ELグループステイジの3試合目となる今回は、エミレーツにノルウェイのモルデFK(Molde FK)を迎える。
今シーズンのELでは、アーセナルはここまで順当に結果を残しており、今回も当然期待されるのは3ポインツ。一方のモルデもここまでラピッド・ヴィエナ、ダンダークに2勝しており、グループトップを争う一戦となる。
週末のPLにミドウィークのヨーロッパとタフな試合がつづくが、選手をロテイションして乗り切りたい。
幸いなことに、いまのアーセナルにはPLでレギュラーでプレイできていない選手でも、クオリティとモチヴェイションがたっぷりな選手がたくさんいる。
14年ぶりにOTのマンUに勝利した勢いをキープし、週末のPLアストン・ヴィラに備えたい。
アルテタの試合前コメント「(サリバの状況)わたしもうんざりしている」
昨日行われた試合前記者会見。オフィシャルサイトのトランスクリプトより。
マンUでの勝利
(トニー・アダムスの称賛……)
アルテタ:もちろんクラブレジェンドのことばや意見から、自信やモチヴェイションを得ねばならない。彼らのサポートにはほんとうに感謝している。自分たちがいまやろうとしていることについて、彼らがそんなふうに感じているのはもちろん喜びだ。そしてかつて彼らがいたレヴェルに行くためにはどれくらいやることが残っているかもわかっている。それがわれわれの前にあるチャレンジだ。
(マンUでの勝利は自信にとりどれだけ大きなものだったか……)
イエス。それこそが必要だった。なぜならレスターでは試合内容からすれば大いに失望があったから。しかしあんなステイディアムでチームのリアクションを見て、オールド・トラフォードでの結果の歴史がありながらも、勇気があった。
試合の前後にわたしが彼らに話したのは、勇気を持つこと、自分たちであること、そしてそれをチームは最初から見せた。あそこで大きな結果を得ることは、自信や信念にいつだった大きなプラスになる。
これからはそれに一貫性を持つことで、3日後にはもう一度やるんだ。
(今シーズンどのトロフィに対してもファイトしていくことはどれだけ現実味?……)
答えるのが難しい質問だ。それをやるためには、いまわれわれにはたくさんの試合がある。選手をロテイトもできる。競争力あるスクワッドを維持できるだけの十分な選手たちもいる。いまわれわれは3-4日ごとにプレイしていて、ケガ人が出たり、サスペンションになったりがあればもっともっと難しくなっていく。これはわれわれの義務だが、どのコンペティションでも競っていくこと。終わりまでずっとトライしていくことだ。状況がそれを左右するだろう。
(このチームはあなたのチームになり、今後の成功はあなた次第なのか?……)
ノー。選手次第だ。彼らがどうパフォームし、ピッチで何を達成できるか。わたしはここにいるだけで、できるだけ彼らがそれを達成できるよう助けるもうひとつの要素でしかない。彼らに自信を与え、どうプレイせねばならないかアイディアを渡す。どうともに生きるか。わたしはこの仕事を理解しているから、どれだけ複雑かも知っている。
そろそろ11ヶ月、そのうちほぼ4ヶ月は家にいたわけだが、最初の仕事でこれがどれだけ特殊な状況かと思うし、またわれわれがベストなやり方でやりくりしようとしてきた。
エルネニーについて
(エルネニーについて……)
彼は自分の前にあったチャレンジにとてもよく反応していると思う。彼がローンから戻ってきたときには大きなものがあったので、このスクワッドに何をもたらせるか示す必要があった。そしてみんなが彼ができることを見たと思う。わたしは彼のパフォーマンスにもチームにもたらすものにもとても満足している。
(エルネニーに新契約……)
順番にいこうよ! わたしが云えるのは選手にとても満足していることで、彼が今シーズンやっているようなパフォーマンスをつづけてくれることを祈っている。
モルデFKについて
(モルデの強みと弱点……)
彼らの強みはチームワークだ。彼らはとても強い、フィジカルなチーム。とてもよくオーガナイズされている。守備では、彼らがミッド~ロウブロックをやるときは倒すのがかなり難しいだろうね。
彼らには何人かのクリエイティヴな選手もいて、ファイナルサードで危険になれるし、セットピースでも脅威になる。テーブルはとてもタイトで、われわれはここまで2試合に勝っているので、おそらくはこのコンペティションでもっとも難しい試合になるだろう。
(アーセナルとモルデがグループ勝ち抜けの本命?……)
わからない。まだ2試合しかやっていないし、これからのフィクスチャで変わっていくこともある。もちろんわれわれはホームで、自分たちのちからで勝ち抜くことができる。1位でフィニッシュして、つぎのELのステイジにはできるだけ早く行きたい。それをやるためには明日勝たないと。
(ノーウェジャンの選手の新世代……)
このタイプのタレントが継続して出てくるところを見れば、ふつうは偶然ではない。この数年でたくさんのことがうまくいっている。わたしが聞いたところでは、アカデミーやナショナルチームから多くの変化があったようだ。国中のコーチング施設に投資したりとか。
そういったことが見られて、このリーグはいまもっと競争力をつけたのだと思う。すごくよくなって、それがクオリティある選手が来て、ほかのリーグやヨーロッパで競える選手が生まれてきた。彼らにおめでとうだ。だってとてもグッドジョブをしているから。
(気になるノーウェジャンのフットボーラー?……)
個人については話せないよ。キミはもうとてもいい選手たち(ハーランドやオーデガード)について云っているじゃないか。
(ソールシャールとモルデについて話した?……)
ノー。試合前に話す時間なんてあまりない。つぎの試合の相手について話すなんてふつうは不可能だね。
(モルデのここまでのEL2試合……)
大した困難もなく勝ちを奪っていたが、わたしにもそう見えたよ。勝つ道を見つけていて、とても競争力があったし、明日もタフになると思う。簡単にはならないだろうから準備しないと。
(モルデの最大の攻撃の脅威は?……)
すでに話したが、ファイナルサードでクリエイティヴになれる選手が何人かいる。彼らはそのポジションに入るときも恐れないし、とてもいいロテイションやパターンがある。もし彼らにボックス内へのクロスを許せば、われわれには難しくなるはずだ。
この試合ではセットピースもカギになるだろうと云っておこう。
チームニュース
(ダヴィド・ルイスのフィットネス……)
彼は使える。ここ数日はいい感じでトレイニングしているので、スクワッドに入るだろう。
(ラカゼットがスタートする可能性……)
わたしは彼らのトレインを見て決める。明日決めるつもり。
(PL用とEL用のスクワッドがある……)
そうではないね。明日はまたいくつかの変更が見られるだろうし。われわれはどれくらい選手に課すべきか、試合の量を見ていかねばならないんだ。そしてインターナショナルブレイクで3試合プレイしたりする。3月までは3-4日ごとに試合だ。だからいま何が求められるか考えねばならないし、中期的にもだ。これからどんどん凝縮されてくるから。
(ジョー・ウィロックにPLチームに入れるようメッセイジを……)
ジョーには伝えている。彼にはいくつかの進路を検討していたが、彼はわたしがとても好む選手なんだ。彼にはこのスクワッドで彼にしかない特別なクオリティを持っているし、それは使わねばならない。彼は前回の試合で何ができるか見せただろうと思う。ポケッツでプレイし、あるエリアへのランもある。ボックスでプレイできる能力、フィジカリティがあり、試合に影響力を発揮するためにどのエリアに関わっていかねばならないかという、試合の読みでも成長している。ずっと成長しているよ。
わたしは彼の進化にとても満足している。彼は自分にできるすべてをやっている。彼が多くプレイできていないのは、そのポジションでの競争のためだ。
ウィリアム・サリバについて
(報道ではウィリアム・サリバがこの状況に「うんざり」しているとか……)
わたしもこの状況にはうんざり(fed up)しているよ。だってわれわれは彼にフットボールを与えようと(移籍ウィンドウの)最後の数日でトライしていたのだから。
わたしが説明してきたように、われわれが彼を買うと決めたときは過渡期(transition year)であり、(今回も)ローンでセント・エチエンヌへ送ろうとした。だがそれは起きず、過渡期にもならなかった。
彼はそれを乗り越える必要があり、現時点ではチームには一定の人数のセントラルDFがいるため、彼をスクワッドから外さねばならなかったことは痛かった。その後にはケガ人が出てしまい、彼を使えればよかったが、しかしそれもこの仕事の一部さ。
(サリバは1月にローンで出ていくかもしれない……)
わからない。移籍ウィンドウの最後の数日で彼にふさわしいクラブを見つけようとしたことはたしかだが、結局はそれはならず。われわれはこれからの数週間で、状況をレヴューしていくことになる。彼とも一緒に何をやるのが彼のためにベストか見ていく。しかしそれも彼自身や、ほかの選手たちの状況次第でもある。
その他
(試合間の休息やリラックスについて……)
現時点では、わたしは新しい仕事を始めて以来、そういうことはなかったね。なぜならつねにやるべきことがあったから。だからIBでは、1-2日くらいは休めるかどうか。どこかに行かなかったとしても。
少なくとも、いくらかの時間を家族や子どもたちと過ごすことはできる。彼らにはそれが必要だし、わたしも休もうとすることはできる。しかし、いまそれをやることは簡単ではない。でもこれはわたしだけじゃなく、みんなもそうなんじゃないか。
(家族は理解がある?……)
彼らは選べないから! でもとてもサポーティヴさ。このチャレンジを家族として受け入れたんだ。いいことも悪いこともある。決断をするときと同じように。
彼らはいつもいてくれる。しかしわたしはこのクラブのマネジャーをやれることをほんとうに特権に感じていて、家族も助けてくれている。それはとっても素晴らしいことだね。
(マネジャーが若いひとの仕事になりつつある……)
わからないが、わたしがアーセナルでプレイしていたときも、わたしだけでなくみんなそうだと思うが、生き残るためには度量と精神的な強さに憧れたものだよ。この仕事で長いあいだ生き残るためにはね!
クラブのそういった次元の話をするならば、何年にも渡りそれをやること自体がとんでもない成果であるし、それは、そのひとがそのレヴェルのプレッシャーや要求に対し、維持できるキャラクターの持ち主だということを示しているんだ。その仕事をやりつづけることができるだけのエナジーを持っているということだ。
(ふたたびロックダウンを前にしてアーセナルのファンにメッセイジを……)
ファンへのメッセイジは、わたしは彼らがいなくとても寂しいということ。われわれがここで築こうとしているものに、彼らのフィーリングやパッションが大きなパートになってほしいんだ。それがこのクラブに伝わってほしいものだから。彼らとはしばらく一緒にいられていないし、また彼らも自宅にいなければならなくなった。彼らが苦しんでいるときにささやかな喜びを与えるという、われわれの義務は増していると思う。精神的にも乗り越えるにはとてもタフな時期だから。われわれが喜びのカギを持っているなら、できるだけ彼らに与えたい。
わたしの彼らへのメッセイジは、われわれがいつでも全力を尽くすこと。それがたったの96分かそこらだったとしても。
以上
サリバどうしちゃったんですかね。
正直ガブリエルと共に将来を担ってくれると信じてたので(今でも信じてる)この扱いは腑に落ちないです
ジャカやムスタフィが追う立場。
やっとここまで来たと感慨深いものがある(僕はジャカのファン)。
間違いなく健全だと思う。
こういう競争もアルテタの明確な方向性あってこそだし、「交渉の余地はない」とまで言い切るリーダーシップがあってこそだと思う。
しかしそれでいて、どう呼ばれるか気にしないとか、自分のチームではなく選手次第だとか言うあたりが面白い。
競馬で、騎手はあくまでも「余計な重量物」だから馬の能力を邪魔しないのが一番、と言われるのと似てる感じがした。
騎手がいかに重要かっていう事と、これは矛盾しないらしい。
アルテタ。男前だなあ。
ネルソン、ウィロックはもちろんのことやっぱりペペですかね。一瞬輝いたかと思ったら、急に雑なプレイでがっかりさせる。
得点向上の為には是非一皮剥けてほしいです。
あとはセバですかね。アルテタからどういう指示を受けてるのかはわからないけど、持ち前のテクニックをもっと危険なエリアで見せてほしいな。
予想イレブンはルイスが出場しなければこういった組み合わせも考えられるけど
まあ、やっぱり酷いね
コラシナツとムスタフィとは
マガリャイスで守備がより良くなったように、やはり選手の質は大事で、将来を考えればサリバを使うべきだろうなあ
登録してないとか意味不、片仮名で書くとイミフ