やあ、どうも。観ましたか。おひさしぶりのアーセナルのCL。
まずはなにより、あの盛り上がりですよね。CLアンセムで試合が始まるときのスタンドの大興奮は、TV中継の音声からも伝わってきたほど。ながいこと待ち望んできたファンの感情のほとばしりがすごかった。
そしてアーセナルファンにはご褒美みたいな試合だった! サカのデビューゴールから始まって4つもゴールがみられて、最近では珍しいホームでのクリンシート。前半はとくにPSVがボールを持ったとき、若干オープンにしすぎなきらいはあったけれど、まあアーセナルとしては、ホームでパーフェクトな勝利といってよいだろうと思う。
6年も遠ざかっていた世界最高のコンペティションへの復帰戦としては、理想的な試合になった。素晴らしい。
試合を振り返ろう。
Arsenal thrash PSV on Champions League return
アルテタの試合後コメント「とても感情的になった。美しい夜だった」
マネジャーとしてCLデビューだったミケル・アルテタ。試合直後のインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。
アルテタ:(試合について)とてもうれしい。ステディアムのあの音楽、雰囲気にはとても感情的な気分になった。素晴らしかった。初戦を4-0で勝てたことはいい思い出になる。とてもうれしいね。
この48時間は、選手たちのこと、注目のレヴェル、今日のファイトしたように、いかに競うかといったことを考えていた。だが、そのあとは1試合も敗けていないとても強いチームを相手にそれをやらねばならず、今日われわれが勝てたのは、両方のボックスでとても効率的だったからだ。
いくつかのトランジションでは、われわれは相手にとてもとてもうまく対応したし、われわれはとてもクリニカルだった。ボールを持ったときにもとても落ち着きがあり、正しい選手に正しいパスを正しいスペイスに出していた。それがこの試合で違いになった。
(これは宣言となる勝利?)というより自分たちにとってだろう。われわれはこのレヴェルでパフォームできるし、PLで毎週経験していることとなにも変わらない。つまりベストな準備が重要であり、多くの選手が国際レヴェルでこうしたコンペティションに慣れていることも示している。
感情的に、勝利がベストでベストでベストである。それができるベストなこと。そして、いまや24人の選手たちが、日曜にプレイしたくてしたくて震えている。
試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。
(今晩は「完璧な夜」だった?……)
アルテタ:美しい夜だった。もちろん、こんなにも長いあいだ、われわれは試合に勝つために正しいパフォーマンスをしようとしてきた。そしてあの雰囲気、CLの音楽はグレイトだった。その前にはみんなが少し感情的になっていた。
今日われわれは、両ボックスで際立てるということを示した。そこが違いになったとわたしは思う。
(試合前は感情的になった?……)
わたしはそうだね、とてもワクワクしていたよ。わたしはその感情をコントロールしたかったし、あまり見せたくはなかった。でも興奮はしていた。
これは旅の一部であり、旅はこのコンペティションでプレイできる権利を得た去年から始まったものだ。そこはクラブとしてはいなければならない場所で、これからはこのレヴェルにとどまりつづけられるよう、生み出していく責任がある。
(4ゴール勝利以上のものも見せることができた?……)
賛成だ。とくに、ボックストゥボックスでもっともっと上手にやるべきだったこともある。それは毎日欠かさず、そうでなければならない。
進歩のためにはとても分析的でなければならないが、同時にある時間の選手たちのプレイは称賛できる。CLで、これまで1試合も敗けていないチームに4ゴールで勝ったのだから、彼らを称賛する。
(CLデビューの選手たちは感情をマネジしていた……)
それはわたしも感じた。思うに、われわれはエナジーとエモウションを正しく使おうとしていた。楽しむことについて語り、このレヴェルでも競わねばならない。しかし、そこには楽しむべき部分がなければならない。そうしたとき、そうした夜には。
結局はそれが記憶になる。いい思い出になっていくと思うよ。
(PLで違うスタイルの相手と対戦すること……)
どの相手も異なるチャレンジをもたらすし、試合の早くにゴールしたときはそれが助けになる。今シーズンそういったことはあまりないし、それこそわれわれがほかのことで相手に直面しなければならないことだ。
間違いなく、このチームがフルペイスで縦に走っているのを観れば、それは観ていて楽しい。
(ノースロンドンダービーのためにセカンドハーフには選手を下げられた……)
選手たちのうち何人かはプレイ時間をマネジできた。とくに、以前の状態があった選手とか、あるいはナショナルチームでたくさんプレイした選手とか。それと、プレイするにふさわしかった選手に時間を与えることもできた。
エミールが歓迎されるのを観たとき、わたしも感情的になってしまった。彼はまだあまりプレイしていなかった選手であり、彼が受けた歓迎は彼にふさわしいものだった。彼のためにもとてもうれしい。
(チームに望んでいた試合を殺すことができて満足……)
とてもよい。それこそチームがやるべきことだ。だから、わたしは今日両ボックスが際立っていたと述べた。われわれは冷酷であり、チャンスをつかみ、フィニッシングクオリティはトップだった。だが、もっとやれたかもしれない。マネジャーというものは、もっとちょっとやれたんじゃないかと思ってしまうものだから。
(ブカヨ・サカのCL初戦……)
フェアに云えば、選手たちのなかには国際レヴェルでプレイしているものもいるし、彼らのそれぞれのチームでは大きな役割を担っている。そこは感じただろう。彼らは単なるスクワッドの一員ではなく、多くの責任を持ち、そこではビッグプレイヤーである。それがチームには非常に役立っている。
(ラムズデイルよりラヤを選んだ件……)
それは、わたしがチームのなかに抱いている信念だ。わたしは、相手のことを考えてプレイしたい。そこだけでなく、われわれはすべての選手に変更を行う。同じ理由だ。
(PLとCLの両方で競うのはどれだけ大変?……)
勝利がつねに助けになる。ドレッシングルームを観れば、今日の彼らがいかにハッピーか。明日、わたしが彼らにトレインするように云えば、間違いなく彼らはそうするだろう。
このあとは、3日間はまたビッグゲイムの準備となる。われわれにとっては、とても特別な試合であり、ベストでトライするつもりだ。
(カイ・ハヴァーツは試合のなかで違う役割でプレイしている……)
今日の彼は試合でもとてもつながっていた。相手の振る舞いによって、わたしが彼にふたつの異なる役割を要求しているというのは事実だ。彼は非常に賢いプレイができる。あとは、また今日あったように、ひとつかふたつのアクションをフィニッシュするだけ。それはいずれ来るし、彼も待ち望んでいる。
以上
“emotional”(感情的)というワードが頻出している会見だった。エモ。やっぱりすべてはCLに対する強い思い入れから。だから、この勝利はみんなよけいにうれしかっただろうと想像できる。
マーティン・オーデガードの試合後コメント「ぼくらがいかにCLに戻りたかったかを示した」
MOTMパフォーマンスのキャプテンMØ。お互いにややインテンシティの落ちた後半、ダメ押しの4点めをぶっかました。彼はボックス際のあのエリアでゴールを量産していて、まさに彼のためのZøneという感じである。試合後インタヴュー。AFCオフィシャルサイトより。
オーデガード:グレイトなスタートだったと思う。ぼくらは、始めから、いかにこのコンペティションに戻ってきたかったかを示したし、いかにやる気マンマンか示したと思う。ステディアムのファンの雰囲気やピッチの雰囲気もあって、ぼくらは始めから行った。
ぼくらはとてもいきいきとしていたと思う。ビッグパフォーマンスを見せたかった。選手たち、ファン、クラブ、みんなにとってこのコンペティションに戻ることがいかに重要だったか。
雰囲気はヤバかったね。子どものころ、ピッチで友だちとプレイしながら夢見た日々がみんなあったと思うんだ。だから、信じられないものだった。ほんとに楽しんだよ。
ぼくらはもっとうまくやれたことがたくさんあったと思う。ボールを持っていないとき、ぼくらはあまりにもたくさんのランを相手に許したし、スペイスを与えすぎた。とくにファーストハーフ。そしてセカンドハーフは多少調整をして、よくなった。ボールを持ったときには、ぼくらはとてもいいフットボールをしていたし、いくつかグレイトなゴールもしたけど。
ぼくらはよかったことを活かし、うまくやれたかもしれない部分から学ばないと。これからは、すべての試合がすぐやってくるし、日曜への準備もしなければならない。回復してまたフレッシュな足に戻そう。
⭐ MØ ⭐#UCL pic.twitter.com/w2XF3aNpgf
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) September 20, 2023
ハヴァーツに関してはGA取れてないのは確かですが今回の試合は加入して初めてと言っていいくらいいい出来だなと感じました。
ようやく慣れてきたのか相手の守備が悪かったからかは分かりませんが・・・
継続して今回くらいの出来であればGAを記録するのも遠くないと期待してます!