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【マッチレビュー】20/21カラバオカップR3 レスター vs アーセナル(23/Sep/2020)3連勝の新シーズン

今回のカラバオカップのR3レスター、ライヴで観なかったひとも多かったかもしれない。そろそろレヴューしてもいいかな?

始まる前は結果はどっちでもいいかと思っていたが、結局2-0で終了。いざ勝てばやはりうれしいものだ。敗けるよりは勝つほうがいいに決まってた。

この前のWHUに比べれば内容もよかったし、面白かった。もしまだフルマッチを観てなければ、ゆっくり週末にでも観るといいすよ。Arsenal Playerにアップされている。今回は早かったなあ。朝10時にチェックしたときにはもうアップされていた。

この勝利で20/21シーズンのアーセナルは敗けなしの3連勝。さすがに順風満帆という感じではないものの、これからのタフな5連戦(※ここにさらにR4リヴァプールAが加わる可能性)を迎えるには、理想のフォームと云えそうである。

Fuchs own goal helps Arsenal through



アルテタの試合後コメント「全員がポジションを争う必要がある」

試合直後のコメント。オフィシャルサイトより。

アルテタ:パフォーマンスにはほんとうに満足している。

このコンペティションではリラックスしてしまうこともあるが、シニアの選手たちはとてもマジだし、若い選手たちもどんなプレイをしたか見られただろう。

この試合の多くの時間でわれわれがコントロールしたと思うし、ハイプレスもとても効いていた。ボールを持ったときにとてもいい瞬間があった。もっと多く得点できたし、だから全体的にわたしは満足。

勝ったら、勝ちをつづけてゆかねばならない。なぜならものごとはすぐに変わってしまうものだから。それがわれわれが選手に要求するものだ。毎試合で競い、勝つ意思を見せろと。今日の彼らはそれをやった。

試合後のアルテタのプレス会見。オフィシャルサイトのトランスクリプトより。

  • (勇気づけられる勝利……)パフォーマンスにめっさハッピー。まずはメンタリーなところ。試合へのアプローチのアティチュード。シニア選手がひっぱり、そしてヤング選手がデヴェロッピング。
  • (エジル不在の件……)ここにいる選手たちのパフォーマンスに満足。コーチングスタッフはスクワッドを選ぶのが大変さ。
  • (エジルの進捗状況……)チームは進化してるしレヴェルも高い。それがわれらの現在地。もっと進化したい。もっとよくプレイしたいし、競えるようになりたい。だからこのトレンドを維持することが必要。
  • (エジルよりほかの選手のほうがふさわしいと?……)どの試合でもベストと思える選手を選ぶ。そして見ればわかるとおりいつも変えている。それがわれわれがやろうとしていること。
  • (リース・ネルソンのディスプレイ……)とてもよかった。かなりいいパフォーマンスを見せたと思う。彼はこの2つのPL試合でスクワッドに入らなかった。理由はアップフロントでの競争があるから。みんながポジションを争う必要がある。
  • (ネルソンはローンに出てゆくので?……)クラブ内のことは話さない。彼は今夜とてもいいプレイをした。
  • (チームはエジルなしで進化しているので?……)毎週使っている選手、変えている選手を見てもらえばわかるが、スクワッドに入ることはとても難しい。メストだけでなくほかの選手全員がそう。毎週正しい選手をピックしようとしている。
  • (エジルがふたたび加わることはある?……)PLでも今夜の試合でも参加しなかった全員にとり難しい。いま26人とか27人とかの選手がいる。全員にプレイングタイムを与えることはできない。
  • (この状況にみんな困惑していることは理解されてます?……)もちろん理解している。わたしはキミたちの質問を尊重するよ。だが、わたしの仕事はできるだけフェアにやろうとすることだ。そして選手選びについては、わたしの意見では、プレイするコンディションが整ったものを選ぶ。
  • (トレイラがいなかったのは退団するから……)決断していない。なぜなら選手は去りうるし残りうるから。選手選考は毎日見て、ふさわしい、試合に勝てそうな選手を選ぶだけ。
  • (トレイラの退団が近づいている……)繰り返す。内部のことについては話せぬ。
  • (リヴァプールと一週間で2回戦うかも……)想像しよう。おそらくはヨーロッパでも世界でももっともタフな場所だ。しかしまず月曜だ。よく準備して何が起きるか見てみよう。

以上。

会見の半分はスクワッドに入らなかったエジルについての質問という。そしてそれについてボスはまともに答えないという。

エジルはまじどうすんのの件

想像するに、いまクラブはエジルに最後通告をしているところだ。あと2週間のうちに出てってくれと。これまでみたいに中途半端に使ったりはしない。今シーズンは仮に残っても試合で使う気はありませんからと伝えている。今回もそう。

戦力外の発表をしない(させない)のは武士の情け。いくら年齢的な問題があってもチームから不要だと公言されれば、「価値」(エジルがもっとも大切にしているエジルブランド)にキズがつくから。そこはリスペクトする。だから、お願いだから、いまここで辞めてほしい……

みたいな。

今回のスクワッド外も含めて、それがAFCの彼に対するメッセイジ。

もしエジルがふたたびスクワッドに加わる可能性があるとしたら、この交渉が失敗に終わったあと(移籍ウィンドウのクローズ)なのでは。そこまでは全力で冷遇する。

不要な選手を説得するのに全力って笑えるな(笑えない)。

エジルはこんな悲惨な状況だとみんなに知られていて、まだたくさんいるだろうファンが彼のプレイを待っているというのに、それでも残るなら、もう守銭奴認定されても仕方ないと思う。

そりゃお金は大事だし、契約もわかる。けど、この世でフットボールをプレイする以上に大切なものが、キミにはあるのかい?

DAZ~Nという感じである。

ジョー・ウィロックのコメント「ポジション争いはいいプレッシャー」

まさにB2Bという感じだったMF。オフィシャルサイトより。

(勝利にハードワーク……)

JW:イエア。若いチームや週末からたくさんの変更があったしでここで勝つことはとてもハードだった。よくやったと思う。団結して自分たちの原則に従い、一緒に勝った。

(この勝利はチームの進歩の証……)

ぼくらはまだなりたいものにはなっていない。でもこの半年から1年で遠くまで来たという感じはする。まだ進歩しているし、マネージャーから学んでいる。マネージャーが組み込もうとしている原則を自分たちのものにしようとしている。

(ゲイムタイムが必要……)

もちろんぼくは全シーズンでプレイはできていない。だからチームに入ってプレイできるのはブリリアント。このチームでプレイするのが大好きだし、ただいいプレイを見せたかった。今夜はそれができたと思う。成長をつづけていきたい。

(チームのムード……)

そうだね。ぼくらはみんなバブリーで、お互いを切磋琢磨しようとハードワークしている。みんな誰を選んだらいいかマネージャーを困らせたいんだ。毎日のトレイニングでも競っているし、今日のような試合でもそう。スタートからみんながポジション争いをしていて、それがプレッシャーになっている。いいプレッシャーだよ。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

7 Comments on “【マッチレビュー】20/21カラバオカップR3 レスター vs アーセナル(23/Sep/2020)3連勝の新シーズン

  1. いやー面白かったっすね。
    こういったセレクションもカラバオならではだし、勝ち進んでまた違った構成も観てみたい。
    リバポ連戦ならどんなメンバーで挑むのか。
    ぺぺはいつ覚醒するのか。
    しないのか。
    ネルソンは残して欲しい気もするけど、元祖ガブも戻ってきたら前も後ろも多過ぎだよなぁ。
    カップ戦大事にしてるって一応言ってるアルテタを信じる!
    COYG

  2. 5連勝。いいっすね。
    今のおれたちなら、そらも不可能ではないと思えるところが去年の今頃と決定的に違うとこ。
    まずはリバプール。

  3. 試合見れてない勢なので余計レビューありがたや。
    やっとウィロックをCMで使ってくれたましたかアルテタさん!ほんとやっとって感じ。ウィロックはCMとして伸ばすべきだと思います。ンケチアをトップ下か2列目で使ってみる気はありませんか?アルテタさん(笑)

    サリバは、、あれかな、U-23?で将来見据えてキッズ達との絆を築いたり、アーセナル魂文化を浸透させたり、リーダーとしてのコミュニケーションの経験を積ませるとかそんなことをやるのが目的なんだと勝手に妄想。それなら納得して我慢するよ。(早くトップチームで見たいよ)
    エジルはやっぱ主さんの言う感じなんかな。シーズン中断中にトレーニングさぼってアルテタの逆鱗に触れたが原因という小さい可能性を妄想してそのうち復帰するを期待する気持ちもあったのですが。

  4. ウェストハム戦よりも安定感がありましたね。ネルソンはもうすこし育てれば、ニャブリみたいになれると思うんですよね。ラカがアトレティにいったら、オーバトップにして左をサカとネルソンでローテするとか見てみたかったんですが、スアレスが入っちゃったんでそれは無くなりましたかね。1軍よりも1.5軍に勢いがあるのは去年と同じような気がするのですが、敢えて差を感じたのは、コラシナツが大きな失敗がなかった(学んだ?)のと、やや気合が入り過ぎてかかっていたセバージョスに比べて、エルネニーが落ち着きを与えていたからかなぁ。この位置でウィリアンがラカオーバペペを操る姿も見てみたいです。この5連戦はともかく、アルテタを信じよ!の気持ちで最後まで応援しましょう!

  5. 今回も大変面白く読ませていただきました!
    リバプール戦、楽しみですねー。試金石です。

    サリバは…突然アンフィールドで先発、で今回休ませたとか…
    ないですね笑

  6. 更新お疲れ様です。
    チームとしての進歩が実感できるのはうれしいです。
    一つ気になったのはチームとしての一点目、エンティケアのリアクションです。確かに点取り屋からしたらペペからのリターンは欲しかったとは思うのですが、0-0の均衡を破るゴールであのリアクションは僕はいただけないと感じました。
    チームメイトに要求することは悪いことではなんですが、やっぱりチームとして戦ってるのであって個人の成績はその次でしょうがと。
    まあ、まだ若いしなにがなんでも点が欲しいというハングリーさの表れだと思いますが、他人のゴールやチームのゴールを素直に喜べる選手に育ってほしいですね。

  7. コラシが思いのほか良くてビックリ。
    中央のルイスとエルネニーが安定してたせいもあるだろうけど、悪口言ってたのが聞こえたのかな。にらまれたりして(w)

    3-4-3になってから、中央でハイプレスをはがす→サイドに数的優勢を作ってボールを入れる→一気にスピードアップ。という攻撃が多いと思うんだけど、これがエルネニーにとても合ってると思う。

    一発の長いパスがあるわけじゃなく、自分で運ぶわけでもない。
    でも相手の身体の向きとかスペースを非常によく見てて、高い確率でハイプレスをはがしてサイドに入れてくれる。実に渋い。
    こんな所でベンゲルの置き土産に出会うとは!

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