マンシティについて
なんと初戦でケインのいないToT(A)に敗けているという。驚いた。
今シーズンが始まる前はいろいろな意見を見ても、わりと圧倒的タイトルの本命に見えたが、シーズンが始まってからここまでで同じような予想をしたら、ルカクがばっちりハマっているチェルシーや、CR7が加わるマンUをタイトルの本命に変更するひとが増えているかもしれない。
ここにリヴァプールを加えて、PLのトップ4はなんだかもう決まってしまったみたいなものである。シーズンはまだ始まったばかりなのに結果が見えているなんて、なんて退屈なリーグなんだ! そしてアーセナルは6位に入れるかどうかもあやしいとか。それも見えているような。絶望した!
チームニュース
KDBがアウト。足首。
フィル・フォーデンもアウト。
ベンジャミン・メンディはあれか、なんか逮捕されてる? いやあれまずいだろ。
キープレイヤーズ
やっぱりいまだとジャック・グリーリッシュになるのか。当然スタート予想。
マッチファクツ by Opta
『Sky Sports』より。
- マンシティはリーグで11試合アーセナルに敗けなし (W9 D2) 。アーセナルが最後にシティに勝ったのは2015年12月のエミレーツ。グアルディオラは、アーセナル相手に28/30ポインツを取得
- アーセナルはマンシティにPLで8連敗中。リーグでは1973-76にリーズ戦の8連敗に並んでいる
- マンシティはアーセナルとのリーグ直近7試合で6つのクリンシーツ
- アーセナルはリーグでPLチャンピオンに直近6連敗。直近の5試合ではすべて3失点。アーセナルがチャンピオンにアウェイで勝ったのはリーグ直近17試合でひとつのm
- Manchester City have won both of their last two Premier League home games by a 5-0 scoreline. In Premier League history, only Man City themselves (October 2017) and Chelsea (August 2010) have won three consecutive home games by 5+ goals before.
- Arsenal have lost their opening two league games for the second time in the last four seasons, having done so in just one of their previous 63 campaigns before this. In their league history, the Gunners have only lost each of their first three league games on four occasions – 1894-95 (second tier), 1921-22, 1923-24 and 1954-55 (all top-flight).
- Arsenal have failed to score in their first three league games in just two of their previous 117 seasons, doing so in 1904-05 and 1953-54. However, they picked up at least one point in their opening three games in both of those campaigns.
- Arsenal have had 28 shots in their two Premier League games this season, but have an expected goals total of just 1.54. Their xG-per-shot of just 0.06 is the joint-lowest in the division so far this season.
- Man City’s Raheem Sterling has been involved in seven goals in his last six Premier League appearances against Arsenal (5 goals, 2 assists), netting in each of his last four against the Gunners including the only goal in both meetings last term.
- Man City’s Rúben Dias (72) and Jack Grealish (60) have made more ball carries than any other players in the Premier League so far this season, while Grealish has carried the ball further than anyone else so far (739 metres).
途中で気分が悪くなってきた。ごめん。
試合結果予想
BBC Sports (Lawro’s prediction) 2-0
Sky Sports (Jones Knows) 1-0
WhoScored.com 3-0
全員アーセナルの敗け予想。そしてシティ相手に1得点もできないだろうと。
まあこれまでの対戦の実績と、いまのアーセナルのフォームやスクワッドをみれば当然か。
ロウロ:アーセナルのカラバオカップでの6-0勝利は紙のうえではよく見えるが、バギーズは5人がデビューし、何にかはティーンエイジャーだった。土曜のシティとはコントラストがあるだろう。
われわれは毎試合でミケル・アルテタを評価しているが、この試合で評価はすべきではない。なぜならマンシティだから。誰もがタイトルの本命だと考えている。IBのあと、アルテタがつぎの5-6試合をどうするかだ。
もしここでアーセナルが4-0や5-0などでヘヴィリーにやられると、プレッシャーは増す。彼らは補強に£140mも費やしており、スタン・クロンキは状況を観ていて、心配になることだろう。
ノウズ:アーセナルの勝利はSky B*tのオッズで12/1。アーセナルにとっては、過去25年のPL試合で最大のオッズ。
マンシティはPLの直近8試合でアーセナルに勝っていて19得点でわずか2失点。アーセナルは同じ相手に8以上の連敗をしたことはないが、それが起きるオッズは2/9という高率。
この試合のシナリオとパターンはもちろん踏襲される。アーセナルは深く守りプレッシャーを回避しようとし、素早いトランジションズにかける。トッナムが彼らにやったのと似たようなもの。ESR、サカ、ぺぺ、オバメヤンはみんなブレイクでスピーディになれる。だがシティも相手がそうしてくることはよくわかっている。
試合のみどころ
昨シーズンのアーセナルには問題も多くあったが、ひとつ大きな武器があった。それはビッグチームに対してのプランB。ゴール前を厚く深く守って、ゴールを取らせず。ビルドアップではハイプレスをかいくぐって、少ないチャンスを確実に決める。みたいな。
ところが、今シーズンのアルテタは、どうもそこから脱却しようとしているようだ。先週のチェルシー戦にもそれが見えた。
もともと2-3-5のようなビッグチーム以外のときにつかう本命のプランAも、望んだほどには成功はしておらず、そんななかで自分たちのやりたい方向ではないやり方でいくらポイントを取ったところで、後ろめたさのようなものがあったのかもしれない。あるいは、プランB的なものをそのまま推し進めたところで、そこにアーセナルの将来はないと。
アルテタは短期・中期・長期でアーセナルのプランを計画しているというのだから、そういう考えになってもおかしくはないかもしれない。
ただ、そうなるといまのクオリティのアーセナルが、ビッグチームからポイントを奪うのは簡単ではない。全体的にパフォーマンスが低迷していてファンから不満を持たれているチームが、ビッグチームに強いという唯一の?長所まで失うとなれば、さらにファンからのプレッシャーは高まる。
長期的にはそれがクラブの正しい道だとしても、チームとして、まだファンの信頼を勝ち取っていない現在のたいへんに危なっかしいフェイズで、そうした路線修正を行うのが正しいタイミングなのかどうかはわからない。
チームが考えている成長の期間と、ファンが期待している結果を出すまでの期間には大きな乖離があると思う。これはビッグクラブの宿命なんだろう。
だから、アルテタは仮に長期の成功のために短期的な結果を犠牲にするにせよ、同時に、ファンがしぶしぶでも納得できる最低限の結果も出す必要があるし、進歩の兆しも見せなければならない。
アーセナルがこの試合でプランBっぽくプレイしないとして、どこまでそのようなものを見せられるか。そこがみどころ。
なんつって、ふつうにシットディープ&カウンターをやったりして。試合の流れ的に、いやでもそうなってしまうというのもあるっちゃある。
キックオフは、8/28(土)現地ランチタイムで、日本時間20:30。うほいい時間。アルコールが本格的に入るまえでとても助かる。
プライドをズタズタにされるような試合だけはどうにか回避してほしい。もし悪い結果でも、試合後にいいところが10コくらい云えるみたいな試合を希望。
ではCOYG
自分たちがやりたいプランAをビッグクラブ相手にやることは確かにやらなければならない課題なので、個人的には賛成です。ただし、これだけ時間があったので、そろそろ成長の印が見て取れないと、今までの苦しい時期は何のための布石だったのかと。勝てとは言えないが成長の証は見せないと首が飛ぶのは当然。