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【マッチレビュー】23/24 EPL アーセナル vs ブレントフォード(9/Mar/2024)シーズン終了までプレッシャーとの戦い

試合について

ファースト11

SofaScoreより。

4-3-3

トロサール、ハヴァーツ、サカ

ライス、ジョルジーニョ、オーデガード

キヴィオール、ガブリエル、サリバ、ホワイト

ラムズデイル

サブは、ジェズース(70 ジョルジーニョ)、ジンチェンコ(79 キヴィオール)、ネルソン(79 トロサール)、パーティ(90 オーデガード)

 

この試合のプレヴューエントリをアップしたあと、twで、今回のスターティング11と、2日後のCLとの兼ね合いについて指摘していたひとがいて、自分は完全に欠けてた視点だったと気づいた。

それが、実際どの程度考慮されたスターティングラインナップだったのかはわからないが。

マルティネリはケガ理由でベンチにも入らなかった。彼は、試合後に松葉杖で歩いているところを目撃されていたようで、「足を切った」というのは思ったより軽症ではないようだ。土曜に松葉杖だと、火曜のCLポルトに間に合うかもあやしい。

かわりに入ったのはトロサール。

そして6にジョルジーニョ。ぼくが予想したジェズースは今回もベンチスタートになった。

GKは、事前に伝えられていたようにラムズデイルがつとめた。

最初のサブが70分。後半に入ってからアーセナルはかなりインテンスにプッシュし、チャンスもつくっていたものの、ゴールは決まらず。残り20分で、焦りがみえてきた時間帯。

そして79分にはジンチェンコとネルソンが登場。ここでネルソンは興味深かった。アルテタがボーンマスのアレの再現を期待したことは想像に難くない。

最後のパーティは、86分のハヴァーツのウィナーが決まったあと。逃げ切り方向にシフトしていた時間帯。今回も、ここで彼にすこしでも時間を与えられたことはナイスだった。ブランクによるサビつきを落とすためにも。

マッチスタッツ

『BBC Sport』より。

アーセナルは70%以上のポゼッションながら、正直、けっこうプッシュされた感じはある。最近アーセナルが対戦したチームのなかでは、確実に強いほう。アウェイチームには、9のショッツ、4のSoTがある。そんな彼らが、なぜ降格圏に近いところにいるのかよくわからない。

この試合の攻防でもっとも興味深く観たのはやはり空中戦。ブレントフォードはGKのFlekkenの正確なロングパスもあって(彼はすごくいいGKだと気づいた)、想定されていた空中戦&セカンドボールの戦術に、アーセナルのバックラインはけっこう手こずっただろう。

エアリアルデュエルのスタットは、チームとしての勝率が44.2% v 55.8%。勝ちの数だと19 v 24とそれなりの差がある。

ToneyとWissa、ブレントフォードの2FWの空中戦が、それぞれ7/11、3/3とかなり優秀。ガブリエルが4/11、サリバが4/9なので、そのマッチアップではホームチームのほうが劣勢だった。

個人的には、Toneyは夏のアーセナルのFWターゲッツのなかでは、あまりよくない人選だと思っていたのだけど、あらためて彼のプレイを観ていてじつはちょっと見直してしまった。

彼は身体がデカくて強くて、やっぱり空中戦がめちゃくちゃうまい。アーセナルでも空中戦の強いビッグガビやライスもそうするように、高いボールを競り合うときに相手より先に飛ぶので、滞空時間が長く観える。実際は物理的に滞空時間で差が出ることなんてほとんどないわけだから、競り合う相手に身体を預けたりエアリアルデュエルのテクニックがあるってことなんだろう。

ラムズデイルにセイヴされた、あの距離からの意表をついたショットもすごかった。

まあ、彼にはチェルシーかToTあたりでがんばっていただきたい。

Understat.comによるxGは、1.59 v 0.73。

チャンスクリエイションの面でも、圧倒的な差にはなっていない。

アーセナルの前半終了間際と後半開始からのギザギザ部分が、その時間帯の猛烈プッシュを物語っている。短時間に集中してゴールを脅かしている。そして、ゴールが決まらないまま60分を過ぎたあたりからそのインテンシティが落ちていき、イヤなムードが漂いはじめ……という勢いの趨勢がなんとなく観える。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

3 Comments on “【マッチレビュー】23/24 EPL アーセナル vs ブレントフォード(9/Mar/2024)シーズン終了までプレッシャーとの戦い

  1. VARについて詳しくないので教えて欲しいのですが、、ハヴァーツPK疑惑の場面で仮にハヴァーツのシュミレーションだった場合カードを出す事はルール上可能なのでしょうか?
    あまりVARのチェックでイエローって見ないような気がして…

    1. ショルダーチャージや軽い接触での転倒等と判断されたのなら、別にダイヴとならないのでは?
      PKとダイヴ・イエローの二者択一では無いと思います。
      シミュレーションと認められれば、普通にカードは出てますよ。

  2. ご回答ありがとう

    主審がPKの笛吹いて無いのでVARはPKのチェックだと思うのですが、仮にハヴァーツがシュミレーションと判断されてもそこはVARの対象では無いかと思いました。
    主審がPKの判定でVARチェックならカード出される可能性ある?

    ルール上シュミレーション=カードでそれがVARでも対象になるって事でしょうか?

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