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Arsenal, EPL, Transfer

クラブへの期待度=監督の能力+クラブの熱意(+戦力)

巡回しているメディアで、新シーズンのプレミアリーグ予想を見かけるような時期になってきたので、まとめてみたのだけど、

【まとめ】フットボールメディア、解説者たちのEPL17-18順位予想(※随時追記)

アーセナルの評価が著しく低く、外野が騒いでいるだけさと思いながらも、さすがに落ち込んだ。どのパンディットもメディアも、アーセナルが6位以降に落ちるという予想こそなかったものの、トップ6のうち概ね最低評価といったところだ。

降格候補から一転優勝したレスターの例もあるし、事前の予想など別にどうってこたないのはわかっているが、うすうす考えていたことを声高に指摘されたような気がしてすこぶる気分が悪い。

監督の能力

これ、単純にまったく同じクラブ同じスコッドで率いる監督だけで評価したとしても、順位は大して変わらないんじゃないだろうか。つまり、順位予想において監督という要素がほかの要素に比べて非常に大きいような気がしている。

優勝:グアルディオラ

2位:コンテ

3位:モウリーニョ

4位:ポッチェティーノ

5位:クロップ

6位:ヴェンゲル

いまのアーセナルのチームのままでグアルディオラが監督だったらと想像すると、予想順位はもっと上がったんじゃないだろうか。彼らのコメントを見てもグアルディオラはまるで「賢者」扱いで、彼の能力を疑うようなコメントは一切見なかった。ほんとにそうなんかね。個人的にはグアルディオラは過大評価だと毎度思うのだけど。

それにしても、純粋に現在の監督の能力だけでランクするなら、もしかしたらヴェンゲル監督はトップ6はおろかクーマンあたりには抜かれるのかもしれない。

でも悔しいことに納得なんだな。多くのアーセナルファンも納得かもしれない。戦術・戦略に乏しい、同じ失敗を何度も繰り返すなど相変わらず批判は多く、そしてそれを「根本的に」改善する気があるようにも見えない。

監督を番付するにあたり別に確たる指標があるわけではないが(純粋に監督の能力だけを測るなら全く同一の環境におく必要があるがそれは不可能だ)、リーグ順位が試験結果だとするなら、昨シーズンの順位はいかにも順当なものだったように思われる。モウリーニョは秀才が訳あって一夜漬けに失敗したという感じ。

ヴェンゲルは年齢的にもここに居並ぶ監督たちと比べてだいたい20は上ということで、もはや彼らの親世代といってもいいくらい年が離れている。たしかに年齢で能力が決まるわけではない。しかしヴェンゲルのやり方を見ていた目で新しく台頭してきた監督たちを見ると、残念ながらわれわれのボスがチームをタイトルに導いてくれるような監督であるとも到底思えない。ファンだけじゃなくて、選手にすらそう思われているのかもしれない。チームを離れたいというサンチェスやチェンボを見ているとそう思う。



 

クラブの熱意

この時期の順位予想でもうひとつ大きな要素は、選手補強だろう。マンシティの下馬評が高く、昨季優勝クラブのチェルシーの評価が相対的に低いのは、今回移籍市場で補強がうまくいってないからだ。ルカクをマンUに横取りされたのがケチのつきはじめかもしれない。コンテは不満を露わにしているくらいだ。逆にマンシティはこの夏はとにかく積極的に動いているという印象がある。実際にフルバック2人だけで100Mポンドと金も存分に遣っている。マンUも遣っている。アーセナルは本当に彼らに対抗できないんだろうか?

選手獲得だけではないが、そのクラブが将来どうなりたいかというヴィジョンタイトルへの熱意といったものはやはりその投資の量に現れる。

本来アーセナルはクラブの規模からいえば、レアル・マドリー、バルセロナ、バイエルン、マンUあたりと同程度の目標を持っていなければならない。これらのクラブの目標はリーグ優勝はもちろん、ヨーロッパ制覇である。それを現実的な目標としているし実際実現している。

アーセナルFCの資産価値にふさわしい結果とは

一方アーセナルはどうかといえば、本気でUCLで優勝できる/しようとは経営者、選手やスタッフ、クラブ関係者全員誰も信じていない/考えていないんじゃないだろうか。目指すのはせいぜいがリーグ優勝だが、それすらも本気かどうかは怪しい。

PSGのようになりふり構わず大金をぶっこむようなやり方は間違っているのか。ロナウドやベイルをなぜ狙わないのか。なぜメッシを獲らないのか。なぜエンバッペを諦めるのか。なぜファン・ダイクに行かないのか。コスタに行かないのか。なぜ1年前にサンチェスの頬を札束で引っぱたかなかったのか。

例えば5年後には絶対にチャンピオンズを獲るという目標があるビッグクラブが、こんなところで足踏みしていていいわけがない。いまはまだPSGやマンシティはそのレベルにはないが、そうなりたいという強烈な意志や熱意、ビジョンを感じる。アーセナルには未来のビジョンがないのだ。だからヴェンゲルが続投したし、志が高く優秀な選手ほど逃げたくなるのだ。

 

おわり

ということで、既存戦力は意外にも評価要素としては重要度が低いのかなあと思った次第である。

アーセナルに関していえば、サンチェス問題も大きいかなと。彼がもし忠誠心マックスでやる気まんまん、おれが絶対にアーセナルを優勝させてやるくらいのスタンスだったなら、新シーズンの印象もかなり違っただろう。それくらいの影響力はある。現実はおれ辞めたいんですけど……って正反対のスタンスだから泣けてくる。いまだにサンチェスは移籍市場が閉まる前に売られると思っているパンディットもけっこういるみたいだし、その辺の不安定さは確実に下馬評にあらわれているだろう。

まあ、とはいえ、新シーズンのアーセナルは何だかんだいうほど悪くないと思う。どうだろう。

レマール来るならサンチェス売ろう。80MでPSGに。それでみんな幸せになれる。

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