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【マッチプレビュー】22/23EPL ウェスト・ハム・ユナイテッド vs アーセナル(16/Apr/2023)サリバ復帰ならず

こんにちは。一週間ぶりのPLの時間がやってきた。元気ですか。

さて、今回アーセナルのMD31(残り8試合)の相手は、エミレーツに久しぶりにヴェンゲルさんが姿を観せた去年のボクシングデイ以来の、ウェストハム。

前回は、アンフィールドでくやしいドロウがありつつも、アーセナルはPLの直近8試合でW7 D1と敗けなしで、現在も好調なフォームを維持している。

いっぽうのウェストハムは、現時点でボトムハーフの14位であり降格の危険さえある状況で、シーズン当初の予想からすれば、かなり期待はずれな位置にいる。

そんななかでも、彼らはいまもヨーロッパ(ECL)を勝ち抜き、ミドウィークをプレイしているという。

そのような状況の彼らと、週一回のプレイでPLに専念できるアーセナル。

この試合をプレヴューしてゆこう。



アルテタの試合前コメント「(サリバは)復帰まで遠くない」

昨日行われたアルテタのプリマッチプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。

(チームニュースについて……)

アルテタ:ウィリアム(サリバ)は、まだ起用できない。彼はよく回復しているし、この数週間のうちに戻ってくることを期待しているが、どうなるか観てみないと。エディは復帰していて、もう完全にフィットしている。

(エンケティアはセレクションに含まれると?……)

イエス。

(サリバはまだピッチにも戻っていない?……)

彼はそこまではそう遠くない。もちろん、われわれは注意深くしている必要がある。ケガのこともあるから。だが彼はよくなってはいる。

(リヴァプールでは、選手たちが遅くに失点し怒りをあらわにしていたことに満足している?……)

そうあるべきなのだ。残り数分で失点したら、怒るべきなのである。われわれは試合に勝ちたい。だが同時に現実的にもならねばならない。われわれは受け入れねばならない。ファーストハーフにはすごい時間帯があり、われわれは試合を殺すべきだった。しかし現実はセカンドハーフに、かなりタフな時間帯があった。もう何点かは失点していたかもしれない。そういう試合だった。

(ああいうことが起きて、試合後に感じたことを繰り返さないよう彼らに伝えた?……)

われわれは、彼らに対して何度もそれを避けようとしてきた。われわれは実際にそうしたのだ。なぜなら、彼らが支配する時間があるだろうし、彼らが得意とするケイオティックな試合になるはずだったから。われわれは、うまくそこから逃れられなかったし、だからこそ苦しんだ。

(タイトル争いにおける幸運のインパクトについて……)

正しいときに幸運が必要。なぜ幸運が来るのかは非常に重要だ。それについてどう考えるか、なにが起きるのか。それもこのスポーツの一面である。ときどきは、それはほんのちょっとであり、そうしたほんのちょっとが必要になる。

(PLに専念できる恩恵を活かせる?……)

われわれは、選手たちにはできるだけフィットしていて、使えるようにいてほしい。われわれにはいくらか問題があり、とくにこの数ヶ月では重要な選手に問題があった。われわれは、ただみんなにフィットしていてほしいだけ。チームを助けるために。

(Optaの%計算によれば、マンシティのほうがよりチャンピオンになりそうだと……)

もしシーズンスタートにそれを訊いても、それはたしかにそうだったろう。だから、なにも変わっていないのさ。

(シーズンの始まりにタイトルを争っていることは想像できた?……)

イエス。一日ずつやっていく。毎日、毎月、フットボールクラブではかなりたくさんのことが起きるので、先のことはあまり考えられない。

わたしがこの仕事を始めたときの目標は、このクラブをいるべき場所に戻すこと、そのために戦うこと、そして最高レヴェルでできるだけ勝ってすべてのトロフィを得られるようになることだ。それが、われわれがいまトライしていること。

(スケジュールの先を行っている?……)

われわれは自分たちの現在いる場所に満足している。あとは仕事を完了させることであり、みんなからは、さらにもうちょっと要求しなければならない。

(今シーズン、なぜガブリエル・マルティネリはチームにこれほど重要になっている?……)

彼は多くの試合をプレイしている。それはたしかだ。彼にはさらに経験するための年があり、いまチームメイツともかなり相互理解を得た。

彼の毎回のセッション、トレイニング、人生へのアプローチからすると、彼はベストにならねばならない。そうなったとき、彼が毎日どんな状況にも対処しているような安定をもたらし、いい結果だけが彼の前にあらわれる。

わたしはそれには驚いていない。それに彼にはまだまだ進歩の余地もある。

(ウェストハム戦はどのような試合になる……)

とてもむずかしい試合になる。われわれが知っているのは、そこへ何度か行ったが、いつもトリッキーでむずかしい試合になること。

わたしはデイヴィッドがとても優秀なことを知っているし、彼がどう試合を準備するかも。われわれも準備はできている。

これはファイトになるだろう。われわれにとってもさらなるビッグダービーであり、試合に勝つためにベストになる。

(デイヴィッド・モイーズへの尊敬……)

リスペクトしかない。それは憧れだと思う。わたしは彼の下でプレイするのが大好きだったし、彼がわたしのマネジャーだったときに自分も一皮むけた。そのスクワッドのほかのみんなと同じように。

彼はとてもいいコーチで、とくにグループのマネジメントと個人の対処。彼はとても特別なひとでもあり、とても信頼でき、ことばを重んじるひとだった。彼はつねにそうだったし、彼は、わたしがたくさんのことを学んだひとだ。

(とくにモイーズから学んだことについて?……)

イエス。彼はわたしが知らなかったことを知っていたし、彼にはわたしがそれまでプレイしたことがなかったポジションでプレイするよう求められた。

彼のわたしに対するチャレンジのしかた、だが同時にサポートも愛情もあったし、気にしてくれた。それは正しいバランスであり、わたしが必要としていたものだった。彼がわたしのベストを引き出してくれた。だから、彼にはとてもとても世話になった。

(今シーズンのアーロン・ラムズデイルのフォーム……)

最高レヴェルでは、かならず個人パフォーマンスも必要になる。ある時間ではキーパーが優秀でなければならない。タイトルを勝っているチームを観れば、どのチームでもGKの貢献がカギになっている。

今シーズンのアーロンは、とてもとてもいい。

(あなた、あるいは選手たちはマンシティの試合を観る?……)

われわれはそれを観るはず。ほかのPL試合と同じように。

(いま、あなたが20年前にレンジャーズで取って以来のタイトルを争っています。シーズン最後の2ヶ月で学んでいることは?……)

わたしがほかのクラブにいたときと同じ。われわれはトロフィのために戦っていた。毎日やることをやり、毎日なれるだけのベストになり、けっして諦めない。なぜなら、そこにはつねに別の機会があるもので、とくにフットボールではそうした機会がいつ訪れてもいいように準備ができていなければならない。

(試合づつやっていくというのは、どういう意味なので?……)

それについて話すこと、お互いに要求しあい、今日実際に起きるだろうことよりも、もっと重要なことがある環境をつくること。それが起きれば、みんながいま自分がいることを理解する。そして、それだけがコントロールできることなのである。

(タイトルレイスにおいて、GDが決め手になる可能性……)

われわれは、いかなる可能性についても考えている。もちろん、われわれはまずは試合に勝ちたいし、相手に勝つ権利を得たい。そのつぎにできるだけたくさんのゴールを取りたい。だが、われわれはすべてに対し、どんな可能性にもオープンでいなければならない。

(GDをブーストするために、2-0になっても全力で攻撃する?……)

どんな試合も違うもの。

(2021にウェストハムと3-3ドロウのときは「悪夢」だった……)

そこにはいくつかの、われわれが学ぶべき教訓があった。とくに、試合の始めかた。だが、その後われわれもやったことがある(3-0からのカムバック)。

サポーターたちが観ているなかで、あれはおそらく観るにはグレイトな試合だった。しかし、ウェストハムはあの試合、あるいエリアではあのようになったキャパシティがあり、もちろんわれわれは違う試合を望んでいた。

(あれ以来なにが変わった?……)

一貫性。どのボールでも、ホームでもアウェイでもプレイのアプローチ。それがいまわれわれがそこにいる理由だ。われわれには一貫性があり、現在多くの最高レヴェルでも安定してパフォームできている。そこが、以前われわれがやっていなかったこと。

(あの日のマーティン・オーデガードのパフォーマンスが、彼を将来のキャプテンにした?……)

あれは、明らかに彼のステイタスを違うレヴェルにした試合だ。なぜなら、あの彼がプレイした試合、とくに状況を鑑みれば、その期間のものだったから。そして、あの試合が彼の自信に大いなるブーストとなった。彼自身、どれほどいいか、どれほどチームに貢献できるかを実感した。

(リヴァプール後のオレクサンドル・ジンチェンコのトレイニングでの様子?……)

彼はとてもいいよ。問題ない。

(リーグの勝ちかたについて、アーセン・ヴェンゲルのカウンセリングを受けたい?……)

ノー。すでに勝っている選手たちが、チームに違いをもたらしている。彼らはそうしたときを経験していて、状況もわかっているし、いま戦っている相手もわかっている。

自分たちがやることに完璧でなければならない。そこへたどり着くチャンスを得るために。そして勝つためにほかのこともある。

いま、われわれはそこにいる。われわれは勝つ必要がある。だから、やることすべてにおいて際立っている必要がある。

以上

 

会見のなかで言及されている2021の3-3で終わったWHU戦というのは、これである。

【マッチレビュー】20/21EPL ウェスト・ハム・ユナイテッド vs アーセナル(21/Mar/2021)ふたつのアーセナル | ARSENAL CHANGE EVERYTHING

3-0から結局さいごは3-3に追いついたものの、目が覚めるまではだいぶひどい試合だったという。

あれからだいぶ変わった。すごい昔のことみたい。

ところで最近、リヴァプールでの活躍もあり、ちまたではラムズデイルが称賛される機会が増えている。今回の会見でも言及がある。

最高のかたちでシーズンを終えたときに、彼がヒーローのひとりとして大絶賛されているとよいな。

ブカヨ・サカのインタヴュー「すべては自分たち次第」

今シーズンは、ほとんどチームのエースになっているB。今週行われた彼のインタヴュー。AFCオフィシャルサイトより。

サカ:(リヴァプールのドロウ)試合後の選手たちはみんながっかりしていた。みんな勝ちたかったから。

でも、ぼくらに結果は変えられない。だから日曜のウェストハムに切り替える必要がある。とてもだいじな試合だ。みんなわかってる。だから、自分たちのベストを出して3ポインツ得るために準備をしていく。

ぼくはここで落ち着いて、(リヴァプールでの)あの1ポイントで満足しましたなんて云うつもりはない。ぼくらがほしかったのは3であり、それができなかったことにフラストレイションがある。あそこはぼくも勝ったことがないステディアムで、だから最高の機会でありタイミングだと思った。でもそれができなかったのが悔しい。

(WHUに勝てばシティに9ポインツクリアの可能性も)選手として、ぼくらはそれをとても望んでいる。すべては自分たち次第だということはわかっているし、試合ごとにやっていく必要がある。

もしぼくらが残り8試合で勝てば、なかなかいい結果が得られる。タイトルはぼくらのものだ。だから、集中しないと。これは長いシーズンで、自分たちがやっていくことは一貫していなければならない。それこそぼくらがやろうとしていること。

(マンシティとの試合)それがファイナルだとは云わない。セミファイナルの可能性はある。大きな試合だから。お互いにトップを争うチーム同士だから非常に重要。とても接戦だから、その試合は非常に大きな試合になるはず。

(ここまでのシーズン)ぼくもたくさん学んだし、正しく成長している。だからハッピー。ぼくの希望はシーズンの終わりに、ぼくのゴールとアシストがとても重要なものになっていること。それがチームに貢献すること。

ミケルからたくさん教えてもらった。自分の成長は彼のおかげで感謝しないと。成長の多くの部分は、彼がぼくにしてくれたことのおかげだから。

これから来るものすべてに準備ができていなければならない。そしてそれが、ぼくがやろうとしてることのひとつ。どの瞬間にも準備し、それを勝ち取るようトライする。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

3 Comments on “【マッチプレビュー】22/23EPL ウェスト・ハム・ユナイテッド vs アーセナル(16/Apr/2023)サリバ復帰ならず

  1. ホールディングはホールディングなりに頑張っているとは思うけれど、もしサリバがシティ戦までに戻って来れないのだとしたら、かなり不安。ホワイトCB、トーマスSBを試しておいてもいい気がするけど。久しぶりにジョルジーニョも見たい。

  2. 正直ライスは喉から手が出るほど欲しい。今のアーセナルのアンカーにばっちりハマると思います。
    それにロンドン生まれPL経験豊富、ホームグロウン、イングランド代表。
    彼をアンカーに置けば、トーマスを左CHで使ってより攻撃にダイナミズムを加え、守備も安定すると思う。

    本当に欲しい!
    明日は目を皿のようにしてライスのプレイを追っかけます!

  3. もしかして今日勝ったらst.トッテリンガムの日では!??

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