なんとか。最低限、セカンドレグに望みをつなぐ結果をもぎとった。
試合をざっくり振り返ろう。
Liverpool frustrated by 10-man Arsenal
アルテタの試合後コメンツ「選手たちがとても誇らしい」
試合直後のインタヴュー。オフィシャルサイトより。
アルテタ:わたしはボーイズが大変に誇らしい。今日彼らが行ったことはとんでもないことだ。このグラウンドで、クオリティある相手に対し、10人で70分プレイしたというのに、あのアプローチとチャレンジ。それこそわたしが誇らしく思うものだ。
ここではファイトになることはわかっていた。とても難しい時間があることも。しかし、10人になってしまい計画どおりのプレイはできなかった。彼らは何が要求されているか理解していたし、ほんもののエモウション、ファイト、渇望を見せた。諦めるのではなく、それでも試合に勝つための方法を探そうとした。
わたしが試合前に云ったのは、わたしはここにみんなを連れてきたかったし、そうなればわたしも喜んで一緒に戦争に行こうと。そして、わたしはそれを観たし、毎試合で、毎トレイニングセッションで観たいと思っているものだった。選手たちが試合でプレイする渇望とアティチュードを持つこと。それは彼らがとてもやりたいことだ。
レフェリー、Covid、いまの状況、そうしたことをいい訳にはしない。そういうものなのだ。われわれはここへ来て、ベストを尽くそうとし、それが実現したときには、リザルトはその結果として得た。
(アウェイファンたち)彼らはすごかった。アンフィールドで今日彼らが生み出した雰囲気。わたしはそれをエミレーツでも期待しているし、そうなればもっといい。
リヴァプールのようなトップチームを倒すにはそれが必要になるだろう。彼らの応援が必要になる。しかし、まずは今日のことはありがとうを云いたい。彼らがここまで来てくれたことに。それがチームには巨大な違いになった。
試合後のプレスコンファレンス。オフィシャルサイトより。
(チームパフォーマンスについて……)
今日の彼らはまったくもって誇らしい。このとんでもなく難しいステディアムで、強い相手に対して、10人で70分をプレイした。ファイト、スピリット、コミットメントがあり、彼らが見せた(※守備の)クオリティは、あれはわれわれの強みでもないし、トレインしていたことでもない。しかし、勝つには必要だった。
わたしは、われわれが毎日話しているエモウションとトランスミットで、チームがプレイするところが観たい。今日はそれが観られたので、わたしは非常にうれしい。
(グラニト・ジャカのレッドカードはまだ確認していない……)
まだ観ていない。外でインタヴューを受けてから、いまここに来たから。まだあのアクションを観ていないので判断できないね。
(セカンドレグに向けてわれわれが有利になった?……)
まだハーフタイムまでプレイしただけ。それ以下だったかもしれない。まだもう1試合ある。すごい相手との試合であり、そのなかで結果を得ることができた。そのことはポジティヴに捉えなければならない。
しかし、リターンレグでは全員に戻ってもらう必要がある。エミレーツでは、今日わざわざ来てくれたファンたちとグレイトな雰囲気をつくりだす必要がある。それがチームにすごいエナジーをもたらし、ファイナルへ進出する手助けをしてくれる。
(ジャカのサスペンションとNLDでの不在……)
イエス。だが、われわれはここでもすでに9か10人の選手を失っている。聞いてほしい。われわれも翌日にはどうなるかがわからないんだ。だから、見通しが立たないし、いつでも落ち込んでそれをいい訳にすることはできない。
われわれは試合をプレイせねばならない。それが仕事だ。自分たちの状況もわかっているし、変えられることもあるだろうが、変えたところでもっと難しいポジションになるだけかもしれない。
チームは再構築が必要であり、われわれはいまいる選手たちで日曜はプレイすることになる。また同じことをやっていく。
(サカのケガについてと、日曜の試合は延期を要求する可能性もある?……)
わからない。彼は最後に違和感があった。彼はかなり疲労していたから。わからない。彼は若い少年であり、回復もとても早い。この数ヶ月はたくさんの時間プレイしている。だから、誰がプレイできるか観ていく。
(アウェイでのメンタリティはどこが変わった?……)
ここのようなステディアムに来るとき、わたしは彼らに云うんだ。戦争に喜んで行く選手を選ばねばならないと。なぜなら、そこにはファイトがあるし、難しい時間があるし、必ず苦しむ時間があるから。そうした時間にどうアプローチするか。
もし自分のチームを助けたいのなら、プレイしたい試合でプレイしないときもそれを受け入れられるなら、いいことは起きる。だから、そのスピリットとファイトでプレイするとき、チームにはブラザーフッドがあり、最後には、リウォードがある。今日はそれが起きたと思っている。
(今夜のような結果は、大勝したときとどう比べられる?……)
完全に違うもの。状況があり、文脈があり、プレイしたところも全然違うし、どの試合でも結果を評価する必要がある。今日われわれが70分間行ったことは、とんでもなく難しいことだった。だから、それはどれだけチームが求めていたか、ファイナルへ行きたいかを示すものだ。
今日は、つぎの試合で完了させる可能性を持つためのファーストステップだった。
(トッナムとの試合が延期される可能性……)
わからない。われわれの側からも、相手の側からも、どの試合でも可能性はある。なぜなら現在みんなが抱えている問題の量があるから。毎週起きていることだ。
しかし、われわれはプレイするものだと思って試合に向けて準備する。もし何かが起きても、そのときはそのときだ。
以上
「戦争(war)」とは、また穏やかじゃない単語をつかってきましたね。
でも気持ちはわかる。日本語でも“play”を「戦う」と訳すくらいで、タフな相手との試合は、いつだってバトルでありファイトなのだよね。今回はその単語はとてもふさわしいと思える。
ベンジャミン・ホワイトの試合後コメント「たくさんのものを得られた」
カラバオカップ公式のMOTM。まじ頼れるCBの試合後インタヴュー。オフィシャルサイトより。
ベンジャミン:ぼくらはここからたくさんのものを得られると思う。ここで10人でプレイして結果を得るのはほとんど不可能で、今夜ぼくらはそれをやった。自分たち自身にいいチャンスをもたらした。
タフだった。試合全体で集中していることが必要で、ミドフィールドからランナーズがつぎつぎやってきて、オーヴァーロードとランをやる。追いかけるのがマジきつかった。
ぼくらはゲイムプランをもってここに来た。そしてすぐに起きたこともある。だから、ぼくらは(ひとり減ったことに)適応して、すごくうまくやらなくちゃいけなかった。
クロップの試合後コメント「10人対し十分クリエイトできなかった」
敗けなかったので。『Sky Sports』より。
クロップ:レッドカードのあと、ロウブロックと戦うことになった。それで最高にチューンされたチームとやるのでは難しくなる。そのうえ、われわれはいくつかの悪い決断をし、急ぎすぎたところもある。よくある状況だよ。勝とうと思って、逆に敗けそうな状況に陥ってしまう。
しかし、われわれは10人に対して十分クリエイトできなかった。そこははっきりしている。しかし、繰り返すがこれはカップコンペティションだ。2レグのセミファイナル。まだハーフタイム。0-0だったのだから、アーセナルはすこしはいいポジションかもしれない。だが、この勝負が終わったとは考えていない。
彼は別のコメントでは、「レッドカードより1点のほうがよかった」とも。まあ、あの内容ならそう思うだろう。
お疲れ様です。
ジャカサイクル。笑 ジャカのことは好きですが、今回は言葉がありません。。
消耗すらして欲しくないと言ってたのに、退場者が出て、怪我人が出て、全力MAXな展開。逆境に対してポジティブな雰囲気になってるのが救いですが。。さすがにNLDは延期しましょう!COYG!
レッドのシーンには直接関係ないけれども、ジャカはカバーリング範囲に無理が効くパーティーような相方がいないと、どんどん軽率なタックルが増えてくる。だから、アルトゥールみたいなボールは散らせるけど守備強度はそこそこみたいな選手よりも、ザカリアとかとった方がいい気かするけどなぁ。調子がいいかわからんが。
ノーロンやるなら下手にロコンガ出すよりも、ホワイトアンカーでスミス郎とウーデゴールの3MFのほうが攻守において良いと思う。若手だとか言われてるけど22歳、甘やかしていいほど若くない。
ジャカはもうたくさんです…いつまで彼を使うんでしょうか。29のベテラン枠のプレイとは思えない
事あるごとにチームに迷惑かけまくってるんですけど、本当にチームメイトに慕われてるのか疑問です
CFW1枚よりよりMF2枚が補強優先事項じゃないんでしょうか
まあ範囲内っちゃ範囲内です
ただ冬の補強、聞こえてくるのはイタリア方面。
アルトゥール、、見ると分かりやすい特徴の選手ですが、、そうするとやっぱサンビがパーティの控え扱いだったんだなぁと。
確かに将来的にはそこでしょうが、当分ジャカの方とポジション争うモノも思ってました。
守備で無理きくタイプの方が欲しいと思うけどなぁー
編成上の不足がチームの歯車を大きく狂わせ始めたのは本当に残念です。
うーん、怖い。
ベンジャミン、スーパーでした!
お疲れ様です。
おっしゃる通り、今やジャカを責めるのは筋違いだと思います。
彼は平常運転してるだけ。
その彼の代わりを、何年も連れてこなかった『上の人』の責任です。
この冬、上位互換の選手を獲得できなければ、今シーズンもヨーロッパは遥か彼方でしょう・・・
ジャカの退場シーンはバリエーションがあるので楽しめます。アーセナルの選手では無いですがロバートソンは対角線にあれだけの質のボールが蹴れるのは素晴らしいですね。一番遠くが視れてるのもポイント高いです。ファウルした場所がペナルティエリア内じゃ無かったこと、ジョタに怪我が無かったことは良かったですし、新たに契約を結び直した2024年迄ジャカのプレイを冷ややかな目で見守りましょう!