傷心から中三日。PLは早くもつぎの試合が訪れる。それは12月のよきところ。とくにヨーロッパのないわれわれにとっては。
アーセナルのMD15は、グディソン・パークのエヴァートン。アルテタの古巣。
シーズン序盤に12月のスケジュールを展望したときには、この試合も含めてさぞかしタフな期間になるだろうと想像していた。だがしかし、なんとエヴァトンは現在、絶不調に陥っていた。彼らは、10月に入って以降PLで勝ちがないという。もう12月である。昨日は、彼らのボードメンバーがラファ・ベニーテスの処遇について緊急会議を行うというニュースも。シーズンスタートはファインフォームだったのだから、そこから急転直下。
ただ、アーセナルの側からすると、こういうときにこそ相手に復活のチャンスを与えてしまいがちなイメジがある。先日のマンUでも、明らかに彼らは低フォームの影響下にあったろうが、結局アーセナルは自分たちから救いの手を差し伸べてしまった。
われらは、苦しんでいる相手でも容赦なく無慈悲な鉄槌をくださねばなりません。
マンデイナイトの試合をプレヴューしてゆこう。
アルテタの試合前コメント「グラニトはよくなっている」
昨日行われていたアルテタの試合前プレスコンファレンス。オフィシャルサイトより。
チームニュース
(スミス・ロウのフィットネス……)
アルテタ:彼は(マンUの)試合中にもやや違和感があって、彼を下げることにした。この2日間はよくなってきているから、明日までどうなるか観なければならない。
(直近のジャカについて……)
彼はとてもよくなっている。彼はすべて正しく対処していて、気分も良さそうだ。しかし、それ以外のニュースはとくにない。とてもポジティヴなことは、彼の進歩はグレイトで、チームのトレイニングにも一部参加しているし、正しい方向に向かっていること。
(ジャカは月曜に間に合う可能性……)
今週彼はよくなっていて、レヴェルを上げている。明日に彼の状態を見ていくつもり。そして彼と話して、いつ彼をプレイさせられるのがベストか決めていく。
(彼の復帰がどれほどブーストに?……)
イエス。そうなるだろう。彼を待っていた。彼はチームのリーダーズのひとりであり、チームにとても価値を加えてくれるシニア選手のひとり。すぐに戻ってくれることを期待している。
マンUの敗戦
(OTでの敗戦後のムードはいかが……)
試合後のムードは完全に失望だった。なぜなら、われわれは自分たちで試合を投げ捨ててしまったのだから。それに、わたしはわれわれがもっとあの試合から得られるべきだったとも思う。
とても満足できる時間もあった。なぜならあのようなチームに対してできたパフォーマンスがあったから。だが、自分たちが支配している、ああした試合の勝ちかたを知る必要がある。
(ビッグ6チームスに対する記録……)
彼らに対しては、パフォーマンスを勝ちにつなげねばならない。それはまた違う話だ。われわれにはいいパフォーマンスがあった。しかし、ポインツは取れなかった。それが、われわれが進化して、学び、もっとよくならねばならないものだ。
エヴァトン戦について
(エヴァトンの最近のフォーム……)
多くのチームスがそれを経験していく。なぜならこのリーグでは1試合か2試合敗けようものなら、全体にプレッシャーがかかるようになっているから。そこに違いはない。当然そこはわたしにとっては、戻ることがとても特別な場所。わたしは何年かそこにいてアメイズィングなときを過ごしたから。楽しみにしている。
(グディソン・パークはどれほどタフになりそう……)
チームは正しいことをやり、勝ちたい。そして月曜夜のグディソンは、灯りの下に彼らのファンがいて、わたしにはどんなふうになるか想像できる。タフな試合になるはずだ。
その他
(あなたがシニア選手からはもっと要求すると云っていたのは、どういう意味なので?……)
わたしが云ったのは、シニア選手はリードしていく必要があり、若い選手はフォロウしていく必要があるということ。われわれはピッチでのパフォーマンスにおいて、あるいはピッチ外でもそのバランスが必要である。
われわれはそのバランスを正しく維持している。それをつづけていく必要がある。片方に依存しすぎてはいけない。これはチームなのだから。ふたつのチームスに分けてはいけない。そうしたバランスが必要であり、状況をマネジしていく必要がある。
(どうやってそれをマネジするので?……)
まず第一に、全員からベストを要求しつづけること。そして、彼らにはやれることを要求し、彼らはそれがうまくできる。一貫してうまくやること。それが、わたしがつねにやろうとしていることだ。
(オバメヤンの得点フォーム……)
メインストライカーがゴールを取っていなければ、つねに心配はされるものだ。しかし、彼は全力で取り組んでいる。彼は、自分のゴールがチームにどれだけ必要とされているかわかっている。いまそれはできていないが、それ以外のわれわれが求めていることについても、彼はベストであろうとしている。
(1月の移籍ウィンドウ……)
既存の選手にフォーカスすることが必要だと思う。彼らはよくして、いまよりもっとチャンスを得られるようにする。なぜなら、試合に勝つために、試合のなかでもっとマージンが必要だから。それこそ、われわれは守備のソリッドさを失わずにやらねばならないこと。このチームはそれを上手にやってきたし、そのうえでチームにゴールを増やすよう努力する。
(ヤヤ・トゥーレのコーチングバッジ取得を助けたので?……)
わたしたちは何年か一緒に過ごしたから、彼はわたしの番号を知っている。彼はわたしがすごく感謝している選手でもある。だから彼もわたしに電話して質問もできる。彼には間違いなく、経験と専門知識があるし、これまでたくさんのものを勝ち取ってきて、間違いなくこのゲイムに価値を与えられるよ。
以上
ヤヤじゃなくてコロがミケルのマブダチならよかったのに。
ジャカが早くも復帰?
ジャカに質問が集中しているのは、彼がそろそろ復帰するのではないかと云われているからだ。昨日、バードは目撃した。
Granit Xhaka is back in full training.
— Jeorge Bird (@jeorgebird) December 4, 2021
ケガをした当初、彼の復帰はnew yearだと云われていたのに、ほとんど一ヶ月前倒し。
アーセナルでかつてこれほどタフな、ダイハードな選手はいたことがあるんだろうか。少なくともこの20年ではたぶん彼よりタフなガナーはいなかった。そんな気がするのである。
さすがにこの試合には早いと思うけれど。
追記:トマス・パーティについて語るアルテタ「彼のベストを引き出さないと」
試合前のアルテタの別コメントがあった。『Independent』より。
アルテタ:トーマスは、チームのなかのとても重要な選手だ。彼が加わってからは、長い時間彼を失っていた。それは理想的ではない。だが、われわれのエナジーは、彼のベストを引き出すことと、どうやってそれを行うかだ。
たくさんのケガをしているという事実があり、それは彼の助けにはまったくなっていない。彼はフィジカリーにおいて彼のベストのプラットフォームを見つけられていないから。そして、そのあとにはより一貫性のある試合をやった。
われわれにはベストの彼が必要であり、彼ならもっと生み出せる。彼もわれわれがもっと要求しなけならないことをわかっている。
(フォームが上がらず批判がある。MFでの安定したパートナー不在も)それが移籍金に関係していることだとは思わない。彼らにはクオリティがあり、彼もピッチでもたらせるものがある。ただわれわれは、もっともっと頻繁にそれを観たいのだ。
われわれが(パーティ不在でMFの)変更を強いられていたという事実は、彼には一貫性も、お互いに理解できるものとの関係性やパートナーシップももたらさない。なぜなら、彼のケガによってわれわれはそうしなければならなかったが、それは決断の一部であり、適応をせねばならないから。
リーグテーブルを見れば、トップ3のチームスはかなり一貫性があり、試合にも大きなマージンで勝つ。彼らは残りのチームスより優れているように見える。
だから、ギャップがあるのは明らかであり、それ以外のチームでは、たくさんのバランスと勢いになると思う。しかし、われわれも結果を出して一貫性を見つけていく必要がある。
AMN見たいなあと。
彼の良いとこは、上手くいくかはともかく、前にボールを運ぼうとする意識が常に感じられるから、ビルドアップに貢献してくれるところだと思ってます。
リバプール、マンU戦見た後だと尚更。