アーセナルの冬ウィンドウ評価「大きな賭け」
今回のアーセナルの動きについて、われわれはどのような評価をすべきか。
AFC情報通のチャールズ・ワッツのコメントがスポットオン。
And that’s that for January. Impossible not to look at Arsenal’s business as anything else but a major risk. If it works out, they will have put themselves in a fantastic position for the summer. If they fall short, then they will only have themselves to blame.
— Charles Watts (@charles_watts) January 31, 2022
ワッツ:1月はこれにて終了。アーセナルのビジネスを大きなリスクとして観る以外は不可能だ。もしこれがうまくいけば、彼らは夏に向けてすばらしいポジションにいられる。もしそれができなければ、そのときは彼らは自分たち自身を呪うよりない。
Arseblog。
January window.
🔴 Kolasinac (free)
🔴 Chambers (undisclosed £)
🔴 Mari (loan)
🔴 Maitland-Niles (loan)
🔴 Balogun (loan)
🔴 Aubameyang (free – TBC)🟢 Auston Trusty (perm, loaned back)
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Huge gamble not to strengthen, and each poor result/performance will come back to this.
— arseblog (@arseblog) January 31, 2022
Arseblog:補強なしはかなり大きなギャンブル。そして悪い結果、悪いパフォーマンスがあれば、そのせいになる。
やはり、アーセナルがここでスクワッドの補強をまったく行わなかったことは、多くの識者にも大きな賭けだと思われているだろう。ファーストチームから6人放出して、ひとりも代替がいないというのはさすがに尋常ではない。もともとリッチすぎるスクワッドだったわけでもない。
ただ今回の補強なしは、アーセナルにとってはネガティヴな面だけでなく、ポジティヴな面もある。そのひとつは、クラブが無駄な投資をしなかったこと。
そういう無駄っぽい補強は近年にも何度も観てきた。典型的なそれはパニックバイと呼ばれるもの。不必要なほど慎重になって、あせって数合わせの補強をやってしまい、中途半端なクオリティの選手に結局金だけつかってあまり意味がなかったみたいな。ケガでほとんどプレイできなかったなんてこともあった。
また、近年のアーセナルは不要な選手/高給の選手の整理につねに悩まされていて、選手補強には慎重になる理由はあった。どうしてもいまチームに必要な選手でなければ、手は出さない方針だったとしてもおかしくはない。オバメヤンが退団したことで、アーセナルの給与総額はかなり健全になっているらしい。
それと、もうひとつポジティヴなのは、スクワッドのモラルを健全に保てるところか。アルテタやエドゥはそれを重視した可能性はある。
今回放出した選手はシーズン前半でもあまりプレイタイムも得られなかった選手たちで、文字通りのバックアップ。ヨーロッパを逃した今シーズンの試合のすくなさの犠牲になった部分も大きい。さらに1月にはFAカップも失い、そのままのスクワッドサイズを維持すれば、ベンチ入りすらあやしい選手もいたため、彼らはますます余剰になることも危惧された。
だから、クラブは、これがPLの残り17試合を考慮したときの適正スクワッドサイズだと判断したのかもしれない。プレイできない選手から不満が出にくいギリギリの規模はこれくらいだと。
ただ、今回の場合は、現状に対してあまりにも慎重さに欠けているように思えるところもある。無駄をそぎ落としすぎというか。すくなくとも安全ではない。
おそらく、いまのスクワッドがこれで大丈夫だと思うのは、アクシデンタルなサムシングがない前提だろう。そして、アクシデンタルなサムシングは今シーズンここまでにもかなり起きている。Covid、ケガ、レッドカード。どれも想定外だったはず。
ここから何人かキープレイヤーズが欠けてしまうだけで、致命的になりかねないほどデプスがない。ESRやパーティらのケガ履歴を鑑みれば、やはりかなり綱渡りのスクワッド構成だといえる。Covidもケガもレッドカードも、残り試合でまったくないという保証もどこにもない。
先日、PLが試合延期ルールを「Covid4名」に変更するというニュースがあった。これまでの、アーセナルがNLDを延期したような、Covidに限らず選手が足りないときは延期を申請できた状況からは変わるわけだ。あのとき、アーセナルのCovid陽性はオーデガードだけだったはず。似たような状況になると、今度は延期が認められないので、いやでもBチームかあるいはCチームでプレイすることになる。
そういう最悪の事態は想定されてなさそうである。
ちなみにこの小さなスクワッドサイズについては、ぼくがフォロウしているアーセナル系ブロガーが「数のうえではマンシティと同等」と指摘していて(実際ファーストチームの人数はさほど変わらない)、それに対し、ワールドクラスの選手がいるスクワッドとまったく比べられないと、多くの批判的なツッコミが入っていた。そりゃそうだなとも思う。あくまで問題は、サカとぺぺ、パーティとロコンガ、トミヤスとセドリックのような、レギュラーとバックアップのあいだにあるクオリティ差なのだから。Bチームでタイトルを争えるようなチームと比較してもしょうがない。
やはり、これはギャンブルに近いなにか。。
吉と出るか、凶と出るか。やってみないとわからない。アーセナルは、1月にはまさにそれを実践して裏目に出た経験があるわけだが、これからの残りシーズンは大丈夫だと信じられるのは、AFCON組が戻ったから? うーんどうだろ。
このリスキーで危険な賭けが成功するかどうか、今後を見守るよりない。
アーセナルには、冬ウィンドウを激しく後悔することのない、今後のパフォーマンスと結果を期待してやまない。
COYG
まぁ放出は頑張ったと思います。頭数になっているだけの選手たちだったわけですし。前線も最終ラインも、まぁひとり、ふたりくらいの抜けはなんとか対応できそう。ただ、CMのパーティ以外、クオリティ低すぎ問題は放置されたまま。パーティケガしてホワイトなどのボランチコンバート案がアルテタの中になかったら終わる。
誰も獲らないならせめてナイルズかチェンバースのどちらかは残してほしかったなぁ
やっぱり富安のところが心配かなあ。筋肉系のケガで2度セットバックして、2度めはトレーニングもできない状況でフルマッチやってる。ここで無理すると元のパフォーマンスが戻らなくなると思う。
代役としてホワイトをRBに回すと、DFライン全体で欠場者が2人出ただけで富安にムリさせるかソアレスを使うかの2択になってしまう。そういうときに迷わずソアレスを選択するつもりでこのチーム構成なら別にいいけど、おそらくそうじゃないだろう。同じように低い位置でのプレーに難があるチェンバースやAMNを手放すくらいだから。
選手は無理するなと言っても無理をするものだし、プロの監督がシーズンも後半になってケガのリスクを避けるために「やれる」と言ってる選手を使わないなんて事はあり得ない。だからこの状況を作ったこと自体が失敗と言っていいと思う。
ここで言っても仕方ないけど、富安は「オレは足が完全に治るまでは絶対に試合に出ないぞ」くらいに居直ってほしい。この状況を作ったのは少なくとも富安ではないし、4位を逃して監督やフロントがクビになるのならそうすればいいのだ。それが責任ってもんだから。
終わりましたね。
こうなるともういつものオレたちですね。
まぁ実際にオバメヤンを外してガチメン固定してからかなり上向いたのは事実で、その後に頼られるはずのシニアたちのノーモアレッドで下降線とゆうのも事実で。
ブラホなんとかが来てたらまた違ったんでしょうけど。イサーなんとかはなんだったんだとゆう。
とりあえず、おれたちのアーセナルがドバイから無事に帰ってきてからですね。
ビッグ6の他のクラブなら2年連続でCL出場を逃したりなんかしたら直ちに監督は解任されてただろうけどアーセナルはぬるま湯なのでアルテタはCLどころか下手したらELすら出場できなくてもおそらく解任はなさそうなのでこういう状態はまあ妥当かなと。
確かにそうですね。
アルテタの解任ラインはどのへんなのでしょうか。
もうリーグ戦だけなので、トップハーフを逃したらOUT?
それでもスカッドをダイエットさせたり再構築中ということで延命することができちゃうのかな。
なんだかんだアルテタ就任3年目だし、お金もまぁまぁ使っているはずなので(でもスーパー選手はなぜか居ない。。)
せめてEL圏内、そこから5ポイント以内、位のデッドラインは設けたい。
そして来シーズンは言い訳無しでCL権を。1サイクル3年経過するので、言い訳はなしで。
後は浮いたお金を使って、ラカゼット先輩に2年の延長オファーを成功させてほしい。
2年ならば多少不良債権化しても許容できそうじゃない?
ガナのU23・U19でサイドバックの選手、居ないのかなぁ。
ボランチやCBからのコンバートでも良いから、人数はいると思うのだけど、セドリックよりひどいの?
今ならホールディングもしょぼい感じなので、CB、SB、ボランチで数回はチャンスが得られそうなんだけども。
我々のスカッドはスカスカだ。
かなり思い切った舵取りで今期top4を目指す上でとても心配。もしかしたら今期ではなく来季以降のためにスリム化をしたのかも…夏の補強に期待。
普通の監督なら例えばコンテのように声を大にして補強を要求するはずですから、アルテタもそうだとすればその意志に反して放出6人で補強0人の状態を全て監督のせいにするのは酷な気もします。
まあ夏にプレミア1の大枚はたいたので冬の補強は芳しくないであろうことは覚悟してました…放出は予想外でしたが
後は無事シーズンを駆け抜けてくれることを祈るのみです
いやあーまさかアルテタがクロエンケに直訴したわけじゃなく、普通にMLSの選手を視察/獲得 で今冬が終わるとは。。
しかも左利きってまだ左CBには左利きマスト路線の継続を考えてるアルテタの頑固さが垣間見れて、、
ということはドバイミニキャンプで何人か若手CBを連れて行ってそこで見定めたでしょうから、ベンジャミンは右サイドでもガンガン起用してくってことで、そこもアウトならソアレス/若手CB抜擢ってプランですかね
ベンジャミンの右CBの1stチョイス/右サイドの2ndチョイスとしての獅子奮迅っぷり期待してます
来季はとりあえずAMNの再度説得からですかね?結局イタリアでもサイドやってるし(左も!)
中盤はホントにパーティ離脱ってだけでこんだけ勝ち点落とすのに。。
Douglas Luiz来ると思ってました。マリみたいなシティのバックグラウンド有りのアルテタ案件なので。いやほんとマジかー。。
2列目はぺぺのほんとに少しずつの改善が花開けばいけるはず!
ただ怪我歴有りのマルティネリ、ESR、ウーデゴール 勤続疲労しまくりのサカと時限爆弾がもう。。
FWはエンケティアを残したということで。
オーバメヤンがイレギュラーな事態すぎましたかね。案件としてもまとめにくく、補強が割を食った感半端ないです。
イサクいかなかったのは嬉しいです。
アーセナル以前のリヨン時代のスーパーラカゼットぐらい飛び抜けてないと、そもそも即戦力として期待さえできない。。
ラカゼット/エンケティアを使い倒すこの選択もホント博打感凄い。。
経営陣側からのコロナインパクトがベースにある圧力、まず健全化してそこからという時間的にも予算的にも厳しいなか、頑固なアルテタを納得させる人材が補強できなかったエドゥ達の完全敗北だと思います
うーん、今季ヨーロッパチャンス掴めばなんだかんだOKなんですが果たして、、、
エバートンファン、デッドラインday楽しんだろうなー
長文失礼しました
フロントの手腕に直結するのかはさておき面白みは無いものの冬のディールとしてはまぁ悪くなかったのではないかと思います(悲しいかなオーバメヤンの半年分の給料はめちゃデカい。夏まで置いてても足元見られるだけで移籍金なんて取れないはず)。
頭数合わせの選手がいても使うに値しないと判断すればそれまで、残り半年は全員が大きな離脱無く行ってほしい、と同時にアズィーズ、パティーノ、レキク辺りには上手く絡んでいってほしいですね。
今日、ジャック、
ジャック・ウィルシャーのインスタでドバイの練習風景が映ってて、
ジャックのシャツに12って書いてあったんですけど、あれってどういうことなんだろうって。。。
余ってたから着るようなものでもないと思うのですが。
オーバの契約解除がこれからの週給節約できてお得ーって感じでグーナー界隈でもまあいいかという雰囲気ですが、NLDくらいのパフォーマンスならまだ10億でも20億でも乗せて売ることができた選手だと思います。
もちろんああいうことが起きて完全に干される空気になったことが大幅減俸飲んでの契約解除につながるんでしょうが、アーセナルの選手の売り方があまりに下手すぎてこの件ですらお得に感じてしまうのが悲しいところです。
とはいえ、ラムジー退団の時あたりに噂されてたサラリーキャップで金はあるけど選手契約できないみたいなことはこれで解消出来たのかなと。今回もオーバ処理できないことにはビッグネームには動かなかったのかもしれないですし、どうにか半年耐えてビッグサマー迎えてほしいです。
こうなったらラカゼット延長してほしいと思うのはあるんですが、延長したらしたでラカゼットもエジル(ウィリアン)オーバ化しそう・・・
そんなに悪い移籍期間では無かったように思います。昨夏のことも考えれば一年通してチームはがらっとメンバー入れ替わってて監督の望むベストメンバーに近い選手たちは揃えつつ構想外の選手たちに退団してもらい2年連続8位のチームにふさわしいスカッドになってきたのではないでしょうか。
あとはこのチームにプラスαになる選手を夏に連れてこられればまたclに戻れる気はしますけどね
オバメの14番はマルティネリが着ることになるかな?
いわゆる「CLクラスの給料をELチームが払っている」状態が終わったのかもしれませんね。
そして層の厚さに関して言うならば「プレミアリーグ所属、欧州大会出場権なし、国内カップ戦はベスト8がいいとこ」くらいのチームに、要は分相応になったんじゃないでしょうか。
個人的にはいまのところ夏の補強の成果もありCL狙える位置におりますが、アルテタ含め上層部は今年は別に狙ってなかったかもしれないと思います。そういった意味ではフロントの今期の目標や今後の方針がみえた冬の移籍期間でした。
同じ過ちを繰り返さぬよう、付け焼き刃的補強(マリ、ソアレス)ではなく一人一人若く、実直で実力とユーティリティ性に富んだレギュラー格を連れてくるという姿勢がうかがえたのは嬉しいことです。
しかし、もしECLでも逃そうもんなら夏の移籍市場の難易度は格段に上がるでしょう。
後半戦は常に薄氷を踏みながらということになると思うとおちおち楽しく観戦することはできないですね、、
その通りだと思います
この半年乗り切るために中途半端な選手連れてきて来シーズン以降不良債権化されるより、とりあえず今シーズンは今のメンバーで乗り切って来シーズンcl圏内狙いに行ける補強を夏にするのでしょう
もともとは今シーズンclは目指してないのだと僕も思います
ここでファンを良い意味で裏切るようなヘイルエンダーが出てくるまでが様式美ですね。(ぺぺ覚醒までがセットで)
あとはNCUとかに行っちゃったヤツらは後悔すれば良い。
ただ上でコメンツしてる人もいますが、チェンバースの移籍が悪手にならないよう祈るばかりです。
冬で節約した分、CL権取れたら夏はフィーバーするハズと信じて。