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【マッチレビュー】18/19EPL アーセナル vs リヴァプール(3/Nov/2018)転換を象徴するポジティヴなドロー【マッチスタッツとコメント集】

どうも語りたいことが多すぎてブログを書けない問題。また起きてしまった。

昨日はうだうだ考えたあげく、もう一度90分見直したよね(笑い)。

土曜のエミレイツにリヴァプールを迎えたプレミアリーグの一戦は、アーセナルが終盤に追いつき結果はドロー。アーセナルのファンにとっては近年まれに見る好ゲームだった。

Arsenal 1-1 Liverpool: Alexandre Lacazette saves point for Gunners

もちろん現在の13試合無敗のフォーム(W11 D2)のなかでは、何度かベストゲームといえるような試合をやっているが、この試合はそれらとはちょっと意味が違う。

現在ヨーロッパでも最強の部類に入るリヴァプール(CBやGKに法外な金をかけてPLでタイトルを争っててCLでファイナルに行くようなチームなんだから最強クラスに決まってる)を相手に、一歩も引かず、まさにエメリがいうところの「自分たちのスタイル」で互角以上の戦いを繰り広げたこと。

多分に戦術的、モダンなチーム同士の戦いでエメリは自分の価値を証明した。

選手たちも全員が自信に満ちあふれたプレイを見せ、誰かひとりのスターが生まれるというようなフットボールとは一線を画すクオリティの高いチームパフォーマンスだった。

そしてもちろん、ホームステディアムのサポーター。エメリがこの試合で何度も何度も両手を挙げてステディアムをあおるシーンがカメラに抜かれていたが、彼が会見などでしきりにサポーターとの一体感について言及する意味がわかった気がした。

頭脳と技術と気持ちがレッド&ホワイトに包まれ三位一体となったアーセナルはもう以前のアーセナルではなかった。

結果だけ見れば単なる引き分け試合のひとつに過ぎないかもしれない。が、この試合を見たアーセナルファンの誰もがこう感じたはずだ。ついに新しい時代が幕を開けたと……。エメリが書く歴史を目撃……。

なんかポエムみたいになってきた(笑い)。でもさあ! それくらい強かったんだよ!!! おれのアーセナルは!!!(涙)

おっと取り乱した。ひとまずレヴューの前半からいこう。試合について突っ込んだところに触れる後半は追ってアップします。



アーセナルのファースト11

今回はリヴァプールの11も確認したいのでフースコより。

アーセナルはフルバックにベレリンとコラシナツが戻って、思いのほかベストなチームに。

対して、リヴァプールは2試合つづけて使っていたというシャキリを下げミルナーでスタート。

このグラフィックにはレイティングもあるが、ミルナーがMOTMなど試合を見た印象とは違うものになっている。

ちなみにPL公式とBBC Sportsはトレイラ、Sky Sportsはファン・ダイクがそれぞれMOTM。

マッチスタッツ

ポゼッションはアーセナルが62%。それ以外はほぼ互角。

なお、リヴァプールは明らかに中盤を経由しないロングボールを多用していたので、ポゼッションが劣るのも道理である。

そしてアーセナルは逆にロングボールもオプションとして使いながら、基本はボールを持つことで優位を保とうとしていた。

Caley Graphics氏のツイートによると、独自に算出したxGでは2-2あたりが妥当な結果だったろうとのこと。

ボスの試合後のみことば

グッドイーヴニンの発音がよくなってる~?!

 

(ドローは妥当……)

エメリ:さあね。チームのパフォーマンスには満足している。今日は90分間ポジティヴにバランスが取れていて、試合をコントロールした。しかし彼らにチャンスをつくらせないようにするのはとても難しい。試合のなかでは少しのラッキーも必要だった。それが1-1がいい結果だといえる理由だ。1-0にされてからどのようにプレイしたか。そして50%のハッピーだという理由でもある。90分のなかで負ける時間もあったかもしれないが、バランスを取ることについてはうまくやった。

(お客さんについて……)

リヴァプールの特徴のひとつはインテンシティで、ビッグプレイヤーたちもいる。だからわれわれにはいいテストだった。もっと望みたい。取り組みや戦術においてもっとだ。しかしわたしたちが望んでいたスピリットと雰囲気はとてもよかった。サポーターは90分プッシュしてくれた。今日は彼らにとってもわたしたちにとってもとてもいいスペクタクルだった。

(成長を信じる……)

思うに発展していくには時間がかかる。長い時間だ。フットボールでは長い時間を望むことも難しいが、それが必要だ。シティ、チェルシー、今日のリヴァプールなんかがいい例で、パフォーマンスを出すことと、違う試合を戦っていくこと。この3試合について、今日はより競争力を持てた試合だと思う。

(イウォビのインパクト……)

どの選手も必要だし、彼が持つキャラクターも重要だ。イウォビは試合のなかで高いインパクトを残せる。思うに、彼は右でスタートして、左に移動してよくなっていった。彼は得点のときなんかにもインパクトを残した。彼のエナジーとクオリティは重要だ。でも彼はまだまだうまくなれる。チェルシーで得点したし、たくさんの試合にも出ている。わたしは彼にボックスの近くでプレイしてほしいしもっと得点がほしい。彼ならできると思っている。彼は若いし成長中だが、彼ならもっとできるのでわたしはかなり期待している。

(トップチームと戦える……)

第一に、プレミアリーグはわたしたちにとってもっとも優先するコンペティションだ。なぜならシーズンの多くを占めるのだから。38試合だ。シティ、チェルシー、リヴァプールと戦うときにはとても重要だ。もし勝てればなおいい。しかしたくさん重要な試合があるのは、3ポインツは相手がリヴァプールでもクリスタル・パレスでも同じだからだ。今日はひとつのテスト、あるチーム相手にどう対応するか。シティのあと、チェルシーのあと、もしかしたら今日も自分たちの本来のパフォーマンスに近づいていた。しかし、わたしたちはどの試合も重要で、つぎのウォルヴァーハンプトンも同じだ。またべつの重要な試合だ。

(ヨーロピアン・スーパー・リーグ……)

詳しくは知らないんだ。もっとたくさんの時間をかけるフットボール界全体の大きな議論なんじゃないかな。何がベストなコンペティションなのかってこと。大きな議論にはもっと知識が必要だと思う。

(レイトゴールとスコアラーたち……)

われわれにはオバメヤンやラカゼットといったたくさん得点できるトップストライカーがいる。このスタッツは重要だ。この得点、ラカにもわれわれにも重要だ。得点のためにチャンスをつくりつづけることが重要だ。今日はたくさんのチャンスがあったと思う。このやり方をつづけてチャンスをつくっていくことが大事だと思う。

「3ポインツはどの試合でも同じ」。至言である。まさにプロジェクト84……

ラカゼットとイウォビのヒーローインタヴュー

あ、勝ったわけじゃないからヒーローじゃないのか。。

BT Sportの埋め込み動画はおま国でいつも見れないと思っていたけどインタヴューなら問題ないみたい。

(試合について……)

ラカゼット:1ポイントはどっちのチームにとっても十分じゃないかな。いい試合だったよ。たくさん走った。みんな楽しんでくれたと思う。

イウォビ:実際難しい試合だったし、難しい試合になることは事前にみんなわかってた。どちらもアタッキングチームでドローはフェアな結果かなと。

(アーセナルの進化の兆し……)

ラカゼット:そうだね。だって最初のビッグゲイムに負けてるから。でも13試合やってきたことをやれるなら結果が出るとはわかってたよ。今日はリーグのトップチームとも戦えるクオリティがあるってことを見せたと思う。

(早い試合展開……)

ラカゼット:うん。ファーストハーフはちょっとキツかった。でもセカンドハーフによくなっていって、もしかしたらもっとフィジカルだったかも。よかったよ。

(アーセナルは今シーズン、タフなチームになったのか……)

イウォビ:そうだね。どの選手もワークとインテンシティが大きくシフトしてることがわかると思う。コーチの要求が多いこともわかるだろうし、試合だけでなくトレイニングでもね。そしてなにより結果が示しているよ。

(エメリが何を変えたのか。フルーツジュースを禁じられたとか……)

イウォビ:(笑い)ジュース禁止のことは読んでるけど、朝には飲んでるし、ジュースだって用意されてる。そこまで厳しくはないよ。。

ジュースの件、引っ張るなあ(笑い)。しかし、それにしても最近イウォビがかっこよく見えてきたわ。前はいたずら好きのやんちゃ小坊主だと思っていたのに。

レノのコメント

ミルナーのゴールで、レノがなんかやらかしたみたいにいわれてるけど、ありゃしょうがないだろ。レノの3倍高いアリソンだってあんなふうにやらかすんだから。

(ドローに満足してる……)

レノ:ちょっとだけね。もっとチャンスがあったと思うんだ。ぼくらもとてもうまくやったし、勝つに値した。いずれにせよぼくらのプレイはとてもよかった。

(リヴァプールのゴール……)

クロスだったんだ。ぼくにはちょっとアンラッキーに思えた。だって(ディクレフトで)ボールが真ん中に行ってしまってミルナーが得点した。しかしチームのリアクションはパーフェクトだったね。2、3分後にはもうつぎの得点チャンスがあった。それがこのチームのキャラクターだ。

(チームのアプローチ……)

マネージャーは新しいフィロソフィを持っている。多くのことが変わった。アーセン・ヴェンゲルは長くここにいたからね。ぼくらに時間が必要なのは明らかだけど、今日みてもらったように、選手たちの動きや自信はいつもずっとよくなりつづけている。今日はビッグクラブ、ビッグプレイヤーを相手に試合をコントロールした。これをつづけていくつもりだ。

(今シーズンの目標……)

トロフィとチャンピオンズリーグの出場権。

ホールディングのコメント

(試合について……)

ホールディング:早いペイスで進んで、彼らのことだし、自分たちが今シーズンプレイしているやり方もあるから、こういう試合になるだろうことはわかっていたんだ。ボールに食らいついて、ペイスで破っていく。ファンにとっては、エンド・トゥ・エンドで楽しかっただろうね。そしてぼくらはドローをつかんだ。もっといい結果が出たかもしれないけど。もし負けていたとしたらかなりアンラッキーだったはず。ドローでもまあいいけど、つぎは3ポイントを取るよ。

(ファンのポジティヴな反応……)

そうだね。まったくだ。今日のファンはファンタスティックだった。ぼくらがゴールに向かうときはすぐ後ろから応援をくれたし、後押ししてくれた。それには勇気づけられた。もしみんなが一緒なら、限界はない。プッシュしていくよ。

(リヴァプールのレヴェルに追いついたと感じるか……)

激しい競争のあるリーグだ。チェルシー、シティ、リヴァプールはどれもフライング・スタートしていて、ぼくらはいまそれを追っている。だからぼくらはただポイントを重ねていって、そうしたら何が起こるかなんて誰にもわからない。

(ファイティングスピリットと一体感……)

とてもいいチームケミストリー、ウイニングメンタリティがある。ぼくらはいま負けていないし、最後まで戦いつづけるよ。ネヴァーギヴァップ、戦いつづけて自分たちにふさわしいものを得るんだ。

充実してるなあ。自信をつけてる感じがすごくする。マルディーニにもなっちゃうよね。

クロップのコメント

まあ聞いといてやるか。

クロップ:1ポイントもいい結果だ。ウナイ・エメリだって同じことをいうだろう。でもわれわれには明らかにチャンスがあった。アーセナルが追いかけることになって、彼らはピッチにすべてを投げ出してきた。それはすごくクールで、われわれのチームはわたしが望むようにコンパクトになれなかったよ。

こちらの中盤の労働者たち、わたしは彼らに頼りすぎてしまった。そして一瞬のスキにアレックス・イウォビにゴールにつながるパスを出させてしまった。

クールってかっこいいって意味かな? 独特な表現をするひとだ。

ミルナーのコメント

リヴァプールのファンだったらがっかりというのはわかる。でもおれはアーセナルのファンである。メシウマということでミルナーのコメントも。

ミルナー:まじがっかり。まあそれもいいことだとは思えるけど。アーセナルとのアウェイだったんだから。

セカンドハーフに1-0にして勝てない。がっかりだ。

ぼくらがつくったチャンスからすればもう何点か入れるべきだった。

チャンスをつくったことは喜ばしい。けど、もっと情け容赦なくしなきゃだったし、試合に勝ちたいという思いが強すぎてプレッシャーになってしまったのかも。

そっかそっかー。お気の毒だねえ。

そういやリヴァプールにはもっとワイズメンがいた。

マネのコメント

オフサイドでゴールが取り下げられるという不運。でも腐ったりはしない。

マネ:そのシーンは観てないし、ぶっちゃけ興味ない。もし思い出せるならぼくがゴールしたシーズン始めのウエストハム戦を思い出してほしい。ぼくはオフサイドだったけど、ゴールは認められたんだ。

だから、今回ぼくがオンサイドだったのにゴールじゃなかったとしてもそれは受け入れなきゃならない。オフィシャルだって人間だよ。ときには間違える。ぼくはいい試合だったと思うよ。難しかったけど。

みんながっかりしてるよ。だって勝てるチャンスはあったから。

前半苦しんだのはときどきプレッシングが足りなくて、パス回しを楽にさせてしまった。もっと一体でプレイしないとね。

顔真っ赤のリヴァプールのサポーターの皆さんに冷水をぶっかける冷静なトーク。クールだなあ。

レヴュー前半は以上。

後半はもっと試合内容について語りたい。



6 Comments on “【マッチレビュー】18/19EPL アーセナル vs リヴァプール(3/Nov/2018)転換を象徴するポジティヴなドロー【マッチスタッツとコメント集】

  1. 近年稀に見るナイスゲーム、純粋に素晴らしい試合。
    欧州最強クラス相手に内容も良く引き分けなので結果としてもGOOD。
    前半も良かったし、ビルドアップも改善が見られた。
    レノは思ったより良い選手でまだ伸び代を感じる。
    ホールディングは、本当に安定感が増してCBの序列一位だと思う。
    コラシナツは、怪我明けの割にコンディション良く、ナチョにはない良さがあるので、今後も期待したい。
    トレイラは本当に凄い、あの守備力だけでなく最近は攻撃面でも効果的なプレーが増えているし、マケレレ級。
    エジルはしっかりプレスに走りながらも、要所でらしいプレーが見られたので凄く良かった。
    ラカとオバはこの調子でコンディション・連携を上げてほしい。
    コンディションが上がりきらないムヒタリアンと試合に入りきれなかったラムジー以外は総じて良かったと思う。
    相変わらず、エメリの交代は当たる。
    何より選手の充実した顔が最高。
    以上、個人的雑感でした。

    1. 全部同意っす。まあでもあそこまでやったら勝ちたかったけどなあ!!

  2. 1990-91からアーセナルを見続け、2014-15にヴェンゲルが辞めるまでは見ないと決め、4シーズンぶりに見始めましたが、選手はもちろん戦い方がガラッと変わっていてビックリです。
    ヴェンゲルのスマートで上品なサッカーにはウンザリだったので、グラハムが解任される前のガツガツしてた感じが蘇ってきたようで、なんだかうれしくなりました。
    ただ、レッズがこんな強いチームになってたことの方が驚きましたが。ジェラードからのサイドチェンジ起点のサッカーではなくなってたのね・・・。

    1. 90/91から観てるって日本の方ですか? 当時は中継もなかったでしょうし日本在住じゃないですよね。。

      ぼくも子どものころサッカークラブに入ってる友だちなんかは部屋にでかいミランのフラッグとか貼って、プラティニだファンバステンだって騒いでましたけど、あの頃テレビで試合観る機会なんてなかったはずだよなあと思ったり。「三菱ダイヤモンド・サッカー」とか観てたのかな。

      1. はい、日本人です。笑
        おっしゃるとおり中継なんてなくて留学中の友達などからビデオテープを送ってもらったりで、生で見たことなんて一度もなかったですし、全試合を見れたシーズンなんてありませんでした。海外の雑誌を定期購読したりしてなんらかの情報を得ていた、90年代はちょっとしたファン程度です。
        ちょうどレッズ戦のマイケル・トーマスの劇的ゴールを見たのがファンになるきっかけだったと記憶してます。
        ダイヤモンドサッカーも録画して見てましたよ。

        1. ヴェンゲル以前からのガナーズファンって日本ではめちゃ少数派なのでは。いまの拡がりを考えると1%に満たないとかそういうレベルかも。

          しょうもないブログですがよかったらまた読んでください。

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