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アーセナルにとってPLマンシティはカップファイナル

最近のそれぞれの問題が及ぼす影響

お互いに、最近はクラブ周辺が騒がしくなっている。そういったことがパフォーマンスに及ぼす影響はあるだろうか。

まずはもちろんこれ。

マンシティのファイナンス問題の影響?

昨日、フットボールファイナンスSenseiとして毎度おなじみ、Swiss Ramble氏が、いま世界を騒がせているシティの財政問題についてリポートを発表していた。彼らは、100以上の違反を追求されているということで、このリポートもボリュームがある。

Manchester City charged by the Premier League

くだんのシティ財政問題を語るなら、目を通すのは必須のリポートだろう。と思うが、わしアーセナル以外ではとたんに関心をなくすタイプで、これはちゃんと観ていない。そういう意味では、先日のチェルシーのFFPエントリは、ちょっとがんばった。

で、このあたりの問題によるチームへの影響があるのかないのか。

まあ、あんまり選手たちには関係ないか。今月はToTに敗けているが、先週末のヴィラ戦などを観ても、チームにそういった影響があるようにはまったく感じられない。

仮になんらかの重い制裁が確定したあとだったりすれば、また違ったかもしれないが。チャンピオンシップに降格、来年のCLなし、移籍ウィンドウ3シーズンバンとかがあれば、さすがに意気消沈するかな。選手たちは自分の去就にも関わるだろうし。

したがって残念ながら、そういう点は期待できそうにない。

アーセナルのVAR問題の影響?

こっちは、少なからず影響があるんじゃないかと期待している。昨日のエントリで書いたことは、ほとんど冗談としても。

この件がここまで大きな問題になれば、逆バイアスは云いすぎでも、レフェリーは失敗できないプレッシャーは確実にかかるだろう。昨日は、アメリカの『CNN』みたいなメディアさえ、この問題を報じたと話題になっていた。レフェリーたちも世間から注目されている自覚はあるはず。

とくに注目したいのは、もちろんとっさの判断に迷うようなアクションがあったとき。

なぜなら、アーセナルとシティの試合では、ここしばらくは議論な判定がよくあったのだから。

おとがめなし。これがジャカなら……
ペナルティ。ジャカだから?
プレイオン。ちゃんとVARで確認していれば間違いなくペナルティ事案

たとえばこの3つは、もし水曜の試合で起きれば、今度はアーセナルに有利な判定になるかもしれない。

少なくともVARをスルーするなんてことはたぶんやらなくなるのでは。誰だって責められたくないのだから。メインレフェリーは自己弁護というかエクスキューズとして、むしろ積極的にVARレヴューをやりたがるはず。

いや、しりませんけどね。

EPL22-23アーセナル vs マンシティ(1stレグ)の心がまえ

この試合と、4月に予定されている彼らとの2試合めは、われらにとっては、もうほとんどカップファイナルである。勝てば勝つし、敗ければ敗ける。

大げさに聴こえるかもしれないが、ぼくはそうは思わない。

彼らを倒したときのチームの心理的ブーストを考えれば、この試合の結果にどれだけ意味があるか。その点では、おそらくシティよりもアーセナルのチームのほうがブースト効果が大きいだろうと思う。いま最強チームに勝つ意味、これまで長い時間勝てていなかった相手にようやく勝つ意味。大きな障害物を乗り越える意味。トップを狙うなら、いずれ倒さねばならない相手だ。

とはいえ、同時に試合のなかでは現実的になる必要もある。どんなに願っても、必ず望んだ結果が得られるわけではないのだから。

この試合でアーセナルにとってもっとも重要なことは、とにかく敗けないことだろう。

試合で敗けるということは、自分たちがゼロポインツなだけでなく、相手にポインツが加算されるということ。もし自分たちが望みどおりにならなくても、それだけは絶対に阻止せねばならない。

この試合のドロウを誰よりも喜ぶのは、3位のマンUはじめトップを狙う下にいるチームだろうが、ひとまずそんなことは気にしてはいられない。

これは試合の終盤、状況によってはゲイムマネジメントにも影響することだろう。

ところで、それこそこの5-6年間のPLは、まさしくペップのシティとクロップのリヴァプールがビッグ2として、トップを独占した時期だった。

結果としてはこの間たった一度のタイトル(19/20)のリヴァプールにくらべ、4回もタイトルを勝ち取ったシティが文字通りリーグを支配していたとはいえ、興味深いのはお互いにリーグダブル(※シーズン2勝)は一度たりとてなかったということ。

それだけ、お互いにやられなかった。譲らなかった。実力が拮抗していたというのもあるだろうが、どちらかといえば、それはもう意地というものじゃないかと。それがトップを競うもの同士のライヴァリー。

つまりアーセナルは、近年のリヴァプールやシティのように、本気でトップを狙うチームになりたいなら、このビッグマッチには絶対に連敗してはいけない。

今回の試合はホームということは、われらがポジティヴな結果を得る大きなチャンス。セカンドレグのアウェイで勝つのはさらなるエナジーが要求されるし、さらに難しいのだから、なんとしてでもここでいい結果を稼いでおきたい。

楽しみだ。

 

おわり



※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

4 Comments on “アーセナルにとってPLマンシティはカップファイナル

  1. 正直ここまでは出来すぎなくらいですが、シティやリバプールなどのライバルが異次元の強さでない今シーズンは願ってもない大チャンス。

    来シーズン以降に同じチャンスが訪れるとは限らないので、なんとかがんばってほしい。

    ユナイテッド戦を超えるいいゲームを期待したい。

    ただ、今シーズンがどんな結果になっても誇らしいシーズンであることは間違いない。

    序盤の天王山。出し切ってほしい(週末にはまた試合あるけど)。COYG!

  2. シティのGDグラフ、過去シーズンは全試合消化時のスコアなのに対して、 22-23は22試合までです
    現状のGD期待値でシーズンを終えると、スコアは59

    優勝した20-21シーズンより高い値です

  3. 先日のアストンヴィラ戦はベルナルドの左サイドバック、久しぶりのディアス、ラポルトがかなり良くて、調子を上げてきてはいました。カンセロがいなくなって戦術が大分整理された感はあります。

  4. 天王山ですね。最強ヤマオーはオレが倒す!!、なヌーノ花道はいませんが、倒してくれると信じています。COYG❤️🤍

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