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【マッチレビュー】24/25 カラバオカップSF ニューカッスル・ユナイテッド vs アーセナル(5/Feb/2025)完全な敗北。残りシーズンにも暗雲

試合の雑感

ニューカッスルは強いね。残念ながら。あとアーセナルは彼らと相性悪い。今シーズン2敗め。この試合は、勝ち目のないクロスばかりに頼る感じがCLのインテルを思い出してしまったが、彼らはもっと強いと思う。

Isakひとりだけでも攻撃への影響力がすごいし、リードしたあとは、あのオーガナイズされたブロック守備でシャットアウト。基本的にアーセナルがボールを持つかたちだったのも想定内だったろうし、なんなら彼らがボールを奪ったときは毎回がカウンターみたいだった。アーセナルのハーフにはスペイスがたっぷりあるから当然。

Isakは裏抜けもできるし、ホールドアッププレイもうまいし、パスもフィニッシュもある。あれはアンリだね。ヨーロッパでいまもっともインフォームなFW。

これは、ファーストレグの試合後の感想として書いたもの。セカンドレグでも全然違和感なくてウケる。「ボールを奪ったら毎回がカウンター」。

前と同じじゃねえかよお。IsakにFWの性能差を見せつけられて、リードされたら守られて、カウンターられて。加えて、ホームのあの敵対的雰囲気に、超アグレッシヴなプレイ。こりゃ勝てない。

彼らのこの試合のフォーメイション(バック3/バック5)は彼らにしては珍しいものだったそうだが、アーセナルにバッチリハマっただろう。もともと彼らはファーストレグの2-0から、このセカンドレグでは逃げ切ればよいだけだったので守備的にアプローチする根拠もあった。

しかし、そういう戦いかたでも、彼らはこの試合で2ゴールどころか、さらにあと2ゴールは決めることができた。ひとつはギリギリのオフサイドで取り消され、もうひとつはわざわざ外してくれた。いっぽうのアーセナルは、いくらボールを持っても、ほんのいくつかを除いてはまったくゴールの匂いはせず。

これは間違いなく、完敗である。

今回の敗因として、アルテタはチームの連戦の疲労も示唆しているように、たしかにそれもあったとは思う。ただでさえ疲れているのに、あんなふうにエンドトゥエンドのオープンな試合になれば、選手たちだってへとへとにもなる。だが、それがチャンスを外してしまうことのいい訳になるようには思えない。オーデガードなあ。右足とはいえ。彼はパスは死ぬほどうまいんだから、ゴールにパスすればいいのにといつも思ってしまうよ。

それと、今回はラヤとサリバとビッグガビが3人揃って不安定という、たいへんに珍しいことも起きた。

CBのふたりはロングボールなど50/50の競り合いにことごとく敗けるし、相手FWの裏へのランにはだいぶ手こずらされた。そして、ラヤの致命的エラー(※記録はライスのエラーでカウントされているのかも)。あれでアグリゲイト4-0になり万事休す。game overだった。ラヤのあの足裏で相手を引き付けるやつ、もうしばらく観たくない。ハイリスク・ロウリターン。いつまでもグダグダと時間をかけて結果失敗するスロウインと似てる。

そして、ただでさえ泣きたくなるような試合内容だったのに、マルティネリがハムストリングを痛めて途中交代するというアクシデントのおまけまでついた。

この試合のプレビューで書いたように、残りシーズンぎりぎりのアタッカーでやりくりできるかが問われているときに、まさかのネリが故障。あれは悪ければ4-6週間のアウト(グレイドII)という説もあるようで、これはさすがにひどい。もうピンチになってしまった。仮に、これが1月でまだ冬ウィンドウが開いている最中だったら、アルテタも選手選びを妥協したんだろうか。もう、チームを強くしてくれる正しい選手とか云ってられない。が、時すでに遅し。

その後トロサールまで足首を蹴られて痛そうにしていて、やっぱりわたしたちは呪われているのかと。

ていうか、ワニエリをスタートさせてくれよ! 1 v 1なんか、ネリのRWより何倍も可能性を感じたじゃないか。

 

この試合で唯一ポジティヴなことは、これがカラバオカップだったこと。こんなふうに試合に敗けたのはかなりキツいし、ファイナル進出できなかったことも残念だが、カラバオカップはわれわれのプライオリティではない。

問題は、今シーズン彼らとあともうひとつ残されているPL試合@エミレーツ。予定では5月18日。

これで彼らはアーセナルに3連勝で、彼らにしてみればその試合で対アーセナルで4連勝がかかっている。アーセナルは、うまくいけばシーズン終盤でもタイトルをあきらめていないかもしれない。となれば、彼らと再びプレイするのは、そのような切羽詰まった時期である可能性もある。なんというプレッシャー。

正直、このニューカッスルのチームは、アーセナルには天敵のようになってきた。彼らの今シーズンの試合結果をざっと観ても、誰にでも強いというわけではないようだが、アーセナルには間違いなく強い。彼らは、アーセナルに勝つ方法を知っている。

 

それにしても、シティの試合で浮かれていたら、とんだ冷水をぶっかけられたものだ。あんな試合のすぐあとに、こんな試合を観させられるとは思ってなかったよ。

 

さて、これでアーセナルはFAカップにつづいて、リーグカップからも敗退。スッキリしたな! ドゥバイキャンプで心身ともにリセットすることになる。一週間とちょっとのプチブレイク。疲れ切った身体を休めて、しっかり充電してほしい。

来週末PLレスターでリスタートしたときに、いったいどんなチームになっているか。ネリも軽症だといいね。

 

COYG



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One Commnet on “【マッチレビュー】24/25 カラバオカップSF ニューカッスル・ユナイテッド vs アーセナル(5/Feb/2025)完全な敗北。残りシーズンにも暗雲

  1. アルテタは信頼してる人間が少なくてスタメン組が疲労困憊になる。怪我の確率も上がる。
    ペップみたいに少数精鋭だが彼はプレイ時間をコントロールしてた
    アルテタはそれが出来なくてここ2シーズンのつけを払ってる。
    サカもネリもハヴァーツももっと負担軽く出来るのに。

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