hotいま読まれているエントリ

Arsenal, Arteta, EFL Cup, Match

【マッチレビュー】21/22カラバオカップSF リヴァプール vs アーセナル(13/Jan/2022)Don’t give up the fightの巻

試合の論点

リヴァプール vs アーセナルのトーキングポインツ。

また誇らしくなる試合

10人で1時間以上プレイしたアーセナルが、アンフィールドで執念のドロウ。。

ただでさえタフな試合で、23分という早い時間のレッドカード。勝負はもはや絶望的に見え、またしてもトップチームに無残に蹂躙されることも覚悟した、まさにのっぴきならない状況。

そして、その後の死闘。

防戦一方であっても、ラカ、サカ、マルティネリでときおり繰り出すカウンターは鋭かったし、ゴール前では最後まで集中を失わず、けして勝負を諦めなかった。シティでの最後の最後に失点するという惨劇を思い出しつつも、結局クリンシートをキープした試合終了時には、えもいわれぬ感動が。アウェイサポーターたちの声援も鳥肌がたつほどすごかった。アルテタがいつも強調する一体感があった。

いまのリヴァプール相手に0-0でアウェイレグを終えたのなら、これはもう大成功の部類だろう。今シーズン、アンフィールドで彼らが得点できなかった試合(※すべてのコンペティション)はこれが初めてらしい。まあ、AFCON組がいなかった影響がかなりあるだろうから、その分アーセナルはラッキーではあったけど。

それにしても、なんてチームだ。

この一戦は、アーセナルのチームの団結ときずなをさらに強固にしたように思える。窮地をともに生き抜いた若き戦友たち。こういうタフな試合を乗り越えた経験がチームの血肉になってゆく。

これでアーセナルは先々週のPLマンシティにつづいて、最高の結果こそ得ていなくても、トップチーム相手に十分胸を張れるような試合をやった。(※ノッティンガム・フォレストのことは記憶から消し去った)

週末のNLD、来週のリヴァプールとのセカンドレグと、これからつづくタフな試合に希望が持てる内容だった。

またグラニト・ジャカがレッドカード

もうジャカ論争をやる気力もない。

もうすこしでレジェンドに。

Sky Sportsのジェイミー・キャラガー。

キャラガー:ジャカはジャカだった。ジョタはまだあそこで準備ができていたわけでもないのに、彼は完全に愚かしいチャレンジをやった。

彼の倒しかたと、あのちからの入りよう。間違いなくレッドカードだ。

イアン・ライト。

ただ、今回は、あのレッドカードのおかげでアーセナルは10人全員でほぼ守備に集中することになり、アンフィールドで下手に攻撃に色気を出すよりは、最低限の結果を出す可能性が高かったかもしれず。実際そうなった。災い転じて福となした部分も認めねばなるまい。

しかし、それで彼のあのファウルが許容できるかといえばそんなことはなく。

ため息がでるばかりである。

ジャカも試合後には謝罪をしていて、いつものことすぎて、ファンももう諦めムードのように思える。彼はまたしばらくしたら復活してくるんだろう(今シーズン2試合目のストレイトレッドで4試合バンの可能性があるとか?)。そしてまたチームに欠かせない一員になり、そのうちどでかいエラーをやる。それがジャカ・サイクル。

アーセナルはほんとにいつまで彼で消耗するんだろうか。毎シーズン、彼のおかげでかならず数ポインツは犠牲になるみたいな。今回はなんとかセカンドレグに望みをつなげたものの、これが仮に悪い結果だったらコンペティション敗退の直接の原因になっていた。

以前r/Gunnersで、ジャカのような選手に5年もこだわりつづけているビッグクラブは存在しないと云っているひとがいて、ほんとにそうだなと。どんないいプレイをしても、かならず自らそれを台無しにするエラーをやる。時限爆弾。

先日のロングインタヴューで、「自分はレフェリーに偏見を持たれている」と話していたジャカだが、まあたしかにそういう部分もあるかもしれない。しかし、ああいう雑なプレイを観るに、そうじゃない部分も大いにあるでしょと思わずにいられない。

MF危機にも関わらず、もちろんこのひとは日曜のNLDではプレイできない。なんてこったと頭を抱えたくなる反面、誰かが云っていたように、NLDでレッドカードをもらうくらいなら最初からいないほうがマシと思うことにしようか。

もはや本人を責める気にもなれない。いい加減クラブが学んでほしい。

その他試合について

  • リヴァプールはハイプレスを受けても、苦し紛れのように見えるロング/ミドルレンジのボールが前につながってしまう。ああいうことができるチームが強い
  • ラカゼットの貢献度たるや
  • 4分、ガブリエルがGKへの厳しいバックパス。NTに触発(笑い)
  • 53分、KTのインターセプション
  • 66分、ラカゼットはラムズデイルのロングボールに怒っていた? ラムズデイルはもうちょいショートパスをつないでくれてもいいかなと思うシーンは何度かあった
  • チェンバースの株が上がってる
  • サンビ・ロコンガの株がまた下がりそう。彼はPLのリヴァプール戦の雪辱を果たしたかったのに、同じようにオウンハーフのタイトエリアで雑プレイ。あそこで適切な意思決定ができるプレス耐性がないと、アーセナルのCMではプレイできない
  • 今回も5人サブのはず? アルテタはなぜ時間稼ぎのサブをやらなかったのか
  • サポーターのチャントすごかった

試合については以上。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

6 Comments on “【マッチレビュー】21/22カラバオカップSF リヴァプール vs アーセナル(13/Jan/2022)Don’t give up the fightの巻

  1. お疲れ様です。

    ジャカサイクル。笑 ジャカのことは好きですが、今回は言葉がありません。。
    消耗すらして欲しくないと言ってたのに、退場者が出て、怪我人が出て、全力MAXな展開。逆境に対してポジティブな雰囲気になってるのが救いですが。。さすがにNLDは延期しましょう!COYG!

  2. レッドのシーンには直接関係ないけれども、ジャカはカバーリング範囲に無理が効くパーティーような相方がいないと、どんどん軽率なタックルが増えてくる。だから、アルトゥールみたいなボールは散らせるけど守備強度はそこそこみたいな選手よりも、ザカリアとかとった方がいい気かするけどなぁ。調子がいいかわからんが。

    ノーロンやるなら下手にロコンガ出すよりも、ホワイトアンカーでスミス郎とウーデゴールの3MFのほうが攻守において良いと思う。若手だとか言われてるけど22歳、甘やかしていいほど若くない。

  3. ジャカはもうたくさんです…いつまで彼を使うんでしょうか。29のベテラン枠のプレイとは思えない
    事あるごとにチームに迷惑かけまくってるんですけど、本当にチームメイトに慕われてるのか疑問です
    CFW1枚よりよりMF2枚が補強優先事項じゃないんでしょうか

  4. まあ範囲内っちゃ範囲内です
    ただ冬の補強、聞こえてくるのはイタリア方面。
    アルトゥール、、見ると分かりやすい特徴の選手ですが、、そうするとやっぱサンビがパーティの控え扱いだったんだなぁと。
    確かに将来的にはそこでしょうが、当分ジャカの方とポジション争うモノも思ってました。
    守備で無理きくタイプの方が欲しいと思うけどなぁー
    編成上の不足がチームの歯車を大きく狂わせ始めたのは本当に残念です。
    うーん、怖い。

    ベンジャミン、スーパーでした!

  5. お疲れ様です。
    おっしゃる通り、今やジャカを責めるのは筋違いだと思います。
    彼は平常運転してるだけ。
    その彼の代わりを、何年も連れてこなかった『上の人』の責任です。
    この冬、上位互換の選手を獲得できなければ、今シーズンもヨーロッパは遥か彼方でしょう・・・

  6. ジャカの退場シーンはバリエーションがあるので楽しめます。アーセナルの選手では無いですがロバートソンは対角線にあれだけの質のボールが蹴れるのは素晴らしいですね。一番遠くが視れてるのもポイント高いです。ファウルした場所がペナルティエリア内じゃ無かったこと、ジョタに怪我が無かったことは良かったですし、新たに契約を結び直した2024年迄ジャカのプレイを冷ややかな目で見守りましょう!

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *