クリスタル・パレスについて
PLでは、20試合を消化して現在14位(21pts)。ロンドンダービー。
ゴールが少なく(22:リーグ18位)、失点も少ない(29:リーグ6位タイ)という、どちらかといえばアーセナルと似た傾向のチーム。
エディ・エンケティアに強い興味を持っているクラブのひとつがパレスであり、ロブ・ホールディングにつづいて夏には移籍する可能性はあるかもしれない。
現在チームのスター選手であるNo.10のEberechi Eze(MVは€48m)、Michael Olise(MVは€50m)は、どちらもアーセナルユース出身。
チームのスタッツも特筆すべき部分があまり多くないが、基本的にはタックルが多いアグレッシヴなチーム。それと、リーグでもっともファウルを誘っている選手がJordan Ayew(65。サカが43で3位)ながら、彼はAFCONで不在である。
フォーム
PLの直近6試合は、LLDDLW。6試合で1勝しかしていないプアフォーム。というかシーズンを通してまだ5勝しかしていない。
アウェイで最後に勝ったのは11月。それ以降、LDDL。
トップチームに対しては、マンU(A)で1-0勝ち、マンシティ(A)で2-2ドロウ。アウェイでこの結果はけっこうすごい。ToT(H)、リヴァプール(H)、チェルシー(A)には順当に敗けているが、どの試合も1点はゴールを奪っている。
つまり、トップチームとの対戦は云うほど悪くはない。
今週水曜に行われたFAカップの4thラウンドでは、エヴァトン(A)に1-0で敗けて敗退した。
チームニュース
Cheick Doucouré、Jesurun Rak-Sakyi、Joel Ward、Rob Holding、Michael Olise、Jordan Ayew(AFCON)がアウト。
Head to head
PLの直近6試合の対戦で、アーセナルのW4 D1 L1。この間のアグリゲイトスコアは、12 v 7。試合平均で3点以上と、けっこうゴールが入る試合をやっている。
思えば、2019/20シーズンの「ジャカゲイト」を引き起こした試合もパレス戦だった。
前回の対戦
去年8月。PLの2試合め。アウェイで1-0勝利。トミヤスが2枚のカードで退場になった試合。
【マッチレビュー】23/24 EPL クリスタル・パレス vs アーセナル(21/Aug/2023)トミヤス退場もしぶとくアウェイ勝利 | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
クリスタル・パレスの戦術について by エイドリアン・クラーク
AFCオフィシャルサイトより。
AC:戦術的な観点からすると、ホジソンのやろうとしていることはそう複雑なことではない。ほとんどの週で、単純な4-3-3か4-2-3-1を選択する。
彼はアウェイのマンシティでは守備的な5-4-1にスウィッチして、そのときの選手たちはとてもやりやすそうに観えた。自分たちのオウンサードの内側スペイスで陣取るようにデザインされたセットアップで、Jean-Philippe Matetaを使ったカウンターアタックのクオリティもある。
強い相手のとき、パレスはたいていボールの後ろに下がり、規律あるシェイプを守ろうとする。彼らは平均42%のポゼッションしかないが、喜んでブレイクからプレイする。ターンオーヴァーからのクリエイションがあり、CBのJoachim AndersenやMarc Guehiが、ダイアゴナルのロングボールを使い、なるべく早くフロント3にボールを渡そうとする。
彼らのハーフでは、イーグルスはとてもアグレッシヴだ。今シーズンはタックルの数がリーグで2位。彼らのCBパートナーシップは素晴らしく、ピッチ中央では相手のリズムを妨げる攻撃を行う。そのおかげで、相手のショッツは限定され、セイヴ数が彼らより少ないのはアーセナルとシティだけである。
しかしながら、ホジソンが非常に不満なのは彼のチームがセットピースからわずか1点しか取れていないこと。これはリーグワーストで、その理由のひとつは彼らのプアなフィニッシング。14%というショットコンヴァージョンはリーグ16位。