こんにちは。さっそくPLの週末。忙しい。
PLテーブルでトップを維持しながら迎えるアーセナルのMD10は、リーズ・ユナイテッド(A)。
PL10試合めということは、これでようやくシーズン全38試合の1/4(25%)を消化したことに。
アーセナルは、今シーズンここまで、まだ一度もPLでトップのポジションを譲っていない。いつまでこれがつづくか、どんな相手であっても、もう毎試合がビッグテストになっている。
近年のリーズといえば、マルセロ・ビエルサのハイスピード・ハイインテンシティで、得点も失点も多いという個性的なフットボールの印象が強いが、今年はどうか。
この試合をプレヴューしてゆこう。
アルテタの試合前コメント「(ビエルサのリーズと)かなり似ている」
土曜に行われたボスの試合前プレス会見。AFCオフィシャルサイトより。
(4ポインツ差でトップになれる可能性が心理的なブーストに……)
アルテタ:いま難しいのは、リーズへの準備をどうするかだ。精神的にも肉体的にも。バトルになるだろうから。彼らがどうプレイするかはわかっている。いかにインテンスなプレイになるかも。彼らの観客も。だから、これはチャレンジになる。そこで勝つためには、あらためてベストになる必要がある。
(木曜・日曜のルーティーンに慣れてきた?……)
それはすでにそこにあったものだと思う。だが、ワールドカップのあとは、もっと悪くなるだろう。だから、何があっても大丈夫なようにいい準備をしないと。
(Bodo/Glimtで90分プレイした選手にはどのような準備を?……)
彼らにはこちらの考えを伝える。ヴィデオを観せたり、よく回復できるよう運動はさせる。それだけだ。ロンドンに戻ったらすぐにリーズへの移動で時間もない。土曜にはアクティヴェイションを行うが、トレイニングセッションではない。それは不可能だ。
(リーズのような敵対的雰囲気のなかでも、いまやそれに対抗できるようになっている……)
そうだと思う。しかし、去年はすごかった。われわれが3-0で勝っていてさえ、わたしがかつて観たことがないほどの観客だった。それは感じただろう。わたしが彼らを観るときは、もう何試合か観ているが、いつもあのノイズを聴くことになる。だから、この試合の雰囲気がどのようになるかもわかっている。
(リーズはどのようなチームだと?……)
Jesse(Marsch)とチームがすでにプレイしているように、自分たちがやりたいことがとてもはっきりしている。とてもインテンスなチームであり、とてもダイナミック。彼らが攻撃するスペイスのあるときは、とてもいいチームだ。(ビエルサのチームと)かなり類似点がある。しかし、どのコーチも自分のやりかたがある。Jesseがやってきたことは、とてもインプレッシヴ。
(ガブリエル・ジェズースはセレクションに含まれる?……)
わからない。彼はリヴァプール戦のあと、やや具合が悪かった。だから彼を(ノルウェイに)連れていかなかった。だから、明日はどうなるか観てみよう。
以上。短い。
そして、なんとジェズースがダウト。。
POTMのグラニト・ジャカのインタヴュー「今回はさらに格別」
アーセナルの9月のPOTM(Player of the Month)に選ばれたジャカがインタヴューにこたえている。AFCオフィシャルサイトより。
ジャカ:(9月のPOTM)ぼくには、こういうのはいつでも特別なものだ。今回は、たしか2回めだったと思う。昨シーズンの4月に7年近くいて初めてもらった。
だが、正直なところ、これを待ってるというわけでもないんだ。だって、結局は勝つのも敗けるのもみんなといっしょなのだから。もちろんうれしいよ。みんながぼくがやってることをわかってくれたということだし。
今回はとくに、特別だと思うのは、みんなが3年前に起きたことを知っているから。だから、ぼくらはサポートを受けてパフォーマンスできてる。
(いまはチャントまである)妻には試合中あのうたが聞こえたか訊かれた。もちろん聞こえたよ。彼女には、あれがすごくやる気になると伝えた。なぜなら、ぼくはここに7年もいて、始めからあんなに愛情を受けるようになった。ぼくにも小さなブレイクがあったということだ。小さなブレイクというのは、つまりカットみたいだったから。
(チャントは)とてもうれしい。愛情を感じられるし、いつでも彼らといっしょにいたいと思う。いまこの瞬間ここにいられること、そのことに感謝を云わなきゃいけない。これまでやってきたように、これからもベストを尽くすよ。
Frimmyによる4分ほどのインタヴュー映像も公開されているので、ジャカっ子のみんなはチェックしよう。
PLへの適応を語るファビオ・ヴィエラ「イングランドではフィジカリティが求められる」
Bodo/Glimtのあとのインタヴュー。試合レヴューエントリでは彼についてあまり触れなかったが、あの試合では彼自身もまたやや不満の残るパフォーマンスだったろう。『Daily Mail』より。
ヴィエラ:(イングランドのフットボール)違うタイプのゲイムだ。ポルトガルとは違う。イングランドはもっとフィジカルで、それに取り組むことが求められる。
(体重は?)もちろんちゃんとやってるよ! 週に3回。もうそろそろよくなっていくころだ。
(アーセナルがタイトル争いできると思っていた?)イエス。もちろん。アーセナルはビッグクラブ、みんなが知ってる。いまは1位で、それはとてもいいこと。これからもワークをつづけて、試合ごとにやっていく。
ぼくはここでとてもハッピーだ。毎試合であるファンのサポートは重要で、ぼくにとってはファンの愛情を感じられることがとてもたいせつなんだ。
リヴァプール戦でベンチの屈辱について語るキーラン・ティアニー「あんな経験は初めて」
昨日の『Sky Sports』が彼のロング・インタヴューを掲載していた。リヴァプールでのベンチ、サリバへの称賛などについて語っている。一部抜粋。
KT:(LIVではジンチェンコがケガで不在なのにトミヤスが優先されたこと)ぼくが考えていたのは、木曜に途中交代になったのは、もしかしたら日曜にはぼくをつづけて使うつもりかもしれないと。彼(アルテタ)のプランのとおりだったのかもしれない。
あの日の前に彼から云われていたんだ。「これはキミのパフォーマンス理由じゃない。これはわたしがしたかった戦術的な変更にすぎない」と。そりゃ腹立たしいよ。でも、怒りもしないし、これからもハードにトライする。
ぼくもすべての機会でプレイしたい。とくにビッグゲイムで。プレイしたい。あのアトモスフィアがほしい。ぼくからは何も云えないが、トミヤスがすばらしいプレイをして、ゲイムプランもうまくいった。ご覧のとおりだ。ライトバックをあそこで使おうなんて考えるマネジャーは、あんまりいない。だが、彼はそれをやり成功させた。
あんな経験はしたことがなかった。ぼくの人生であんなふうにベンチにされるのは初めて。いまも新鮮に感じる。
今シーズンみたいなのも、ぼくには初めてだ。昨シーズンに3-4試合プレイしなかった試合もあるが、今年はシーズンが始まってから、あまりプレイしていない。それは初だ。
ぼくも学習している。それに対処している。でもタフだよ。フットボールはぼくがプレイしたいもの。ケガから復帰するために、かなりハードにワークしてきたから、できるだけ早くプレイしたい。
いまあまりプレイできていないのは残念だけど、プレイするチャンスがあれば、それはいつでもとてもうれしいこと。チームのためにできるだけハードハークする。
彼にはまさにタフな状況。これまで明白なファーストチョイスだったのに、そしてとくに彼が悪かったわけでもないのに、いまでは同じポジションを狙う競争相手がふたりもいる。
長いシーズン、KTにもかならず活躍するときが来るはず。腐らずにいてほしい。
それにしても、こうしてトッププレイヤーたちがポジションを競っているというのは、非常に健全なことだ。
Jesse Marschの試合前コメント「アルテタはもっとも過小評価されているマネジャー」
リーズのボスコメント。『football.london』より。
Marsch:(PLのタイトル争い)マンシティとリヴァプールはとても強い。彼らはそれをもう5年も示していて、そんなふうにやれたチームもなかった。
ミケル・アルテタは間違いなく、すばらしい仕事をしている。アルテタは、このリーグでもっとも過小評価されているマネジャーだ。彼は、若く、複雑で、安定した、観てていてわくわくするチームをつくりあげている。
時間はかかるものだし、かなりのプレッシャーもあった。そしていま、われわれは彼の仕事のみのりを観ている。それはとてつもないものだ。
だが、われわれにも自信はある。エランドロードで自分たちのやりたいプレイをする。アーセナルはいいチームだが、こちらもゲイムプランを遂行する。
チームを称賛するのに“complex”という単語が用いられているのは興味深い。ミケルのフットボールは、やっぱりプログレなのか。。