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チェルシー監督コンテ、EPLビッグクラブの“ステイタス”を語る。ToTはまだビッグクラブじゃない

チェルシーがToTについて語るというグーナーにとっては二重にどうでもいいBBC SPORTSの記事「アントニオ・コンテがToTのプレミアリーグタイトルへの挑戦に疑問符」であるが、読んでみるとこのブログの昨日のエントリ「ネヴィル兄弟のEPLタイトル予想にアーセナルのアの字もなく。なぜアーセナルはタイトル候補者になれないのか」と合わせて、内容がなかなか興味深かったので紹介したい。

この話の前段として、スパーズのチェアマンだというなんとかという人が、今回スパーズが移籍市場で積極的に動いていないことを批判されて「昨今のEPLの移籍市場には持続可能性がない」と返したという件がある。

Antonio Conte questions Tottenham’s Premier League title ambitions

コンテ:(今夏の移籍市場は)たしかに難しいとは思う。

でもね。スパーズがタイトルを勝てなくても悲劇じゃない。もしチャンピオンズ出場権を逃したって悲劇じゃない。チャンピオンズのファーストラウンドで敗退してもまだ悲劇じゃない。ヨーロッパリーグでヘント(Gent)に敗れたからって、それもべつに悲劇じゃない。

チェルシー、アーセナル、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、あとまあわかんないけどリヴァプール? これらのクラブにとってはそれがすべて悲劇になるんだ。いってる意味わかってもらえるよね。これはクラブのステイタス(社会的地位)の問題なんだ

どのチームも自分たちの求めているものが何なのか理解する必要があるよ。もし彼らの野心がリーグタイトルだったりチャンピオンズ・リーグだったりするなら、高額な選手だって買わなければならない。でなければ、現状維持を続けるだけさ。単純な話だろう?

わたしの疑問は、「トッテナムの目標」は何かってことさ。

(※チェルシーが3人の選手に130Mポンド費やしている間、ToTはここまでカイル・ウォーカーをシティに売却しただけで、ひとりの選手も獲得していない。ToTチェアマン「我々にはクラブをきちんと運営する責任がある」)

コンテ:ぶっちゃけウォーカーは狙ってたんだけどね。思うに、いまどの選手も高騰している。

もしトッテナムがいまいるすべての選手をキープできるならとてもいいスコッドだ。わたしにとってハリー・ケインはいま世界で一番いいストライカーだね。

もしわたしが一人ストライカーを獲らなければいけないというなら、ケインにいくよ。彼は完成されているしね。フィジカルが強く、ボールを持っても持たなくてもいい。空中戦も強く右も左も問題ない。

でもいまケインが売りに出されるなら最低でも100Mポンドはいくだろう。

以上。後半いらなかったな。

 

要するに「ToTはビッグクラブとはいえない」という身も蓋もない話で、ToTのサポーターからの反発は必至であろう。来季のToTとチェルシーのロンドン・ダービーも観ものである(たぶん観ない)。

 

まあしかし、このおっさんはなんだかんだいろいろわかっているなあと思う。高騰する移籍市場が好きか嫌いか、受け入れられるかどうかという以前に、強くなりたければお金を遣うしかないという。シンプルかつ正論である。

 

現在のToTの状況は、現実に目を背けて手に入れることができないものをまるで最初からほしくなかったと主張するような、数年前のアーセナルを見ているような既視感を覚える。しかしかつて同じように高騰する移籍市場を批判したヴェンゲルも、いまではマンチェスターの両クラブやチェルシーに劣らない資金競争力を見せ「われわれは財政的に強者である」と豪語するほどである。熱狂するマーケットでひとりだけ達観した賢者を気取ったところで、結局勝たなければ何の意味もないのだ。プロなのだからね。

 

このどうでもいい記事の結論としては、コンテはアーセナルをEPLのビッグクラブのひとつだと、タイトル候補者だと捉えていると、そういうことである。

 

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