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【マッチプレビュー】21/22EPL アーセナル vs トッナム・ホットスパー(26/Sep/2021)ジャカ or Notジャカ

今シーズン最初のノースロンドンダービー。

アーセナルは3連敗、トッナムは3連勝と対照的なリーグのスタートながら、それにつづけて現在はアーセナルが2連勝、トッナムは2連敗。興味深い対比となっている。

すでにリーグテーブルでもポインツは3差しかない。

お互いこのフォームをつづけるのか、あるいはここでリセットされるのか。意地と意地がぶつかりあう6ポインター。

試合をプレヴューしよう。



アルテタの試合前コメント「この試合の意味はわかっている」

金曜に行われたアルテタの試合前プレスコンファレンス。オフィシャルサイトより。

(直近のチームニュース……)

アルテタ:全員大丈夫そうだ。いいニュースだね。試合前にもう一度セッションがあるが、基本的に全員いい感じだ。

(この試合に対してチームはどのように精神的に準備をしている?……)

間違いなく、今シーズンのホームでもっとも重要な試合だ。NLDであり、感情的にも違う試合だ。サポーターにとってそれがどういう意味を持つかもわかっている。

(初めてファンの前でNLD戦をマネジする……)

Tbf、その経験が待ちきれない。ファン不在であんなに長いあいだ過ごし、わたしもいくつかのロンドンダービーズを経験したが、そこにはサポーターがいなかった。わたしがサポーターと表現するのは、つまりわれわれのクラブを後ろから支えてくれるひとたちを示すことばだからだ。彼らがこの数週間にしてくれたことは、とても特別だった。クラブにとってベストなことだけを望み、それがただのファンとはかなり違っている。

ファンとサポーターで違った振る舞いがあることは、われわれがこの2試合で経験したことであり、とてもユニークで、われわれの歴史に関係している。リスペクトし、このクラブでたくさんのひとびとによってもたらされてきた価値を支えたがっている。

それを見るのは特権だ。彼らがどう理解できているか、彼らが示している知性。なぜなら、それは彼らがわれわれの歴史について理解している知識からくるものであり、彼らはわれわれが何をやりたいのか、何を成し遂げたいのかわかっていて、チームを完全に支えている。

(ダービーにフォームは影響する?……)

勝っていれば、一定の自信レヴェルというものはあるし、それはビッグマッチのときにはとてもポジティヴなことだ。しかし、サイコロが振られてしまえば、そこにはもうまったく違うコンテキストがある。われわれはホームでプレイする。われわれには後ろで支えてくれる人たちがいる。彼らがすごい勢いをつくりだし、それを楽しんで、最大限活用せねばならない。

(ラカゼットはチームに含まれる?……)

全員にチャンスがある。ラインアップについては明かすつもりはないが、当然いくつかのポジションズでは解決すべきことがあるし、正しい決断をするようにしなきゃならない。

(ゴールは誰が守るので?……)

云わせようとしてもダメさ! 日曜にはわかるよ。わかっていると思うけど、それを明かすことはできない。

(たとえ誰だとしても、ゴールでスタートするものがNo.1として観られるべき……)

それももうひとつの試合だ。とても重要な試合。しかし、われわれはまだ9月にいる。このコンペティションにはまだ8ヶ月か9ヶ月くらいある。

(選手たちにはどのような意味のある試合になる……)

彼らもわかっているし、わたしも彼らにはそれがどのような意味を持つかよく理解させるようにするつもりだ。このふたつのクラブスのあいだには歴史があり、そのライヴァリーはどこから来たのか、そしてサポーターたち全員にとって感情的にどんな意味があるのか。この試合は少し違う装いでプレイする必要がある。少しリスクをかけるところだから。

(トッナムのフォームについて……)

云ったように、サイコロが振られてしまえば、自分たちのいる場所などすべて忘れてしまうことになる。ただ試合に勝つために競うのみ。彼らだって少しも変わらないはずで、必要性があるとか、ポインツを取りたいとか、そういうことに関係なくどちらも勝とうとする。われわれはこの試合の意味をわかっている。必ず全力を尽くす。

(ハリー・ケインの深い位置での役割……)

彼はそれをしばらくやっているんじゃないかと思う。そして彼の数字、彼がうみだせるアシスツ、得点できるゴールズを観れば、いつだってテーブルのトップにいる。彼がそんなに変わったとは思わないね。

(ジャカとパーティは100%スタートする準備ができている?……)

彼らは彼らがなれるベストな状態だ。もちろん、彼らはこの数週間では異なる問題があった。トーマスは大きなケガがあり、グラニトはサスペションだった。

理想を云えば、選手には安定するためにもっと試合でプレイしてほしかったが。ふたりとも準備はできている。

(グラニト・ジャカについて……)

彼は復帰しているし、問題ない。彼は自分の面倒は見られるから。彼はいつものようにトレイニングしていたし、彼は最高をもたらす。試合に勝つために競うベストな姿勢をもたらす。

(タケヒロ・トミヤスについて……)

感心している。パフォーマンスはもちろん、彼の馴染み方に。みんなの称賛を得る彼のやり方に。彼はノリッチではほとんど準備の時間もなかったし、バーンリーでは伝統的PL試合だったが、彼は際立っていたと思う。

彼は難しいときを過ごさねばならなかったのは、つまりとてもテストされていたから。そして彼はそれをプライドを持って行った。それが彼のやり方であり、つねに完全にコミットして集中している。

(けが人なし……)

いいね! これをつづけよう!

(けが人なしには理由がある?……)

この天気を見てほしい! すべてが役に立った。いいエナジーがあり、勝利がつづいて、みんながプレイしたがっている。素晴らしいフィジオ、スポーツサイエンティスト、メディカル部門があって、彼らが全力でチームの面倒をみようとしている。

(日曜に勝てれば、ファンがプロジェクトを支持するようになる……)

それが彼らに勝利を与えるもうひとつの理由だ。彼らはもうすでにそうしてくれていると思うし、最高の結果が出ていなかったときですらそれを示してくれていた。それはとても例外的なことであり、際立ったことであり、それがわたしが彼らについてサポーターということばを使った理由だ。だから、彼らには彼らがとても楽しめるものをもたらしたいし、チームと親密になってほしい。

(スターティング11はもう決めたので?……)

考えはあるよ。イエス。

(トッナム vs チェルシーと、エンゴロ・カンテの影響について……)

われわれにはエンゴロはいない。だから彼を使うことはできない。比べるのは難しいが、彼らの試合は前後半はかなり違っていたと思う。とても競争のある試合でもあったし、少しのディーテイルとセットピースが3得点で大きかった。観ていておもしろい試合だった。

(ハリー・ケインについてと、守備の選手たちに彼に対してどうプレイすればいいか話している?……)

もちろん、彼の脅威やクオリティに関しては彼らに示さねばならない。どこを狙おうとしてくるか。われわれはできるだけそれを阻止する必要がある。彼の脅威はわかっているし、攻撃においては彼の貢献からたくさんのことが生まれることも。

(3連勝について。フットボールでは早くものごとが変わっていく……)

それがこのスポートの美しいところ。とても早く変化が起きる。パースペクティヴでものごとを見ることができなきゃいけない。集中を失わず、適応しようとし、毎試合で若い選手たちのベストを引き出す。なぜならダイナミクスはそれがわかる前にすぐ変わっていくから。われわれは日曜にスパーズと戦うにはいい場所にいる。しかし、それはそれだけのことだ。あとは、われわれはピッチで自分たちにできることを示さねばならない。

(いいフォームと悪いフォームのあいだで、どう選手のバランスを維持していく……)

彼らには真実を伝え、現実を見させ、変化し、進歩することでそうしていく。それはわれわれがとてもよくやっていることだ。なぜパフォーマンスが結果にならないのか、理解を見出そうとすること。あるいは、それをやっているのなら、大きな変化が必要になる。

(日曜の結果は現時点ではトップ4に影響しない。それが意味することは……)

つまりこのリーグがどれほど先へ行っているかということだろう。4、5年前と比べても、いまやもう違う惑星になっている。PLがかつてこれほどまで強かったことはない。歴史においても、わたしの意見でも、ここは世界でもっとも強いリーグだ。

チームのクオリティがあり、組織のクオリティと関与があり、リーグがどう発展し、コーチとマネジャーのクオリティがこのリーグにあるか。このリーグにやってくる選手たちにしても、これほど強かったことはない。

(あなたがこのPLでプレイできたら……)

強すぎるね。わたしはこのレヴェルではプレイできなかったろう。もっと強くなっている。

(スタンドのセイフスタンディングとファンへのアルコール許可について……)

どんな決まりごともステディアムの雰囲気をつくると思う。それとみんなの安全は励ましになる。われわれにはオーソリティーズがいて、われわれよりももっといい決断をするプロセスがある。背景で何が起きているかについては、たくさんは見えていないが、もしそれが安全であり、違うやり方で雰囲気を奨励するなら、みんな賛成するだろう。議論があるべきと思うよ。

(前回のNLDでオバメヤンが遅刻した件……)※彼は罰としてプレイせず

あれはただの事故であり、わたしが決断しなければならなかった。わたしは決断したし、オーバは違う立場だったとは思う。彼はあのとき悪い立場だったわけではない。あれはただの事故であり、われわれはチームとしていくつかやり方はあった。しかしそうではなかったので、だから決断した。

いまは彼はとてもいいフォームだよ。彼のバーンリーでのプレイは、彼はゴールこそしなかったが、チームのためのプレイは際立っていた。彼には同じプレイを期待している。

(オーバがここまで1ゴールしかしていないことは問題……)

だが彼はするだろう。彼はチャンスを生み出しているし、われわれはもっと生み出さねばならない。そして彼をもっとチャンスに関与させねばならない。そうすればそこでどうなるかわかっているから。彼はいいフォームだ。

(オーバはこの手の試合で輝く?……)

このタイプのフィクスチャでは特別なときが必要であり、またディーテイルが試合を決めたりする。ビッグプレイヤーが入ってきて、チームのためにそれをやる。そうなればたいてい結果はとてもポジティヴになる。

(ラカゼットの将来……)

内部のことは明かさない。彼とのことは開示しないよ。まだシーズンは長い。なんでも起きる。すべてがオープンだ。彼はただパフォーマンスに集中して、いつもやっているようにチームに貢献すべき。

彼はとんでもないキャラクターの持ち主。彼はいつもプッシュして、チームを助けることにとても前向きなひとりだ。それは変わらないだろう。そしてそのあとには、どうなるか観ることになる。

以上。

アルテタは最近はもうずっとファンについて、称賛や感謝を述べている。無観客時代をへて、きっとサポーターのプッシュのありがたみを実感しているのでしょうなあ。

オバメヤンのコメント「ライティの云うことはよく聞くこと!」

マッチデイプログラムでのインタヴュー。オフィシャルサイトより。

PEA:エミレーツステディアムでのぼくの初めてのNLDを思い返すと、いまも鳥肌が立つな。何日か前にラカとも話していたんだけど、ぼくも彼もあんな試合でプレイしたいって話していたんだ。

ただすごかった。2-1にされてからのカムバックはすごかったよ。観客もすごい声援で、ぼくらもたくさんのエナジーをもらった。たしか、ルーカス・トレイラが4-2にして、みんなもうクレイジーになっちゃった。すごくいい思い出だね。

ステディアムから帰るときも、やばい経験だった。車で帰っているとき、赤信号で止まると、すぐ前にアーセナルファンでいっぱいのバーが見えた。彼らがパブから出てきてぼくのうたを歌ってくれて。あれはマジクールだった。みんなを幸せにできるとき、ぼくもすごくうれしいんだ。

覚えているのは、キットマンのポールだったか、どれだけこの試合がこのクラブに関わるひとたちにとって重要か教えてくれたんだ。イアン・ライトともそれについて話したよ。

キミがアーセナルの選手なら、キミは一生アーセナル。ライティのような人が話すなら、それは聞かないと。やりたいただひとつのことはピッチに出ていき、それを示すこと。彼らが云っていることをよく聞いて、あとは準備ができていること。

トミヤスのコメント「あんな声援は聞いたこともなかった」

マッチデイプログラムにトミーもコメント。オフィシャルサイトより。

トミヤス:ぼくのデビューの日はすごかった。あれは特別な日だったよ。だってぼくの夢はPLでプレイすることだったし、とくにエミレーツステディアムでできたのだから。ただワンダフォー。

あんなサウンドは聞いたこともなかったと云えるね。ぼくの人生のなかで。だからぼくにはとても特別だった。いつまでも覚えているだろうね。

ぼくにあんな声援があったのももちろん驚いた。以前にあんな多くのサポーターの前にいたことはなかったんだから。でも試合中はプレイに集中したけど。ぼくは自分のパフォーマンスに集中する必要があったし、それがぼくがやろうとしていたことだった。

とにかくすごかった。ぼくらがピッチに入ったときから聞こえた。それからは、ぼくがボールを受けたり、プレイしたりするだけで、毎度あの声援が聞こえた。ゴールのときももちろん。

トミヤスのプレイのたびに大きな声援が起きていたのは、TVを観ていてもわかったくらい。ああいうのが選手をプッシュするんだろうなあと思いますよね。

これからも人気者でいてほしいものだ。

オーデガードのコメント「トッナムの話はいつもネガティヴになる」

ノルウェイのメディアのインタヴュー。『TV2』より。一部のみ。

(10年前、PLはTVで観るものでした……)

MØ:毎週末はまずフィールド。つぎにPLのためにすぐ家に帰って、ソーセージパーティ。そういう空気があったね。

(NLD……)

生々しくなっている。去年もプレイしたけどクールだった。でも今回はフルハウスでまったく違うものになりそうだ。

(トッナムとのライヴァリー……)

そういう導入がほんとに必要とは思わないけれど。誰かと話すとたくさんのことがわかるよ。トッナムについては、いつもネガティヴに話されるんだ。だからすぐに気づく。

※9/26追記:試合前のアルテタのコメントがさらにあったので以下に追記

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

6 Comments on “【マッチプレビュー】21/22EPL アーセナル vs トッナム・ホットスパー(26/Sep/2021)ジャカ or Notジャカ

  1. 気になって調べてみたのですが、冨安がA代表に招集され始めた2018年ロシアW杯後から日韓戦は2019年12月と2021年3月の2回行われているのですが、約2年前の対戦では国内組を主体とするメンバー構成だったために冨安は招集されておらず、半年前の対戦では冨安は先発出場を果たしましたが、ソンが招集外だったので対戦経験は無いと思われます!

  2. ハリケーン覚醒、あるあるかもしれませんが、今のディフェンス安定しているし、オーバとサカがゴールを取ると予想して明日に臨みます!個人的にはラムズデールで固定して欲しい。COYG

  3. 正直日本に住んでいてダービーだからといって特別盛り上がりませんが、明日ジャカを使うのか使わないのかアルテタがどういうセットアップで臨むのか楽しみです。

  4. 相手がどうこうよりも、今シーズンはもうトーナメントくらいのつもりで見てる。今の弱さに留まってたらPLの「敗退」は間違いなく、戦いながら強くなるしかないと思う。

    現状ではハイプレスのタイミングがずれてると思う。前線の4人が総当りでプレスに行った時に、最後のところでDMFが前に出てないとか。そこのタイミングさえ合ってればプレスが届いてたんじゃないかと思うケースも多く、ジャカであれサンビであれもっと良いプレーができるはずだと思う。2列目はあれだけハードワークしてるんだから、あれで囲めないほうがおかしい。

    ともあれやっつけよう。相手がどこだろうと!COYG!

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