23/24 EPL GW3の結果

なんとブライトンが敗けて、3試合めにして早くも全勝がシティだけになってしまった。今年もタイトルの超本命は伊達じゃない。そしてアーセナルの全勝優勝もなくなった。つまらん！（©大滝秀治）

これで敗けなしはシティ含めて5チーム。4チームがポインツで並ぶなか、アーセナルはGDで5位。毎回あんまりよくない試合をやっているわりには、悪くない位置かもしれない。ギリギリ先頭集団に入っている。

この週は、マンUがOTで2点リードされてからひっくり返したとか、リヴァプールが10人で勝ったとかが大きなニュースか。今週はアーセナルがこんなだったので、ぼくはほかの試合はハイライトすら観なかった。

アーセナルミニニュース：KTのローンが決まる

この試合のあと、レアル・ソシエダへのローンがアーセナルから公式に告知されていた。

Kieran Tierney joins Real Sociedad on loan

一年ローンで、ソシエダは彼のサラリーを全額負担、それにローンフィとしてアーセナルは£1.2mほどを受け取るそうで、プラン外の選手をローンさせる条件としては悪くないのかもしれない。買取オプションもなし。

これはなんというか、感慨深い。彼はおそらくは来年クラブに戻ってきても、（アルテタが解任でもされないかぎりは）どこかのクラブへ移籍するのだろうし、実質的には退団だろう。来年夏で残り契約2年を残す。

ほんの数年前までは、ファンからも愛され将来のキャプテンとまで云われ、チームでの将来が嘱望されていたというのに、いつの間にかシステム上はすっかり不要な存在になってしまった。

この短期間に、チームの主要メンバーだったKTが不必要になってしまったというのは、いかに急速にこのチームが変貌していったかを物語っている。昨シーズンからアーセナルでもフルバックに求める役割はまったく変わった。

KTがパーマネント移籍ではなくローンになった背景には、アーセナルが彼に期待するような金額を払えるであろう多くのビッグクラブで、フルバックの役割が変わりつつあるという指摘もある。つまり、この世界のトレンドとして、彼のようなクラシックなフルバックの需要が減ってきているという。なるほどなあ。

KTにはぜひスペインで活躍してもらって、幸せになってほしい。

そういえば、ソシエダのホームDonostia-San Sebastianという地域はスペインのほとんど最北部で（地図を観るとフランス国境に近い）、平均気温はそれほど高くないようだ。毎日暑くて溶けちゃうんじゃないかと心配しているKTファンのみんなは安心してよさそうだゾ。

 

つぎの試合は、来週のPLマンU（H）。この試合のためにも、今回のフラムではいい内容と結果がほしかったのに、まあ終わったことはしょうがない。

気がかりなのは、いまアーセナルがやけにカウンターに脆弱なところ。これまでもずっとカウンターには悩まされてきたが、いまはより相手のエリアで支配的にプレイするようになったぶんだけ、もっと悪くなっている印象がある。そういう状況で対戦するマンUは、かなり嫌な相手だろう。

アーセナルはこの3試合だけで課題が多く見つかっている。とくにホームでの失点を止められない問題は深刻。

エミレーツでのマンUは、ビッグテスト。セレクションなり戦術なり、これまでとアプローチをなにも変えないという選択はなさそう。そういう意味でも非常に興味深い試合になる。ついにラヤ登場？

 

ではまたこのブログで。

COYG

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