IB前の最後の試合。アーセナルは、エミレーツにバーンリーを迎える。
バーンリーは、現在Vincent Kompanyがマネジャーを務めており、もちろんマンシティでともに働いていたアルテタとも浅からぬ仲。PLには、アルテタのゆかりが深い人物ばかりいる。
去年チャンピオンシップからチームを昇格させた手腕は高く評価されたものの、彼もPLのマネジャーとしては、ここまでは期待したような結果は出せておらず(現在降格圏の19位)。さすがに苦しんでいるようだ。
われらが先月対戦したシェフU(Paul Heckingbottom)もそうだが、チャンピオンシップで大活躍でもPLではそう簡単にいかない。やっぱりリーグの競争力にはそうとうな差があるということなんだろう。
いっぽうのアーセナルは、ちょうどケガ人が続出しているところで、このあと2週間のブレイクを考えれば、薄いデプスでもなんとかここをしのぎたいという試合。
前回のPL試合は、あのニューカッスルだった。バウンスバックが必要だ。
試合をプレヴューしてゆこう。
アルテタの試合前コメント「VARがまともになるのに10年もかかったらハゲてしまう」
昨日行われた試合前プレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。
(直近のチームニュース……)
アルテタ:キミは何人かいると述べた。その何人かはまだわからない。彼らが試合に参加できるかどうか、24時間のチャンスを与える必要がある。だが、明日までは何もわからない。
(すでに無理だとわかっているのは?……)
ティンバーはもちろんだめ。トーマス・パーティも。エミールもたぶんアウト。あと何人かいるかもしれない。
(ブカヨはイングランドに招集されていて、前回のようにまた連れ戻すことになるかもしれない……)
そうじゃないといいのだけど。われわれは、選手たちにはクラブとナショナルチームでプレイしてほしい。Bが交代をしなければならなかったのは、かなりの痛みがあったから。彼は昨日(※木曜)はトレインしていなかった。明日の様子でどうなるかだ。
(エディは今回イングランドには呼ばれなかった……)
本当の理由はわたしも知らない。それはギャレスに訊く質問だ。わたしは、彼にとってNTに参加することがどれほど重要か知っているし、最近の招集をどれほど楽しんでいたのかも。それは、わたしにはどうすることもできない決断だ。
(トーマスの手術は彼の離脱期間に影響を与える……)
ノーだ。そうならないでほしい。彼はとてもよく回復していたが、大きなケガだった。数ヶ月でなく、数週間であってほしい。彼もそのためにワークしている。彼はサポートを必要としているし、ケガがうまく治って戻ってきてほしい。彼はチームにとってはビッグプレイヤーだから。
(AFCONには間に合う?……)
そこは第二の部分だ。できるだけ早く健康になってもらおう。チームで大きなパートを演じてほしい。彼ならそれができるとわたしは思っている。
(アーロンについてと、彼がEUROの試合で選ばれるか?……)
その件については、わたしは彼とは話してない。
(キーマッチ事案独立委員会*がニューカッスルのゴールが正しいものだったと決定した件……)*Independent Key Match Incidents Panel
あの試合のあとにはたくさんの反応があったと思う。もう前へ進むときだ。バーンリーに集中し、明日の試合について話そう。
(委員会に誰がいたか知りたい?……)
そのうちわかると思う。
(将来その委員会に入りたい?……)
可能性はあるね。人生にはどんな可能性だってある!
(ヴィンセント・コンパニについてと、バーンリーでの彼について……)
わたしは全然驚いてない。彼は現役時代もすでにコーチだったと思う。彼はリーダーであり、非常に知的なひとであり、いろいろなシナリオでもとてもうまく乗り切っていくことができた。彼はこのゲイムをとてもよく理解していた。
彼は何ヵ国語も話すし、彼がトップコーチになるだろうことはすぐにわかるはず。
もちろん、すでに彼にはとても大きなキャリアがある。彼らが去年やったことはすごかった。とくに彼らのそのやりかた。PLでは、われわれみんなに困難がある。
わたしたちにはいい思い出もあるし、彼がいまやっていることを見られてわたしはとてもうれしいね。
(今シーズン、バーンリーが活路を見出すことの難しさ……)
彼らのプレイした試合や得てきた結果を振り返れば、彼らのうちの何人かには、これまでよりも恩恵を受けるだろう。わたしは、彼らに実際にふさわしいものが、いまに反映されているとは思わない。
だが、それもこのリーグの難しさだ。ふさわしい結果が得られないことはある。なぜなら、相手のクオリティがとても高いから。
しかし、彼らが自分たちのプレイで伝えてきたもの、クラブ、どう信念をもってプレイをつづけてきたか、わたしにとってそれらは際立っている。
(マネジャーになってからふたりでなにか議論したことはある?……)
イェア、議論しているよ。彼は(コーチング)バッジに取り組んでいたとき、わたしはもうそこにいて、彼はコーチングスタッフともチームともとても親しかった。だから、わたしたちはフットボールについてよく話したものだよ。それで、彼はすぐにコーチになるだろうなとわかった。
(ふたりのフットボールスタイルの類似点について……)
試合で何を起こしたいかという点では、われわれには多くの共通点があると思う。アプローチややりかたに違いはあるだろうし、そうあってほしいけど、でもわたしは彼がやっていることはとても好きだね。
(VARの不完全さを正すのに10年はかかるという報道について……)
わからない。10年もかかったら、わたしもハゲてしまうかもね。まったく違う人生になってしまう。フットボールではなにか別の新しいルールが必要になるとか。だから、わたしにはわからない。
まずはできるところから始めようじゃないか。個人でも集団でも、このゲイムもあらゆる側面から進歩させてゆくことだ。
(セヴィーヤを倒してCLノックアウトステイジはほとんど確保できた……)
わたしはあのパフォーマンスにはとても満足した。あの勝ちかた、どれだけ相手のチャンスを限定したか。なにもやらせなかった。だが、試合はまだたくさんある。グループはとてもタイトで、われわれが望む場所へ行くためにはまだやるべきことがたくさんある。
(アプフロントで複数のケガ人が出ているなかでのレオの柔軟性について……)
彼には非常に満足だ。もちろん、彼がここに来てからほぼ一年になるので、もう彼のクオリティもチームになにをもたらすかもわかっている。そのために彼を買ったのだ。彼はいろいろなポジションをうめられる。
しかし、同時にいろいろなニーズがあり、われわれが試合のなかでなにか違うことを行いたいと考えたとき、われわれのスクワッドになかったクオリティを彼は持っている。セヴィーヤでは、彼はまたクオリティを見せてくれた。
(ハヴァーツには不当なプレッシャーがかかっている?……)
わからない。わたしが云えるのは、わたしは彼のパフォーミングにはとても満足しているということ。
もちろん、彼がゴールの前で生み出しているものの数字を観れば、そこは改善の余地はあるし、われわれも彼を改善させなければならない。しかし、ほかの多くのエリアで、彼がいまチームにもたらしているものがとても重要なのだ。
(アーロンがギャレス・サウスゲイトにアピールするチャンスを得るために移籍を望んだら……)
まず第一に、どの選手との対話にもわたしはオープンだ。われわれは選手たちからベストを引き出したいし、それをしようとしている。
われわれは、自分たちが持ちうる影響力もわかっている。とくにポジティヴになるし、ときにあまりポジティヴでなかったりもする。だが、われわれはつねに彼らを助けるために全力をつくそうとしている。
だが、これはチームスポーツであり、24人の選手たちはそれぞれの役割を果たす必要がある。8月に担っていた役割が、3月には違うものになっているかもしれない。だから決断がある、わたしの経験でも、それは全然いいものじゃなかったりする。
そして同時に、チームには満たされねばならないニーズがあり、それをやるためにも、16人とか14人の選手では無理。不可能。全員が必要で、だからアーロンにもチームのなかでとても重要な役割がある。
(ペップ・グアルディオラは、アレックス・ファーガソンやアーセン・ヴェンゲルのように多くのマネジャーたちに影響を与えている?……)
間違いなく。そして、今後もっと多くに影響を与えるだろう。さまざまな国々で。その話は、これからもっと大きくなるはず。なぜなら、彼にはクオリティがあるから。彼の情熱を注ぐキャパシティがあるし、ゲイムへの新たな視点をもたらしている。それは、とても伝染しやすく、とても強力なものだ。
(アーロンは1月のウィンドウで注目される……)
わたしからほかのクラブへメッセージはない。わたしは自分たちの選手について語れる。どれだけわたしが彼らを愛しているか、どれだけわたしがアーロンを愛しているか。わたしはアーロンにはチームにいてもらいたい。そこは間違いない。
(ガブリエル・ジェイズースのブラジル招集で彼の状態はどう評価されている?……)
われわれはつねにNTとは話をするようにしている。同じ考えを持てるように。唯一の重要なことは、選手の利益だ。そしてそのあとは、われわれがそれを確保するのなら、NTとクラブにとり何がベストかだ。われわれは、それがまったく同じものであってほしい。
(マーティンについてと、彼はトレインできている?……)
彼はまだ(時計と)競っている最中。彼は自分にできることはすべてやろうとしている。だから、どうなるか観てみよう。可能性はある。
(一度にこんなにたくさんのケガ人が出ているので、1月にはよりデプスが必要になる?……)
いくつかのケガは運が悪かったためだ。特別な選手たちが長期のケガをしてしまっている。そしてわれわれのデプスはあまりない。だから、デプスについて話すことはできるが、話さなければならないのは具体的なポジションについてだ。
間違いなく、われわれのいくつかのユニットは少し不足している。しかし、それはシーズンのチャレンジなのだ。ほかの選手がステップアップする必要があるし、チームにはそれがよきテストになる。そうしたときにわれわれがどう対応できるか、どう反応できるか。ここまではチームはうまくやっている。
以上。いや、あんたはハゲんやろ。。
未訳の会見後半部分はこちら。「ガビーとエディは世界一!」などと述べている。