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アレグリ、アルテタが本命か。ウナイ・エメリ後任候補のいいところと悪いところ

「木曜のELフランクファートはウナイ・エメリが率いる」

こんな情報でざわつくほどには、エメリの解任を間近と見ているアーセナルファン界隈。BBC Sportsの「PLのサック・レイス」特集記事でも、エヴァートンのマルコ・シルヴァ、WHUのマニュエル・ペレグリーニとともに解任間近の本命と見られていたりと、日増しにエメリ解任に関する話題が増えている。「AWは20years、ウナイ・エメリは20monthsもたなさそう」とはなかなかうまい小見出しだった。

それにともなって、アーセナル界隈でも後任マネージャーについての話題がここ数日でめっきり増えているが、r/Gunnersに興味深いサブが立っていた。

Next Arsenal Manager Odds – Please post your Pros and Cons of each candidate from r/Gunners

エメリの後任候補たちについて、いいところと悪いところを挙げてみようぜという呼びかけ。昨日サブが立ってから15時間で269コメントとホットなサブとなっている。

内容は大変に興味深く、後任マネージャー候補の評価まとめの意味も含めてここで紹介してみよう。



エメリ後任マネージャー候補たちの良いところと悪いところ

以下、不確かな情報もあるかもしれないと断りも入っているが、トップコメント(Sixaxis_)より。※なおマネージャーとしての経歴はこちらで追加した。

マッシミリアーノ・アレグリ

<良いところ>

ユヴェントスで3シーズン連続の国内トレブルを取り、2回CLファイナルまで到達。CLでセミファイナルにたどり着けなかったことは10年以上ない。戦術的柔軟性も高い評価。

<悪いところ>

自分の意見だが、エメリに近いものがある。ことば(英語)ができず、アイディアを浸透させるのに苦労するかもしれない。ACミランではかなり悪いときがあり、シーズン中に解任されている。2018年にアーセナルのオファーを断ったのは、移籍ウィンドウで補強費を約束されなかったからだろう。

<マネージャー歴>

Wikipediaより。以下すべて同。

※現在はフリー。

ミケル・アルテタ

<良いところ>

ヴェンゲル、グアルディオラ、ポッチェティーノらから高い評価。現在は世界最高のマネージャーのひとりの下でアシスタントマネージャー。

<悪いところ>

完全に未知数。リザーヴサイドすら率いたことがない。

<マネージャー歴>

※なし

マウリシオ・ポッチェティーノ

<良いところ>

スパーズで劇的に期待以上の結果。トップ4を4シーズン連続、CLファイナルに達し、それ以外にも何度かタイトル争いに加わる。個人的にもおすすめ。

<悪いところ>

プレッシャーに弱い(bottling)という評価がある。いずれにせよもっと魅力的なオファーがあるだろう(バイエン、レアル、ユナイテッド)

<マネージャー歴>

※現在はフリー

スティーヴン・ジェラード

<良いところ>

レンジャーズではかなりうまくやっているようだ。PLレジェンドで、ただちにドレッシングルームでのリスペクトを受けるだろう。

<悪いところ>

徹頭徹尾リヴァプールマンだ。エメリの後任候補になるのかも疑わしい。クロップの契約が切れたときに後任をやる噂はある。

<マネージャー歴>

パトリック・ヴィエラ

<良いところ>

PL時代でのもっともグレイトなキャプテンのひとり。アーセナルがおかしくなったのは間違いなく彼が去ってから。チームを刺激する権威のプレゼンスがある。

<悪いところ>

ここまでのマネージャー歴はスペクタキュラーではない。ニースでの彼の仕事はちゃんとしているが、並外れたというには程遠い。

<マネージャー歴>

ブレンダン・ロジャース

<良いところ>

レスターを恐ろしいまでの攻撃チームに変えた。選手のベストを引き出す(ロジャースとピュールでのヴァーディの得点記録を見よ)。セルティックでもすごかったし、前評判をものともせずスウォンジーをPLに連れて行った。

<悪いところ>

リヴァプール時代。2014年にはタイトルを放棄してしまった。そこからは2015終盤の解任まで着実にクラブは低迷していった。それにリクルートについてもまったく疑わしい。もっともそれはエミレーツではラウルとエドゥがいるので緩和されるだろうが。

<マネージャー歴>

エディ・ハウ

<良いところ>

ボーンマスでの仕事は正直信じられないくらい。イングリッシュフットボールの4部からチームをてっぺんまで連れていき、まだそこにいる。自分の意見では、最近のフットボールの歴史のなかではもっとも過小評価されたひとり。

<悪いところ>

ボーンマスとアーセナルでは周囲からの期待とクオリティにはかなり大きな差がある。それが大きなリスクになる。彼のボーンマス以外でのマネージャー歴は2012年のバーンリーしかない。記憶がたしかならつまらないチームだった。

<マネージャー歴>

フレディ・リュングベリ

<良いところ>

すでにクラブのなかにいる。U-23では比較的いい仕事をしていた。ファーストチーム選手たちには気に入られそう。

<悪いところ>

トップレヴェルのチームを率いた経験がない。エメリのアシスタントではたくさん学べたかは疑問がある。

<マネージャー歴>

※なし

ラファエル・ベニーテス

<良いところ>

ニューカッスルではうまくやった。リヴァプールではリーグタイトル以外はすべて勝った。記憶がたしかならヴァレンシアでもナポリでもいいときを過ごした。

<悪いところ>

リーグタイトル以外リヴァプールですべて勝ち取ったこと。いくつかのひどい移籍取引のおかげでとてもプアな状態でクラブを去った。またインテルとレアル・マドリッドでもそう。どちらも半年以内に解任されている。個人的な意見としては少し過大評価。

<マネージャー歴>

ディエゴ・シメオネ

<良いところ>

アトレチコ・マドリッドをヨーロッパの有力者にした。2014年にリーガを取ってマドリッド・バルセロナの独占状態を終わらせた。ELを何度か取って、2回CLファイナルまで行っている。ぼくのもうひとりのおすすめ。

<悪いところ>

とても守備的なフットボールをやる。ファンを怒らせるかも。それにとても忠誠心があるので、彼がアトレチコを去るとは考えにくい。とくにシーズン中には。

<マネージャー歴>

このコメントはかなりUpVoteを集めているので、多くのひとが見立てに賛同している。

このコメントに対する反応その他

  • シメオネの18/19シーズンのサラリーは€41M
  • アレグリに通訳はいらないと思う。彼が叫んでいることはみんなが理解できる
  • エディ・ハウに賛成。悪い部分も同意できるがバーンリーはキャリアの最初と考えれば受け入れられる
  • エディ・ハウ。英語話者。コミュニケイション。PL経験者。攻撃&ポゼッションベイスでプレイ。若い選手を育てる
  • みんなシメオネを守備的だというが、そうではなくプラグマティックだというだけ。ビッグゲイムしか見ないからそう思うだけで、ほかの試合では攻撃フットボールをやってる
  • そもそもジェラードが3番めだとかこのリスト自体がおかしい
  • トップに戻る夢を見るより先にアイデンティティを取り戻すべき。アルテタで

14 Comments on “アレグリ、アルテタが本命か。ウナイ・エメリ後任候補のいいところと悪いところ

  1. Chanさんのこのポストを読んで、エメリ続投派に心を決めました。
    エメリ政権のまま、リュングベリに指揮権を移行していって、来季から正式にリュングベリ体制へ。
    途中解任でリュングベリになっても、来季からアッレグリに替えても、エメリと同じことがおきる蓋然性が高いですし。
    (そもそも途中解任を許すと、選手がなかなか監督のいうことを聞かなくなるんですよね。)

  2. 短期的にはリュングベリ、長期的にはアルテタかなあ。僕は。

    プレッシングが進歩して、今はハイプレス+堅守速攻が天下をとってる感がある。
    しかし、そもそも高い位置まで繋げなければハイプレスも意味がないわけで、何らかの方法で前まで繋ぐ必要があると思う。(エメリはその手前で沈没してるが)

    リバプールのように両SBが超絶なロングパサー+10番を兼任できるCF(フィルミーノ)という手もあるし、
    シティのようにパス&ムーブで運んだ上でハイプレスを採用する、改良型ポゼッションサッカーもある。
    僕は今のアーセナルの選手の特性を殺さないのは後者だと思う。

  3. 適任はロジャーズでしょう。
    攻撃のアイデンティティを持ってるし、若手を使うのもの躊躇しない。
    まぁ、来てくれないだろうけど。

  4. もうエメリじゃなきゃ誰でも良いです。
    内容がおもしろくないサッカーはアーセナルらしくないです。
    順位も今より悪くなることはないでしょう。
    なによりチームの空気と主力の移籍が心配です。

    アレグリのことあまり知りませんが現有戦力の最大値を引き出すチームの組み方が上手い印象です。
    ミランでは守備の理由でピルロを外したけどユベントスではピルロもピゃニッチも使ってましたし。
    少なくとも身長を理由にトレイラを外したりしないと思います。
    ビルドアップうんぬんも端から見てエメリお得意の嘘っぱちですし。
    ここ数年の潮流を考えるとストーミングが得意な監督が来てほしいとも思いますが。

    アンチェロッティとボールドの名前は上がらないんですかね。

    誰が就任してもCL権取れたらビックボーナス、取れなかったら安い違約金で解任できるようにしてほしいです。

  5. いつも良記事ありがとうございます。
    アルテタ見たいっすねぇ。失われつつあるアーセナルのフィロソフィを知るアドバンテージ(見方を変えれば足かせ…?)に惹かれます。
    ホント、チェンさんの書かれた最後の一文“クラブは自らのスタンスを明確にしなければならない”に尽きますね。
    しかし、ここでグズグズしてたらテオ&イウォビのいる青いチームがかっさらちゃったりしないのかしら。
    あっちにも愛着はありそうですよね。

  6. 一刻も早くエメリを切らないと腐り始めたチームが取り返しがつかない程腐敗してしまう。
    新しい監督候補の交渉が進まない場合は、リュングベリの暫定監督で行ってほしい。
    ラカゼットの振る舞いを二度と見たくはない!

  7. アレグリはキャリアの最初はプロヴンチャからはじまったんですよねぇ。
    彼がACミランの監督になった時には、「こんな弱小クラブの監督にミランが務まるのか?」みたいな論調が多かったですし。
    そして極め付けはイブラやシウヴァら主力を資金難のため放出したシーズンでも3位にとどまったこと。まさにプロヴィンチャの本領発揮という感じでした。

    ビッククラブはユーベで毎年優勝していましたが、当時のユーベは完成度が高すぎて(そして他のクラブのネームヴァリューが低すぎて)、あんまり参考にならないかもしれないっすね。ドイツにおけるバイエルンと同じみたいな感じ。メガクラブがひしめくコンペティティヴなリーグでどれだけやれるかってのは未知数。一応エメリはPSGで一年目は優勝を取りこぼしているので、その点取りこぼしがないアレグリの方が上か。

    てかエメリの経歴を改めて調べてみたけど、彼も引き抜かれながらいい順位にとどまるってことが得意みたいですね。そういう意味では似たタイプかもしれない。

    でも、アレグリのチームと対戦を見た時にいつも思うのが、DFラインのディフェンスがとてもソリッドになる。前からプレスして嵌めるストーミング全盛の時代にはそぐわないかもだけど、アレグリのブロックディフェンスはモウリーニョ以上だと思う。その辺のゾーンディフェンス守備の浸透はエメリではできなかったもので、現在のMFのフィルターがかからないアーセナルの中盤の守備はかなり改善すると思う。

  8. アレグリは少なくともユーヴェと言うビッグクラブで成功してますからねぇ、そこがエメリと全く違う所でしょうか
    勝てるクラブにはしてくれるとは思いますが退屈なサッカーかもしれません

  9. ジャルディムとかどうでしょ?
    若手育てられるし、やるサッカー面白そうだし、フランス語とポルトガル語話せるし。

    アッレグリは良い監督かもしれませんが、アーセナルの求める監督ではなさそうな…。

  10. ジャルディムはモナコで成功したけど、毎年上位を固定するというよりは、勢いに乗ったら手がつけられない調子に波のあるチームになりそう
    戦術としてはシンプルで、モチベーターとして優秀らしいし

    アレッグリはイタリア経済沈んで、ミランインテルが落ち目になった後の一強状態での結果なので、なんとも言いづらい
    ライバルがローマ、ナポリという時点で推して知るべし
    守備陣は鬼のコンテが基礎を完成させた後だし
    だけどCLファイナリストは立派か

    コンテ、サッリと優秀な監督をチェルシーは捨てたけど、ランパードが上手くやってて良かったね
    アルテタはどうだろうなあ、シーズン途中でコーチを辞めて来てくれるもんなんだろうか

    1. 一部ではナーゲルスマンを求める声もあるけど、彼くらい将来を期待されてると、RBは簡単に手放すわけないし、将来はドイツ代表かバイエルンコースじゃないかね
      そういやレーブなんかも期待されてた時期があったけど、今やサッパリだね

  11. アルテタがシーズン途中で来るとは思ってはいないですが、
    彼がどんなに戦術的にいいアイデアを持っていたとしても、
    トップチームを率いるプレッシャーに耐えられるのか、選手から信頼を得られるのかを疑っちゃいますね。(コーチならまだしも)
    監督候補の中で来シーズンにむけてベストなのはリュングベリな気がします。

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