PLの最終日は満員御礼のエミレーツで、アーセナルがウォルヴズに5-0快勝。ジャカのハットトリックがあれば、もうそれ以上云うことはないくらいのラストゲイムだった。
この大量ゴールで、22-23シーズン終盤のネガティヴムードをリセットしたみたいな。最後の最後、いい雰囲気で終わってくれた。これで、しばらくのブレイクも明るい気持ちで過ごせるだろう。
ざっと試合を振り返ろう。
Arsenal thrash Wolves to finish season off in style
アルテタの試合後コメント「われわれは本物になりたい」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。
アルテタ:できるだけベストなやりかたでシーズンをしめくくりたかった。われわれがシーズン全体で見せていたパフォーマンスのレヴェルを示し、試合に勝ち、お客さんを楽しませること。選手たちとサポーターたちのあいだにあるつながりを感じることは、とてもエモウショナルで、とても美しかった。
それがわれわれにどれほどの意味があるか、わかるだろう。この最後の2試合。選手たちは失望していたし、なにかを返したかった。チームも、みんなも、こんなふうにスタイルがあるシーズンのしめくくりがふさわしい。そして、おそらくはこれがつぎのシーズンの最初の試合だ。わたしは、チームのプレイに満足している。
わたしが思うに、われわれがいっしょになって再びつないだこのフットボールクラブの魂、それはわれわれの人たちであり、われわれのサポーターだ。われわれは、それを非常に特別なやりかたでやった。われわれは、行き先はわかっている。成功とトロフィをもたらすこと。そのためにわれわれは毎日欠かさず取り組んでいる。
われわれが絶対に忘れてはいけないのは、この旅路は美しいということ。この旅に関わったこの集団と人々は、それを楽しむに値する。その一部であることが、わたしをとても誇らしくする。ここからは、リセットして、反映して、またやっていく。
個人的には、わたしは離れて、リラックスして、考え、反芻し、力強く戻るためにはなにがベストかを観ていく必要がある。違うレヴェルに行けるような、はっきりしたヴィジョンとフィーリングで。今日はとくに、いまのわたしではそれができないから、だからリセットが必要で考える時間が必要だ。
試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。
(試合終了後、ピッチで感傷的になっていた……)
アルテタ:わたしも人間だよ。感情はある! 彼らがチームに愛情を伝えてくれたやりかたは、とてもナイスなものだった。選手みんなにもそうだし、わたしにだってそうだ。これは、とてもエモウショナルな一年だったし、とても特別なシーズンだった。こういういい終わり方は、チームにふさわしいし、みんなもそれにふさわしい。わたしもとてもうれしいよ。
(グラニト・ジャカがクラブを去る……)
そうなの? 初耳だな。
(あなたの夏の予定は?……)
わたしは離れる必要があるし、家族としばらく過ごす。すべてを落ち着ける。そして、反芻し、考え、可視化する必要がある。わたしにはそう感じる必要があるし、われわれがいかにこの選手たちのグループを違うレヴェルまで到達させる、ベストなやりかたはなにか。今日は、わたしにはそれはできないね。まだそのなかにいるから。
(サポーターとのエモウショナルなつながり……)
それは、わたしの夢のひとつだった。おそらく最大の夢だ。このクラブ、みんなの魂とふたたびつながること。われわれはそれをやった。そこに議論の余地はない。
そのことは大変に誇らしいし、その旅路をともにできる感謝もある。われわれは成功をもたらしたいし、向かう先はトロフィの成功であるべきであり、クラブでの喜びであるべき。ともにこの旅路を楽しまないと。
とくに、この集まりを楽しまなければならない。わたしが今日それについて述べたのは、われわれにはこのクラブのなかに特別なグループがあるからだ。人々や選手たちの素晴らしいグループがあり、素晴らしいサポートがある。それは楽しまないと。
最後には、勝利がマージンになりうるが、それ以外のこともおろそかにはできない。なぜなら、それをしないのなら、後悔することになるから。
(グラニト・ジャカが受けたレセプション……)
まったくふさわしいものだ。彼は素晴らしいシーズンを送った。一年前、わたしは彼に?マークがあると伝えた。キミはもっともたらさねばならないし、もっとよくならねばならないと。彼は帰って翌日からトレインを始め、プリシーズンに戻ってくると体重を4kg軽くしてフィットしていた。彼の顔に決意があらわれていたのがわかった。
彼は際立っていた。チームの成功におけるキーパートであり、彼が行ったことにみんなが感謝していたのは、わたしもとてもうれしかった。
(これが来シーズンへのやる気になる?……)
間違いない。これが、われわれにエナジーと信念をもたらさねばならない。われわれは、みんないっしょにこの旅をしている。もっとよくなりたいし、ベストになりたい。そのためには進歩しなければならない。またレヴェルが上がっていくことはわかっているし、それに付いていかねばならない。
(最近はフルバックを変更している……)
適応しなければならない。もちろん、ケガの問題もあった。7人のバックラインで3人の選手が離脱していて、当然そこは懸念だった。わたしが適応したい箇所がいくつかあり、試したいところがいくつかあった。わたしは長いあいだそういったオプションについて考えてきたから。とてもさらされたということがなかったのなら、わたしはとてもうれしいよ。
(プリシーズンでの期待とシーズンの終わりかたをくらべて……)
わからない。われわれはクラブをCLに戻したかった。それがメインターゲット。それは、すでに大きな要求だった。とくに夏に、われわれがことを行うまでは。何人かの選手たちをキープするまでは。そしてそのあと、チームが正しい方向に向かっているというフィーリングで旅がスタートした。スピリット、エナジーはよい。
2試合に勝ち、3試合に勝ち、そして信念が生まれはじめた。もちろん、最終的にそこでフィニッシュするとは予想もしなかったし、ポインツに関してはクラブの歴史でも3番めの記録だ。勝利は最多。これは多い。だが、まだ(タイトルを)勝つには十分でない。
レヴェルはわかっている。われわれはほんものになりたい。い現状に満足する必要はないし、来シーズンはもっともっとよくなりたい。
(夏には早いリクルートメントを目指す……)
わたしがとても興味をもっているのは、われわれの内部にある理解と反映と分析。すでにあるリソースがあり、いかに進歩できるか。いかに最大化し、選手たちを違うレヴェルに連れていけるか。まだすべてを出し切れていない選手たち。決断をし、チームを進歩させる。
われわれは、チームの周囲にあるそのまとまりを失いたくはないし、正しい決断ができると願っている。
(いまやクラブにはいい基礎がある?……)
わたしは、素晴らしい基礎があると思っている。そこは事実だ。スポーツでは、あらためてそれを証明せねばならないし、プリシーズンの初日に戻らねばならないし、お互いを観て、そこにどんな自己満足も観たくない。チームはもっとよくならなければならなくなるし、チャレンジングなシーズンになる。
だが、たくさんの機会があるシーズンだ。そうした機会で一貫して、再びやっていき、もっとうまくやること。それこそが、われわれはお互いに要求していかねばならないこと。
(どこでシーズンが悪くなっていった?……)
間違いないのは、われわれがそのステイジに到達したとき、同じポジションにいないのなら、われわれは全員が健康でベストでなければならないし、そこがかなり重要。
しかし、勢いが断絶された特定のときというのはあった。わたしの意見ではそこが決定的だった。十分じゃなかったのかもしれない。なぜなら十分じゃないなら、ほかに試合が必要だったと思うから。相手は、92、93、あるいは95ポインツを取るチームで、それが現実だ。
われわれは、間違いなくその経験から学ぶことがあるということ。
(僅差*について……)*fine margins
われわれも、多くの試合を僅差で勝ってきた。自分たちにも正直にはっきりとさせておかねばならないが、これがフットボールだ。それがこのレヴェルであり、このリーグで5-0で勝つのは、どんなマネジャーにも頻繁に起きることではない。
(PLの財政的状況の変化について……)
その方面ではたくさんの話がある。わたしの専門ではないが、なにが起きているかはわかる。われわれも状況を理解しなければならないし、自分たち自身を観る必要がある。その状況のなかで、自分たちがいたい場所にいるためになにがベストか、そしてそれだけがわれわれのコントロールできることだ。賢く、正しいやりかたをやること。
以上
試合終了後のセレモニーは、みんな観たかな? 選手たちが家族をつれてピッチを一周するやつ。SPOTVはもちろんあっさり中継を終わってしまったけど、arsenl.comではしばらくその様子を中継していた。
なかでも、ミケルのあいさつがエモかった。
彼はインタヴューにこたえてエミレーツのファンに向かって、なにかしゃべりだそうとするが、大音量の♪ミク・アルテタ~のチャントに遮られてなかなか始められない。彼は、感動で涙ぐんでいるようにも見えた。あれは、グッときたなあ。
いろいろすごかったシーズンの終わりにふさわしい、いいシーンだった。
ガブリエル・ジェイズースの試合後コメント「とてもいいシーズンだった」
G1 A1。決めるべきひとが決めて最高。試合後のインタヴュー。AFCオフィシャルサイトより。
ジェズース:(アーセナルでのファーストシーズン)よかったよ。目標だったトロフィを取れなかったのは残念だけど、でもいいシーズンだったと思う。とてもよし。
ぼくは、中からも外からもいい雰囲気を築いていて、ファンはいつも応援に来てくれるし、プッシュしてくれる。今日ぼくらはここに来たかったし、楽しんで、いいフットボールをプレイしたかった。ぼくらがシーズンの90%でやっていたように。
試合には勝ったし、そのあとは家族や友人と楽しんだ。みんながいっしょで、だからいい日だった。
(ブラジルに帰国)これからは家族や友人とすこし過ごすつもり。ブラジルに帰って、家族や友人と会って、ホリデイが終われば、100%集中して戻ってくる。
ホリデイが楽しめる選手は、家族や友人といい時間を過ごし、NTへ行く選手はそれもたくさん楽しめる。ブレイクが終われば、つぎのシーズンのために戻ってくる。
ぼくはすごくワクワクしている。ぼくのケガはちょっとアンラッキーだったし、シーズンの多くの部分を失った。でも、メンタリティはいつもフィットネスのことだったし、チームを助けることだった。だから、ぼくのつぎの目標は、シーズンを通してフィットすること、そしてチームを助ける。
チェンさん、1年間お疲れ様でした!
毎週楽しみにしていました。
一年間ありがとうございました。
fine 細かい、小さい、細い
チェンさんのブログ記事、情報量が多くていつも楽しみにしてました。
これからも楽しみにしてます!シーズンお疲れ様でした!
いつも楽しく拝見しています。
試合に勝つのは勿論、グーナーの方の様々な意見を見るのも楽しみの一つですよね。
来シーズンこそ、リーグ制覇をみんなでしたお祝いしたいです。
一年間お疲れ様でした。
1年間お疲れ様でした!
これからも投稿楽しみにしております
1年間、有難う御座いました。
毎回欠かさず読ませていただいてます。
アーセナル愛溢れるこのブログ、どのような形でも末永く続いていく事を願ってます。
優勝決定したときのchanさんの反応を楽しみにしています(そろそろ現実味が帯びてきた?)。
あまりコメントできていませんでしたが、毎試合のプレビュー&レビュー楽しく読ませて頂きました。
無理のない範囲で続けていって頂きたいです。
お疲れ様でした!
COYG
最近、コメントできていませんでしたが、更新されたら必ずチェックする当ブログの狂信者です。
私もきっと生涯アーセナルの応援を続けると思うので、共に無理なく、でも熱狂して参りましょう。
上で言ってる人もいますが、来シーズンは優勝した時の貴殿の最高に浮かれた文章を楽しみに、生きていきます。
今シーズンも本当に色々な情報や感情の入った文章をありがとうございました!!
07/08の再現の様なシーズン、それ以上のシーズン、タイトルにあと少しだったシーズン
どんな時も、このブログの様々な文章に納得し、時には癒され、ラスト10試合も夢を見ることができました
こんな素晴らしいブログに出会うことはこの先ないかもしれないと思う。
熱量や愛が詰まってます!
最高な今シーズンのブログもありがとうございました!
今後はゆっくり無理せずで、またこの熱い文書に会えるのを楽しみにしております!
長々とすいませんでした!
お身体に気をつけて、それでは(^^)
いつもらがとうございます!
無理せずに、
今シーズンもお疲れ様でした!
いつも楽しく拝見しておりました。
このブログを本当に楽しみにしているので、逆にもっと頻度を高くしていただきたいです、、(笑)
1年間お疲れ様でした。
ほとんどコメント書いたことは無いのですが、毎回更新を楽しみにしています。
どんな形であれ、続けていただけると嬉しいです。
お疲れ様でした!
わたしの中でteir1 アーセナルブログなので、毎回欠かさず拝見してます。
来シーズン優勝の時のチェンさんのリアクションが楽しみです。
お疲れさまでした!良いシーズンでしたね
他の方も言っていますが、自分の中でのteir1 アーセナルブログです。
無理のない範囲で続けてくださると嬉しいです!
22-23シーズン、ありがとうございました。
また一緒に泣き笑いした1年でしたが、久しぶりにワクワク・ドキドキが止まりませんでしたね。
これからも無理せずご自分のペースで更新してくださいね。
では、来るオフシーズンも 23-24 も、COYG!
1年間お疲れ様でした!
このブログに出会えた事で、私のアーセナルライフが更に豊かになりました。
来シーズンも楽しみにしております。
COYG!
1年間おつかれさまでした!是非無理のない範囲で続けていっていただけると。
それにしてもジャカのストーリーは美しすぎますね。あそこで3点目を左足でいって外すあたりが、寧ろ記憶に残るというか。
エルネニーとの抱擁なぐっときました。ぜひこの美しいフットボールを続けて、来年はCLかけあがりましょう!COYG
このブログのエントリを見て、アーセナルを楽しみにしています。
無理のない範囲で。