アーセナルが正式にBenjamin Seskoにアプローチ開始と報じられる。Sesko / Gyo論争についに終止符か
SeskoとGyokeres。いまだに毎日のようにこの件の話題がつづいているなか、ここ数日はSesko寄りのニュースが多くなっている印象がある。各所で似たようなリポートがあるが、Sky Sports DEのひと。
🚨🆕 More on Benjamin #Sesko, who’s keen on joining #Arsenal with advanced talks ongoing over personal terms!
Arsenal cannot simply trigger the €80m release clause – it’s a complicated structure, and the clause has also increased. That’s why the fee is being negotiated freely.… pic.twitter.com/Dc5f9z8D8b
— Florian Plettenberg (@Plettigoal) June 6, 2025
Seskoはアーセナル移籍を希望しており、アーセナルと選手で個人条件について交渉が進んでいる。
アーセナルは、単純に€80mのRCを発動させることはできない。そこには複雑なストラクチャがあり、またRCはこれまでより増加もしている。だからこそ金額は自由に交渉できるようになっている。
アーセナルは十分に情報を伝えられており、移籍金は€80-100mになる見込み。ライプツィグとSeskoはかなりいい関係がある。選手は落ち着いており、クラブに大いに敬意を抱いている。いまはクラブ間の合意を待っている。
昨日のロマの字。
🚨🔴⚪️ Understand Arsenal are now advancing in negotiations for Benjamin Šeško after initial concrete talks reported last week.
Discussions underway and proceeding well between all parties involved, player & clubs.
No agreement yet now or expected this weekend; but advancing. pic.twitter.com/ts98ABs1X2
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) June 6, 2025
先週最初のコンクリートトークが報じられたあと、アーセナルはBenjamin Šeškoとの交渉をさらに進めている。
選手とクラブのすべての関係者のあいだで、議論は順調に進んでいる。
いまだ合意はないものの、あるいは今週末という予想もある。しかし、進んでいるのはたしか。
ロマーノのおかげで、アーセナルファンのあいだで「コンクリート」がちょっと流行っていた。
いっぽうで、Gyokeresに関しては以前£200kpwと伝えられた彼のサラリーが、300kを要求しているなどと伝えられており、それがネックになっているという説も。移籍金と給与の全体パッケージではSeskoよりもGyokeresのほうがコストパフォーマンスに優れていると云われていた時期もあるものの、最近のニュースではそれもわからなくなってきた。
そのおかげで、ここ数日はGyokeresはマンU行きが取りざたされているところである。
https://t.co/lUdti4cR7F pic.twitter.com/pFVzYfDVui
— Monty (@AFC_Monty_) June 6, 2025
ウケる。お財布のひもがゆるゆるなクラブ。名前で選ばれているなんて思い込んではいけませんね。
まあ、しかしこれはありそうだなと。もともとぼくはGyoはマンUのようなクラブのほうが似合うと思っていた。完成品を買うひとたち。似合うという意味では、アーセナルはSeskoのほうがよほど似合う。
25/26シーズンの“Win now”という特殊な状況が、アーセナルの補強ポリシーにどのような影響を与えるか、このふたりの選択においては非常に興味深かったが、もしSeskoを選ぶなら、自分たちのアイデンティティやフィロソフィを信じたということなんだろうと思う。一時的な状況に対応するよりも、結局はそのほうがクラブを利する。とか。
いや、どちらを選ぶかはまだわからんけどね。
アーセナルがGenkのギリシャ代表Konstantinos Karetsas(17)へ。このタイミングでユースに巨額投資?
2024年にGenkのファーストチームに昇格したばかりというヤングタレント。ギリシャ代表としても歴代2位の若さのゴールスコアラーだとか。彼は8/10でプレイできるというので、オーデガード、ワネーリ、あるいはマックス・ダウマンのタイプ。シェアされていたハイライト動画をすこし観たかぎりでは、雰囲気がダウマンに似ていたかも。
Arsenal are interested in 17-yr-old prodigy Konstantinos Karetsas.
But with a price tag of €30-40m, and urgent needs in the 1st team, it’s complicated.
Can #AFC strike the right balance between ‘win now’ players & development signings?@TheAthleticFChttps://t.co/yCKSEHLlCV
— gunnerblog (@gunnerblog) June 6, 2025
問題は、Genkが期待する彼の移籍金がアドオンを含めて€30-40mとまったく安くないこと。17才にしてはかなりの高額。しかも、彼は11月に18才になるまで英国でのプレイ資格がないということで、もし彼を買ってもすぐにGenkにローンバックすることになるという。サリバタイプのリクルートメント。
アーセナルは同じくギリシャ人で、オリンピアコスの18才MF、Christos Mouzakitisにも関心を持っているという。最近また話題になっていたヴィラと破断した?Sverre Nypanの件もある。
アーセナルは25/26シーズンにかならずトロフィを勝ち取る必要のあるチームで、この夏の即戦力の補強は必須。ある程度は潤沢とはいえ、使える予算も限られている。しかし、このようなタイミングでもリスクをかけて若い選手に向かおうとしている。
ジェイムズの記事によると、アーセナルにはふたつのスタンダードがあるという(ダブルスタンダードではなく2つのスタンダード)。Win nowのチームをつくる補強と、25/26以降のシーズンも見据えた補強。このバランスを探りつつ動いている。
この記事には言及がないが、ヤングタレントを重視してチームをつくってきたPSGやバルサの成功の影響も見逃せないと思う。間違いなくアーセナルがなりたがっているチームの姿。
とくにCLにおけるPSGとのセミファイナルでは、彼らのクオリティを見せつけられた。エミレーツでのファーストレグは衝撃を受けるほどすごかった。ファンとして観ていても強烈な印象があったくらいで、アルテタやクラブのなかでそういうコンセプトが再確認されてもおかしくはない。若いタレントでつねに明日のためのチームをつくる。競争力を維持しながらそれをやるのは当然簡単ではないが、PSGやバルセロナはそれをやっている。
それでWin nowのための投資がおろそかになるなら本末転倒だが、基本的に若い選手に目が向くはよいことだと思う。
アーセナルがRodrygoをウィンガーのNo.1ターゲットに
AFCインサイダーのひとりと云われる@HandofArsenal。独占スクープとして以下のように伝えた。
🚨 EXCLUSIVE:
Arsenal have made Rodrygo their number one winger target this summer.
Story with @Rodra10_97
We can exclusively reveal the recruitment team at Arsenal are in unanimous agreement that Rodrygo Goes is a player who could be the difference in the hunt for major… pic.twitter.com/qksvwYV99r
— HandofArsenal (@HandofArsenal) June 5, 2025
アーセナルはこの夏Rodrygoをウィンガーターゲットのナンバー1に設定した。
このリポートは @Rodra10_97 との共同である。
われわれは独占的に明らかにする。アーセナルのスカウトチームが全員一致で、Rodrygo Goesが主要なタイトル獲得を左右する可能性のある選手であることに同意している。
アーセナルにおけるカギとなる人物たちが、ファーストチームでの様子やアーセナル/ノースロンドンでの生活についてRodrygoに話している。
ほかのいくつかのPLチームも彼を引きつけようとしているものの、わたしが聞いたところでは、もし選手が市場に出るのなら、アーセナルが力強い財政オファーをするという。
<現時点の状況は?>
われわれが一週間前に伝えたように、RodrygoはRMでの将来についてXabi Alonsoと話をする予定になっている。この会議はまだ行われていないが、これもまたわれわれが独占的に明かせるのは、Rodrygoが左サイドでのプレイを強く要望するということ。自分自身をもっとも表現でき、ポジション的にクリエイティヴな可能性を最大化できるのは左サイドだと、彼は考えている。
クラブワールドカップは、Rodrygoの将来がどうなるかの重要な指標になる。RMは、彼が個人的に移籍志願するまでは彼を売りたくない。
アーセナルは、「エジル」のときのような移籍を実現するつもりであり、どのようなクラブとも競うつもりがある。
このTWは、アーセナル界隈だけでなく、レアル・マドリッド系のアカウントもこぞってニュースとして伝えており、わたしのTLには目障りなマドリッド系アカウントのTWsがたくさん並んでいた(笑)。
このリポートの信ぴょう性はともかく、興味深いのはRodrygoが左サイドでのプレイに強くこだわりを持っているということ。これはレアルではかなえられないのかな? もちろんアーセナルだとこれが叶うという。むしろサカの右サイドにこだわられたらやっかいだった。
Xabi Alonsoは、RMでこれまでの自分のやりかた(バック3など)をレアルでは踏襲しないとも云われている。現状に合わせるつもりがあるということ。そうなると、Rodrygoについてもうまいことチームに当てはめそうな気もする。彼は「Rodrygoは重要な選手」とも述べていた。それほど優秀な選手について、簡単に移籍を許すとも思えず。
この件は、もうちょっと進展を待つ必要がありそうだ。「本人がアーセナル移籍を求めた」というニュースを待とう。
Kepa ArrizabalagaのRCはたった£5mと判明。ラヤのバックアップGKに最適?
エスパニョールのJoan Garciaの件が頓挫してから(そもそもそんな優秀な選手がわざわざバックアップになりたいわけないと思ってた)、アーセナルのセカンドGK探しはつづいていたなか、これぞという案件が急浮上。
24/25はチェルシーからのローンでボーンマスでプレイしていたKepa。彼のRCがたったの「£5m」だったとアーセナルのファンのあいだで大きな話題に。CHEがかつて€80mで買ったGKも今は昔。だが、ボーンマスでのパフォーマンスを観たかぎりでは悪くなかったと思う。
🚨🔴⚪️ Arsenal are informed on £5m release clause for Kepa as option to be David Raya’s backup.
Initial talks took place to be informed on deal conditions, as Sky UK reports. pic.twitter.com/R4C3MoLaUP
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) June 5, 2025
しかし、これはかなり理にかなっているのでは。「ラヤに挑戦できるセカンド」がほしいというアルテタの意向に反して、バックアップGKにできるだけ金は使ってほしくないと多くのファンが思っていたところであり。
問題は£170kpwとも云われる彼の高給。バックアップGKにその金額を払いたくないのはたしか。
しかし、仮にある程度優秀なバックアップGKの給与として70k程度が現実的だったとして、余分な100kが年俸いくらに相当するかというと、単純計算でせいぜい5m程度。5年以内の短期間の契約なら、総額ではGarciaよりお買い得になる可能性はある。
あるいは、アーセナルは彼にサラリーの減額を要求し、Kepaのほうもそれを受け入れるんじゃないかという憶測もある。彼の現在のMVは€10m。いずれにせよ、チェルシー以外で彼がいまのサラリーを維持するのは難しいこともある。
彼は2019年には試合中にサブを拒否するという突拍子もないことをやらかしたこともあるが、その後奇行のうわさは聞かない。
これはいい案件だと思う。
アーセナルがヴィラのMorgan Rogersをリストアップ
アーセナルとリヴァプールがMorgan Rogersの件で先週ヴィラにお問い合わせしたという。
🔴 Understand Arsenal made first enquiries about Morgan Rogers last week and it’s not been followed up as yet. Follows similar contact from Liverpool several weeks ago. Aston Villa will be demanding big money. #AFC #LFC #AVFChttps://t.co/ldLf2s1L3N
— Charlie Gordon (@CharlieGordonSJ) June 5, 2025
しかし、ヴィラは大金を要求する。当然だろう。チームの若い&ベストプレイヤーを手放したいわけがない。
22才のMorgan Rogersは、英国人のヤングタレントとして、今シーズンはアーセナル界隈でもよく目にする名前ではあった。AMとして、左右のWGとしてプレイできるプロファイルもアーセナルにはうってつけ。9やWGとくらべてAMの噂が極端に少ないこの夏のアーセナル界隈では、貴重なニュースという気もする。
ところで、ヴィラといえば直近の財政難を指摘する声もある。以下は、The Athleticの記事からの引用で、PLクラブのPSR危険度を示したグラフ。
これを見ると、PLの20クラブ中で唯一レッドアラートが出てしまっているのがアストン・ヴィラ。PSRは3年の累計で算出されているので、彼らが25/26UCLを失った影響が反映されるのはこのあとのこと。かなり厳しい状況になると思われる。
だからといって、Morgan Rogersのような選手を積極的に売却するはずもなく。むしろ、Watkinsのような高齢選手をPL provenの即戦力がほしいアーセナルにそこそこの金額で売りたかったというのが本音と思える。
Watkins。安くてバックアップ9でも受け入れてくれるなら全然ありだなあ。どこかで読んだけど、アーセナルはFWの裏抜けアクションがとても少なくて、Watkinsはボールを受けるアクションのほとんどが裏抜け。どうでしょう。
Arsenal add Morgan Rogers and Igor Paixão to list of attacking options https://t.co/D38Pphtp49
— Gary Jacob (@garyjacob) June 5, 2025
The TimesのGood JacobことGary Jocobは、Rogersとともにアーセナルが攻撃オプションでリストアップした選手としてフェイエノールトのIgor Paixão(24)の名前を挙げている。初めて聞いた。ブラジル人LW。
ニュースまとめはひとまず以上。
またなにかあればこのブログでお伝えしよう。
おわり