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Arsenal, Tactics, Wenger

決して譲れないぜこの美学。ザ・ベスト・オブ・ヴェンゲルボール

15分短いわあ。150分は観たい。

いまとなってはヴェンゲルさんがアーセナルに残した最高の遺産のひとつといえるのかもしれない。それがヴェンゲルボール。(詳しくは当ブログの過去エントリもどうぞ)

Wengerballコンピレーション。YouTube動画。そのうち消えるのかも。



美しい。

もちろんアーセナルのファンなんだから、ひいきのチームが得点するのがうれしいのは決まってる。

でもそんなことよりも、ここにはもっとこうフットボールという枠すらを超えるような、チームスポーツが持つ圧倒的な「快」がある。

そんな普遍的で根源的な喜びや魅力に立ち会っている思いがする。「ヴェンゲルボール」を見ると。

何人ものプレイヤーがボールをどんどん追い越していくスピード感。

敵を一瞬で混乱に陥れるアイディア。

電撃的なインスピレーション。

練習の延長みたいな曲芸的パス交換を実現する技術。

即興演奏に感応しあうセンスとセンス。

リスクを最小限にした、お互いにひたすら注意深く、ひたすら相手の長所を消すことを目指すような戦いとは一線を画すプレイ。

(守備を犠牲にしてまで)かたくななまでに攻撃フットボールを標榜し、あえてハイリスクに挑んでいくことをヴェンゲルさんは目指していた。

それが彼のいう「スタイル」だったと思う。

リスキーなわりに見返りが少ないのが最大の難点だったが(笑い)、世界中のたくさんの人をアーセナルのファンにしただろうし、フットボールファンにもしたはずである。

アーセンズ・アーセナルのファンでいることはいつも最高ではなかったけれど、どんなクラブのファンにも負けない最高の快楽も同時に味わったと思う。

 

以上。

(なにこのポエム……)



※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

2 Comments on “決して譲れないぜこの美学。ザ・ベスト・オブ・ヴェンゲルボール

  1. パス&ゴーを極限まで狭めたエリアで繰り返すプレーの数々が懐かしく感じます
    ラカゼットが成長して、低いラインにリトルモーツァルトのような選手が現れることを楽しみにしています

    1. どもども。

      リトルモーツァルトの再来。イウォビでもいいですか?

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