らしいですね!
ベンジャミンの守備素敵だし、ガブリエウはリーグトップレベルのパフォーマンスな感じ。
ESRの追加招集は嬉しいけど、ガブリエウは距離あるし心配。
富安が1番心配。怪我だけホント。。
更新ありがとうございます。
8月11日のエントリー【ディスカッション】アーセナルの21-22シーズンを予想しよう
https://arsenal-chan.com/2021/08/season-prediction-21-22-arsenal/
での私のコメント↓
合格 says:
2021-Aug-12 at 07:25
結果→4位
開幕3連敗するもヨーロッパなしはデカいので終盤に謎のラストスパートを見せ4位に滑り込み
が当たりつつあるのでテンション上がってまたコメントしてしまいました。
スパートが予想以上に早いので優勝もあるかもしれませんね(笑顔
監督のコメント見ると、なんで今勝てているのか理解していないような気がして、IB明けがすごく心配。
ディーニー兄貴が言ってた通り、「フィジカルで押せばすぐ怯む」はずのアーセナルが、意外と当たり負けしなかったので(特にAMNとか)、ワトフォードは調子が狂った…だけのように見えた。ラニエリの抗議なんかに、ナメていた相手にやられたっていう負け惜しみを強く感じる。
あの程度の相手に僅か1点はないでしょ…。
ゴールを決めたとは言え、ESRが相手を崩す決定的シーンはほとんどなく、全然物足りない。サカもそうだし、PEAに至ってはもう何をか況んやで。
今の様子からは、リヴァプールの両サイドを突破できるようなイメージが全然湧かない。