こんちは。 ESLが頓挫して以降、参加する予定だった各クラブが直面している制裁やら損失やら謝罪やら、さまざまなニュースが界隈にあふれている。いまだ混乱は冷めやらぬといった感じ。 アーセナルでは、マネイジングダイレクター(CEO)のヴィナイ・ヴェンカテシャンが、昨日チームを集めてマネジャーと選手たちにあらためて謝罪。また、VVはESLに参加しなかったPLの14クラブのエグゼクティヴたちにも謝罪をしたようである。 クラブステイトメントもそうだが、アーセナルFCは、ほかの参加クラブより率先して謝罪を実行し、いちおうは誠意あるところを見せようとしている。 一方で、リヴァプールやマンUのオーナーたちがファンに対し直接謝罪のことばを述べているのに対し、AFCのオーナーであるスタン・クロンキはこれまで完全に沈黙を保ったまま。ESLの首謀者のひとりがだんまりを決め込んでいることに、ファンはさらにストレスを貯めている。#KroenkeOutのムーヴメントはますますヒートアップするばかりだ。 そんななか、ファン界隈では「ファンによるオーナーシップの議論」が盛り上がっている。 今回はそのことについて少し書きたい。
アーセナルFCがスーパーリーグからの撤退を発表 #KroenkeOut
いやあ昨日は、リアルタイムでお祭りに参加できずに大変に残念だった。今朝自分のtwitterのタイムラインを観てそう思いましたな。tweetsで埋め尽くされている。 ESL(Eueopean Super League)がおとといに発表されて以来、参加クラブの熱心なファンのあいだでは激しい批判が巻きおこっていたことはご存知とおり。 そしてそれが各所に急速に広がりをみせるなか、日本時間で昨日の深夜、PLクラブのなかで離脱を検討しているクラブがひとつあるという憶測が流れてから、その数時間後にはアーセナルを含めてすべての6つのクラブがESLからの撤退を発表。イタリアンクラブもこれに追随する動きを見せていて、これを書いているいまの時点でまだ様子を観ているのは、ユヴェントスとバルサとレアルのみという状況。 スーパーリーグ当局も一時停止を認めた。 #SuperLeague official statement ???? “We are reconsidering the appropriate steps, in order to reshape the project”. “We’re proposing a new competition, because current one isn’t working. English clubs have been forced to leave, due to outside pressure”. It’s gonna be suspended. pic.twitter.com/2GWXSVhTr4 — Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) April 20, 2021 つまりこのプロジェクトは頓挫したのだ。たった2日ともたずに。
European Super League(The Super League)発足で大騒ぎ。どうなるヨーロピアンフットボール
昨日、かねてから噂のあったヨーロッパのエリートクラブだけのコンペティション、いわゆる「European Super League(ヨーロピアンスーパーリーグ/以下ESL)」発足が発表された。 ぼくのtwitterをフォロウしているかたは、朝っぱらからRTを連発してごめんね。 公式声明はこちら。現時点でオフィシャルサイトはないようで、これのソースはプレス向けのPDFとかかもしれない。 Top European Soccer Teams Agree to Join Breakaway League 『NY Times』がブレイキングして以降、各メディアももちろん一斉にこれを報じている。 Uefa and PL condemn breakaway plan なかでも、現在参加を表明している12クラブスのうち、PLからは「ビッグ6」がすべてここに含まれており、とくに英国での関心は高い。 ヨーロピアンスーパーリーグとはなんなのか? どのような内容でどのような問題や議論があるのか? 現時点での状況をざっくりまとめたい。
【マッチレビュー】20/21EPL アーセナル vs フラム(18/Apr/2021)アンラッキー? それとも?
ホームで18位相手に1-1ドロウ。 ゆうべはふて寝して、けさ起きたらESL(Eueopean Super League)の話で界隈はもちきり。もう誰もフラム戦のことなど話題にもしていないみたいな。 あたしもすっかりレヴューを書くモチヴェイションは失っているが、記録のために。 Late Nketiah goal denies Fulham vital win
【マッチプレビュー】20/21EPL アーセナル vs フラム(18/Apr/2021)求む一貫性
ELスラヴィア・プラーグから中二日。 PLは20位シェフィールド・ユナイテッドにつづいて、18位フルハムというボトムチームスのひとつと対戦。 ELの大勝で自信をつけたチームが、ボトムチームを相手にPLでも大暴れなるか。 この試合をプレヴューしてゆこう。
【マッチレビュー】20/21UEL QF 2ndレグ スラヴィア・プラーグ vs アーセナル(15/Apr/2021)完勝とヘイルエンダーズ
アーセナルがここまで楽に試合に勝つのは、ちょっと久しぶりではないだろうか。 非常にオーガナイズされた相手に苦労する時間もあったので、この日のアーセナルがベストパフォーマンスだったとは思わないが、少なくともシーズンでもっともイージーな試合のひとつではあったはず。 つぎのラウンドへの勝ち抜けにはかならず得点が必要という状況で、最近のわれらなら、今回もどうせ苦戦するだろうと思いながら観始めたのが、早々に得点を重ねて、おもいのほか楽な展開に。この危なげなさには、試合前の予想はかなり裏切られた。 3-0と大差がついた後半はもう観ていても試合への興味を失いかけたほど。さすがにアーセナルの選手たちも、やや集中力を欠いていてるように感じたものだが、それでもさらに追加点を決める。 ラスト15分はスラヴィア・プラーグの選手たちはもうボールを追いかけることをやめてしまったようだった。77分にラカゼットが4点めを決めた時点で、彼らは勝ち抜けに5ゴールズが必要になったのだからこころが折れてもしかたあるまい。彼らは試合に敗けることに慣れていない。 ということで、終わってみれば、アーセナルの直近の課題だったゲイムマネジメントについては、課題そのものを回避してしまったようなところがある。問題が問題になる前に終わってしまった。 そして、これで今年のELはセミファイナルことラスト4へ進出。タイトルまで残り2つである。 なんかみなぎってきた。 試合を振り返ろう。書くタイミングが遅れてしまいもう明日の試合も迫っているので、ちゃちゃっと。。 Slavia Prague 0-4 Arsenal (Agg: 1-5): Gunners cruise into Europa League semi-finals
【マッチプレビュー】20/21UEL QF 2ndレグ スラヴィア・プラーグ vs アーセナル(15/Apr/2021)今シーズン最大の試合
ついにこの日がやってきた。 UEL 20-21 QFスラヴィア・プラーグのセカンドレグ。アウェイ。 ホームでのファーストレグで、インジャリタイムにアウェイゴールを喰らうという衝撃的な1-1ドロウから1週間。来シーズンのCLスポットは、ほぼELタイトルしか望みがなくなっているいま、今シーズンのアーセナルにとってここまでで最高に重要な試合となる。 アーセナルは週末にはPLシェフUにアウェイで3-0と理想的な結果を得ているものの、今回ばかりはチームにかかるプレッシャーも違う。 ただし、勝ち抜けの条件を考慮すれば、駆け引きに頭を悩ます必要がないのは好都合か。 アーセナルにとりこの試合はとにかく得点が必要。1点を奪うまでは、失点のリスクをかけても攻撃的に行く必要がある。もちろん今回の得点はわれらにとってはアウェイゴールとなるため、アドヴァンテッジもある。 相手はホームで無類の強さを見せるというチームながら、アーセナルのレヴェルのチームが実力を出して敗けていい相手ではないこともたしか。 今回も最大の敵は自分たち自身。選手たちはもちろん、アルテタはどうこの難局を乗り切ることができるか。 試合をプレヴューしてゆこう。
【マッチレビュー】20/21EPL シェフィールド・ユナイテッド vs アーセナル(11/Apr/2021)調整と工夫
結局仮眠をとったあとは、目覚ましアラームでも起きられず。少し早く起きて朝に観た。 そしてひさしぶりの快勝。アーセナルがPLでシェフUのホーム、ブラモール・レインで勝つのはじつは初めてのことだったらしい。 また、14試合クリンシーツなしもここで止めることに成功した。 つぎのELスラヴィア・プラーグのセカンドレグを前に、理想的な試合だったと云えそうだ。 今回アルテタの戦術にはいろいろな工夫が観られ、つぎの試合を見据えたテストのようでもあった。相手のクオリティも少し似たところはあったし。 多くのチャンスをつくり、きっちりフィニッシュもし、試合に勝つ。ビッグマッチを前に、やるべきことをちゃんとやり、自信を回復できたことは非常に大きかった。 たったひとつの後悔を除けば、まったくもってパーフェクトだったのだが…… 試合を振り返ろう。 Martinelli and Lacazette star in Arsenal victory
【マッチプレビュー】20/21EPL シェフィールド・ユナイテッド vs アーセナル(11/Apr/2021)圧倒的リーグ最下位チームと
PLもMD31。今回のアーセナルの対戦相手は、現在ダントツでリーグ最下位のシェフィールド・ユナイテッド。アウェイ。 ミドウィークのELスラヴィア・プラーグにホームで手痛いドロウ。その前はPLリヴァプールで頭を抱えたくなるようなシーズンワーストゲイム。2月からまだ一度もクリンシーツをキープできていないといったこともあり、いまかなり劣悪なフォームのわれらが、リーグワーストの相手にここでいかに戦うか。 もうすでにPLのトップ4フィニッシュは絶望的になっているため、CLを望むならミドウィークのELに集中せねばならないという状況で、この試合にどれほどの本気度で臨むか、チームセレクションにも注目。 試合をプレヴューしてゆこう。
エドゥとアルテタ、アーセナルFC再構築のプランのなさへの懸念 by ティム・スティルマン
3日前のArseblog、ティム・スティルマンのコラム。Project mayhem。「プロジェクト大混乱」みたいな? Project mayhem | Arseblog … an Arsenal blog これをすでに読んでいるひとは、ぼくの最近のブログエントリはこれにインスパイヤされちゃってると思ったひともいるかもしれない。 そう、最近わしはこの記事のことがなんだか頭から離れなかった。 そのうちブログに書こうと思っていたが、あまりタイミングが遅いとフレッシュさが減ってしまうので(最近のアーセナルだけじゃなく、ここ数年に渡ることについても書いているのでこの記事の賞味期限が短いとはまったく思わないが)、いまここに紹介しよう。 全文は訳さない。それはオリジナルの記事を読まれてほしい。
フォラリン・バロガンがアーセナルとの4年の新契約にサイン間近
昨日夜、Daily Mailが報じた「フォラリン・バロガンが契約締結まぎわ」というニュースを観たときには、あんな試合のあとだからってまたひどい釣り記事もあったもんだと、クールに眺めていたのだが。 その後、ゆうべは珍しく酒も飲まずに(ごめんちょっと飲んだ)ELスラヴィア・プラーグのレヴューエントリを集中して書いていて今朝まで気づかなかったのだが、オーンステインやロマーノもこれに追随。釣りじゃなかった模様。。 いま当地で報じられている件をざっくりフォロウしよう。
【マッチレビュー】20/21UEL QF 1stレグ アーセナル vs スラヴィア・プラーグ(8/Apr/2021)ホームで敗けに等しいドロウ。ELに暗雲
また世界の幸せの総量が減ってしまった。 なんという既視感のある試合。ミケルのアーセナルは、こんな試合を何度繰り返せば気が済むのだろう。某ジャーナリスト氏が云っていたように、この試合はアーセナルにとり、これまでで最大の試合だった。チームにそういう覚悟はあっただろうか。 ぼくにはこの結果が不運だとはまったく思えない。 あと数分適当にあしらっていれば勝利で終わっていたあの展開から1-1という結果は、憤懣やるかたない。だが同時に、90分を振り返ってみれば、いたってフェアな結果だというふうにも感じている。 アーセナルはかなり攻めてチャンスもつくったし、いくつかのチャンスを決めていれば、らくらく勝っていただろうことも事実だ。4-0とか5-0もふつうにありえたと思う。 だが一方で、スラヴィア・プラーグはアーセナルを十分苦しめたし、十分危険だったことも事実。正直なところ、彼我で選手クオリティの差がそれほどあるようには見えなかった。これはアーセナルが選手たちに投資している金額からすれば、驚くべきことだ。 そして、彼らのプレイはなにより勇敢だった。それはこの日のアーセナルにも最近のアーセナルにもずっと欠けているものだ。 敗けるべくして敗けた(※敗けてないが)と思えるような試合。振り返ろう。信者の苦行はつづく。徳を積むのだ。 Slavia Prague stun Arsenal with stoppage time equaliser