あんな試合になるとはなあ。正直、思いもしなかった。前回対戦をおもえば、なんなら多少苦戦するかもくらいに思っていた。
だが、今回はホームでおもしろいようにつぎつぎとゴールが決まり、前半だけで5ゴールをぶっこむ記録的大勝。すでに大差がついていた後半は集中力をたもつのに苦労させられたものの、クリンシートもキープ成功で、フランスの強敵をなんなく撃破してしまった。まさに攻撃が爆発。地味セナルはいったいどこへ?
この結果により、われらはグループBのトップを確定させ、みごとにCLノックアウトラウンド(ラスト16)へコマを進めたのであった。めでたしめでたし。
試合を振り返っちゃいますか。
Arsenal win Champions League group with Lens rout
アルテタの試合後コメント「選手たちの自信になった」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。
アルテタ:とてもうれしい。チームのプレイが誇らしい。今日はグループを通過できるなかで、グループのトップになれるなかで、いかに競い、いかにチャンスをつかんだか。しかも、それをとても納得できるやりかたでやった。
われわれは、非常に効率的だった。スタート直後から本物の脅威があった。素晴らしいゴールを決め、ワンダフルなゴールを決めた。あれこそがCLで必要なものだ。どちらのボックスもとてもよくなければならないし、ひとつのショットを除いては相手になにもさせなかった。それもとてもポジティヴなこと。
(ハヴァーツがまたゴール)彼はどんどんよくなっている。自信がついた。彼の2ゴールは、とても重要なゴールでもある。ひとつは試合に勝たせるものだったし、今日は彼のゴールから始まった。彼の全体的な貢献は、またしてもとてもとてもよかった。
(サカのインパクト。AFCでシニアデビューから5年)まったくそのとおり。とても一貫性ある旅でもあった。彼があの年齢でやっていること、あのポジション、彼がプレイしているクラブ、彼の大きな功績だ。
(Willow FoundationのMegs Wilsonが亡くなった)彼女のご家族とBobには、われわれも最大の愛情を送る。大きな損失だ。われわれとも非常に親しいひとだった。彼女たちのしてくれた貢献は、すごいものだ。安らかにねむってほしい。
試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。
(夢にまでみた試合……)
アルテタ:夢でもこんなの見なかったよ。だが、今日はグループを通過するチャンスがあったし、グループのトップの可能性もあった。それをとても納得できるやりかたでやったのだ。とてもよいチーム相手に。
わたしが思うに、チームは開始からかなりのアグレッションと決意を見せていて、すべてのことが正しく起きていた。とくに最初の30分だ。あれが試合に勝つのにだいぶ役立った。
(クリスマスフィクスチャの到来するなかでひとつが消化試合に……)
どうだろうね。その試合までにどうなるか観てみよう。ひとまずは、お仕事完了で自分たちの望みをかなえた。
プレイする試合ではいつでも勝ちたい。ベストな準備もする。だが、そのおかげでスクワッドで誰を起用するかについては、いくらか余裕もできた。
(この結果はCLでの宣言となる勝利になった?……)
こういうふうに勝つことができたのはグレイト。しかし、われわれはこれまでもホームで一貫してあまり失点をしないこと、多くのゴールを決めることを示してきたとも思う。それは非常にポジティヴな要因だ。選手たちはそうした経験が必要だし、強い相手にだってやれると信じることができる。
あとは待とう。いったん止まって、2月に誰と対戦するかがわかる。そのときにどうなっているかだ。
(ビッグタックルをやったガブリエルのセレブレイションについて……)
あのボディラングウェッジがあるチームが、どの試合にも、どのアクションにも信念があるとき、いいことは起きるものだ。お客さんがもっとほしがるように。
彼らも祝った。チームといっしょにどのボールにも食らいついていったし、そこにコネクションがあるときは、ほんとうにパワフルになる。チームは勝ちたい、相手になにもやらせたくない。それが、自分たちがもっとよくなるために必要なメンタリティである。
(今日のような相手とロウブロックをやる相手との違いについて……)
違う種類の試合だ。わたしは(試合前)そこも非常に重要であるとゲイムステイトについて話した。そして、彼らがほかの多くのチームと違う振る舞いかたをしたのは事実。とくにわれわれのビルドアップのフェイズでは。彼らはマントゥマンでとてもアグレッシヴで、われわれは、そこをとてもとてもうまく利用した。
(あなたがこのアーセナルのチームと対戦することになったらどうする?……)
教えない。(一同笑い)
(トミヤスのパフォーマンスについて……)
彼はエクセレントだったと思う。いまはとても忙しい時期で、彼もたくさんプレイしている。いま、われわれはバックがとても足りておらず、変更を行うためにスコアを利用せざるを得なかった。彼らをすこしでも休ませて、ほかの選手に時間を与えた。
(サカが自分のゲイムにアグレッションをくわえている件……)
醜くゴールを決めるのも違うエッジだね。あのアクションに関与して、チームメイトにアドヴァンテッジを与えることは、バーンリーでもレオへのヘッダーで同じことをやっていた。そして、それは違う種類のアグレッションなのだ。この試合でもそこはよかったし、とてもポジティヴなことだった。
(この結果が選手たちに与えるのはどんな自信?……)
サカに関して、全員に関して、ガブリエル・ジェズースもそうだが、CLでは極めて素晴らしいフォームがある。今日は6人の違うスコアラーでゴールをシェアしている。それがグレイトなのは、チームにキャパシティがあるということ。カイもまたゴールし、2試合で2ゴール。選手たちの自信にとっては、とてもよかった。
(ハヴァーツが連続ゴール……)
イエス。ゴールを決めて、よいプレイもし、勝利に貢献している。それはポジティヴなこと。彼のゴールのチームメイツからの歓迎っぷりを観ただろう。観客が彼の名前をうたい、彼がやったすべてのポジティヴなアクションに反応していた。それらはすべてよきこと。そうしたことが、彼がすんごい選手だということを示している。
(この3MFsがあなたの理想的ファーストチョイス?……)
チームにはいろいろなオプションがあると思う。相手によってもそう。今日、われわれは非常に攻撃的だった。なぜなら、アレックスがバックラインに入っていたからでもある。それが必要だったのは、試合に勝つためにそういうアプローチがほしかったからなのだ。そして、最初からとても支配的になれた。チームは望みをかなえられたと思う。
(デクラン・ライスのチームへの馴染みぐあい……)
彼は今日もスーパーブだった。彼の示す一貫性、試合への理解、毎度の意思決定、そして行動。相手をブレイクするためにパスのラインを与える、彼のボールを奪い返すタイミング。彼の周囲にボールがあるときのプレイのスピード。彼はずっとよいと思う。
(RC Lensでの最初の結果からのチームのリアクション……)
敗戦から学んだものという気がした。敗けには大いに考えさせられるし、教訓になる。
彼らを称賛するよ。彼らはとてもいいチームで、とてもよくコーチされていた。困難をもたらされた。だが、今日はわれわれがとても効率的だった。
(オーデガードを外さなかったこと……)
われわれには5人サブがあり、あるエリアは数が全然足りていない。だから、われわれは誰を休ませるかは優先順位をつけねばならない。そして、彼はこの6-7週くらいで多くの時間をプレイしていなかったから、彼に様子を尋ねたところ問題ないという。セカンドハーフはちょっと苦労をしていたが、彼は大丈夫だよ。
以上
ニューカッスルの相手はPSVではなくPSG?