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アーセナルがセルジ・グナブリに行かない理由

こんにちは。

さて、アーセナルはガブリエル・ジェズースの発表をなかなかしない+ラフィーニャ頓挫+リサンドロ・マルティネスも??で、ここ数日のファン界隈は若干イライラした空気になっているように感じる。Gay Goonersのパレードのtweetに対して「そんなのよりジェズースを発表しろ」みたいなリプライが殺到しているのを観たときは、さすがにげんなりしてしまったな。彼らは、とてもがっかりしたはず。

そんななか、ラフィーニャの代替として、この週末もファン界隈で盛り上がっていたのは、バイエルンのセルジ・グナブリ。

ぼくも先日のエントリでラフィーニャのプランBとして「グナブリはない」と書いたんだけど、あれを読んだひとのなかにもグナブリはアリだろう(アリであってほしい)というひとがやっぱり多いみたいだった。それと、ぼく自身も彼の要求しているサラリーをなぜか誤解していたということもあって(それが誤解かどうかも定かでないが)、ちょっと思い直したところもある。

ただ、残念なことに、これまでのメディアでの彼とアーセナルのリンクの伝えられかたは、ファンの熱量とはけして比例していない。

そのような状況で、だから、今回はちょっと自分の考えを整理する意味でこのエントリを書きたいと思う。

タイトルは釣りっぽくて悪い。このエントリの真意は「もしアーセナルがこの夏にグナブリに行かないとしたら、考えられそうな理由」である。



アーセナルがグナブリに行く理由

まず、彼を獲得したい理由/彼に向かってもおかしくない理由から書いていく。

アーセナルのようなクラブが彼をほしい理由はかなりある。誰だって優秀な選手はほしいさ。なんで行かないんだよ!って憤りはわかる。

1 超優秀&経験豊富なシニアウィンガー

これは、ここで多く説明するまでもないだろう。あのFCバイエルンのレギュラーということは、ほぼトッププレイヤー。

RWがメインながら、LWでもCFでもプレイできる。

いちおう、20才でドイツに行ってからのリーグでの成績は以下。

  • 16/17(ブレーメン)P27 G11 A2
  • 17/18(ホッフェンハイム)P22 G10 A7
  • 18/19(以下バイエルン)P30 G10 A7
  • 19/20 P32 G12 A11
  • 20/21 P27 G10 A5
  • 21/22 P34 G14 A6

6年間で毎年G+Aが二桁。20に達しているシーズンもある。バケモンか。

FBRefのこの一年間のスカウティングリポート。緑=優秀。まがうことなきエリート。もっと詳しいリポートでもほぼ緑。多少平凡なのはディフェンスだが、バイエルンの攻撃の選手ならまあそんなものか。

アーセナルがラフィーニャに求めていたのは、シニア選手、ハードワーカー、PLでの経験などだったとすると、いちおうどれも当てはまる。彼もイングランドでの経験にはあんまりいい思い出がないかもだが。。

ハードワークに関してはどうだろう。それでもタックルやインターセプションは優秀だし、プレッシャーも並ではある。

参考までにラフィーニャとの比較。画像は『The Athletic』より。

ポゼッション(緑)のところでキャラクターの違いが出ている。全体的に似てるっちゃ似てる。

ラフィーニャのプロファイルを求めているなら、グナブリでダメな理由はなさそう。

2 じつはラフィーニャとさほど変わらないコスト?

アーセナルが彼の獲得に向かううえで、もっとも大きな障害と思われているのがコストだろう。

しかし、じつはラフィーニャとグナブリで、総額は云うほど変わらない可能性があることを説明したい。

ぼくが先日のエントリで「グナブリはない」と書いたとき、彼の要求サラリーを380kとかだっけ?と思い込んでいて(以前の自分のエントリですら彼の要求は£310kpwらしいと書いてたのにそれも忘れてた)、これはさすがにあり得ないと思った。でも、もしそうじゃないのなら金は問題にならないかもと思い直した次第。

では、実際にグナブリはどれほど要求しているのか。

さまざまな説もありつつ、グナブリの要求サラリーで参考になりそうなのは、バイエルンの新契約のオファーは「既存の倍」説と、彼の現在のサラリー(£110kpw)から導き出せる、£220kpwというもの。彼はそれに満足していないという。ムラー(250k)とかサネ(275k)のあたりのサラリーより低いのは何事かと。しらんけど。

ふたりの契約にかかるコストを単純比較してみよう。仮に5年。

5年契約だと、それぞれ30、31のときに契約が終わる。リセイルヴァリュの面では、1才若いラフィーニャがやや有利か。

 

ラフィーニャの推定コスト(5年契約)

移籍金£65M+年俸6M(115kpw)*5年=£95M

 

グナブリの推定コスト(5年契約)

移籍金£35M(€40M)+年俸11M(220kpw)*5年=£90M

 

なんと。この計算だとグナブリのほうがちょっと安い。ただ、グナブリはバイエルンのサラリー倍増オファー220kが不満だとすると、彼の年俸はもっと上になるので総額はもっと増える。

それとラフィーニャの移籍金£65Mは、あくまでチェルシーとリーズが合意したというボーナスを含めたオファーであり、アーセナルは最初からそこまで多くをかけるつもりはなかったかもしれない。

いずれにせよ、非常に大きいというほどの差ではないんじゃないかと。

もちろん、絶対的に高コストでアーセナルが本来望まない方向性だと思うのだが、ラフィーニャに本気だったということは、この夏RWにその程度の投資は惜しむつもりはなかったということでもある。

年齢は1才違いで、クオリティは変わらないかあるいはそれより上等、かかるコストも大差なし。キャリアのピークを迎えていて、アーセナルアカデミーに5年在籍のクラブ出身者。。。

アーセナルよ、どうしてセルジをわが家へ連れ戻さない? なぜだ、なぜなんだ?

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3 Comments on “アーセナルがセルジ・グナブリに行かない理由

  1. アピール材料はタイトル、給与、待遇だと思います。
    今のアーセナルはタイトルでアピール出来ない。
    給与はサネ、コマンが基準の£280〜300kpwなら払えるでしょうけど、フリーで退団してもチーム1の高給で帰って来られるなら、サカ含め若手有望株が延長しなくなりそう。ただでさえサカはピンチだし
    待遇もエンケティアに14番あげたし、同じポジションにサカ、ガビ、ロウがいるので、サネとコマンとの併用に不満のニャブリが満足すると思えない。

  2. アーセナルの右サイドはバックスの冨安がサイドに張るタイプではないので、サカのようにタッチラインから仕掛けられる選手が合っていると思います。ラフィーニャはそのタイプ。グナブリーはバイエルンの試合を観るかぎりではもっと内側で勝負する選手で純粋なウインガーとは違います。サカが相手を引きつけることが前提となると、代わりも妥協できないのかなと思いました。

  3. サカやESRのようにシニアチームに定着できず、でも努力すれば輝かしい未来もあるとリザーブやアカデミーの選手達に身をもって示した(ベンゲルさんの話ではそう単純じゃないようですが)選手が凱旋してくると言うストーリーはドラマチックだし、心情的には歓迎です。

    ただ戦力的に考えると、前線に獲るならラフィーニャ含め右サイドではなく、そもそもアルテタ氏はあまり重視してない?高さのある攻撃というオプションの方が必要じゃないのかなぁと考えています。

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