こんにちは。
昨日のCL予想エントリは、やっぱり昨日じゃなくてあとで書けばよかったよね。なんとグループCでバルセロナの3位が決定。早々に予想を外してしまった。
これはもう逆におもしろいことになったな。彼らとはぜひファイナルで戦いたい。そして勝ちたい。ELファイナルがアーセナルとバルサ。これは楽しみである。
それと、ToTがなにやら衝撃的なドロウをやったようで(抗議したコンテが退場)、最終戦で、いまトップの彼らが3位に落ちる可能性があるという。
さて、今回のアーセナルは、先週のEL PSV(H)のリターンレグ。アイントホーフェンでの試合。先週のエミレーツでのPSVはあまり手応えを感じなかったが、それだけに今回は別のチームになっているかもしれない。
アーセナルは、この試合に敗けなければグループトップが決定。そして仮にここで敗けても、残り1試合で2位と2ポインツ差のまま1位をキープ。最終戦のフィクスチャを考えても、グループトップ争いでアーセナルはすでにかなり有利な立場にいる。
そんな状況で、スクワッドデプスに問題ありのアーセナルが、この試合にはどんなチームで臨むのか。たいへんに気になるところ。
試合をプレヴューしてゆこう。
アルテタの試合前コメント「エドゥにはできるだけ長くここにいてほしい」
昨日の現地で行われたアルテタの試合前プレスコンファレンス。。AFCオフィシャルサイトより。
(Albert Stuivenbergが里帰り……)
アルテタ:彼の存在はとても重要だ。彼のことはずっと以前からも知っているし、われわれが行っていることのすべてにおいてとても重要。まず人間としてすばらしいし、試合の理解にもとても特別なものがある。彼が育ってきた文化は、わたしのそれとも非常に似ていて、だからわれわれはたくさんのアイディアを共有できる。
彼は、代表レヴェル、アカデミーレヴェル、クラブレヴェルでも、たいへんに経験豊富であり、だから彼はチームにかなりの価値をもたらす。
(ファン・ニステルローイがすでにトップスポットを諦めたと述べている件……)
われわれは、先週つぎのラウンドに進むためのファーストステップを踏んだ。そしていまわれわれは明日勝つ必要がある。1位でフィニッシュしたいから。
(この試合に向けてケガの問題はある?……)
今日はマルキーニョスが具合が悪かったので、彼は遠征に加わっていない。あとは問題なし。
(ELでも強いチームを選んでいる……)
たくさん選手がいないからだよ! われわれはいま起用できる選手たちを連れてきている。そのなかには4人のキッズも入っている。だからわれわれはスクワッドを埋め合わせる必要もない。11人の選手を出し、彼らはプレイしなければならない。毎試合11人を入れ替えることは不可能。
(クラブにとってエドゥの重要性……)
わたしは、彼には長いあいだここにいてもらいたい。なぜなら、それがクラブにとってとてもポジティヴなことになるはずだから。わたしも彼とはとてもいい感じに仕事ができている。彼はクラブにとって極めて重要なひとだと、わたしは思う。クラブのすべての価値をレペゼンし、われわれが行おうとしていることをレペゼンしている。願わくば、ここにいてほしい。
(エドゥとは毎日いっしょに仕事している?……)
イエス! クラブにはたくさんのことが起きるし、彼には非常に重要な役割がある。だが、彼はみんなとのコミュニケイションがとてもうまく、毎日たくさんのことをマネジできる。だから、わたしにとっても、クラブにとっても彼はとても重要。
(エドゥとはすぐにわかりあえたので?……)
わたしが思うに、すぐにそういう関係性にならねばならない。
まず第一に、尊敬がなければならないし、ルールがはっきりしていなければならない。同じアイディアを共有する必要があるが、同時に、お互いにチャレンジすることも必要になる。なぜなら、ときにコーチにアイディアがあって、チームがそれをすぐにやりたくても、それがクラブにとってはいいことではないかもしれないから。
われわれには正しいバランスが必要。エドゥとだけでなく、ヴィナイ(ヴェンカテシャン)、リッチ(ガーリック)やティム(ルイス)とも。そしてこの場合はオーナーシップもだ。結局、われわれが何か決めるときにも、それがとても重要になる。みんないっしょであることが。それは個人の決断、あるいはわたしの考え、いいときも悪いときもみんなで。
(どうやって選手たちをハッピーにさせておく?……)
プレイさせてピッチでスパークさせる。それがベスト。
(ヘンダーソンとガブリエルの事案についてFAがなにも処置をしなかった件について……)
わたしが最初にも述べたとおり、それはFAが行う決断であり、彼らが決定する。以上である。
(ガブリエルは判決に納得している?……)
それはガビに訊くべきこと。だがもう決断は下された。
(調査が行われていたここしばらくはどうだった?……)
FAがやっていた調査であり、わたしがそれにコメントすることはなにもない。それは内部のことであり、わたしもコメントしないほうがよい。
(サンビ・ロコンガの最近のパフォーマンス?……)
われわれは、それをこれからもっと観ていくことになるだろう。そして彼もまた、自分を証明していかねばならない。ピッチのうえで彼がなにを求めるのか。
われわれは、選手全員が自分たちのレヴェルを上げていくことを期待しているし、チームのなかには健全な競争もある。プレイするときに、パフォームし、試合に勝つに十分いいプレイをして試合に勝つ。
(CLからビッグチームが落ちてくるかもしれないなか、グループをトップで勝つ重要性……)
このコンペティションはどんどん難しくなっているし、今日起きたことや今後の可能性を観ても、つぎのラウンドは極めて激しい競争になりそうだ。だからグループのトップでフィニッシュし、つぎの2試合を避けることがとても重要なのだ。
以上
ELグループ1位フィニッシュの重要性
アルテタの口ぶりだと、やっぱりノックアウトラウンド(予備)は、EL2位とCL3位がそれぞれ別のポットに振り分けられるみたいだな。つまり、ELグループ2位フィニッシュだと、かならずCLグループ3位フィニッシュのチームと当たる。まあ、ほとんどのチームは、バルサ相手にホーム・アウェイで勝ち抜けられるとは思わないだろうな。
そして、ELグループ1位フィニッシュでノックアウトラウンド(本戦)に直接進出すると、この予備戦の2試合を回避できると。いまのアーセナルにとって、それはでかい。
エドゥの件
先日書いた、サカ・ガビ・サリバの契約更新のエントリにも追記したのだが、エドゥはいまよそのクラブのターゲットになっているということで、ニュースになっていた。
そして、クラブはエドゥを引き止めておくために契約交渉も始めたんだとか。
ここではその話をしている。
ヘンダーソンとガブリエルの事案はおとがめなし
ミケルもノーコメントというリヴァプール戦の終盤で起きた、ふたりの激しいいい争いの件。
その後FAが調査に入るということで、なにやら深刻なことになるかもしれないと思われていた。そして昨日FAから声明が発表されたという。
あの試合レヴューのエントリでは書かなかったが、まあほとんどのひとはジョーダン・ヘンダーソンがブラジル人のガブリエルに対して、なにか「人種差別的なこと」を云ったのだと考えた。だから、フィルミーノさえ思わず微妙な顔をした。だが、結局ヘンダーソンにはなんの罰も与えられなかった。その理由は、証拠なし。
FA confirm they will be taking no action over the incident between Gabriel and Jordan Henderson towards the end of Arsenal’s 3-2 win against Liverpool.
Full statement here: pic.twitter.com/14FkJdCxKu
— Charles Watts (@charles_watts) October 26, 2022
当事者のふたり、それと近くにいた選手たちにも聞き取り調査をして、映像から読唇術の専門家にも観てもらって、ガブリエルが訴える問題発言の証拠が得られなかったらしい。
だが、それだったら、なぜビッグガビがあれほど激昂したのか説明がつかないではないか。
これはモヤる。
でも、ほんとに何か云ったのなら、ヘンダーソンはもうガブリエルに謝罪したかもしれんね。彼はリヴァプールのキャプテンでしょう? 人格的に問題ありのようには思えない。ふたりのあいだで解決したのなら、もう外野がとやかく云うことでもなし。しらんけど。つぎのPLリヴァプールでふたりがまたやりあうようなら、問題解決はしていなかったということになるかも。
ガブリエル・ジェズースの試合前コメント「(サカとマルティネリ)彼らはマシーン」
今回のボス会見に同席していたようだ。Arseblogのトランスクリプトより。
ジェズース:(サカとマルティネリ)彼らはマシーンだね。ぼくも彼らとは冗談をいいあったりする。ぼくは自分のことをたくさんのエナジーでプレイする選手だと思ってるし、いつだって走り回る。いつだってファイトもする。でも、彼らと毎日トレインしていると、ぼくは彼らには近づいてすらいないんじゃないかと思えてくる。彼らは、止まることを知らない。
彼らはマシーンであり、クオリティある選手でもあるし、まだ若い。ふたりとも20とか21とか? 彼らといっしょにプレイできるのはラッキーだ。
(最近ゴールが取れていない)4試合だと思う。3か4試合。スタートしてゴールできていない。それは以前にも起きたことがあるし、間違いなく今後もあるだろう。それもフットボール。
もちろんそんなふうにはなりたくない。云ったように、ぼくは進歩したいし、ワークしたい。ぼくの人生でつねにやってきたように。そしてつぎの試合も、またトライする。ぼくのゴールは間違いなく来る。
いまのことを考えるに、以前とは違いがあるんだ。もうフラストレイションはあまりない。ここに来てみんなと話せば、ぼくは自分でいられるし素直でいられる。
いいパフォーマンスをしていれば、ぼくはいいことを云えるし、そうじゃなければ、ウソをつかねばならなくなる。まだ進歩するところがたくさんある。毎回のトレイニングセッションで成長したい、助けたい、コーチやスタッフ、選手から学びたい。
もうぼくもより経験を積んだ。以前はよくすぐにイライラしたものだけど、いまはそうじゃない。考え方のほうもいまはもっと強くなったと思う。
(ミケルの年間70試合発言)100%。ぼくは試合後の回復はいいほうなんだ。よく食べ、よく寝る。アーセナルのTシャツを来て生活を楽しんでるよ。シーズンに50、60、70試合プレイする準備もできてる。準備万端だ。
(フレッシュでいるコツ)娘といっしょにいること。それがまずある。それで、マインドがとてもよく回復される。身体というよりは、マインドのほうがより重要なんだ。
ぼくの意見では、身体というのはマインドによってコントロールされるもの。だから家族といっしょにいて、娘とも遊ぶ。そして、もちろんクラブでも家でもやることをやって、フィットネスコーチにもとても助けられてる。
ジェズースは最近ゴールができておらず、ここ数日はインターネットでも彼のフォームについて議論が盛んだった。
だが、どうだろう。個人的には、彼については今後のこともあまり心配はしていないが。
チームとして彼にチャンスを全然供給できなくなったわけでもないし、彼自身もボールを持てばいまも変わらず毎試合、単独で脅威になれている。いまいろいろ云われていることも、彼のいくつかのショッツが決まってさえいれば、誰も気にもしなかった程度のこと。
本人もそのことを自覚しているとはいえ、いまのところ彼本人のメンタリティにも問題はなさそう。こういうポジティヴ発言を観るとあらためてそう思う。
だから、あとは彼がどうケチャップをひねり出すか。そろそろ盛大にぶちまけてくれるんじゃないかと期待してる。
Nós… ❤️🙏🏾 pic.twitter.com/MjJDdBLQGZ
— Gabriel Jesus (@gabrieljesus9) June 19, 2022